正直ほっとした(おもいきりぐちです)
実は、ここ2年来悩みの種だった人がいて、俳句なんかでちょっとぼやいたりもしてきました。ひょんなことからカッコウとコードネームをつけて自分の中では呼んでいたのですが、我ながらぴたりの命名だと思っておりました。今、カッコウは子カッコウと帰国中で、私は空港へ送るのと庭の水遣りを頼まれはしたものの、精神的には平和な日々を送っております。そんな今日、図らずも、全くちがう二つの筋から、彼女について相談&報告を受けました。初めて知る事実・・・。ぞくぞくと出てきた事柄は、根っこは同じ。端的に言えば(ほんとに悪い言い方だけど)「おかねにきたない」。ひとの才能、時間、お金を我が物のようにつかう。自分のそれは決して人に出さない、ということです。-----打ち明けられたことをかいつまんで挙げると、・習い事の先生なんですが、お稽古の延長線上で子供のベビーシッターや、自分が主催する日本人子供の集いのための作業をさせる。もちろん無償。・人に子供を預けたり、作業をさせたりしてあいた時間は、自分のくつろぎタイム/社交/趣味の会合。・子供の集いの会費、生まれたばかりの赤ん坊からも、欠席した人からも徴収。(ちなみに不慮の事故などでお稽古に遅れたり休んだ人にももちろんお稽古料請求)・メンバーのひとりを徴収係にしている。自分では取りづらいという理由だとか。徴収係は間にはさまれて精神的に悩む。会計報告なし。・お金を取ってる会なのに、準備の作業は上手にメンバーに割り振り。あるいは気のいいオバカさん(←わたしなど)に押し付ける。出来上がったキルト、ペープサートなどは自分のもの。・・・などなど。私は子供がいないからメンバーじゃなくて知らなかったけど、最近になってあちこちで不満が持ち上がっているのだとか。血気盛んな若いママさんたちは「規約を作ってつきつける!」といきまいているそうである。ぜひそうしたらいいと思う。個人的には、95カ条にしてドアーに釘で打ちつけてみてほしい。-----それで、今まで私はどんな被害を受けてたかっていうと、・すごろくをキルトにして作りたいから教えてと頼んでくる。いいですよ、といったら、なんでだか(話すと長いのでカット)道具があるからって私の家で、はぎれがあったらくださいと私のもってる材料で、上手にできないからと私と他の被害者一名が作ることになってた。・「この状態だったらやってられない。予算がないなら所有権を私ということにしてくれれば今後も材料を出すし、作業します。会で使うときは自由に使えばいい」と言ったら、逆切れし泣いて、他の日本人に私の悪口三昧。・「こなくそ!とっととおわらせて縁切りだ!」とやけのやんぱちで終わらせたら(私と他の被害者を含め2メートル以上の大作、10ヶ月以上かかった)、そのキルトを自分が作ったようにしてメンバーに披露。作業者である私やもうひとりへの言及はなし。しかも、そのキルトをキルトショーに出そうとしてる。どんな名前で出すかがみものではある。・私には、後で30ドル(もちろん私が出したには及ばない額)の材料費をしぶしぶ拠出。彼女が出したのはバックグラウンドの生地15ドルほどと、飾りに使った紐これは数十ドルしたかも。縁取りのバイアステープ5,6本。刺繍糸のみ。子供の集いのメンバーには、キルトのために400ドル赤字だ、と報告している(今日わかった)。・キルト作ってるついでに、教えてといわれた娘のハロウィーンのドレス。「ミシンかします」といったのに、何かあったらいやだからと私の家に通うカッコウ。実は洋裁経験なし。手取り足とり私がやったりでやっとこつくる。ハロウィーンには「自分で作ったの」とお姫様になった娘を連れ歩く。(このことは今日知った。別にイウがだいぶ作ったなんて言って歩かなくてもいいけどね)・とにかく、すぐベビーシッターを頼む。もちろん無償。・2年間連続で1ヶ月の庭の水遣り、屋内植木鉢への水遣り。今年は雨不足でほぼ毎日通うことになってしまった。もちろん無償。・これらは氷山のほんの一角。カッコウのなさったことは、このほかにも、まだたくさんある。私は思う。その一つ一つを書くならば、世界もその書かれた書物を収めきれないであろう。-----これを読むと、「イウって、バカじゃない? こんなになる前になんでわからないの?」と思うことでしょう。でもね、すごく上手で、断れない状況を作り出してくるんです。ほんと才能です。これを他の人にもやってた。-----んでもって、別のルートっていうのは、今晩出たパーティーの出席者がポロリと言ってたのを小耳に挟んだこと。・この地に越してきた当初、海外赴任してた人の家(実は今日のパーティー会場。それで話題に。)を好意で安く借りていた。家財道具は使い放題。というのに、芝刈りは「私たちがすることじゃないから」と、一切せず、家の持ち主に業者を入れるよう要求。(少なくとも2週に1回はしないといけない)・不具合があればすぐ家主(当時@海外)に苦情。どこかが壊れたときは「私たちが壊したわけじゃないから」と自分で直そうともせず、家主に修理を要求。・娘が庭で蜂に刺されたとき、家主に損害賠償を請求。(これが大問題に・・・)-----もうあんぐりびっくり!そういえば、カッコウ、持ち主さんたちに一緒に食事をしようと誘うのにいつも理由をつけて断られると言っていたけど、そりゃ、そうだー!てか、そこまでしといてお付き合い普通にできると思ってるとこが疑問ではある。-----でもすごいなと思ったのは、自分たちが安く借りて住んでる家の芝刈りはしないのに、自分が不在の家の水遣りは私にさせてたってこと。-----ハイ。私、バカです。おばかさんです。どうぞ、後ろ指差してください。-----しかし・・・。ある意味、感動した。こういう人間が身近に実在していたということに・・・げに恐ろしきはカッコウかな!げに愚かしきはこのイウかな!-----正直、ほっとしたですよ。自分だけじゃないだろうということはわかっていましたが、ここまで被害が広がっていたとは・・・。-----なんか、日本でも、帰ってる間、コネのある有名幼稚園に自分の娘を一時入園させているそうなんだけど、「ただよ!菓子折りの一つも持っていってやらないの。あはははは」と豪語していたそうである。げにおそろしきはカッコウかな!世界をまたに駆けて托卵に励むカッコウなり!-----カッコウがこっちに戻ってきたときにはいよいよ習ってるものやめることにしていた私ですが、もう、150メートルくらい後押しされた感じです。できる、きっとできる。ぴしゃっと、「ヤメル!」と!今から次の先生を探すぞ!「カッコウ、ケッコウ、もうケッコウ!わたしゃすっきり、こりゃケッコウ!」-----決戦の日は27日!「南無八幡大菩薩、願わくばあのカッコウの真中を射させ給え !」クリスチャンであってもこんな風に言ってみたくなる勢いの今のイウ!皆さん、お祈りください(って、こんなこと、頼んでもいい事なのか・・・?)この勢いのまま、きっぱり、すっぱりできますよーに。