第8回IRCICA国際競書大会結果がでました。
イスタンブールIRCICAで開催された第8回国際競書大会の結果が発表されました。詳細はIRCICAのホームページ( http://www.ircica.org/content_images/Basinbulteni-Eng.pdf)を参照願いますが、簡単に報告します。○ 応募作品総数は969点、参加者683人、参加国31ヶ国となっています。○ うち68作品には賞品と賞金が授与されています。日本からは10名ほどが参加されましたが、残念ながら今回入賞者はいませんでした。○ ジャリー・タリーク(ペルシャ書体を大きい字で書いたもの)については第一位と第二位は該当者がなく、第三位が最上位者になっており、その余った賞金はジャリー・スルス、スルス、ナスヒー、ディーワーニの奨励賞者に1,000ドルずつ分けたとあります。○ 賞金は下記の68作品に総額合計125,000ドル(約1,150万円)が分配されました。 28作品 優秀賞(書体により異なるが、賞金7,500ドル~1,000ドル) 32作品 準優秀賞(賞金1,000ドルずつ) 8作品 奨励賞(賞金1,000ドルずつ)優秀賞の授与者の作品はIRCICA本部(イスタンブール)で数日展示された後、6月2日にアブダビ文化遺産局で受賞セレモニーが開催されることになっています。受賞者の国名を見ると、シリアが一番多く、つぎにエジプトとなっており、両国のみが10名以上の受賞者を出しています。それに次いで、トルコ、イランが同数で続きます。エジプトの躍進が目立ます。イランが多いのはターリーク(イラン書体)を独占したからです。ただ、イランはジャリー・タリークを含むその他の書体には受賞者がいません。いろいろ分析した結果はまた後ほどご連絡します。受賞者の分析などは後日報告します。