30年目に。成ったアボガド。
30年目に。成ったアボガド。「やりましたね、課長。」「ああ。やっとだ。」「ながかったですね。」「ああ。やっとだもの。」「何年かかりましたか、正確には」「30年。30年だ。」「でかくなりましたよねー」「ああ、30回目の春、30回の夏・30回の秋・29回の冬だ。」「ご報告されますか。」「うん。まっておられるからな。」「本日仕事明けなら、ご一緒できますが」「おお。それはありがとう。甘木・元主任も喜ばれるよ。」「では、お花でもかってきましょう。」「すまんね。領収はもらっといてくれ。あとで精算する。」「では、17時すぎに。」「よし。線香は手元にあるから。なっ。」------なーんていうふうな会話があったのかもしれないな と、ついつい妄想しちゃったのは、2010年の地方新聞に掲載されたこの写真付きの記事。。 そうなんです ↑ 宮崎の植物園に露地植えされたアボガドの樹に、植えられて30年後にはじめてアボガドの実がなったというニュースを 目にした時です。いまとなっては当時の状況は想像するしかないわけではありますが、このプロジェクトを計画された方は きっとうれしいでしょうね~。ということで今回は、前回のアボガドの発芽の話[こちら]関連として、2010年の宮崎県の植物園からのニュースをもとにした創作妄想の回となりました。 そんな植物園や試験場の職場の気分をあらわした回は こちら。 お茶と茶試験場に関する話ですが、よろしかったら。 「夢で終らせない農業起業」「本当は危ない有機野菜」のの