横浜港でピースボートの船にて
現在横浜港大桟橋に停泊中のピースボートの船オーシャン ドリーム号に乗ってきました。物見遊山ではなく、お仕事です。今年のアラブ・チャリティーバザーに出店していたピースボートの方がアラビア書道コーナーを見て、是非ピースボートの催しでもやって欲しいというで当方に連絡があったもので協力することになったもの。船上ということもあり物販やお名前書き料を取ることができません。朝9時に3人の生徒さんと共に乗船。エレベータで9階に上がり、甲板デッキに。既に南米の大使館などがブースを出していました。クイズ、民族衣装着せ替え、福引きなどのコーナーも。書道コーナーでは、来場者のお名前もしくは名字を主催者が用意してくれたA5サイズの白いアート紙に書いて差し上げるというものでした。10時開場でしばらくは来場者も少なかったのが、一気に行列ができ始め、後は怒濤のように書きっぱなしで来場者の顔をみることができないくらいの忙しさ。余りにもバックオーダーが溜まってきたので、12時前で一旦打ち切り、1時から再開ということにして、船内のビュッフェへ移動。フィリピン人のウェイターやウェイトレスが給仕するなか、優雅に食事とお茶をして、13時から再開。(優雅なビュッフェランチ。これはボランティア参加者用。もちろんタダ)すぐにまた行列ができ、2時半まで怒濤は続きます。来場者は男性も多かったのですが、お名前書きは女性の方が多く、何度かハルミ、アキコ、レイコ、カズヨ、キョウコ、マユミ、ノリコなどのお名前を書きました。年代を感じさせられるものでした。(せっかく書いたお名前ですが、忘れて取りに来られない方多数)そのうちに主催者が用意してくれた紙がなくなり、急遽手持ちのA4用紙を半分に切って対応。最終的に数えると400名ほどのお名前を書いたことになり、生徒さん一人が平均100名を書いたことになりました。同じデッキの催し開場では、ロシア民謡、インド舞踊、ブラジルのサンバダンスなど色々な催しが行われ多くの来場者が見ていましたが、こちらはほとんど見ることはできずひたすら書き続けていました。3時に無事終了。ピースボートの方に船内を案内してもらいました。船名はオーシャンパシフィック号、35,000トンでパナマ船籍。船齢は30年ぐらい。ピースボートがこの船を借りて運営している。1,000人の乗客と500人の船員を収容。一番お値段の高い部屋はデッキもついた二人部屋でバスタブ付き一人350万円ほど。こぢんまりしたビジネスホテルぐらいの広さ。ウォークインクローゼット付。一方、一番安い部屋は窓なしの4人部屋シャワーのみで一人130万円ほど。(一番高い部屋)料金には3食の食事代やイベント参加、ショー観賞代も含む。但しアルコール類は食事以外のコーヒー代、お土産代などは別料金。館内での支払は事前に登録されたクレジットカードを使用。食事の内容は部屋のランクに関係ないとのこと。船は105日ほどで世界一周し、年間3クルーズをこなす。これ以外に横浜ー韓国ー台湾のようなショートクルーズも行われている。船は多少古くなった箇所も見受けられますが、気になるほどではありません。世界一周の場合は3ヶ月ほど拘束されるので、参加者はやはり退職者の夫婦が多いとのことですが、夏休みをはさんだ場合、短期クルーズなどには学生や若いカップルも結構いるとのこと。船内設備にはミニ海水プール、ジャグジー、サウナ、ダンスホール、セミナールーム、バー、キッズルーム、自販機・写真プリント・パソコンコーナー(但し、インターネットは有料)と問題なし。但し、カジノルームはなく、麻雀ルームがあるところが日本的。食事メニューを見せてもらうと、結構四季に富んだ和食や洋食が食べられるようになっています。レストランやバーは数カ所あります。料金130万円は一瞬高い気もしますが、乗船期間105日で割ると一日12,400円ほどで、3食、ベッド、エンタメ付きですので悪くありません。あとはいかにこの時間を有効に過ごすかだと思います。宝くじが当たったら乗ってみたい気もしますが、飽き性なので3ヶ月も同じ船内で我慢できるかどうか若干不安。毎日のイベントが盛り沢山なので持ってきた本を一冊も読まなかった方もいますよとの説明も受けましたが、個人的には途中の10日ほどの行程だけ乗船するぐらいの方があっているかも。ついでにアラビア書道講座を10日間ほど開くのもなかなか優雅で良いかなと、ちらっと思いました。