神の地への裏街道(3月7日~11日)
まずね、デルゲ(4川省と自治区の境界の4川省側の町)までバスに乗ったのだけど、これが普段はマニカンコ(ガンゼとデルゲの真ん中にある分かれ道の町)行きで、デルゲまで行かない。今日はデルゲまで行くよっ てんで乗ったのだけど、デルゲ直前の検問で引っかかった。荷物が少ない乗客は、そのまま包車(借り上げ車)をシェアしてバスさんバイバイ!・・・あり? 皆、このままこの車に乗って、自治区側の「ジョムダ(江達)」まで行くの?てか、包車に乗せられたまま、そのままデルゲを後にしたワタクシでした。ああ、デルゲの印経院(でるげばるかん)が遠ざかっていくよ。。。ま、いいか。自治区側に入ったら、オイラは既に不法侵入者。入境許可書? 持ってませーん。外国人旅行許可書? 持ってませーん。ケーサツに見つかったら、罰金+4川省まで強制送還だ!まぁ、ルートは2つ下の日記を参照。写真1、ガンゼ→デルゲ雪が降ってた。バスのタイヤにチェーン付けたり、外したり。途中で道が封鎖されてたり、バスが検問に引っかかったり。結構時間がかかったね。写真2、非開放地区、チャムド(昌都)何が どー 非開放なのか、よー分からん。チャムドの宿は公安と直結してて、外国人が泊まると通報されるらしい。が、身分証を出さなきゃいいだけのこと。なのだけど、漢人のガラスの仮面を装着中のワタクシだったけど、やっぱコワイもんはコワイ。ので、外出も考えものだと思うけど、外出。アングラにネットカフェで時間を潰したよ。でも、ここのPC,OSがXPのクセに、日本語打ち込みの設定ができねぇでやんの。仕方がないので、ローマ字にて「エンピツ日記」を更新。実は、たまーに「エンピツ日記」も更新したりしています。てか、日本語をおおっぴらに広げるのもアレなので、小さな窓で。いやいや、今日ぐらいは赤いサイトだけで我慢しろよな、自分。ってカンジ。左は公園にいた親子。子供が喰ってるのはお菓子ではなく、鳥の足。右は丘の上のチャムドゴンパ。隠密行動のオイラは上らなかったけど。写真3、チャムド→ラサの路線バスこのバスが壊れて壊れて。結構時間がかかったけど、町で時間がたくさんよりかは自分にとっては好都合。走っている間が一番安心だ。写真4、非開放地区、八宿(パシュ)ただの宿場村。ただ、ここに辿り着くまでの道が凄かった!2000mくらいの海抜差を一気に下り行く!!とは言っても「垂直落下」じゃあないよ。あしからず。てか、道が悪くて、巻き上げる砂がひどい。バスの中も砂だらけ。写真5、非開放地区、八一(パーイー)等左が八一。軍事ものだけがある、ツマラなくも恐ろしい町。だって、ガイドブックには「検問」って書いてあったんだもーん。・・・結局そんなのはなかったケドネ。八宿から八一までの道すがらに「ポメ(波蜜)」という場所があって、『ポメ犬』が有名らしい。まさか、ポメラニアン・・・?と思って目を凝らしていたのだけど、フツーの犬しかいなかった。右が、もうラサ間近な宿場町。一皿10元というバカ高いチャーハンを召した。この「林芝地区」というトコなのだけど、なんでも『家屋改善計画』を進めているらしく、家々の屋根が赤色、緑色、青色、紫色、とカラフルなトタン屋根になっていた。色は集落ごとに統一されているのだけど、チベット家屋にトタン屋根はすげぇミスマッチ。が、暫く見ていると見慣れてくるこの脳ミソ。赤い政策、恐るべし。。。虚言も言い続けて真実にしてしまうその手口、侮ってはイケナイよ!!!しかし、ラサの漢語表記は「拉薩」となるのだけど、「菩薩を拉ぐ」だなんて、日本語的解釈をしたらヒジョーにタイヘンな音訳だよね!(拉〈ひし〉ぐ;1.おしつけてつぶす。等 2.勢いをくじく。 広辞苑より抜粋)