こぼれた種から
昨年、夕顔を植えていた鉢、東の窓に置きっぱなしにしていた。根っこがかなり張っていて、これは全部すてて、土を入れ替えるか…などと思いつつ、結局果たせず、放置したまま。それが今年の夏、風の強い日に、あおられたカーテンにより、近くのおちょこに貯めてあった、朝顔の種がばらまかれてしまった。可能な限り拾ったのだが、どうやら、その鉢の中に、大量に入ってしまっていたらしい。(どういう経緯なのか詳細はわからないのだけれど)九月の半ば頃、鉢から、大量に芽が出ているのを発見!ギョッとするのと同時に、これからでは、花が咲くまでいくかどうか…と、季節の変化が早い今年でもあり、可哀想ながら、見守ることにした。東側だから、日当たりはやたら、よい。少し水を過ごすと、へにゃーとなってしまっていたりしたが、とうとう、花芽を付けた。ここ数日、朝晩はだいぶ寒い。さあ、どうなるのだろう…と、今朝のこと。ついに、花が!鉢の大きさから蔓も充分伸びられずに、ここまでで止まってしまったのが、幸いしたのかもしれない。最短記録だと思う。ちいさな、ちいさな、季節はずれの花だけど、それだけに、かえって、いとおしい。けなげ、やのう。どこまで続くかわかりませんが、こちらも今しばし、見守りませう。