〈4〉ぅであー!
10月5日。午後、『秘密の里』を出発。友人僧侶の父がダンゴまで送ってくれる、と。そこに、友人僧侶とmyトゥルクの弟妹が乗り込んでくる。一緒にドライブ?と・・・途中に大きな全寮制(?)の学校があって、そこに入っていった・・・あ、こいつ等、親元離れてこんなトコで勉強してるんだ?しかし、この両家、どちらもお金があるように思えないのだけど、ドコから・・・?5日はダンゴに泊まり、翌6日、一気に成都まで下った。先ずはダンゴから朝6時発の「乗り合い乗用車」に乗って、ダルツェンドまで。ダルツェンドではまた違う「乗り合い乗用車」に乗って、成都まで。こんな速い帰り方もあるのな。ん? 逆に「行き」もあるってコトか?ダンゴを出て、車は真っ暗な世界を走り続けていた。やっぱり、友人僧侶の家人、里の人たち、すごく自分によくしてくれる。ありがたい。そーゆーコトを考えていると、目頭が熱くなってくる。したら。友人僧侶からメール。『気を付けて帰ってな 本当は帰ってもらいたくないんだけど、世は無常、ただサヨナラとだけ、送るよ 今、全然眠気がなくて、平安経を唱えて、三宝に祈願をたててるよ 康定についたら、また連絡ちょうだい、オレも8時ぐらいにラ~ルンに戻るよ』嬉しいなぁ。写真、秘密の里→成都の移動上段は、ドコだか忘れたが、移動のトイレ休憩中だな。いい天気~ 多分、左はダルツェンドの近くだと思う。下段左は、秘密の里→ダンゴの間。山が全てダルシンで覆われていた。圧巻!下段中は、康定机場(空港)、まだ使ってないけど、滑走路とかターミナルビルとかは出来ているみたい。ラガンゴンパのチョイ北側に、[←康定机場]って立て札が出来てて、そっから入る。てか、空港から康定まで、90分くらいかかるような。。。下段右は、ついに食したダルツェンドのバスターミナル近くの『拉面大王』のラーメン。もう、食べたことで満足。味は?などと無粋なことを聞いてはイケナイ。で。出発してから13時間後、19時ごろ成都に着いた。さて、今日の飛行機に乗るか、明日の飛行機にのるか・・・?いや、今日の最終が20時25分。明日は12時5分に。ギリギリで買うとチケット結構安くなったりするんで、今日帰るかな~ でも、体汚いしなぁ~ とか葛藤していたんだけど、結局両者同じお値段(+油+空港使用料=1110元)なので、迷わず明日のに。バスに乗って、初日と同じSmi'sに行き、泊まる。先ずは体をキレイにしないと! ヒゲ剃らないと!日本人と食事したりして、ちょっとした「心のリハビリ」を行いました。2年前みたく、愛でナイーヴになっちゃった心のそのままで人民世界に戻っちゃうと、ダメージがデカイ。ので、去年みたく「ワンクッション」おいて、愛に『薄膜』をつけた状態で帰るのが吉。やはりこの宿は居心地がいいらしく、結構長居の人も多い。ん?もう4ヶ月?何してんの?と問えば、5月のアバ地震の復興ボランチアをしているらしい。朝6時ぐらいにワゴンが来て、暗くなる少し前に現地から撤収。某男子なぞ、日本で地震のテレビみて、とりあえず軍手を持ってそのまま成都入りしたらしい。「何も調べてなかったんで、何も出来なかったんですけどね」今では某NGOに入って、復興に協力中とか。「被害でかくても、『何か』あるトコは結構復旧が進んでてぇ~ でも、何の役にも立たないような場所は、まだフツーに家壊れてるし、全く手付かずで 今年中に何とかしないと政府からの『補助金』が出ないらしくて、 また適当な耐震性ゼロ家屋が乱立してる・・・」自分達の行為を『轍に泥つめて埋めるみたいな作業』って行ってたけど、でも、その気持ちと行動力は大切だと思うよ。(←とか言って、滞在を延長して「明日参加してもいい?」なんて言葉は一切発さなかったワタクシですがね)で、結局7日の飛行機で、予定通り青い島まで戻ってきたんだけど、空港からのバスに乗ってる間に、既に仕事が始まった。あぁ~ 面倒クセェ!!ま、でも、今回は、もう『先』が見えているんで、心への負担は少ない。来年の6月。コレが区切りだ。来年こそは、夏のチベットに!!それまで、ぅであー!!*ぅであー*今回普通に発せるようになった、唯一のアムド語(だと思う)。サヨナラ、またね! って意味らしい。『う』と『で』と『あ』と3音節で書いたけど、これを『1音節』で発音する。【P7:R14】カム!!!!!、は簡単だけど、これでオシマイ実際は『カム』じゃあなくて、『アムド』だったのだけど・・・