リートと資金調達。その1
今回は資金調達の多様性の話題です。固定資産に投資しますと資金が固定されます。そこでその資金を調達する方法がいくつかあります。今回はJ-REIT(ジェイ・リート)を取り上げます。J-REIT(ジェイ・リート)とは、日本語で日本版不動産投資信託と言います。 2001年9月に登場した比較的新しい投資商品ですが、未だ低金利の現在でも3%~6%と相対的に高い分配利回り(株式における配当利回りに相当)を期待できる商品として個人投資家からお金を調達しています。そもそもREIT(Real Estate Investment Trust)とはアメリカで1960年に誕生し、1990年頃に急速に拡大しました。日本においては「投資信託及び投資法人に関する法律」が2000年11月に改正されたことにより、投資商品としての組成が可能になりました。仕組みがアメリカのREITと異なる点もあるため、J-REIT(日本版不動産投資信託)と言われています。現在J-REITが日本全国に投資する不動産は、1,200棟を超え、金額にして5兆円を超えます。投資対象となる不動産は、オフィスビル、住宅、商業施設、物流施設、ホテル、シニア住宅等の収益不動産です。投資法人は39銘柄があり、東証市場に38銘柄(うち2銘柄が大証、福証へ各々重複)、JASDAQ市場に1銘柄が上場しています(2006年9月26日現在。情報源:不動産情報ポータルサイト)。 この仕組みが不動産会社の貸借対照表の直接影響されない資金調達と固定資産のため、不動産会社の積極性を引き出しました。 社長さんへの幸せなキャッシュフロー応援団:公認会計士:天野隆。726。.................................すっきり分かりたい方向け...........................天野隆が10年以上かけて開発した"決算書がすっきりわかる"魔法の翻訳ソフト(無料)の『決算すっきりシート』はこちらからです.................................情報が欲しい方向け....................................決算書を簡単に読みこなせる!「これですっきり決算書メールマガジン」................................................................................................