目に留まったダイレクトメール
いろんな団体から寄付を求めるダイレクトメールが届きます。手紙の差出欄に貼るためのアドレスステッカーをプレゼントとして同封してあるものが多いのですが、なんだかなー、と困ってしまいます。カトリック系の団体から来るものにはメダイやキーホールダーが入っているのもあったりして。今日も今日とて、ダイレクトメールが来ていたのですが、封筒のキャッチコピーに目が留まりました。「私たちが自虐ユダヤ人だというなら、あなたは反ユダヤ人だというのでしょか?(If they call us self-hating Jews, will they call you an anti-Semite?)」差出人欄には代表で二人のラビ(ユダヤ教指導者)の名前が書かれていました。開けて読んでみると、「イスラエルの友へ」という書き出しでこんな風にありました。「『クリスチャンでイスラエルの友』といえば、たいてい連想されるのは、政治的に保守支持、神学的に終末論支持というファンダメンタル・クリスチャンで、疑問も持たずイスラエルを支持し、パレスチナを形作ることになるイスラエルの領土問題上の妥協に反対する人のことでしょう。ハルマゲドンがいよいよ近いと、そういったいわゆる『クリスチャン・シオニスト』は、イスラエル人とパレスチナ人の最後の血の一滴が流れるまで闘いを見届けるつもりなのです。」そこへ太字で『あなたはそうではないと、わかっています。』「同時に、ユダヤ系アメリカ人コミュニティーといえば、どんなに破壊的なものでもイスラエル政府の行いを支持する一枚岩で、交渉と妥協によってイスラエルとパレスチナの平和は達成可能だと思っているような人には反ユダヤ的でユダヤ人の国の敵だと立ち向かうゆるぎない集団、というイメージを与えているかもしれません。」そこへ、また太字で『私たちはそうではありません。』そういった書き出しに続いて、その団体が、親イスラエルであり、また、平和主義であることが説明され、賛同者を求める言葉が続いています。興味深く読みました。イスラエルでのいろいろにはアメリカが深く関っていて、かなりのお金がイスラエルに流れています。それを非常に保守的なクリスチャン・シオニストが支持しています。そういう中で、ユダヤ系アメリカ人によるこういう団体もあるのだなあと。ところで、このメール、やっぱり私がカトリックだとわかってるから送ってきたのかな?