ペットアロマセラピー2(犬編)と英国での犬の躾
日本では犬がよくCMなどにも登場し、特にチワワは爆発的な人気でしたね。英国では世界では初めてのの犬の専門機関「ケネス・クラブ」が創設されており、犬への関心は日本以上と言えるかもしれません。ケネス・クラブは日本でも登録できます。日本が58万頭にたいし、英国は5百万頭。英国では12人に一人は犬を飼っている計算になりますから、英国では犬の存在が既に家族としての一員としての位置である気がします。今回はその犬の先進国である英国での最近の犬の事情も含め、ドッグアロマセラピー(犬へのアロマセラピー)に関して書いてみたいと思います。以前書いた「ペットアロマセラピー」もご参照ください。まずは英国の犬事情からご紹介します。英国では、ペットショップに犬を置いていません。ハロッズにある有名はペットショップでも同様です。ではどこで手に入れると思いますか?ちょっとクイズです。1、山に野犬狩りをして、その犬を飼う、通称ドッグハンティングを行う2、ブリーダーから直接購入する3、アニマル・シェルター(保護施設)から購入する答えはにばんとさんばんです。いちだったらなんて恐ろしい国(笑)。犬雑誌の後ろにブリーダー一覧があり、そこで自分の欲しい血統の犬があれば連絡をとり、交渉するという形です。アニマル・シェルターで有名なのはバタシー・ドッグス・ホームがあります。以前チェルシー(ロンドン南西部)に住んでいたのですが、歩いて10分ほど行くところにバタシー・ドッグス・ホームという100年以上も歴史ある動物保護施設がありました。野良犬や迷子犬、事情により飼い主と一緒に住めなくなった犬を収容している施設です。日本のように"駆除"するのではなく、行き場のなくなった犬に飼い主が見つかるまで保護する一時的な預かりをしてくれます。常時300~400頭の犬がここで暮らしています。ここでは、捨てられたり、虐められたりされた経験からトラウマを抱え、むやみに吠えたり怯えたりする癖のある犬でも、Behaviorist(ビヘイビアリスト)やDog Trainer(ドッグトレーナー)が、これらの問題を解決して、元の状態に戻してあげています。そうして新しい飼い主に渡すシステムが取られています。犬の滞在平均日数が24日、一日平均10頭もの犬が引き取られているのだけでも、その規模の大きさと人気さが伺えます。ここに私も犬を飼いに行きました。飼い主になるにはいろいろなことを調べられます。書類には家のスペース、上階に住んでいないか、大家の許可を得ているか、経済的に余裕があるかなどの項目が挙げられていました。リホーマーと呼ばれる人たちが、ライフスタイルや家族構成に合致する犬リストも作ってくれます。イギリスに住んでいる人は一度尋ねていかれるのも良いかと思います。ここの来場者は年間10万人を越え、一般にも公開されています。"Battersea Dogs Home www.dogshome.org "入場料1ポンド、時間10時半~16時まで。さて、ここで一息!クイズです。日本の人気犬ベスト1はダックスフンドでした。チワワは二位でした。さてイギリスでベスト一位は何でしょう?(2003年度)1、ジャーマン・シェパードドッグ2、ボクサー3、ラブラドール・レトリバー4、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア 答えは一番最後に書いてあります。英国での犬のしつけは、英国での子育てとかなり共通性があって面白いです。犬の世界は完全な縦社会であることをまず分かっていないといけません、甘やかしたり、可愛がると自分がリーダーだと勘違いしてしまうようです。しかし犬にとっては、甘やかされるよりも飼い主にちゃんとリードされ、服従することのほうが心地良いとされています。日本はこの認識がないために、いつまでも吠え続ける犬がいるのかもしれません。英国では吠えている犬はほとんど見かけません。英国で犬を飼ったらトレーナーのクラスに通わせるのが一般的です。予防接種を済ませたら、生後12週以降から20週までに参加させると良いみたいです。トレーナーに関する情報は APDT(Association fo Pet Dog Trainers) www.apdt.co.uk を御覧ください。ポイントは犬が興奮して落ち着かない場合の一番良いのは無視だそうです。飼い主に無視されたほうが、”心配してくれない"”騒いでも効果はない”ことを悟り静かになる。”うるさい、静かに”といえば応援していると思うそうです。「無視・視線を合わせない・語り掛けない」が制御のポイントだそうです。あと犬を落ち着けさせるために、散歩は一時間以上が理想だそうです。犬が自分の行きたい方向に勝手に行きそうになったら、わざと無言で逆方向に歩く。そうすると、犬は自分の行きたい方向に歩こうとするのも無意味だということ学ぶのだそうです。2001年に日本が輸出入先と英国から認められたため、帰国の際に一緒に連れて帰ったり、日本で買っている犬を連れて渡英させることも容易になりました。でも手続きにはかなり時間が必要ですから、これから英国に来られる方はちょっとご参考に。詳細はDepartment of Enviroment,Food and Rural Affair www.defra.gov.uk/animalh/quarantine/に載っています。1、動物病院でマイクロチップを埋め込む2、動物病院で狂犬病の予防接種を受けさせる3、予防摂取からおよそ10日後に、予防接種が効果を機能しているか血液検査。マイナスの時再度トライ。4、マイクロチップの埋め込みが澄、血液検査をパスして、犬のパスポートを発行。これまでおよそ6ヶ月。5、出発の24時間から48時間前に、動物病院でダニとサナダムシの駆除を受けるペット輸送に関する日本の業者も一つ紹介しておきます。i-Logistics www.ilogi.co.ukようやく本題です。ペットへのアロマセラピストとして著名なK.L. Bell(*)さんは犬へのアロマセラピーをするに当たって、トップ10をあげています。1- ラベンダー (Lavandula angustafolia) 2- ニアウリ (Melaleuca viridiflora) 3- ローマンカモマイル(Anthemis nobilis) 4- ゼラニウム (Pelargonium graveolens) 5- ペパーミント (Mentha piperita) 6- スイートオレンジ (Citrus sinensis) 7- クラリセージ (Salvia sclarea) 8- キャロットシード(Daucus carota) 9- タイム (Thyme vulgaris ch. linalol) 10-シダーウッドアトラス (Cedrus atlantica) 全体的に落ち着きや、鎮静、かゆみの緩和、抗バクテリア、皮膚の回復を助けるのに良いとしています。容量やブレンドに関しては以前コラムに書きました「ペットアロマセラピー」をご参考になってください。犬の嗅覚は人間の20倍で、とてもセンシティブですすので、容量をきちんと確かめてお使いください。Potential Aroma Onlineshopでお買い求めできます。→「Potential Aroma Onlineshop」さて、クイズの答えです。日本の人気犬ベスト1はダックスフンドでした。チワワは二位でした。さてイギリスでベスト一位は何でしょう?1、ジャーマン・シェパードドッグ2、ボクサー3、ラブラドール・レトリバー4、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア答えは3のラブラドール・レトリバーでした。当たってました?(笑)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・*お知らせPotential AromaのHPサイトがようやく元に戻りました。こちら→「Potential Aroma」アロマオンラインショップも新たにリニューアルしました。前回よりも数倍見やすく、お求め安く致しました。ポイント制度も導入し、初回時に500ポイント合計3000ポイント獲得時には、商品の割引をさせて頂きます。是非ご利用ください。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・参考資料Department of Enviroment,Food and Rural Affair www.defra.gov.uk/animalh/quarantine/The Kennel Club http://www.the-kennel-club.org.uk/,Battersea Dogs Home,TheBritish Monarchy(*)K.L. Bell is an aromatherapist certified by the Pacific Institute of Aromatherapy, and a member of the National Association of Holistic Aromatherapy. She is currently completing her Masters certification through the Pacific Institute of Aromatherapy