Ph.D/博士号
ジェリー君の友達が今日ディフェンスをして認められたのでそのお祝いに出かけました。だいたい金曜日は学部の人と集まってお酒を飲んだりチキンを食べたりしているのですが、その店で集まることにしました。アメリカの大学院(博士号)は論文を書くか小論文を雑誌などに発表することでとることができます。いままでは研究などをして論文(基本的に200ページくらい。理系はもっと短い)を書くのがメインだったのですが、そんなに長い文章を書いても日の目を浴びることはほとんどないので、それなら小論文でもちゃんとした雑誌などに載れば大学の名前や教授の名前を売ることができるので、3部出版できればOKとなっています。最近この方針をとる大学が増えてきているようです。大学院に入るとまずコミッティーというものを作ります。学部内と学部外から教授を選んで自分の指導をしてもらう人を選びます。このときにやはり有名な教示を選べればラッキーですが、そういう人はやはり人気なので難しいときもあります。日本のようにゼミとかいうのはないと思います。自分の研究テーマを選んでこんな感じで研究したいというのを固めます。これが認められるまで意外と時間がかかる人も多くて、研究が始まる前に何年もたってしまう人もいます。これにもだいたいの論文を書いて、認められればようやくスタートです。そして研究がまとまったらディフェンスというものがあって、学部内でプレゼンテーションをして教授からの質問にちゃんと答えたりして(これがすごく厳しいときがあるらしいようです)それにパスすると博士号をもらえる一歩手前まで着ます。一歩手前というのは書類を出して卒業するというのが残っているからです。今回ディフェンスをパスした友達は中国人で、来年の秋学期あたりから働きたいらしいのでしばらくは大学に残って卒業を待つそうです。