ママと娘の胃ガン克服記

[抗ガン剤　TS-１+シスプラチン　1クール目] カテゴリの記事

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• 久しぶりの病院

  明日からいよいよ抗癌剤の第2クールが始まる。今日はママの外来診察の日だ。血液検査を済ませ、12時からの診察を待った。結果は…やはり数値は思わしいものではなかった。特にCRP（体内炎症や腫瘍などがあると数値があがる）がシスプラチンを打った後は2.18まで下がったのに、今日は15まで跳ね上がっていた。熱が続くのである程度炎症値は上がるとは思っていたが、まさかここまで上がるとは…白血球などその他の数値はそんなに問題がなかったので、明日からのTS-1服用は予定どおり行われることになった。この結果に朝からやはり38度台の熱が出ていたママはさらに意気消沈してしまい、家に帰るとなんと38度8分まで熱が上がってしまった。「どこかに魔法使いがいないかな…そしたら、ガンを消してもらうのに」とママは言った。ガンの新しい治療法が「ただいま研究中」だと新聞に頻繁に載っている。臨床実験中のものもたくさんあり、近い将来はガンの特効薬の市場は競争が激しくなるらしい。でも今、ガンと戦っている者は、今、薬が欲しいのだ。3年後、5年後では困るのだ。明日からのTS-1。今、頼れるのはあなたなのよ！頑張ってガンと戦ってくるのよ！

  2005/06/21

• 熱が…

  家に帰って来てから、どうもまた熱が出るようになった。数日前にも書いたが、朝熱が高く、だんだん夜にかけて下がるというパターン。病院からもらった解熱沈痛剤を飲むと熱が下がるようだが、今日は飲んでも下がらないみたいだ。入院前の体は熱くて、頭の方は熱くない状態ともちょっと違うみたいで、今日はアイスノン（氷まくら）をしている。でも風邪とかの熱ともまた違うようである。ママは「抗癌剤を飲んでいる時の方が体調がいいなんて変だ」と言っているが、本当に不思議な症状だ。あさっては外来で血液検査をし、水曜日からは第2クールが始まる。まずはTS-1の服用で、28日にはシスプラチンのために再入院だ。でも熱が出てたら、すぐに入院しなさい、と言われてしまうかな…とママは心配している。

  2005/06/19

• 気持ちの揺れ

  「いつまで寝てるんだ。早く起きて朝ご飯の用意しろ」朝、パパの大きな声で目が覚めた。アラームの音は聞こえたが疲れていたのかその後、知らず知らずに寝てしまったのだ。下に降りてみるとママが泣きながら朝食の用意をしていた。「起こすつもりじゃなかったんだけど、体がダルくて…」「自分のこともさっさとできない、自分が情けない」「やっぱり家にいると迷惑がかかる」とか言っている。今日はパパも私も疲れのせいか、朝起きれなくて、ママひとりが朝早く目が覚めてしまったのだ。かといって何も食べるものが用意してなかったわけではない。パンもあったし、昨日の夕食の残りもあったから、私もそれを食べるだろう…とちょっとタカをくくっていたところがあったのだ。パパは私が朝ご飯の用意をしていないから、ママが食べるものがなくて泣き出したと思っていたようだが、ママに訳を聞くと、それが一番の理由ではなさそうだった。ママが自分が情けなくなった理由1.自分の体を心配してくれるが故に、「あれをやってはダメ、これをやってはダメ」　と強制される。　特にパパは言い方がきつくてそれが辛い。昨日も長電話で怒られたが、電話ぐらい　自由にしたい。2.家事が思うようにできない。気にするな、といっても気になる。3.みんなが疲れ果てているのを見て、自分のせいだと思う。4.自分でも自分の体がどうなっているかわからない。いろんなことが重なって、気持ちがグチャグチャになってしまっているみたいだった。病院ではママも自分を押さえることができるし、家事もやりようがないので、さっぱり治療に専念できるが、家に帰ってくるとリラックスできる反面、わがままも出る。それに家事だってこれくらいやれるはず…とやってみたところ、体が言うことを聞かない…しかも家族からは「無理しちゃダメ」「やらなくていい」ととめられてしまう…でも家族も1日1日変わるママの気持ちに100%添うことは難しいし、無理をさせてはいけない、負担をかけてはいけない、と思ってしまうことはしようがないようにも思う。とにかく話しあって3人が少しずつ歩み寄って、いい関係を築いていくことが大事なんだよね…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※先日行った、メナード青山リゾートの様子。　　今はラベンダーにはちょっと早く、ジャーマンカモミールなどが満開でした。

  2005/06/18

• パパがまいっている？？？

  なぜかママが一時退院してから、パパの体調が良くない。咳をしたり、だるいといったり…。今日は食欲もあまりなく、とても早い時間に寝てしまった。パパは自営なので、実は健康診断を長い間受けていない。何度も検査をした方がいいと勧めているのだが、もし病気が見つかったら怖いのか、全然行こうとしない。それでもママが入院している間はなぜかパパの体調は良く、私の方がフラフラで時々肩を揉んでもらったりしていたのだが、ママが帰って来てからというもの、パパが今度はフラフラだ。本人曰く、ママが帰って来て、今まで張っていた気が一気に緩んでしまった、ということだが、ちょっと心配である。二人とも倒れられたら、私もさすがにまいってしまう。とりあえず病院にいってほしいのだけれど…

  2005/06/17

• ママの友達の訪問

  ママは病気になる前、フラダンスの教室に行っていた。フラダンス自体もとても好きだったが、その教室でできた友達としゃべったりできるのがとても楽しいようだった。でも入院でフラダンスの教室も行けなくなってしまった。今日はそのフラダンス仲間の人が3人、家にお見舞いに来て下さった。ママはお友達がいる間、とても楽しげに話していた。ママだけが病人なんてとても見えない気がした。お友達が帰ってからもよほどうれしかったのか、ママはしゃべりづめだった。もともとおしゃべり好きな人だが、今日はよほど興奮したのだろう。私に話しているのか、ひとりごとなのかわからないぐらい、ずっとしゃべっていた。そんなママを見て、うれしい反面、私もパパもママがはしゃぎすぎて疲れてしまわないか、気が気ではなかった。病院でも体調がいいと無理をして、次の日疲れて体調が悪くなるといったことがあったからだ。それにパパと私は元来話好きではないので、いくらうれしいからといって、ママのように立て続けにしゃべりまくることがちょっと理解できない（！）のだ。私がテレビを見ている間も、ずっと大きな声で話をしているママに、つい私は「ママ、話し過ぎ！迷惑！」と言ってしまった。ママは「ごめん」と言って、話すのをやめ、早く寝てしまった。あれだけママがしゃべれる元気があるということは喜ばしいことなのに、疲れるんじゃないかという懸念と、自分自身がなんだか疲れていることもあって、ママにきついことを言ってしまった…すごい自己嫌悪に陥った…ママ、ごめんなさい。病気があったって、その日一日をいっぱいいっぱい楽しめばいいのに、なぜか家族のものは少しでも無理をさせないように、と変な気を回し過ぎてしまう。自分がママの立場だったら、いっぱいいっぱい楽しみたいと思うだろうに…

  2005/06/16

• 不思議なことに

  抗癌剤を入れる以前、ママは38度台の熱が出ていた。その頃は朝は体温が37度台ぐらいで徐々に上がって行き、夜8時ごろが一番高い熱が出るというパターンだった。ところが最近ママは朝に熱が出るようになった。今日も朝38度台が出て、昼に37度台、夜に36度台…と不思議な体温になっている。以前と同じく、38度台が出ていても温かいと感じるだけで、普通風邪などで熱が出た時のフラフラ状態ではないという。シスプラチンを打った時は急に熱が出なくなったが、また少しでるようになったのは、抗癌剤が切れてくると自然の免疫力が機能しだすからなのだろうか…？？？リンパ節に癌があると他の人も熱が出るのでしょうか？もし同じ症状（熱はあるが、風邪の時と違い体にはそんなに支障がない）方がいらっしゃったら教えて下さい。

  2005/06/15

• 療養旅行から帰宅しました。

  無事療養旅行から帰ってきました。この旅行に行く前、パパが看護疲れからか体調が悪く、ちょっとかわいそうでした。ママが病院から一時帰宅して、気が抜けてしまったからかもしれません。ママも少し体がだるい時や微熱が出たこともありましたが、おおむね大丈夫でした。旅館やホテルの食事もかなり食べていました。最終日の今日は関宿のドライブインや道の駅でお土産を買ったり、鈴鹿の椿大神社でお水取りをしてきました。家に戻った後、ママが接骨院に行きたいというので、いつもの三点セット（按摩、電気、牽引）を受けてきました。この旅行が少しでもママの気分転換になってくれるとうれしいです。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※今日、参拝した椿大神社。荘厳な感じのする清々しい神社でした。

  2005/06/14

• 

  明日から気分転換旅行へ

  今日もママはちょっと体がだるいようです。接骨院に一緒に行き、その後は体がポカポカして気持ちいいと言っていたのですが、夕ご飯の後はだるくなってきたと言っていました。どうしたら、だるさが抜けるのでしょう…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊話変わって…入院中に、新聞の広告に載っていた三重県の青山高原にあるメナード青山リゾートの写真がとてもきれいだったので、ママに見せたら「行きたいな～」とのこと。それで「一時退院できたら、3人で行こうよ！」と話していました。明日から行くことになりました。ラベンダー畑やハーブ園を見て、癒されてきます。1泊目は青山のすぐ近くの榊原温泉,湯元　榊原舘に泊まって、2泊めはメナード青山リゾートに泊まります。温泉は休薬期間中の人がよく療養に行くと聞いたことがありますが、病院の先生が「温泉でもなるべく循環式ではなくかけ流しのところにしてくださいね」と言っていました。以前、ママが入院している病院でも循環式のお風呂に入って、レジオネラ菌に感染した人がいるそうです…必ずしも循環式のお風呂にレジオネラ菌がいるとは限らないのですが、かけ流しの方が安全性が高いとのことです。青山リゾートには霧生温泉がありますが、残念ながら循環温泉らしい…。榊原温泉も源泉かけ流しのお風呂はありますが、源泉の湯温が低く、メインのお風呂は循環式で加温、サブ的にかけ流し風呂があるようです。だからちょっと心配なのですが…ママはもともと長湯はしないから大丈夫と言っています。（超長湯なのは私です（^^;）しかも温泉へ行くと何度も何度も入ってしまいます）本当は草津温泉のようにかけ流しで酸性のお風呂が安全なんでしょうが、近所になくて…今の体力を考えると、パックツアーや遠くへ行くのはちょっと本人が自信がないようです。とにかく自然を見るのがメインということで…行ってきます。

  2005/06/11

• ママ、涙を流す。

  朝食を食べているところだった。ママが突然、涙を流して言った…「家に帰って来ても、何もできない…せめて腰痛がなければ、少しは家事もできるのに、これじゃあ、みんなに迷惑をかけてるだけ。入院してる方がよかったかも」私はびっくりした。迷惑だなんて全く思ってないし、家事なんて最初からしてもらうつもりもなかった。だって、これは退院ではなく、抗癌剤治療の休薬期間で一時的に家に帰って来ているのだから。ゆっくり休んで、たくさん食べて、元気をたくわえてもらえればいいのだ。でも働き者だったママが「何の役にもたっていない」と実感するのは堪え難いものがあるのだろう。だから全ての家事を私がやってしまわずに、ママが心くるしく感じないように、簡単なことはママに任せることにした。それにしてもずっと家に閉じこもっていては、英気を養うどころかどんどん体の機能が落ちてしまう。しかも化粧もせず、寝間着のままで家にいては、どんどんダルダル星人になってしまうではないか。そこで、私はママに提案した。　1.いつも私が行っている接骨院に一緒に行って、治療を受けてみよう！　2.今日のランチはどこか外へ食べに行こう！　3.百合がきれいだという千種公園に行ってみよう！最初はしぶっていたママだったが、私の説得で実行してみることになった。接骨院ではマッサージ、牽引、電気刺激をやってもらった。按摩士の人たちはママが癌患者で今、まさに闘病中ということを知って、すごく驚いていた。「とてもそんな風には見えないです」と…ランチは近所のレストランに行き、本で見た百合の名所、千種公園へ出かけた。千種公園は本当に普通の、しかもそんなに大きくない市民公園だ。（失礼かな？）でも花の名所となる公園を目指して、昭和６１年から百合が植えられたという。今では名古屋の百合といえば、『千種公園』なんだそうだ。ずっと名古屋に住んでいたのに、全然知らなかった。道路の近くのスペースにも百合が6種類ほど植えてあり、今まさに満開だった。でも看板には「ゆり園は公園南にあります」と書いてあったので、南の方へ…え～どこにあるの？？？？と思ったら、少し下がった（窪んだ）スペースにたくさんの百合が植えられていたのだ！窪んでいるところなので道路からあまり見えなかったのだ。何でも1万株の色とりどりの百合が植えられているそうである。赤、ピンク、橙、黄色、白、紫…大輪の百合の花は競うように咲き誇っている。こんなところが名古屋にもあったのだなぁ。。。。。。ぐるぐる回って、ママは疲れたのか、家につくとすぐ昼寝をし始めた。少しずつ体力を戻して、自信をつけてほしい。次の２クール目の抗癌剤治療、その後の治療にも耐えることができるようにするためにも…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※千種公園の百合です。たまたま今日の夕方のニュースでもこのゆり園の話題を放送してました。

  2005/06/10

• ダルダル星人

  朝、私が起きるともうママは応接間のソファーで横になっていた。なんでも6時前に目が覚めてしまい、１Fにおりて来たのはいいが、腰痛のため２Fの寝室に戻るのが面倒になってしまい。１Fのソファーで寝ていたのだという。結局1日ママは腰が痛い、体がだるい…と言って、ほとんど応接間から動かなかった。とにかく体がだる～いのだそうだ。働きものだったママが、昔の私のように（笑）ダルダル星人になっている。長い入院生活で体がなまっているだけならいいのだけれど…

  2005/06/09

• 無事一時退院だぁ。

  朝、「体調に変化はないですか？退院大丈夫そうですか？」とママにメールを送ったら、「大丈夫」とのことだった。よかった～9時半に病院に到着し、その足で治療費を払いに受付まで行った。ところが30分以上待てど暮らせど、名前が呼ばれない。もう退室時間の10時をこえてしまう～受付に再度聞きに行ったら、まだ15分ぐらいかかるという。実は忘れられていたのかもしれない。（その他の清算待ちの人はみんな10時以降に受付けた人だったから）とりあえず、退室しなくてはいけないと思ったので、11階の病室に戻った。病室に行くと、先日退院したNさんがなんと一時退院祝いに来てくれていた。Nさんは週に１回、外来でこの病院に来ている。ママの荷物があまりにも多くて（紙袋で7袋！）私一人ではとても持ちきれないのを見て、Nさんが下まで荷物を運んでくださった。ママは腰痛であまり持てないし…Nさん、感謝、感謝です。エレベーターのところで、最初に入院した呼吸器内科の患者さんたちにばったり会って、ママはそこで最後の挨拶をしていた。（話が長い、長い。）でも長く話ができるということは、ママが元気だというバロメーターでもあるので、良しとしなければ。ママは病気になったことで、今までとは違った人間関係を築いたようである。「いい人ばかりに出会えて…みんな良くしてくださったし」とママは言った。病院は辛いことばかりではないのかもしれない。1Fまでエレベーターで降り、受付に行って、清算を済ませた。37万円ちょっと。う～ん、やっぱりすごいかも。車に荷物を詰めて、Nさんの見送りのもと、病院を後にした。これが完全退院だったら、もっとうれしいのだけれど…3週間後にはまた戻ってこなければいけないのだから。助手席のママは周りの景色の違いに驚いていた。「久しぶりに外気に触れた～」と言っている。家までの途中のカフェで早めのランチ。これまた久しぶりにコーヒーを飲んでいた。料理はぺろっと全部完食。「今朝体重計ったら、最低の時より1.5kg戻ってた」と言う。この休薬期間はたくさん食べて、体力をつけさせなければ。久しぶりの家。「花がきれいだわ～」と喜んでいた。ママは花が好きなので、留守の間も私がガーデニング担当となり、花を植え替えたりして、絶やさないように守ってきたかいがあった。（実際、私は土いじりが嫌いで～虫が大嫌いだし、アレルギーもあるし～ママが家にいる時は私は庭仕事は極力しなかった）喜んでもらえて、頑張ったかいがあった。「家のにおいがする」と玄関に入った時ママは言った。やっぱり家が一番いいんだよね。でも一つ気になることが…初夏になってこんなに暑くなったのに、ママは長そでにカーディガンを着込み、電気カーペットまでつけるのだ。寝る時もなんと電気敷毛布をつけて…やっぱりまだ体が正常にはもどってないのかな…癌になると体が冷えるのだろうか。とにかく明日から3週間、家での生活が始まる。

  2005/06/08

• よかった…明日一時退院

  昨日の歩くのも大変な状態は改善され、今日は腰痛はあっても歩いたりすることができる状態になりました。検査の結果も「軽い腰椎椎間板ヘルニア」とのことで、ひとまず安心。明日、一時退院もOKがでました！！それにしても私が頚椎椎間板ヘルニアで、ママが腰椎椎間板ヘルニア…親子は体質も似るんだなぁ…私は荷物を紙袋に詰めて、明日すぐ持って行けるようにしておきました。ママも今日はぺろっと夕ご飯を完食！やはり家に帰れるのはうれしいんだろうな。明日は私は早起きしないと…10時までには荷物を運び出さなければいけないし。それにしても10時までなんてホテルのチェックアウトみたい。5月分の医療費は…40万円ほどとなりました。手術してなくてもこの値段。高いなぁ。

  2005/06/07

• 突然歩けなくなった！

  病室に着くと、担当のM先生がママのところにいた。なんでも昨日の夜、ママは突然腰痛で歩けなくなってしまったというのだ。トイレに行くのもやっとで、トイレの座面から立てなくなってしまい、ナースコールをしたという。それで、今日は整形外科の診察を受けて、レントゲンやMRI（磁気共鳴画像診断装置）撮影をしたそうだ。MRIは私の場合、頚椎椎間板ヘルニア持ちなので、何度か撮ったが、ママは初めてだ。一般レントゲン写真では見ることのできない、 軟骨や靱帯、半月板、腱、筋などを見ることができる。患者は痛くも痒くもない検査だ。ただ閉所恐怖症の人はダメらしいが…昨日少し右の腰が痛いといっていたが、歩けなくなるような腰痛に1日でなるなんて、思いもしなかった。腰痛は私の方がひどく、ときどき起き上がるのが困難になることがあるが、腰痛って移るのか？？？？まさかね。先生はぎっくり腰のようなものだろう、と言っていたが、最悪の場合は骨への転移もなくはない…らしい。でもガリウムシンチでもレントゲンでも腰には異常が見られなかったので、それはないだろうと言っていた。…あったら困ります…それにしても明日血液検査を受けて、問題がなければあさってには家に一時退院できるはずだったのに、なぜ急にこんなことが…退院も延期になるかもしれない。熱を計ると38度2分あった。今までもこのくらいはよく出ていたが、今日はママの感覚的に違うのだそうである。今までは高い熱なのにけろっとしていたが、今日は風邪とかで熱が出たような感じらしい。それにしてもなぜ腰痛で熱が出るのだろう。やっぱり副作用なのか？？？？トイレに行きたいというので、トイレまで付き添っていった。起き上がるのも腰が痛いらしいので、ホームヘルパーの実習で習ったように両手で抱えるようにして立ち上がらせ、支えながらトイレに連れて行った。私が夜居るわけにはいかないので、老人ホームなどでよくみた肘で支える形の四輪歩行車を貸してもらえないか看護婦さんに聞いてみた。貸してもらえるとのことだったので、ベッドの横に置いてもらった。同じ病室の人が珍しいのかやってきて、試しに使ってみていた（笑）ママも体重が預けられるし、キャスターがついているので移動するのが楽とのこと。明日の検査の結果が心配だ。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※これが貸してもらった肘支持型四輪歩行車。　　柵の中に入って、黒い馬蹄形のところを肘や胸や手で押して移動します。　　キャスターがついているので、楽に移動できます。

  2005/06/06

• 学校の友達

  この間まで通っていた社会福祉士の学校の友達と、学校を辞めてから初めて会うことになった。Mちゃんは「クラスのみんなから…」と寄せ書きの色紙とお見舞い金、そしてクラスの写真を渡してくれた。こんなことしてもらえると思ってなかったから、びっくりしてしまった。そしてうれしかった。でも私は何も頑張ってはいないのに…頑張っているのはママだから…ちょっと申し訳ない気持ちにもなった。久しぶりに繁華街に出たので、デパートで柿安のおかずセットとおいしいパン屋でママの好きそうなパンをいくつか買った。そしてバスで病院へ向かった。今日はとしはるおじさんの家族がお見舞いに来てくれたそうである。でもママはちょっと今日はまた体調が良くなくて、それまでずっと寝ていたという。私が行ったころにはかなり回復していて、買って来たおかずやパンをぺろっと食べた。それにしても抗癌剤は不思議だ。体調が上がったり下がったりする。これは休薬期間になったらなくなるのだろうか…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※病院の前の公園は今はしょうぶやかきつばたが咲き乱れています。　　今日もたくさんの人が見に来ていました。

  2005/06/05

• 

  今日は家でお留守番

  今日はパパが病院へ行くと言う。私は体調が今ひとつだったで、お留守番することにした。休もうと思っていたのだが、結局、洗濯、掃除、庭の手入れなどなど…で１日が終わってしまった。私も一人暮らしはしたことがあるが、自分のためだと結構手を抜くことができる。しかし家族がいるとそうはいかない。自分が必要じゃなくても家事を一通りしなくてはいけない。ママはずっと家事をしてくれてたんだよね…感謝。最近ナチュラルクリーニングに興味を持ち出した。というのも経皮毒といって、シャンプーやリンスや洗剤、歯磨き、その他もろもろの日常品の有害物質が皮膚を通して体内に入り、それが癌のもとになるという。それを聞いてからなるべく自然のもので洗剤とか代用できないかな…と思ってたところに目に止まったのが、重曹を利用する方法。本当はもっと昔から知っていた。でも最近、突然ひらめいて「重曹を買わなくっちゃ！」と思ったのである。そしたら本屋で『 魔法の粉ベーキングソーダ(重曹)335の使い方 』『 キッチンの材料でおそうじするナチュラルクリーニング 』という本をたまたま見つけて、今、その本に書いてある方法を試しているところである。重曹だけでも洗濯に掃除に料理に万能なのだが、他に酢やクエン酸を使って、家事のほとんどがまかなえることがわかった。昔の人は偉いなぁ。それにひきかえ、今は化学物質ばっかり。確かにこれでは体内に毒素がたまってもおかしくない。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊病院から帰ったパパの話を聞くと、今日は昨日とはうってかわって、すごく元気だったということだ。水曜日の一時退院までこのままの体調でいてほしい。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　※これを読むと絶対、重曹がほしくなります。こんなにすごいものだったとは…魔法の粉ベーキングソーダ（重曹）335の使い方

  2005/06/04

• あれれ？

  病室に着くと、パパが先に来ていて、ママの背中を按摩していた。今日は調子が悪いという。昨日の夜11時ごろから気持ち悪くなって、あまり眠れなかったらしい。副作用か、ただ体調が悪くなったのかはわからないが、油断できない。でも1時間ほどしたらかなり普通の状態に戻って来て、ごはんも8割ぐらい食べることができた。この間退院したNさんのベッドにも、新しい人が入ってきた。ママのとなりの人も今朝退院して、もう新しい人が入って来た。向かいの人も胆石がとれて、あさって退院だ。そして来週水曜日、ママも退院となる…といっても一時だけなのだが…癌細胞はどこまで小さくなってくれているのだろう。。。

  2005/06/03

• 第1クールもあと少し～今後の予約

  シスプラチンの副作用もおさまって、ママは以前の体調にもどった。おかげさまでTS-1の方は体にあっているのか副作用もなく、ママは２錠ずつ朝夕拝みながら（！）飲んでいる。M先生から今後のことについての話があった。●第1クールは6/7までで、その時検査ともしかするとCTを撮るかもしれない。●検査結果に問題がなければ6/8に一時退院してもよい。●第2クールは6/23から、その前の6/21に外来で来て、検査。問題がなければTS-1を処方してもらう。●シスプラチンは6/30投薬予定。その前日から点滴なので、そのまた前日6/28から再入院。その後は様子を見て、自宅に帰れる。再入院のためのベッドの予約をとっておかないと、場所がないそうである。新規だと今、1ヶ月半待ちだそうだ！！！なんと病気の人が多いことか。ベッドも争奪戦なのである。来週の水曜日にはママが家に帰ってくる。「早く帰りたい」と何度も言っていたママ。もうすぐだから楽しみに待っていてね。

  2005/06/02

• 一期一会

  今日はママと同室で仲のよかったNさんが退院した。Nさんは検査のために３週間入院していたのだが、とても明るい人でママが落ち込みそうな時にもいろいろ励ましてくれた人だ。今は肝炎で検査入院だったのだが、以前は２回もガンを患ってそれを克服してきた人である。肝炎だって輸血によるもので、普通だったら自暴自棄になるか、卑屈になりそうなところなのに、Nさんは全てを受け入れて、明るく生活している。あのような人が病室にいると、それだけで雰囲気が明るくなるし、また大病を克服してきた人なので、みんなの励み、希望になる。本当に凄い人だな…と思う。ママがNさんに会えて、本当によかった。一番沈みがちな時期を支えてもらった。ありがとうございます。感謝しています。病院での出会いは普通の社会の出会いとはちょっと違う。みんな苦しみ、悲しみ、痛みを抱えて、それでも励ましあう。時にはちょっぴり妬みもあり（病状が軽かったり、回復が早いとやっぱりうらやましがられる）、時には生死を真剣に見つめることもありつつ（壮絶な最期に接することもある）、人間関係を築いていく。特に同部屋の人は初めて会ったにもかかわらず、24時間を共にしなければならない。痛みに苦しみうめく人、吐き続ける人、急に発作が起きる人…比較的元気であってもいびきがうるさい人、寝言がすごい人…とにかく、自分のすべてを見られてしまうのだ。そしてやっと友達になれても、どちらかが退院したり、闘病むなしく力つきてしまったりして、別れがやってくる。そして空いたベッドにまた新しい人がやってくる…。『一期一会』出会いのチャンスは一度きり。Nさんにママが力をもらったように、今度はママが他の人の希望の星になってほしい。この癌を克服できたら、みんなを励ますことができると思う。私はママなら絶対にそうなれると信じている。

  2005/06/01

• 血液検査

  今日はシスプラチンを投与してから、初めての本格的な血液検査の日だ。もちろん簡易的な血液検査は投与してすぐにもあった。でもこれは白血球とか赤血球とか少しの項目しか検査しないものだったので、細かくでるのは今日が初めてだ。検査結果の紙を見せてもらうと…驚いた！！最高で17以上あったCRP（体内炎症や腫瘍などがあると数値があがる）がなんと2.18まで下がったのだ。もちろん正常値は0.6とか0.2以下（検査機関によって平均値に差がある）だからまだまだ高いのだが、前と比べたらすごい値だ。この値が下がったので、熱が下がったに違いない。その他GOTやGPTなど肝臓が悪い時に上がる数値も軒並みさがって、GOT…43（標準41以下）、GPT…63（標準45以下）と標準値まであと一歩になった。ヘモグロビンやヘマトグリットは逆に低かったのだが、これらは軒並み上がって標準に近付いていた。とにかく全ての値が標準に近くなってきているのである！！！これはきっと体内でも変化があるに違いない。いや、そう信じたい。体調もだんだん抗癌剤を入れる前の状態に戻って来ていて、今日などはスイカをぺろっと1/8切れぐらい食べてしまった。（大きいスイカの1/8である）なんでもママは無償にスイカが食べたかったそうである。スイカは腎臓にいいというから、シスプラチンを打った後、腎機能を下げないために体が自然に要求したのかしらん。

  2005/05/31

• かなり、復活！！

  今日のママはかなり復活していた。顔色がいいし、声も大きいし、以前の様子に戻って来た。一安心だ。気持ち悪さももうないらしい。ただ胃のあたりが押さえると痛いといっている。びっくりなのは熱が下がってしまったことである。発熱がひどくなると脅されていたのに。そういえば今日、また教授回診があったそうな。それで例の教授は、ママの熱が下がったことについて、首をかしげていたそうだ。そんなリアクションはどうでもいいから、「熱も下がってよかったですね！」の一言が欲しいものだ。もっと患者に思いやりと愛を持ってほしいなぁ。シスプラチンを入れて6日め、やっと本来の調子に戻りつつある。とはいえ、吐いたりしていないのだから、副作用も少ないほうだと喜んだ方がいいのだろう。先生もこの調子なら、あと1週間TS-1（飲む抗がん剤）の投与が終わったら、家に戻ってもいいといっていた。そして2週間の休薬期間は家で静養して、2クール目の最初も血液に異常がなければ、1週間は家でTS-1を飲んでいればいいと言われた。そしてその後、1週間入院してシスプラチンを入れる。夜ごはんの時はなぜか食欲がない。朝、昼は完食するらしいのだが、夜になると食欲が湧かないといっている。それでも食べることが体力を維持することだとわかっているので、すご～くゆっくり少しずつ食べている。明日はもっと食欲が湧いてくるといいな。私の食欲をわけてあげたい！胃炎なのに食欲だけは落ちない私…そういう私もピロリ菌を殺す薬を飲みはじめた。副作用に注意と書いてあったなぁ。。。。発熱、軟便、味覚の変化などがその副作用だそうである。ママより副作用が強かったら、洒落にならないなぁ。。。まぁ、大丈夫でしょう。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※これがピロリ菌を殺すくすり、ランサップ400。　　縦の5錠が1回分で朝晩、食後に飲みます。これを7日間続けます。

  2005/05/30

• 食欲が今ひとつ。

  病室をのぞくと、ママはベッドに横になっていた。最高血圧が70と低いのでフラフラするそうである。だからなるべく横になっているのだという。朝、昼ごはんは一応食べたらしいのだが、なんだか全身がだるくて、脱力感があるらしい。気持ち悪いというほどではないが、なんとなく食欲がわかないのだそうである。でも、持って来たさくらんぼはおいしそうに食べた。夜ご飯が運ばれてきたが、食べたくないという。でも食べないとどんどん痩せてしまうので、励ましつつ、7割ぐらいゆっくりゆっくり食べさせた。「順調にいけば、あと9日で家に帰れるよ」と言って。おはしだと少しずつしか口に運ばないので、大きめのスプーンに替えて、なんとか食べてもらった。ご飯を食べた後、背中をさすったり、背中を左右にかき分けるようにマッサージした。この「かき分けるようにマッサージ」はエネルギーの変化によって、背中の痛みや凝りが改善されると『タダ・効く・不思議の波動健康法』という本に書いてあったので、時々ママにやるのだが、とても気持ちがいいそうだ。やり方は背骨を基準に両手指先で引っ掻くように左右にかき分けるようにするという簡単なもの。上から下に何度もやっている。やる方もそんなに力がいらないので、是非試してみて下さい。

  2005/05/29

• 元気になっても油断は禁物

  朝、一番でママにメールを送るとママから、「いま　何となく　体がだるい。まだまだまえのようには　いきません。」と返事がかえって来た。今日は私の持病の腰痛がひどくなり、立ち上がるのも辛い状態になってしまったので、病院へはパパ一人が行った。私は接骨院で治療を受けたが、まだかなり痛い。こんな時にやっかいだなぁ。もともと私には数年前に交通事故の時になった頚椎椎間板ヘルニアと持病の腰痛がある。今年入って2-4月は左の頭から肩がひどく痛んで辛かったのだが、今は腰に痛みが移っている。3年前には若年性白内障になってしまい、右目を手術して人工レンズになっているが、これがまた問題で、視力がすごく落ちてしまった。異物感もあるし、これがまた頭痛を引き起こす。肩こりは小学校1年生の時からあるし、体が痛くない日はないといっていい。痛みに慣れてしまって（体内モルヒネが出ているらしい）接骨院でも電気治療はかなり強くしてもらわないと、全然効かない状態だ。もっと丈夫な体だったら、仕事して、看病して、家事もできるのに、悲しいかな、私の体は看病1ヶ月で悲鳴をあげている…情けない。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊パパが病院へ着くと、ママは久しぶりのシャワーを終えたところだった。元気そうだったという。シャワーに入る前には利治おじさん夫婦と友能おじさん夫婦がお見舞いにきてくれたということだった。シャワー後、果物をぺろっと食べて、しばらくするとママの様子が変わっていった。気持ち悪くて、体全体がだるくなってしまったのである。横にすぐなってパパが体を揉んであげたようだが、夕ご飯も食べれない状態。吐くことはなかったのだが、起き上がるのも辛いといった感じだったそうだ。大丈夫なのかとパパもとても心配になったそうだが、しばらくたつと復活して、お腹もすいてきたということだったので、下の売店でパンを買って来て食べさせたとのこと。本人曰く、兄弟たちが来てくれて、調子に乗ってしゃべりすぎたかも…ということだ。やはり今まさに体内で抗ガン剤が癌と戦っているわけだから、無理は禁物だということがよくわかった。それにしても体調が急変するなんて、やはり抗ガン剤恐るべしである。夜、メールをママに送ったら、体調はかなりよくなったとのこと。一安心である。

  2005/05/28

• 今日は今までで一番辛そうでした。

  今日の昼、私はこの間撮った、胃カメラと腹部エコーの診察結果を聞きに消化器内科へ行った。結果は胃壁が赤いところがあるが、潰瘍などはなく萎縮性胃炎だろうとのこと。ただピロリ菌が同年齢の平均値の数と比べると多いらしい。あ～やっぱり私も胃癌体質を受け継いでるわ～ピロリ菌に感染した人のすべてが胃潰瘍や癌になるわけではない。ピロリ菌に感染するとまず、すべての人が慢性胃炎となり、その中の一部が進行して萎縮性胃炎、さらにその一部が慢性胃潰瘍や胃癌になるそうである。日本の中高年の人の70～80％の人がピロリ菌に感染しているが、そのなかで慢性胃潰瘍にまで進行するのは約2～3％、胃がんになるのは0.5％程度と言われている。今はピロリ菌を除菌する薬があり、保険対象となっているので、除菌をお願いした。2～3種類の抗生物質を1～2週間、毎日服用する方法だ。私の場合は1週間飲むことになった。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊診察が終わって、ママの病室に行くと、昼ご飯中だった。ごはんがすすまない様子である。聞けば、昨日の夜はずっと胸から胃のあたりに鈍痛＆ムカムカ感があり、しかもまだ腕から水分を点滴補給していたため。2時間おきにトイレに行きたくなり、全然寝れなかったらしい。これで3-4日、熟睡していないのだから、体調も悪くなるわけだ。結局、昼ご飯は半分ぐらい残してしまった。でも今まで一度も吐いたりはしていないとのことだ。看護婦さんが吐き気止めの薬を出しましょうか、と言ってくれたが、新薬はあまり体に入れたくないということで、断ったらしい。私だったら、すぐに吐き気止め、飲んじゃうだろうな…意志が固いなぁ。午後はずっと胸から胃の不快感を訴えていた。ママのシスプラチンの副作用は　1.胸から胃にかけての鈍痛（ムカムカ感）、患部を押さえると痛い（癌を破壊中？）　2.体全体がだるい、特に背中。　3.夜、一時的に手が熱くなって、かゆくなりかけた。（でもすぐに収まった）でも看護婦さん曰く、ママの副作用は少ない方らしい。抗ガン剤治療までに免疫増強サプリや抗酸化サプリなどなどを大量に摂取した効果が出ているのかもしれない。（利用した免疫食品などは、フリーページに『利用している健康食品一覧』として列記してあります。）私と交代でパパが付き添いをしてくれた。パパはママの背中を30分以上さすったり、もんだりしたらしい。すると、それまで、苦しそうだったママがすごく元気になって、夕ご飯も食べて、フルーツも食べて、パンまで食べたとのこと。それだけ食べられれば安心だ。あとは今日、ぐっすり寝て、寝不足をリカバリーすれば、明日は元気になっているに違いない！！！今日はもううっとうしい水分点滴もとれてるし、きっと熟睡できるはず！

  2005/05/27

• 初めての副作用？

  午後、病院に行くと、ママが「ちょっとムカムカするのよね。みぞおちのあたりが…」と言う。副作用がついに出たのかな。でも朝ご飯、昼ご飯はちゃんと食べることができたというので安心した。吐くほどではないが、胃のあたりがモヤモヤするんだそうである。「でもこのくらいの副作用しかないなんて、すごいことだよ～」と私が言うと、ママはちょっと不機嫌そうに、「そんなことはわかってるけど、少しぐらい『気持ち悪いんだ…大変ね』って同情してくれてもいいじゃない」と言う。看護婦さんたちはそう言ってくれるそうだ。励ますのって難しいな。結局夕ご飯は半分ぐらいしか食べなかった。今日の夜、大丈夫かなぁ。。。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　※病院の前の公園にいる猫ちゃん。とても人なつっこい。撫でていると癒される。　　でもこの公園には『ねこにエサをやらないでください』という看板がある！かわいそ…　　大丈夫、猫ちゃんたちはそれでもたくましく生きている！

  2005/05/26

• 大丈夫、大丈夫

  朝、症状が心配だったので、ママにメールを送った。返信は「おはよう　何にも　変化ないですよ。うれピ～」（笑）あなたは酒井法子ですか？次は「マンモスうれピ～」とか本人でも使わないような死語を書いてきそうだ…ソリタT3はもう1袋2000CC追加されたらしく「今日はシャワーできないよ」ということ。消化器内科は1日おきの入浴日なので、1回パスすると2日間入れないことになる。最初に入院していた呼吸器内科は毎日入浴が可能だった。同じ病院の、同じ階なのに、消化器内科とは違うところがあるのが不思議。＜消化器内科病棟と呼吸器内科病棟の違うところ＞　●入院マニュアルが違う。　●呼吸器内科は毎日シャワー可能。消化器内科は火、木、土、日だけシャワー可能。　●呼吸器内科のトイレの手洗い場には備え付けの消毒液　　（どこのトイレでもあるような緑色の液体の）＋ハンドソープが置いてある。　　消化器内科は何もない！消化器内科の方が下痢の人や吐く人が多いから必要だと思うのに、消毒液入れさえもない…だから私は用を足した後は、廊下にある刷り込み式の消毒ジェルをこすりつけて、その後水洗いしている。『ご意見箱』にも「消毒液かハンドソープを置いて下さい。他の病棟にはあります」と投書したのだが、未だ反映されず…それにしても同じ病院の同じ階の病棟なのに、西と東でなぜ備品が違うのだろう…もらえる予算が違うのだろうか…

  2005/05/26

• シスプラチン投与！

  今日はTS-1を飲みはじめて8日め～シスプラシン(CDDP)の投与の日だ。このシスプラチンはガン細胞の成長を妨げた後に破壊するというすごい超COOLなヤツだが、その分リスクもある。もっとも一般的な副作用は腎臓のダメージで、嘔吐したり、気持ち悪くなったり、白血球や赤血球、血小板の減少などがあるらしい。腎臓機能が落ちることを特に避けたいので、大量の水分を入れて、洗い流すことにより、副作用を防ぐのだ。だからママは昨日からソリタT3というポカリスエットまがいの水分を2000mlも入れている。昨晩ママはトイレが近くて大変だったらしい。「寝不足だよ～だって2時間おきにお手洗いに行きたくなるんだもん」と眠そうな顔で言った。さて今日のメニューは　～フランス料理風～1.前菜　生理食塩水（テルパック）　1000ml2.スープ　デカトロン＜副作用止め＞　8mg／2l＋生理食塩水　100ml　30分3.メインデッシュ　シスプラチン（ランダ）＜抗ガン剤＞　80ml＋生理食塩水　400ml　2時間4.デザート　ラシックス＜利尿剤＞　20ml＋生理食塩水　500ml　1時間5.コーヒー　カイトリル＜吐き気止め＞　？＋生理食塩水　100ml　30分以上である。（すべて腕からの点滴による）そしてこの間中ソリタT3も同時に投与される。食事の時の水みたいなものだ。薬剤を体内に流しやすくするらしい。このメニューが終わった後もソリタT3は明日の昼まで2000ml入れられる。メインディッシュのシスプラチン（ランダは商品名）の前後をはさむように、腎臓の負担を減らすよう薬剤が投与されるのがわかっていただけると思う。とにかくトイレが近くなるので眠ることができない。前日寝不足なママはちょっと辛そう。特に利尿剤を入れた1時間はすごかった。10分おきぐらいにトイレに駆け込んでいた！！「気持ち悪くない？吐き気はない？」と聞いてみたが、おかげさまで何もないようだ！よかった。夕食も全部きれいにたいらげた。そして「とりあえず今日まで副作用がなかった。ありがたい…よかった、よかった」とママは思わず涙していた。副作用があるぞ、あるぞと脅されていたので、恐かったんだと思う。もちろん投与後に副作用が出ることもあるので、まだまだ油断はできないが、とりあえず、今日のシスプラチン投与は無事終わった。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊今日はパパの妹（おばさん）がお見舞いに来てくれた。おばさんは元気な超ポジティブ人間だから、「大丈夫、大丈夫」を連発してくれた。ありがとうございます。それからしげ兄ちゃんは、抗ガン剤を打っている間、何度もメールで「どうですか？」と様子を聞いてくれた。大丈夫、ママは変わりないです。ママはみんなに力をもらっている。みんなに愛をもらっている。この場をかりて言いたいです。みなさんありがとうございます。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　●今日も前の公園はバラがきれいでした。花を見ていると癒されます。

  2005/05/25

• 点滴開始！ゴロゴロと一緒。

  水曜日は今飲んでいる抗ガン剤ではない薬～シスプラチン～が投与される。この薬は腎臓に負担が大きいので、少しでも腎機能を落とさないために、前日から大量の水分が体内に入れられる。今日はママは昼から左腕に点滴だ。移動のためのゴロゴロ（正式名がわかりません）が横に鎮座している!「やっと病人らしくなったでしょ？」とママ。いいよ、病人らしくならなくても。ソリタT３という7.5%糖加Ｋ＋1/4乳酸生理食塩水（要するにポカリスエットみたいな感じの塩化ナトリウム＋塩化カリウム＋乳酸の液）を2000ml、1時間に80mlずつ入れていくのだ。先生曰く、「トイレが近くなりますよ」とのこと。夜はあまり眠れないんじゃないかなぁ。。。私なんか水飲むのが好きだから、よく夜中に1時間おきにお手洗いに行くことがある。そんな時は不眠症気味になる。半分寝ぼけながら、トイレに行くのだから。（ちょっとこの頻尿ぶりは心配なのだが、今のところ検査では異常なしとのこと。私の飲む水の量が多いからかなぁ。）今日もママは元気だ。●最近38度台の熱が下がってきて、今は37度台になった。（ママはちょっと寒いといっている！）●GOT、GPTという肝機能を計る数値もほぼ正常に戻ってきた（肝臓転移してるかもしれないといわれ、かなり数値が上がっていた）。●ママの血液検査の中で一番問題になっていたCRP（体内で何らかの原因で炎症が起きている時、血液中で増加するタンパク質）も17あったのが11まで下がってきた。でも正常値は0.6以下といわれるから、まだまだかなり高いのけれど…●便秘気味だったが、毎日きちんとお通じがある。とにかく良い傾向である！！抗ガン剤が効いているのか、入院してからずっと摂取している免疫をあげるサプリや飲料が効いているのか、病状が良くなっているように思える。神様、どうかこのまま、ガンちゃんが大人しく正常細胞に更生してくれますように！（私とママは癌細胞を不良息子と呼んでいる（笑）愛の力で不良息子を更生させるのだ～（笑）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊今日はパパの取り引き先のNさんとIさんがそれぞれ、お見舞いにきてくださった。身内でもないのに、わざわざ足を運んで、ママの様子を見にきてくださるなんて、感謝、感謝です。ありがとうございます。

  2005/05/24

• 神頼みでも何でもやります！

  話は変わるが、ママが入院してからずっと実行していることがある。それは起きたらママの部屋に行って、窓を開けて風を通すことである。実はママは病気になる前、やけに部屋のカーテンを閉め切っていた。私が陰気くさい…といっても、「西日が入るのいやだから…」といって、カーテンを閉めていた。ママは霊感が強い人だから余計に心配だった。前にも『気』についてちょっと書いたけど、やっぱり気のめぐりのいい部屋、悪い部屋ってあると思う。閉め切っているとやはりドヨーンと重い感じがする。だから私はママが入院してから、必ず１日１回窓を開け、空気を入れ替えている。窓の掃除もしたし、盛り塩もしたし、北西の壁には熱田神宮でもらってきたお札も祀った。天気の良い日はママの布団も干して、太陽の力をいっぱい取り入れている。そのせいかどうかはわからないが、ママが外泊で帰ってきた時、「この部屋がすごく明るくなった」と言っていた。あと家の四隅にも盛り塩と清めの酒をまいた。別に宗教とかに傾倒しているわけではないけど、昔から結構信心深い…というか、見えない世界に興味がある。「苦しい時の神頼み」って人は笑うかもしれないけど、やっぱり昔から伝わることには意味があるはず。ママの病室のベッドには２つのお守りがある。1つは私が熱田神宮でもらってきた健康祈願のお守りで、もう１つは私の友達のHちゃんがわざわざ送ってくれたものである。Hちゃんは家に貼るお札なども一緒に送ってくれた。感謝、感謝です。Hちゃんも体調があまりよくないのに、私のママのことまで気にかけてくれて、ありがたいです。ありがとう。

  2005/05/23

• 教授回診って…必要なのか？？？？

  いつもは金曜日にある教授回診が学会で流れたため、今日になったそうである。テレビの『白い巨塔』を見た人ならわかると思うが、教授が先生や実習生を引き連れて患者を廻るあれである。前回、TS-1を飲む前にも教授回診があって、その時もママは「あなたが熱があるので、副作用が他の人より出るかもしれない」N教授に脅かされたのだが、今回もまた腹がたつことを言われたらしい。「副作用はどうですか？」と言われて、ママは「今のところは全くありません。体調もいいです」と答えたのだが、N教授は何も言わず、フンという感じで、「水曜日に入れる抗ガン剤はもっと強いものなので、副作用が今度はあると思います」とのたまったらしい！！！さすがのママも腹がたったと言っていた。副作用がなくて、調子がいいと患者が言ったら、普通は「よかったですね」ぐらい言ってもいいんじゃないか？ましてや、今度の薬はもっと恐いぞ、副作用が出るぞ、なんて脅すとは、こんな人が医者であっていいのか？？？最悪の場合を言っておくことがいいと思っているのかもしれないが（いざという時の責任逃れ？）、医者の一言がどれだけ、患者をどん底に突き落としたり、希望に満ちたものにするか、この人は教授にもなって、全くわかっていないんだろうか？担当医のM先生や最初に見てもらった総合診療科の先生たちはそんないじわるなことは言わなかったよ！こうなったら、今度の抗ガン剤（シスプラチン）も副作用なしで乗り切って、N教授に「先生は副作用が出るって言ってましたけど、全く出ませんでした！！」って言ってやろうよとママと話し合った。ママも絶対のりきってやる～少しぐらい気持ち悪くなっても、「全然平気でした」って言ってやるんだ～と張り切っていた。その調子！その調子！＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊今日もしげ兄ちゃんがお見舞いに来てくれた。ありがとう。大丈夫、ママは大丈夫です。

  2005/05/23

• 土日の病院

  土日は検査や治療は基本的にないため、1泊外泊をする患者さんが多い。だから病室も空きのベッドが目立つ。ママの病室も４人のうち２人がいない。今まではママも土日外泊することが多かったが、今週は抗ガン剤を入れたばかりなので、許可がおりなかった。今日は父方の親戚（祖母、おじさん２人、おばさん２人）が昼にお見舞いに来てくれたそうだ。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊先日頼んだ『藤瀬の霊水』が宅配便で届いたので、さっそく『甦る水21』というMICA加工が施されたなかなか水が腐らない容器に入れて持って行った。（※MICA加工…微弱エネルギーをプラスチックに転写し、そのエネルギーが、水のクラスター(水の構造単位、原子あるいは分子と結晶の中間の存在)を分解し、水の分子活動を活発する。水は絶えず動いている状態になり、腐りにくくなる。）もともと良い温泉や効き目があるという湧き水はどれもなかなか腐らないそうである。1ヶ月ぐらいは冷暗所に置いておけば、大丈夫なんだそうだ。水道水なら数日で腐るのに、やっぱり水が生きているんだろうな。藤瀬の霊水はまろやかで、ちょっぴり甘い味がした。今日は水の他に、いろんな果物をカットしたものと、カマンベールチーズと、なすの漬け物を持って行った。病院の食事はあまりママの好みではないので、こういうちょっとした差し入れをことのほか、喜ぶ。幸い、副作用もまだ出ていない。食べれるうちに食べて、体力をつけておいてほしい。本人もそのことはよくわかっていて、もともと少食なのだが、出された病院食はできる限り残さず食べている。でも最後の方はかなりつらそうだ…お茶漬けにしてかき込んでいる。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　　●これが『甦る水21』です。MICA加工って不思議だなぁ。　　　とにかく水は分子が動いていれば腐らないんだって。だから海や川の水は　　　腐らないんだよ～　

  2005/05/22

• 看病疲れでしょうか…

  今日はなんだかダルい。朝、目覚ましが鳴っても起きることができなかった。父親は朝早くから起きて、大きな音をさせて庭を掃除したり（扉をバタン！と閉める）、健康器具を使って運動したりするので、どうしても私も起きてしまう。「寝てていいから」と言われても、あれだけ音がすれば起きちゃうよ。それに父親だけ掃除とかさせておくのは、気がひけるし。ママが入院してから、ぐっすり寝たことがないような気がする。いつも神経がぴりぴりたっている。昼、そばを茹でて父親に出したら、「固い、こんなもの食えない」と言われてしまった。自分的にはそんなに固くないと思ったのだが、あれだけ否定されるとムカっとしてしまった。自分が一人暮らしをしていたころは、自分の好きなものを好きな量だけ作って食べていた。でも父親とは嗜好も違うし、量も違う。私はあまり肉料理は作らないのだが、父親は好きなので、作らなくてはいけない。いろいろ毎日メニューを考えてはいるのだが、自分の食べたいものを食べれないので、ストレスがたまってくる。洗濯ものを干していても、父親は裏表逆にシャツとか入れてあるし、今日なんてポケットに膏薬が入っていて、洗濯機の中でグチャグチャになっていた。新聞も机の上に出しっ放し、クッションとかも散らけっぱなし…なんだかイライラしてきた。そんな状態で病院へ行ったので、ママも私の不機嫌さに気が付いたようである。パパは今日はなるべく遅くまでママについてろ、と言ったので、そのつもりでいたのに、ママは「パパがお腹すかしてるから、早く帰りなさい」と言う…どっちの言うことを聞けばいいのよ！ああ～何だか今日は疲れた。温泉でも入ってリラックスしたいなぁ。こんなぐらいでめげてちゃ、いけないんだけど。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊今日もとし兄ちゃんとかよこお姉ちゃん、しげ兄ちゃんとまゆみお姉ちゃんが大垣からお見舞いに来てくれた。本当は母方のおじさん、おばさんなのだが、ママとはちょっと年の離れた兄弟なので、小さい頃から私はお兄ちゃん、お姉ちゃんと呼んでいる。名古屋市内からでもお見舞いにくるのは大変だと思うのに（病院というのはやはり気の滅入るところだし）、こんなにちょくちょく来てもらって、ありがたいです。やっぱり兄弟はいいな。私は一人っ子だから兄弟がいない。私が病気になったら、誰が来てくれるんだろう…＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　●病院の全景です。病院の前の公園は今バラが満開！きれいです。　　時々散歩に行って、自然の力をもらってきます。　　イライラしている時や落ち込んだ時は最高のサプリです。

  2005/05/21

• プチ引っ越し

  今までママのベッドは通路側だったのだが、窓側の方が退院されたので、そちらに移ることになった。入院している病棟は大きな公園のすぐ北にあり、しかも高層ビルなのでとても眺めが良い。今の季節だと新緑や花々が目に美しく、夕焼けや夜景も格別なのである。それでもママは最後の最後まで「通路側の方がトイレ行くの便利かなぁ」とか迷っていたが、私が窓側を勧めたこともあって、今日移動となったわけである。結果は…やっぱり窓側は気分がいい！天気もわかるし、窓も開けることができる。空気が流れるということは、こんなにも気持ちの良いものなのか。今の病室（４人部屋）は明るい人が多いし、開放的な人が多いのでカーテンもあまりぴったりと閉めることがない。だから病室に入った時、明るい感じがする。他の部屋を見ると、同じ間取りなのに明るい部屋と暗い部屋がある。中にいる人の違いで、部屋の「気」まで変わることを痛感した。病気だって「病の気」と書くぐらいだから、「気」は大事だと思う。おかげさまで、抗ガン剤の副作用も見られない。（まだ3日目だからかなぁ？）ありがたいことです。

  2005/05/20

• 藤瀬の霊水

  水は人間にとって、必要不可欠なもの。でも水道水にはいっぱい化学物質が入れられている。その中には発ガン物質も…いつもママは病院の食堂にあるウォータークーラーの水をボトルに詰めて、飲んでいる。たまには自販機でミネラルウォーターを買って飲んでいるようだ。どうせ飲むなら、健康に良い水を…と思い、温泉や霊水と呼ばれるものを本やサイトで探してみた。そしてちょっぴり風水にも興味のある私は、ママにとって方角の良いところの水を宅配で頼んでみようと思ったのである。この５月はママにとって北が吉方位らしいので、愛知県から北の県の水を探してみた。今月白羽の矢がたったのは、石川県七尾市中島町の「藤瀬の霊水」である！管理局に問い合わせたところ、20リットルで送料、容器代込み2800円だそうだ。ここの水はカルシウム・マグネシウムイオン・有機ゲルマニウムが含まれているそうで、膠原病や癌の患者さんにも効果があったそうである。期待、期待。来月はまたママの吉方位のところの水を宅配してもらおう。それに来月はお水取りに適した月だということで、6月14日（この日が一番いいそうだ）車で南西方位に行って、お水を頂いてこようと思っている。※藤瀬の霊水は『医者がすすめる　続　奇跡の温泉』に載っていました。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊いいつものように午後、病院へ行った。気持ちわるさや吐き気はないようだ。よかった。ただ「上唇の一番上のとこに、発疹ができたんだよね。顔洗う時に気付いて…」と言う。見るとポツンとニキビのようは発疹ができていた。「看護婦さんに副作用ですか、って聞いたら、『ちょっと早すぎなので違うんではないでしょうか』って言われた」とのこと。ちょっと心配だぁ。

  2005/05/19

• 病院から帰ってきました。

  病院に行った。もし吐いてたらどうしよう…なんてちょっと頭をかすめながら、病室を覗くといつもと変わらないママがいた。「気分はどう？」と言ったら、「1回ぐらい飲んだくらいでは、どうってことないよ」という答え。通常は1週間から2週間で副作用が出るようである。「でも他の患者さんが言ってたけど、シスプラチンはきついんだって」8日目に点滴で入れる抗ガン剤のことだ。3時ごろ、ママのお兄さんと弟（私からいえばおじさん達）がお見舞いに来てくれた。何で胃ガン血統なのに、胃の検査を受けてなかったんだ、と言われていた。おじさん達も胃が弱いので、胃の検査は何回か受けているそうである。あ…おばあちゃんが胃ガンで亡くなったというのに、なんでママは検診を１回も受けなかったんだろう。

  2005/05/18

• いよいよ抗ガン剤投与開始！

  今朝から1日2回の抗ガン剤投与が開始される。まずは口服のTS-1という薬だ。実は昨夜、副作用などについて調べるためネットサーフィンをしていたら、夜遅くなってしまい、あまり寝ていない。吐き気や皮膚が黒くなるなどの副作用があるようで、いろんな人の体験記を読むうち、とても辛くなってきた。ママは耐えれるのだろうか…癌が体にあるとはいえ、今、体調も悪くないし、食欲もあるというのに、抗ガン剤でかえって体調を悪くしてしまっていいのか？？？でも副作用はあまり出ない人もいるというから、それを祈るしかない。朝、ママにメールを打った。「薬飲みましたか？」って。ママから「さっき、気合い入れて飲みました」と返信があった。今日は早めに病院へ行って、様子を見てこよう。TS-1ちゃん、お願いだから頑張ってママの癌を治してね。

  2005/05/18

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