主の晩餐・洗足ミサ
7時から小教区のミサへ。お互いにつかえあうことの大切さを知らせるために、イエスが弟子たちの足を洗ったこと、「師である私があなた方の足を洗ったのだから、あなた方も互いに足を洗い合わなければならない」といったことにちなみ、ミサ中、洗足の儀式があります。会堂の数箇所にたらいとお湯差が設置されていて、4人来られていた司祭が、それぞれ列の最初の12人の足を洗います。その後、信徒同士が順番に足を洗っていきます。私は列の3番目だったので、Fr.Markに足を洗っていただくことになりました。今年のお湯は着色されていて青い。くつを脱いだ片足にお湯を注いでもらい、タオルでぬぐっていただきました。司祭に洗っていただくなんて申し訳ないような気がして、イエスに足を洗ってもらった弟子たちの気持ちが少し分かるような気が・・・。(自分のほうが他に仕えないといけないのです!)ミサが終わると、会衆はラテン語聖歌Pange Linguaを歌いながら、地下へ降りていきます。その後、司祭たちが聖別されたパン(カトリックでは、マタイ26:26「これは私の体である」とのことばから、イエスそのものだと考えています)を地下に運び込んできます。地下には祈りの場所が設けられています。屏風式のスクリーンを奥にして、前に祭壇。祭壇の両脇に燭台。さらに手前にひざまずき台が2つ。聖体を祭壇において、全員ひざまずきます。お香がたかれ、甘く焦げたような不思議な香りが漂ってくる・・・。特に今夜、深く祈りたかった私は、ヴェールかぶってひざまずきました。(こちらでは誰もかぶっていないので少し勇気が要りましたが、日本のクリスチャンの人たちと通じ合いたいような気がして)「Stay with me, remain here with me, watch and pray, watch and pray・・・」といつまでも続く低く悲しげなリフレイン。司祭が退場した後も、皆祈りをささげます。私は10時過ぎに帰宅しましたが、今夜は深夜まで教会は開放されています。きっと今も、祈りがささげられていることでしょう。深夜までのアドレーション(礼拝)です。