ゆる～い枕草子

[魅力的な人コレクション] カテゴリの記事

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• B'zのお二人

  私は息の長い、B'z大好き人である。２枚目のアルバム ”Off the Rock”からなので、１０年以上経つ。最初は、皮肉で知的な詩を書く、Good lookingなVocalの稲葉さんに惹かれるものが多かった。今は、松本さん（のギター）にも同様に溺れています。稲葉さんのソロでの曲や詩は、内省的で繊細なものが際立つ。錆びた鉄色のロマンティック、揺れる旅人。それは、冷徹で、時に悲しくやわらかいBlues。松本さんのソロ曲は、人を絶頂へ押し流す溶岩流。ミュージックステーションのテーマ曲になっていた"#1090"という曲、そして"Life"というのもいい。「夥しい数の人々がそれぞれの夢を持ち、 今この瞬間に自分なりのステージで スポットライトを浴びて生きている。 この曲をそんな人々皆に捧げる。 その為に僕はギターを弾き続ける。」 というようなコメントがあった。身体が震えた。彼の曲は大地の鼓動。お二人が、一緒に作ると陰と陽がぴたりと完全になる。音が白銀に輝き、熱エネルギーが"Rock"へと息づく。生と死が火花を散らすこの瞬間に、私を置く。時に、私は彼らに生かされていると感じる。闇夜に航行する船が見る灯台。Rockがいのちを揺さぶる。Let's Rock&Roll!

  2007.06.05

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• 春の知らせ

  友人が、最近出産した。ふんわりした男の子だ。おめでとう～彼女は、とても不思議な暖かさを持っている、いささか天然の女性一般的な観点では、知的とはいえない。しかし傍にいると、無垢で天使のような気が漂っていて、いつも私はほっこりした気持ちになる。ネガティブな雰囲気の会話の最中に、彼女が不意に現れると、ぱ～っとドラえもんの雲の王国みたいに（マニアック？）気持ちいい雰囲気になったこともある。すごい才能だ。人間は、放っておくとネガティブに考える傾向があるそうだ。そんなときは、「うっはは～」と3回声を出してみて。動物になりきって。動物は、どうなんだろう？そういえば昔、お気に入りの野生の王国というTV番組があったなあ。

  2007.05.23

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• 登山家・野口健さん

  野口健さんが、チョモランマ登頂に成功したとのこと。すごいなぜか惹かれる人だ。山には、すごいエネルギーを感じる。古来、山は神様としての信仰を集めてきた。富士山など、ゴミなど不法投棄せず美しい環境を保全して、全ての登山者がシアワセな気分でまた来ようと思えるようにしたいなあ

  2007.05.16

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• 織田信長

  様々な評価が渦巻く、安土桃山時代の絢爛たるスーパースター武将だ。敦盛の一節を舞い、次のように吟じたことはよく知られている。人間五十年下天のうちに比ぶれば夢幻の如くなり一たび生を受け滅せぬもののあるべきか厳しくも澄み切った死生一如の心根というものが脈動している。苦しいとき、悲しいときは、この言葉を思い起こす。凄みのある、悲しい美しい言葉だ。

  2006.08.03

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• 彼はもういない

  今朝方、祖父が逝ってしまった。恋人のようにも愛しいと感じた彼は、長患いでしたがようやく体の不自由さから解放された。完璧な瞬間に、体から離れた。苦しむのは、思い出があるからだ。すばらしい流れるような一生でしたね。産まれて、戦争、満州、フィリピン、仕事、結婚、父が産まれ、育て上げ、父の結婚、私が産まれ、慈しまれた。あなたが蛍を見に連れていってくれたことは生涯忘れません。ありがとうございました。また次の世で会いましょう。

  2006.03.24

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• ちょっと感動～

  いつもいくマ○キヨのレジの中国系のおばちゃんになんだかとっても暖かい気持ちにさせられた。精算するときに「ポイントカードありますか？」ってきかれるけど、そういうの全く興味ないから（どう使うのかよくわからず面倒くさい）「ないけど、いいですよ。」ってゆうてお金出したんだけど。「いつも、あなたポイントいらないっていうし、　代わりにシャンプーとリンスのサンプルあげるよ。」ってほわって笑って手に乗せてくれた☆今日の天使はおばちゃんあなたよ～。月に１、２回程度しか、行かないのに。いつも馬鹿の一つ覚えみたいに、（そのとおりだが）走りこんで来て、同じ品だけ（極めて吝嗇の為）買うので、顔覚えててくれたのかなあ？

  2006.01.24

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• 南海キャンディーズの

  山里亮太さんにはまっています☆通称山ちゃんよ。しずちゃんのぼけに対して大いに苦戦・健闘中の、派手なめがねと愛らしいヘアスタイル、こじゃれたファッション（！？）へのこだわり等ワタクシのハートをつかんで離さないかわゆさ☆ああ、ドキドキどうしよう！（どうしようもない）どうも私のセンスは、いつもずれているらしくルー大柴さんや伊藤淳史さんなどもかわゆい☆佐藤浩市さんは、私の中では殿堂入り済みです。

  2006.01.22

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• My Boomかなあ

  最近、水木しげるさんが気になっている。そう！きたろうや妖怪系漫画家の水木さん。昔からあんな感じの画風に、妙に引かれる部分があった。ちょっと猥雑でスケベで、謎めいた感じ。野凛花は、氏のつむぎだす優しい闇に惹かれます。現代文明が失っている余裕とも言うべき闇に。戦争中は、ラバウルへ出征されていたそうです。私は祖父に影響を受けて育ったので、古風な考え方をすることと、リベラルな考え方をすることがMixしとるんですわ。だから水木さんの時代のことにもなんか感情移入しちゃうのです。今の時代に必要な感覚が、水木さんの世界感にある気がして。

  2005.12.02

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• 安くてかわいいお洋服屋の店員

  先日、お買い物を久し振りにしたのね。渋谷にある、わりと値段も手頃でかわいい服をおいてあるブティックで。野凛花は、いい笑顔に会いました。お花のように、太陽といい匂いがふんわり薫る～みたいな。お客様で混雑してて、めっちゃ忙しそうなのに在庫を出してもらったときの笑顔が印象に残ったの☆なんか通り一遍の営業スマイルじゃないの。。心からお洋服すきで、接客すきなの～という雰囲気。彼女のその表情を見てからは、心から何か好きなことをしている時って人は輝くんだなあと実感した。

  2005.11.29

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• レオナール・フジタ　藤田嗣治さん

  偶然、本で見かけた藤田嗣治さんの「アッツ島玉砕」という絵に呑まれた。有名な「すばらしき乳白色」で、女の肌や猫を描き、日本画の技法を油彩に応用したことで知られている画家だ。祖父より上の年代で、もう故人でいらっしゃる。日本ではあまり知られていないが、フランスでは有名である。軍医の息子として生まれ、東京美術学校を卒業し、渡仏。はいからで激貧な暮らしをパリで送られたらしい。後に成功を収め、日本、アメリカ、中南米を巡る。戦火迫るパリを脱出し、帰国。戦時中は、陸軍から要請を受ける。受けざるを得なかった。国民を鼓舞するために「戦争画」を描けとのご命令だ。後に戦争協力の罪で、非難の矢面に立たされた。彼は、日本を捨て渡仏し、二度と日本へ帰らなかった。後にフランス国籍を取得。カトリックの洗礼を受け、「レオナール・フジタ」になった。「アッツ島玉砕」は、実は戦争画の一つなんだ。敵味方もわからない描き方で、凄まじい戦を描写している。軍刀を振りかざす将校の表情は、絶叫そのものだった。芸術が罪になるなんておかしいよ。これは戦を鼓舞する絵ではないと感じた。むしろ、ありのままの戦に肉迫したリアリズムに徹した絵だ。生の存在の叫びだ。彼のしたことは間違ってはいないと思う。彼は石もて追われるように渡仏して、フランスで生涯を終えた。流れるような一生。すばらしい日本人の一人がいたんだ。藤田さんを思うとき、どうしようもなく義憤を感じる。なぜか戦争画がアメリカによって持ち去られたらしい。ベル・エポックの代表的な著名人、藤田さんに心からの拍手を！

  2005.07.14

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• 砂漠のひと

  数年前休暇を取り、モロッコへ向けて飛んだことがある。野凛花は、大事な人を亡くし心が破綻していた。そして自分を癒す旅に、ある意味では巡礼の旅に出かけたの。見知らぬ国、言葉もわからない彼方の異国でなら、自分を失うことなく嵐を乗り切ることができるかもしれないと思った。でなければ私は死ぬ。雲ひとつない深い青空に、さえぎるもののない陽光がきらめいて、テラコッタ色のレンガを際立たせる。咲き誇る花々に、厳かなアザーン。熱気にゆらめく空気に、ミント茶とスパイスの匂いが立ち上る。人々の声、過剰なクラクション。植民地の名残。観点を変えれば、美しいとさえいえる場所だ。なかでもサハラ砂漠の入り口の一つ、メルズーガは私を生に連れ戻した砂漠だ。4WDと運転手を借りて、夜間にでこぼこ道を砂漠へ向かう。いつの間にか眠っていたらしく、夜明けに揺り起こされた。不自然な姿勢で眠っていたせいか、身体のあちこちが痛い。目の前には、念願の砂漠があった！すでに空気は熱をはらんで膨らんでいた。ターバンを借りて頭部を覆う。砂が入ってくるのを防ぐためだ。らくだに乗り、ポクポク歩く。（あれは現実だったのか？）らくだを引くのは、この砂漠に生まれ育った男だ。男は私に「砂漠のバラ」を売り込んだ。ぼろぼろになった古新聞に包まれていた品物。私は、それを手にとって、迷わずに購入した。砂が結晶化して、バラの形をした代物だ。口元が笑っても眼は笑わない、厳しい自然を生きる寡黙なひとに会えてとても幸運だった。砂漠は、無駄をそぎおとした死の世界でもある。そして限りなく美しいものに出会える世界でもある。私は惹かれ続けるだろう。彼らの時間は、どんな意味を持って彼らの生に反映するんだろう？私はどんな風に生きのびるだろう？いくつかのQuestionが浮かんでいた。

  2005.07.12

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• キャプテン（仮名）との遭遇

  以前バリに滞在していたときのこと。初めての土地で一人旅、予備知識なしであったため、（しかも言葉もさっぱりわからへん）あっさりと道に迷ってしまった。熱帯性気候の炎天下をひたすら目的地目指して、のろのろと歩いていた。致命的な失敗は、携帯してたミネラルウォーターを飲み干してしまったのだ。既に渇ききっていた。小心者の野凛花は、おそるおそる地元の人しかいないちょっとうらぶれた（ごめん）店に入った。そこで遭遇したのがキャプテン（仮名）である。ミネラルウォーターとジュースをおごっていただいた。見かけは中年おじさんAという感じだが、話好きで勢いでランチもご馳走していただいた。（感謝）彼はなんと船を持っていて、乗せていただいた。立派な日本製の船でした。かなり上流階級の出身らしく、ヨーロッパでの駐在経験や自分のコレクションしているものについて、嬉しそうに話してくれた。普段聞けない話に好奇心いっぱいでした。彼も日本人女性とこんなに普通に話せるなんて初めてだ。君って日本人の中でも変わってるほうでしょと言われた。もうすぐ結婚するとのことで、指輪を買わなきゃな～どんなデザインのにしようか～と、ぶつぶつ言ってました。その後どうしてるでしょうか？キャプテン（仮名）、お幸せにね♪

  2005.06.25

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• 椎名誠さん

  高校生の頃に放課後図書館で借りて読んだのが「ひるめしの問題」というエッセイ。昔から図書館のかもし出す雰囲気が大好きで、入り浸っていました。中年おじさんたちのアウトドアの旅「怪しい探検隊シリーズ」、椎名さんといえば「モンゴルシリーズ」エッセイが大好きです。あんな父が欲しいと思ったなあ。オリジナルな地球スケールの考え方で、わしわし動き回るのがすごく魅力的です。ハンサムではないけれど、味のある優しい印象の風貌です。椎名さんの撮った映画で見た、モンゴルの少年バーサンフーがすごくかわいくてかっこよかった。自由ってものを考えさせられる方です。

  2005.06.22

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• 岡本太郎さん

  岡本太郎さんの描く絵や文章、オブジェなど全てに魅了されます。率直に煮えたぎるような熱い言葉で、独りで笑い泣き叫びながら、野凛花の無難さに斬りかかってきます。「君たちは生きているんだぞ！　未熟なままに世界に突出してみろ！　挑戦しつづけて自分の魂を燃やせ！」私はどの作品もこんなメッセージだと勝手に解釈して、冷えかけた魂を暖めています。彼のアトリエには、荒削りな美と優雅な獰猛さがある。年をとっても、しわのできた老人の肉体になっても彼は、不思議と青年に見える。年齢を超えた野生動物の本能的な優しさと深い知性を感じさせる。ご存命の折に、お会いしたかった。これは心からのラブコール。

  2005.06.15

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• 風格のある中年男性

  数年前に出掛けた、トルコの地中海に面したリゾート地で偶然会った人をよく覚えています。30代中頃にさしかかったトルコ人の男性です。見知らぬ外国人の宿無しの私を自分も滞在しているシェアハウスみたいな所に連れていってくれました。そこには色んな種類の人たちがいて、くつろいだ雰囲気で話したり、お酒を飲んだりしてた。豪奢でもいかがわしい場所でもなく、海がかすかに見える天井のない二階の部屋で、彼はそこにいたイタリアの老婦人に私を紹介し、私に食事を勧めると、彼女とイタリア語でゆったりとおしゃべりしていました。私はその会話の音楽的なリズムにうっとりと聞き入っていました。彼は五ヶ国語を流暢に操り、精神的にもコスモポリタンといった感じの親切な方でした。ハンサムとはいえないけれど、風格のある人。彼は、私の魅力的な人コレクションの名誉あるNo.1です。

  2005.06.10

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• 私なりの定義

  大きい街に暮らしていると、毎日大量の人とすれ違っている。でも、記号みたいに無関心にすれ違っている。きれいな女やくたびれたおじさん、悪魔みたいな顔した高校生、スーツを戦闘服みたいに身に着けたビジネスマン。お金や欲に支配されて魂を虫食いにしたくない。目を本当にきらきらさせて微笑む人。（笑うのではなく、微笑むとこがポイント）自分の考えを穏やかに言葉で表す人。誰に対しても態度を変えないで接する人。私はそんな人たちをすごく魅力的だと感じる。

  2005.06.09

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