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[遊女asomeの「嗜み」] カテゴリの記事

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• 夢の浮橋　人形たちとの源氏物語

  以前の会社の同僚が会社をやめてはじめた伝統芸能。江戸糸あやつり人形芝居の講演のチケットをその彼女がとってくれたので、普段はめったに行くことのない人形芝居を先日見に行きました。小さいとき、ひとみ座という人形劇の劇団が近くにあったとき、こっそりのぞきに行くのが楽しみでしたが、この結城座の操り人形は江戸時代から続く伝統芸能だそうです。文楽などは、直接人が手で動きを出していますが、操り人形の動きは人体から人形は離れており、糸によって操られているにも関わらず、なかなか繊細な動きをします。今回の舞台は、衣裳があのスーパーモデルの山口小夜子。人形使いの衣裳、そして人形の衣裳は独特の雰囲気がかもし出されている幻想的な衣裳でした。また、原作は紫式部の源氏物語ですが、浮船、夕顔、空蝉、藤壺など、それぞれの女主人公達を中心に、新たな視点から個性を作り出していました。女性達の苦悩を中心に繰り広げられる物語は、最後は浮船が語り手となり、心の中に流れる川の音を聞く女として全ての女達の心に流れる川（感情）に船を浮かべて流れていくラスト。情緒的な余韻の残る展開でした。義太夫の竹本素京さん女優の毬谷友子さんなど、素晴らしい個性と芸のコラボレーション。バラエティに富んで大変魅力的な舞台でした。源氏物語ですから、語りの言葉が非常に美しく、日本語って本当に美しい言葉と感じました。その繊細な言葉を聞いているだけで、心が豊になってくるのです。美しく丁寧な日本語を取り戻すだけで、かなり日本の文化の質を高めることが出来るのではないかと本当に想いました。伝統芸能ということで、来ている方たちは年齢が高い女性達が多い感じがしましたが、思いのほか年配の男性たちも多いのがおもしろかったです。退職してご夫婦で楽しく舞台を観に来ているのでしょうか。なかなか素敵ですね。この結城座は人気があるようで、すぐ前売りで売切れてしまうそうなんですね。ファンも多いようです。今回はじめての体験でしたが、人形という人の形をした物、その物である人形を操る人形師がおり、歌やセリフを語らせる人たちがおり、ストーリーによってその魂が吹き込まれて、異空間が創られていくそのプロセスは、非常に楽しい経験でした。皆様もぜひ機会があったらご覧になってください！ファンが多いのも頷けます。スタッフ作･演出・美術　　　佐藤信人形美術・意匠　　山口小夜子キャスト竹本素京(義太夫)毬谷友子

  2005.07.25

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• レバノン料理

  今日はレバノン料理を食べに行きました。新宿にあるレバノン料理のお店は、レバノン人のご主人様と、日本人の奥様ご夫婦が経営されているレストランです。プラズマビジョンにはレバノンの風景が写り、その映像を見ながら美味しいレバノン料理に舌鼓を打ちます。アラブの中で最も洗練された料理として有名なレバノン料理は世界中にレストランがあるそうです。（日本では本格レバノン料理は一件だけだそうです）フランス領であったことも影響しているのかもしれませんね。確かに中東のお料理のなかでは群を抜いて繊細な感覚です。イランではナンが多かったですが、レバノンはアラビアパン。これがなかなか美味しいのです。興味深いのは、このオーナーの奥様のお話。３２年前にお金をため、一人オーストリアに渡ったそうです。ヨーロッパは余り肌に合わず、数年後カナダに渡りました。そこで現在のレバノン人のご主人と出会い、結婚。その後レバノンへ渡って８年間過ごされたそうです。しかしその８年間は、過激派の赤軍派がレバノンで活動していたときと同時代。まさにレバノンでは毎日が戦争状態だったようです。戦争を肌で体験した８年間、人はあまりにも簡単に死ぬんだという感覚が今でも拭えないという過酷な体験をされたそうです。着の身着のままで日本に帰ってこられたという彼女の話は非常に心に迫るものがあります。赤軍派はレバノンでは熱狂的に受け入れられ、同じ日本人である彼女は『日本人は偉い。遠い国から来て私達と一緒に戦っている』とレバノン人からよく誉められたそうです。それぞれの国の印象や受け取り方はその国の立ち位置や文化によって様々なのです。その当時、他の国では、日本はアジアのエコノックアニマルというレッテルをはられていた時期でもあったわけです。彼女は、若いうちに一度は、先進国ではない国を尋ねてみるといいといわれました。そうすれば、日本で当たり前に暮らしていることのありがたさがわかる、とも。日本にいると本当に何も考えないですんでしまうので、一回はそのような経験して欲しいと訴えていらっしゃいました。人生観が全くかわるからと。深くもあり、そして豪快でもある彼女のお話がお料理に巾の広さや深みを与えます。手軽にお昼にもお茶にもいけるレバノン料理．新宿アイランドタワー地下の円形広場の一角にあります。是非一度尋ねてみてくださいね！

  2005.07.20

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• 花火の歴史

  さて全国的に花火大会の時期ですね。今日は私の家の近くでも花火大会があるようで、どどーんと音が響いてきます。他の方の日記をよんでいたら、7月14日のパリのエッフェル塔の花火のことについて書いていらっしゃいました。エレガントなエッフェル塔の花火はきっと美しいことでしょう。花火というのは日本のお家芸のような気がしていましたが、実は元は中国にはじまったそうです。中世にヨーロッパに伝わり、14世紀後半、イタリアのフィレンツェで行われた聖ヨハネ祭で、キリスト教の祝祭として打ち上げられたことが記録にあるようです。この花火はどこの国でも貴族や権力者のステータスだったようです。日本では江戸時代に伝わりました。伊達正宗とも徳川家康が最初とも言われていますが、徐々に大名など身分の高い人たちの遊びとして広まり、隅田川での花火が年中行事のようになったのだそうです。その当時は屋形船からお客の注文で花火を上げていたようですね。贅沢な舟遊びですね！八代将軍吉宗が、飢饉とコレラの大流行による死者の慰霊と悪霊退散を祈念し、両国で花火を打ち上げたそうです。昔はそのような魂を慰めるもの、そして悪霊退散の為に打ち上げられたものでもあったのですね。私は、花火を見るたびに人々の魂の光が夜空いっぱいに広がって、落ちて来る感覚がしていましたが、やはりそのような由来のあるものだったのですね。遊女asomeは長岡の花火が好きですが、やはり歴史を辿ってみるとなんとこの花火は遊廓関係者が花火３５０発を打ち上げたことから、最初の花火大会が始まったと伝えられているのです。当時打ち上げ花火の寄付者の約９割が芸、娼妓で占められていたそうです。やはり近親感が沸くわけですね。（笑）江戸の花火も多分、寄与者は大名であったり、花柳界であったりしたのでしょうね。さて、華やかな花火大会を今年も楽しみたいものです。

  2005.07.17

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• 未来心理　Mobile　Society　Review

  今日は、仕事柄非常に面白く読んでいる雑誌をご紹介します。「未来心理」Mobile　Society　Reviewという雑誌はNTTドコモが主催するモバイル社会研究所が発行している季刊ジャーナルなのですが、非常にハイセンスです。メディアや人間学を専門とする社会学者や、大学教授、科学者など最も洗練された論文を載せているという感じです。もちろん内外のですから、海外の有名な先生の論文もありますし、皆さんよくご存知の方々も連載をしています。来たるべきモバイル社会を見据えて、様々な視点で語られる非常に知的な雑誌ですが、いかんせんNTTドコモさんがバックということで、微妙なカラーがあるような気がします。また、全くといっていいほど、現場でコンテンツを作っている人間やモバイルインターネットを利用している側からの発言がないので、どうしても、真っ只中で仕事している私には、現実から乖離しているように思えてならないのですね。ケータイのヘビーユーザーからみた分析などがあるといいのにと思いますが、やはりケータイ文化の担い手が10代であるというところから、全体的な分析という事が難しいのでしょう。しかし、私にとっては非常に面白い、刺激的な雑誌であることは間違いありません。本日は会社に中国のお客様がありました。やはり中国のモバイル関連の方たちです。日本の状況を勉強しに来ている方たちで非常に熱心に話を聞いていらっしゃいました。いまや数で言えば日本を上回るケータイユーザがいる中国市場。1時間半にわたる情報交換のあとに、中国のお土産としていただいたものが、中国の書家が描いた記念切手を纏めた切手帳と切手でした。なんだかそのギャップがとってもおかしくって、ほのぼのとしてしまいました。とても楽しい会合ではありましたが、世界のケータイの未来はどのようなものになるのでしょうね。

  2005.07.14

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• 部長の発見

  「遊女asomeさん！昨晩、出たよ。見たよ！」部長が会社に来るなり、興奮気味に話しかけてきました。「え～！出たって、まさか、お化けですか～？」部長：違うよ。昨晩いつも通り、マンションのそばの公園に散歩で歩いてたんだよ。人気のない暗い一角をぶらついてたら、人がいるみたいなんだけど。どうも様子が変なんだ。遊女asome：変というのは？部長：うん。その人ね。立っているのも不自然な高さだけど、立っているんだよ。暗くてよく解らないんだけど、なんでそんなふうに見えるんだろう？と思って、近づいて見ると、なんと、おじさんが首吊ってたんだよ。もう、びっくりしたよ。遊女asome：え～！じゃあ、部長が第一発見者ですか？部長：うん。そう。辺りに誰もいないし、散歩だから、携帯持ってないから、マンション帰って、あわてて、その場に戻って、携帯で警察に電話したんだよ。遊女asome：えー！また、その場に戻ったんですか？部長：だって、おまわりさんが場所が解らなかったら困ると思って。それで、僕が体を下ろしましょうか？って、訊いたら、『いや、救急車が来るまでそのままで』なんていうんだよ。だから、警察が来るの待っているしかないじゃない。遊女asome：えー！じゃあ、警察が来るまで、部長は一人でその場で待ってたんですか？部長：うん。日本の警察って本当来るの遅いよね。電話して、15分以上かかったよ。強盗だったら、とっくに逃げてるね。パトカー2台で、5人くらいの警官来たけど、誰も、体を下ろそうとしないんだよね。『おまわりさんたちが、体触りたくないって言うんだったら、僕がかわりに下ろしますよ』って、言ったくらいよ。『いや、救急車が来るまでそのままで』の一点張り。『でも、早くなんとかしてあげないと』と言うと、『もう、しんでる』だってさ。そりゃ、瞳孔開いてたから、そう言うのも無理ないけど、ふつう首吊った人って、舌がベローンって伸びるんだけど、この人、まだ、舌が出てなかったから、そんなに時間経ってないと思ったし、なにより、ぶら下げたままにしとくのが、可哀そうじゃないの。遊女asome：そうですよね。いくらなんでも、警官が5人もいて、ぶら下げたまま放置しておくっていうのは、ひどいですよね。部長：そうこうしている間に、救急車がやっと来てね。警察も遅いけど、救急車はもっと遅いよね。なぜか、2台も来たよ。結局、ダメだったらしいけど。もう一回、マンションに帰って、線香持ってきて、その場所に手向けたんだ。日本の警察って、ひどいねえ。あの人達、なんにもしないんだねえ。ヒドイのだと、遠くから懐中電灯で、照らしただけで、近寄ろうともしないんだよ。あの人たちに税金が使われるのは、もったいないねえ。それにしても、あのおじさん、可哀そう。本当、可哀そうよ」いろいろと複雑な心境にさせられた部長のお話でした。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

  2005.07.03

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• 「精霊の王」　中沢新一著　　　講談社

  ＜魂の原日本人＞を求めて縄文へと遡る思考の旅この本もタイトルに惹かれて思わず買ってしまいました。しかし、私にとっては大変貴重な本でした。やはり、カイエソバージュの流れをくんでいるお話なのですが、東日本には古くからある石の神といわれる「ジャクジ」についての考察から、能、狂言、歌舞伎などの芸能者と権力者との関係性、宿神的思考、そして「明宿集」の翁の考察。後半には国家と非国家の大きな差異をもう一度整理し、世界の王としての一なるもの(存在)を明らかにしていくのです。非常によくまとまっていて、しかも非常におもしろくて、最後までワクワクドキドキしました。なかでも面白かったのが、「明宿集」の翁についてです。存在ともいえる翁は、時には人に現れるのですが、あるときは聖徳太子として、あるときは存原の業平や柿本人麻呂などの和歌の達人として現れました。業平は、「愚かな感情に振り回されている女性たちを導き、愛の奥深い道を教えた」というのです。業平は光源氏のモデルとも言われていますね。なるほどと、思わず頷いてしまいました。業平によって和歌と性愛が一つに結び合わされ、その根源の力は翁として現される、ある存在なのです。彼らに共通することが、物事を全く別のものとする転換力。創造の力に他ならないのです。現在の歌舞伎や狂言といわれる芸能は、日本では神事であったわけです。権力者はそこをよく知っていて、古くから権力者の周りには芸能者がいたのですね。もともとの縄文人から受け継がれている野性の思考であると宿神と、朝鮮半島からやってきた神話的思考（一神教の元となる神話）が出会い、互いが受け入れ交じり合う相互作用の中で、この日本列島にて、新しい創造を繰り返してきたという歴史があるのだそうです。日本に残る宿神の歴史を辿るとき、世界の王（精霊の王）の姿が現われてくるのですね。なかなかお伝えするのは難しいのですが、ぜひとも読んでみてください。このように刺激的で面白い本はそう滅多におめにかかれません。遊女asomeお勧めの本です。

  2005.06.25

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• 楽天さん　荒らし行為の対応をお願いします

  楽天さん　荒らし行為の対応をお願いします！6月17日の土曜日の夜、韓国をテーマにした記事とBBSに大量のコメントが投稿されました。いわゆる「荒らし」といわれる嫌がらせなのでしょう。意味不明の書き込みがひとつのテーマに２５０件、全部で１０００件ほど書き込まれました。緊急だったので、楽天さんのサポートへ電話して聞いてみましたところ、ブログのカスタマーサポート担当者は、土日はいないようなので、対応できなということでした。それに、もしかしたら、ブログのカスタマーサポーでも、コメントの削除は出来ないかもしれないということでした。がっくりです。このようなことは、インターネット上でHPを運営していると、よくあるハプニングですが、楽天ブログの場合、このコメントをひとつづつしか消せないんですね。カスタマーサポートで、大量の荒らし行為によるコメントなどを削除していただけないのなら、やはり、書き込みをを選んで一括削除できる機能はつけていただきたいと思いました。また、一応、IPアドレスを制限できる機能は付いているのですが、最新の50件しかログにのこっておらず、IPアドレスを特定することはできません。おまけに、第二段の大量書き込みは、楽天のユーザー登録をして書き込んできていますので、IPアドレスは不明です。ニックネームでの制御はできない設定です。ですから、止むを得ず、全てのユーザーの書き込みを禁止という設定にしました。大量の宣伝書き込みや、「荒らし」などのブロック機能を充実していただきたいですね。先日、安全や安心に関するユーザーの意識アンケート調査を見ていたところ、やはり、ユーザー側で1番欲しい機能が、「荒らし」などの相手を特定できる機能とか、ブロックできる機能でした。誰しも考えは同じなのですね。土曜、日曜は、カスタマーサポートも機能していないようなので、金曜日にこのような書き込みをされると、お手上げ状態です。本日、ブログのカスタマーサポートへ削除依頼を出して見ましたが、どのようなお答えが帰ってくるでしょう。いずれにしても、自己防衛を自分達で出来る機能をいくつか加えて欲しいです。また、特にこのようにかなり目立つやり方で「荒らし行為」を繰り返す人に対しては楽天さんのほうではIPアドレスはお分かりでしょうから、ブロバイダーなどに何らかの注意を促す対処をしていただきたいですね。皆様はどのようにお考えですか？ぜひともご意見をお聞かせください。

  2005.06.20

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  「ベルリンの至宝展－よみがえる美の聖域-」

  上野の東京国立博物館に「ベルリンの至宝展－よみがえる美の聖域-」に行ってきました。大変見ごたえがありました。朝一に出かけ、夕方までいましたが、至宝と称されるにふさわしい珠玉の品が並んでいます。先史美術→エジプト美術→古代西アジア美術→ギリシャ・ローマ美術→イスラム美術→コインコレクション→ビザンチン美術→中世ヨーロッパ彫刻→ヨーロッパ古典絵画→ヨーロッパ近代美術と時代別の配列がとてもわかりやすく、文化の流れが体験できるようになっています。すばらしいこと、この上ありませんが、遊女asome的見地から、5つの作品をご紹介します。★ティイ王妃頭部（前1360年頃）エジプトのティイ王妃はアメンヘテプ三世に第一王妃で、夫婦仲は非常によく、王妃でありながら、生存中に神格化されたそうです。その息子があの宗教改革を行ったアメンヘテプ４世（アクエンアテン）です。アクエンアテンは、（この方、顎が長くて、中井貴一っぽい！）当時多神教だったエジプトの宗教をアトンのみを唯一絶対神としました。そして、アマルナ文化という大変豊かな文化を育みました。それで、彼の奥さんがあの絶世の美女ネフェルティティ妃です。その娘アンクエスエンアメン王女と結婚したのが、美しい少年王ツタンカーメンです。このあたりの歴史はワクワクするほど、面白いです。後ろから見ると泥団子のような小さい頭部。しかし、この威厳に満ちた存在感。ティイ王妃はアフリカ人という説もあるそうで・・・そういえば、エチオピアに行ったときに、エチオピアの女性の風貌は知的で小柄、モデルのようなしなやかなボディーで、アフリカのイメージを一新させられましたのを思い出しました。そして、このティイ王妃も個性的な年齢不詳の容貌、意思の強そうな神々しい表情。とにかく、凄い女性！！と想像できます。★ネフェルティティ妃あるいは王女頭部（紀元前1350年ごろ）アマルナ時代の大傑作です。凛とした存在感。この神秘的な表情。優雅で洗練された美しい輪郭。未完成らしいですが、施された紅が示す女性らしさ。なめらかな質感。時代を超えて、有無を言わせない誇り高き女性を見るだけでも、一見の価値があります。驚きの美しさです。この女性が何を話し、何を成し遂げ、アマルナの美しい時代を想像するだけで、胸がワクワクします。★ホルスを抱くイシス女神（紀元前600年ごろ）オシリス神の妻イシス女神は死せるオシリス神から身ごもります。イシスはバラバラにされたオシリスの遺体を捜し出し、完全なミイラにし、オシリスに永遠の生命に復活させます。そしてオシリスの子ホルスを授かるのです。「ホルスを抱くイシス女神」は、2体とも小さいながら、非常に精巧です。最も、興味深いのはこの像はキリスト教の聖母子像の原型になったものではないか？という説ですね。ダ・ヴィンチ・コード」など読み返して、いろいろ想像を膨らませてしまいます。★ライオンの装飾煉瓦壁（紀元前575年ごろ）映画「アレキサンダー」で、バビロンの華々しい入場シーンはご記憶に新しいはず。映画のセットは、イシュタル門の煉瓦壁を模して作られたものだそうです。ライオンは「天空の支配者」として、バビロンでは聖なる動物とされていたそうですね。檻に入った「ライオン」をアレキサンダーが目を遣るシーンを覚えていらっしゃいますか？▼映画アレキサンダーのバビロン入場シーンはこちらをご覧ください。↓http://www.bcast.co.jp/webevents/yahoo/movie/幅が230cmあるこのライオンの装飾煉瓦（れんが）壁は迫力満点。煉瓦はひとつひとつに浮き彫りにされて、単色ではなく、とても深みがあります。このライオンがバビロンの通り180ｍ間に、実に120頭が並んでいたそうです。いかに、当時のバビロンが権勢を誇り、壮麗な都だったかと感慨もひとしおです。１９世紀末から２０世紀初めにかけて、発見された当初は煉瓦の瓦礫の山だったものを、ドイツ隊がバラバラになった断片を発掘し、600箱分をベルリンに持ち帰り、パズルのように復元したそうです。すばらしい功績ですね。★Venus／サンドロ・ボッティチェリ（1485年頃）展示室を入った瞬間、「わたしはここよ」といわんばかりの存在感。遠目にも「それ」はオーラを放ちます。不思議なことに、作品が呼ぶんですよ。引き寄せられるように「それ」の前に。「ああ、貴女だったのね～」暗闇の中に浮かび上がる全裸のビーナス。真珠のような美しい肌。透き通るような質感で、上気した頬が透明感をより引き立てます。均整がとれた肉体美と恥じらいの表情。豊かな金髪は、一本一本絹の糸のように細く、こまかく、波うちます。圧巻です。出逢えてよかったです。まだまだ、会期中ですので、ぜひぜひ、足をお運びください。本当に筆舌しがたい作品ばかりです。HPの画像は全然あてになりませんので、実物をご鑑賞くださいませ。

  2005.05.13

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  ジョルジオ・アルマーニ展／六本木ヒルズ

  六本木ヒルズでジョルジオ・アルマーニ展が開催されています。過去３０年の足跡を辿り、300点以上の衣装が展示されています。ジョルジオ・アルマーニ氏は、70歳過ぎても、現役のデザイナーで、しかも、若者からも圧倒的に支持されています。単なる高級ブランドしてだけではなく、実際に身にまとったときの切れの良さ、動いたときの、シルエットの優雅さは、アルマーニのデザイン性の優れたところではないでしょうか。会場の入り口を入ると、ベージュートとグレーの衣装で統一されています。無彩色であるこの色合いの中にも奥行きのある存在感が感じられ、ナチュラルで柔らかい色合いが大変シックです。そのフロアーに展示されているグレージュというその色は、ベージュとグレーの中間色を好んで使うことから生まれた言葉です。また、ランジェリーをモチーフにした体を包み込むような衣装はさらけ出された肌と隠し覆われた肌への矛盾した感覚が表現されています。こうした薄手の透き通ったデザインには「二枚目の肌」として体を覆いながらも肌が見えるようになっていて、エロティシズムと慎み深さと対照的に配する遊び心が伺えます。丁寧に施されたビーズやスパンコールは、見るものに肌が露出されているかのような錯覚を与えますが、そこは、アルマーニ！大胆ながら上品さを失わないのです。他のブランドにもありそうなドレスでも、ラインとカットが微妙に垢抜けた印象に感じます。ハリウッド俳優や、王族などのセレブ達のためにデザインしたドレスは、圧巻でした。カロリーナ王女、アンジェリーナ・ジョリー、レオナルド・ディカプリオ、ジョディー・フォスター、ジュリア・ロバーツ、ジャッキー・チェンなどがドレスアップした等身大の写真が壁一面に貼られ、その衣装を実際に見ることが出来ます。セレブと称される人々の着こなしとその実物のドレスを前にすると、その迫力にため息が出てきます。笑アルマーニは、北アフリカ、インド、パキスタン、中国、日本、インドネシア、ポリネシアの民族文化から影響を受けており、アラブ王侯貴族マハラジャたちの宮廷衣装だけではなく農民の衣服からも想を得ています。アフリカや東洋の衣服にみられる単純な裁断や縫製はアルマーニが目指すミニマムデザインに通じるものがあるそうです。東洋、西洋、伝統的、現代的、高尚なもの大衆的なもの、これらを同列に配するという行為は、彼の奥行きと懐の深さを感じさせますね。そして、折しも、ファッションがオートクチュール（高級注文服）からプレタポルテ（高級既製服）へ移行し、量産されるようになった時代。アルマーニは「洗練」を階級的特権から、より広い消費者の共有物にしたそうです。繊細なエロティシズムと知性を融合することによって官能的かつ自信にみちたスタイルを発表してきました。男女の境界を曖昧にし、より中性的なデザインに昇華させているそうです。実用的でありながら、優雅なシンプルさを出しており、彼の時代を越えた特質といえるでしょう。時を越えたエレガンス、さりげない上品さと高いクオリティー、そして常に新鮮な現代的感覚を兼ね備える。７０歳で、若者から年配の方まで幅広いそうに指示されているのも、納得がいきますね。「私のデザインは流行や時間を超えている」とアルマーニ氏。なんとも粋なコメントですね。こんな年の重ね方は、お手本にしたいですね。本当にアルマーニ氏はカッコいいですね。会期中にぜひ、六本木ヒルズまで足をお運びくださいませ。

  2005.05.06

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• 韓国のいい男！

  さて、会社では、韓国から来た女性が大活躍！毎日張り切ってお仕事をしています。韓国の出張から日本に帰ってきて、（彼女からしてみたら、故郷に帰り、また日本にやってきたと言う感じなのですけどね）韓国ならではのお土産を買って来てくれました。味つきのお海苔とお刺身のたれ、酢コチュジャン。これがまた美味しいのでした！。そんな彼女と先日焼肉屋さんへ行った時、韓国のお友達を紹介してくれました。「イケメンです！」という触れ込みでしたが、なかなか端整な韓国青年！シャイで、控えめで、でもどこかシンがしっかりしていて、なかなかいい男！なかなかいい男！（笑）何と２人は中国語講座で知り合ったそうです。韓国から日本に来て、そして、中国語を学んでいるということなんですね。次は中国進出なのかもしれません。彼女はとってもしっかりしています。どんどん舞台を変えて仕事を展開してくタイプです。遊女asomeは彼らに興味しんしん。韓国の男性は、日本女性をどう思うかとか、愛してると韓国の男性は言うのかとか。愛人はなんて言うのかとか、いろいろ聞きました。愛人というと、日本の場合は肉体関係がきっちりある関係という感覚だけど、韓国ではプラトニックな恋人であっても愛人と言うそうなんですね。韓国は男性が強いのかと聞いたら、最近は韓国女性が強くなって、女性の方が男性の恋人を何人も持っているというような話の展開になりました。若いつばめは｢ジェミ｣というそうです。一緒に行った若い女の子はそれは可愛い発音！・・。やはり世界的に、女性が強くなってきているんでしょうか。（笑）そんな話がとっても面白かったのですが、とにかく韓国人の男性は非常に物腰が優しいですね。大変控えめで、まるで昔の侍のようです。シャイな感じだけど、でもどこか強い感じなんですね。｢軍隊には？｣と聞いたら、「行きました。これは日本の男性には分からないかもしれないですね。精神的にも、肉体的にも大変でした。でも長い目でみると、やはり行ってよかったと思います。自分は何でも出来る、どんな困難があっても大丈夫と思える」と。そんなことを語る時は非常に強い男を感じました。この感覚が今の日本の男達には少ないんですね。礼儀正しさ、謙虚さ、そして、物凄いタフさ。このあたりに日本女性が惹かれるんですね。かつて日本人の青年は、一人残らず、このような感じだったのだろうと思える懐かしい感覚なんです。ちなみにかれは｢東京ラブストーリー｣をテレビで見て、ファンになって日本に来ようと思ったらしいです。（笑）そしてちなみに「愛してる」（サランゲヨ）はよく言うそうです。一緒にいた日本男性は、｢好きやねんとか、めっちゃ好きやで｣とかは好きじゃない奴には言うけど、本命には思ってても言わないなー。とか。（笑）日本人男性は絶対口にしないですよね。そんな話で盛り上がりながら、あっという間に楽しいひと時は過ぎてしまいました。また再開のお約束をしました！今度は何を聞こうかな。おいしいものを食べながら民間国際交流はやはりとっても楽しいですね。。。

  2005.04.29

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• 艶物小物　　遊女asomeのHP

  遊女asomeのHPのことはあまり皆様にご案内したことはありませんが、着物の読み応えあるエッセイや竹蔵龍さんの帯留とか着物身にまつわる小物などを取り扱っています。遊女asomeでチョイスした着物のコーナーもあり、このブログを掲載したレビューのコーナーもあり、ちょっと知的な着物サイトとなっています。過去に連載した男と女の着物物語や着物の美しい映画などは、非常に参考になるエッセイとなっています！今年の夏は、浴衣も取り扱おうかなと考えております。どうぞ皆様たまにはお立ちよりくださいね。昨日は丁度レースの足袋をアップしました。レトロなレースの足袋、とっても良心的なお値段です！（笑）遊女asomeが買い出しに行くお店は馬喰横山にあります。いろいろな小物がとっても安くって楽しいですよ！今後も、自分が欲しいなと思うものがあったら、ご紹介いたしますね。また竹蔵龍さんの帯留に合いそうな、帯締を買ってきました。早々にセット商品としたいと思います。着物について、まだまだ入門口にいる遊女asomeですが、着物を自分で着こなしていく為の様々楽しい小物類を取り扱って行きたいと思います。ゆくゆくは着物コミュニティーを作っていきたいと考えております。たまには本サイトにも遊びにきてくださいね。遊女asomeのエッセンスが満載です！！（遊女asomeはbookmarkｓからお読みいただけます）

  2005.04.27

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• 脱線事故

  今日も酷い脱線事故がありましたね。電車脱線事故です。３年前の日比谷線事故が思い出されますね。あの事故の後、中目黒付近の現場を通ったときに、まだ、生々しく車両の残骸のある、冷え冷えとした事故現場を肌身に感じたものでした。先ほど家に帰ってきて、テレビをみてビックリ。全く忙しくしていて、事故の情報は耳に入ってきませんでした。またしても大きな事故。本当に人の運命は、どんなことがあるか分からず、自分がこうして生きていることは、もしかしたら奇跡に近いことなのかもしれませんね。事故と言うのは様々な偶然が重なって、あるところで起こるのでしょうけど、何が起こったも分からぬまま一瞬の衝撃で、亡くなられた方々、本当に心からご冥福をお祈りいたします。本当にご遺族の方々のお気持ちを思うと、やりきれないですね。原因解明と、二度と事故の起こらぬような安全を確保して欲しいと願います。

  2005.04.25

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• 

  日本の男性と韓国の男性

  韓国のお友達に日本の男性は？と聴きました。「うーん、ちょっと頼りないし、若い人はだらしない感じがしますね」ということでした。じゃあ、韓国の男性は？と訊くと「逞しくて頼りになるけど、あまりに亭主関白すぎますね」なるほど。少し前の日本男性みたいに、ワンマンなところが有るんですね。韓国映画の男性たちは、とても優しくソフトな感じがしますが、実際は男性リードなのでしょうね。「韓国では軍隊があるので男性はきちっと鍛えられます。軍隊から帰ってきた人たちは、やはり全然行く前と違ってきます。」そうなんでしょうね。私達の感覚でいうと、軍隊に行くということが、ちょっと考えられないですが、韓国では一般的なのですね。その兵役が免除される仕事があるそうなんです。それが、インターネットや情報通信の仕事についた場合だそうです。国に貢献する仕事の場合は免除されるのです。韓国のPCの普及率は、日本よりぐっと進んでいますから、国を挙げてインターネットや情報通信の仕事に期待しているのでしょう。ぺ・ヨンジュンは韓国の女性にはどのような印象なのかと聞いてみました。韓国ではイ・ビョンホンのほうが全体的には人気が高いようです。友達は声の響きがとって好きだと言ってました。ぺ・ヨンジュンは韓国では日本の人気ほどではないようです。でも「彼は、日本人の韓国へのイメージを一掃したから、ある意味で大統領より国に貢献したと思います」と言ってました。そう言う意味で、俳優なども兵役を免除すればいいとも、、。確かにぺ・ヨンジュンは日本人の韓国人へのイメージを良い方向に変えたと思います。こんなに日本は、韓国に、注目し、好意的に成ってきているのに韓国や中国の反日感情がけっして、無くならないのが残念ですね。韓国女性を虜にするような貴公子が日本から出てくれるといいですよね。

  2005.04.22

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• 桜

  桜が咲き始めましたね。会社の近くの見事な桜並木は、大学が近くにあることもあって、今夜はお花見の宴たけなわです。桜の名所に囲まれた地域にある会社に勤めて3年目ですが、毎年見事な桜を堪能しています。皆様の今年の花見はいかがですか。やはり会社とかで行くんですか？桜という文字が美しいのは、女という文字があるからかなと女性びいきの遊女asomeは思います。非常に寒くて開花が遅れた分、一挙に咲いて、散るのが早いかも知れないなと感じます。皆様の地域ではいかがでしょうか。桜が過ぎたら、緑萌える季節となります。今朝会社にきたら、新入社員が、かいがいしくお掃除をしてくれていました。新しい人たちは、いつも新鮮な風を入れてくれます。いつも新しい自分で、向かいたい季節ですね。

  2005.04.06

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• 着物ナイト

  さて！４月２日は池尻大橋と駒沢大学の中間にある三宿交差点付近にお店を出しているモガンボというバーで、竹蔵龍さんが主宰する着物ナイトに参加しました！私は初めて覚えた角出しをしっかり試してみました！結べた結べた。いい感じです。何とか１日雨も降らないで持ってくれましたので、よかったよかった。東京オフ会ではじめてお目にかかったTちゃんがご主人様といっしょに、モガンボというバーを営んでいらっしゃるということで、ぜひ一度着物ナイトをやりましょうと盛り上がり、早速わいわいと企画しました。竹蔵龍さんとのGreeやmixiつながりで駆けつけてくれた人たち、総勢１４．５人で楽しい着物ナイト、竹蔵龍さんは、遊女asomeでオススメした孔雀の羽の着物と素敵なアンティック帯、Tちゃんは、ブルーの小紋で若奥様風でなかなか素敵。ほのかに色気が漂います。うるわしのRさんは市松のとってもモダンな着物（これがお母様の着物というので、ビックリ）大人の洗練された着物姿です。皆様、それぞれにいろいろな工夫をされていて、とっても参考になりました。それに何より、２０歳の着物好きの男の子たちも参加！もう一人の殿がたは、文字入りの粋な着物姿。そして、奥様や彼女とご一緒の、カップルが２組！おばあ様からの大の着物をたくさんお持ちだと言う声優Mさんは桜柄の着物。着物好きのちょっとおとなしいSさんは、羽織がとってもお似合い。タートルでラフしたKちゃんは、若さで着てみました！というところでしょうか。（笑）初めて会った人が多かったのですが、最後はプレゼント獲得ジャンケンゲームで盛り上がり、楽しい会となりました。来月５月もやりましょうと、盛り上がっています！定例になりそうなので、ぜひぜひ皆様ふるってご参加くださいね！やはり着物で何気なく集まれる機会が多ければ多いほど、着物を着るのが上達します！いろいろな着物情報を交換できますし、殿がたの着物姿を見ることができるのもまた、楽しいものです！世代間を越えて、ぜひぜひまた着物ナイトを楽しみたいと思います！ふるってご参加を！

  2005.04.04

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• 個人情報保護法の施行

  昨日はエイプリルフールでしたね！新しい期の始まりでもあります。昨日から個人情報保護法が施行されました。皆様の会社でも、個人情報についての取り扱いへの注意はありましたか？私の会社では、やはり多くの個人情報をもっていますから、個人情報保護方針を打ち出し、プライバシーマークを取るために社内でコンプライアンス委員会を設けて、個人情報保護法を守るプロジェクトを進めています。ユーザーの方々の感心も高く、多くの人たちが自分の個人情報はいったいどのように扱われるのだろうと感じているのですね。しかもこれだけ毎日のように、どこかの企業が、個人情報を紛失したり、盗まれたりしていたら、自分の情報がどこかに流れてしまっているのでは、と不安になるのはもっともですね。拍車を掛けるように、ランダムに送られてくる迷惑メール。会社のアカウントにも自分のアカウントにも、莫大なアダルトメール。ある人が、あのメール見ていると、ほとんど日本中、色きちがいなのではと思ってしまいますよねとおっしゃっていました。（笑）本当にそうですね。架空請求は収まったものの、今度はちょっと知り合いを装ったような文章に、アダルトサイトのリンクのついた大量なメール。私などは、あの大量さにうんざりしてしまうのですが、いったいどのような効果があるでしょうね。かなりの人たちが、クリックして会員登録とかするのでしょうか。なにか対策をとってもいたちごっこで、アダルト業者の、すばやさとシツコサがいつも勝ってしまうというか、ほとんど私などは無策なまま、ここまで来てしまいました。皆様は大量のアダルトメール、どんな事を感じ、どんな対策を立てていますか？個人情報保護法が施行されて、個人情報を守るのは会社の義務となりましたので、会社の業務はますます、負荷がかかってきます。どこの会社も真面目に取り組んでいたり、担当をしている方は大変でしょうね。私も社内の個人情報のチームなので、昨日までは本当にてんてこ舞いでした。皆さまほんとうに大変ご苦労様です。

  2005.04.02

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• U-ジャパン　インターネット大国

  U-ジャパンという国の政策があるのをご存知ですか？ｅ-ジャパンというインターネットの普及についてのわが国の政策があるのですが、それが、ほぼ２００５年に終了。その第２弾にｅ-ジャパン2というのがあって、その次がこのU-ジャパンなのです。Uは、ユビキタスのU　いつでもどこでもという意味合いですね。2005年から2010年は、このU-ジャパンという政策で日本はまい進するのですね。これはパソコンと携帯の融合、マルチメディアを進めていったような政策で、この分野で日本は、世界でも最も進んだ政策を打ち出そうとしているのですね。2005年までには遅れていた、インターネットの普及について、足並みを揃え、日本独自の携帯インターネットの普及を味方に、携帯インターネットと、インターネットとのシームレスな関係を作り出し、この分野で、世界のトップに踊り出ようとしているのですね。この国が打ち出した方向性というのは、非常に影響があって、日本はこの政策によって、産業界、経済界が動いていくのです。ますます生活者に密着した、インターネット。携帯インターネットを含んだ、いつでもどこでも、安全に接続できるという環境を、政府が先頭に立って推し進めていくという構想です。ICTという、インターネット・コミュニケーション・テクノロジー　という、コミュニケーションと技術が融合した世界を目指していくという、そういう方向性なのだそうです。コミュニケーション、これがとっても重要になってきますね。国が主導でいくこのU-ジャパン。果たしで、この五年で世界に類のない、携帯インターネット普及率を生かして、インターネット先進国となれるでしょうか。非常におもしろいところとなりそうですね。　

  2005.03.30

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• 帯結び「角だし」を覚えました！

  きちんとした帯結びをなんとか自分できるように覚えたいと思い、竹蔵龍さんにお願いして、今日は「角だし」結びの特訓を受けました。着物の着方から、コツを教わり、なるほど、ポイント、ポイントで、このように違うのだなと実感。一つ一つ積み重ねていくと、全体的なムードが変わってくるのですね。肩とか背中とかが、長い間手を回してると苦しくなってしまうので、前で結ぶ方法を教わりました。今日何回か試してみて、構造的にどのように結んだらいいのかが、よくわかりました。なるほど、構造が理解できたら、あとは、形を整えればいいのです。何より参考になったのは、竹蔵龍さんが帯を結ぶ姿でした。その鮮やかな手際のよさが、非常に心地よく、またよく理解ができるのです。そうか、こうして結ぶんだなと、映像で覚えてしまいました。百聞は一見にしかず、です！竹蔵龍さんは、つねにこの帯の結びです。非常によく似合っていらっしゃる。本当に粋筋、でしかも非常にハイセンス。彼女の着物の着方は非常にカッコよく、決まっています。その着物の姿のとおりの着付けの間の所作のカッコよさ。こうでなくっちゃねという感じです。遊女asomeも、竹蔵龍さんを目指して頑張らないと！（笑）5回ほどやり直して結び、家に帰ってまた一度結んでみたのですが、しっかり覚えました！これで、一人で羽織なしに、着物を着て出かけることが可能になりました。きちっとできるようになると、また、新しい着物を買おうという気にもなってきます！まずは、名古屋か袋帯をもう一つ買いたいですね！なんだか嬉しくなってしまいました！自分流の着物のコーディネートをこれからは楽しめそうです！また、角だし結びは、江戸時代の商人や町人の娘、妻たち、粋筋、水商売の女たちが好んで結ぶ、結び方だそうです。「優しいふくらみのある一見どこか危うげに見える形の角だしは崩れそうで崩れない結びで女心の一面を物語っているように思えてならないのです」帯のはなし結びのはなし　（笹島寿美著）世界文化社この角だしは、お太鼓とはちがった、とっても艶っぽく、粋な結びなのです。この結びをマスターできたので、遊女asomeはとってもご満悦です。

  2005.03.28

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• 風　風神

  春風の季節ですね春の嵐、春一番がそろそろ吹くころでしょうか。今日は風を調べてみました。風は大きな鳥恐らく大鳳の形を記したものといわれています。風は四方の神に仕えるそれぞれの使者なのだそうです。「風はその神意を承け、その地に神意を布くものであるから、その地を風土といい、その気を風俗、風気。人に及ぼしては、風格、・風骨という。」なるほど！風は高貴なのですね。｢神の使者は鳥の形｣「後に風神は竜形のものと考えられて、風の字が作られた。虫は蛇竜の形。風のはじめの形は鳳。その神話的な伝承がそのまま文字化した」ということでした。風の隠語は、男という意味らしいです。万葉集の歌のなかで、風を男と当てはめてみると、随分と解釈が深く面白くなってくるようですよ。春一番が吹き荒れ、全てを一掃し、風薫る五月、風が吹き抜けていくように、空気の自然なそよぎである風は、昔から神意を感じる現象だったのでしょうね。最近、なんだか風（男）が吹かない遊女asomeです。春一番が吹き荒ないでしょうかしら。

  2005.03.26

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• ライブ！

  先日、友人のライブに久しぶりに行ってきました。彼女の歌声を聞くのはこれで3度目です。不思議なことに同じ曲を何度も聴いているのに、毎回感じ方が違います。初めて彼女の歌声を聞いたときは、知らないうちに涙がこぼれていました。笑誰かの歌を聞いて泣いたのは、そのときがはじめてでした。決して彼女の歌う歌詞が悲しかったのではありません。せつなかったわけでもありません。彼女の心、魂を歌を通して触れた気がしました。苦しみや悲しみ、そして自分と常に向き合ってきたからこそ生まれる優しさ、愛。「彼女」そのものを正面から体当たりでぶつけられたような気がしました。あまりにも感動したので、その後、何人か友達を誘って彼女のライブに行ったのですが、やはり皆、涙ぐむのです。笑何か通じるものがあったのでしょうか。最近、このように音楽によって心を動かされるのが少なくなっているような気がします。昔で言うと、Grateful Dead, Jerry Garcia, Jimmy Hendrix, Beatles, Bob Marleyなどといった、ある意味ものすごいムーブメント起こしたアーティスト達。彼らもやはり多くの人の心をつかむ何か、魂に響く何かがあったような気がします。もちろん今でも人々に感動を与えるアーティストは沢山いると思います。しかし何かが違うというか・・・世代の違いでしょうか？笑貴女は最近、魂を揺さぶられる「音」に出会いましたか？

  2005.03.14

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• インターネットと子供ポルノ被害 2

  第二部はパネルディスカッションでした～今、日本で何が起こっているのか　　私達は何をすべきか～日本のインターネットの裏事情というか、特にポルノについての情報を聞くと本当に愕然としてしまいます。まあ、それがインターネットであるのでしょうが、なんでもありなんです。インターネット上でボランティアで相談を受けている宮崎さんは　盗撮ビデオのお話をしてくれました。様々な盗撮ビデオがあるようです。公衆トイレからラブホテル、学校の更衣室、学校関係者でなければ取れないようなビデオなどが流れているとのことでした。様々な手口であらゆることが行われているこのアンダーグラウンド・インターネットなのです。また、憲法学の先生は大人のポルノ画像、アダルトビデオの現場で何が起こっているのかというテーマでお話して下さいました。このポルノビデオから、三種類の被害が起こるそうです。まず一番はアダルトビデオの撮影現場で、直接的に制作するときに被害を受けることが非常に多いようです。そして、次はそのビデオを見た男性によって、その男性の対象となった女性達。そして、最後はアダルトビデオに出演した人たちへの差別。児童ポルノと同様に、アダルトポルノについても、非常に問題が深いのではないかとおっしゃっていました。その他学校の先生からは日本の性教育、および情報教育の、ピントのはずれ具合を教えてくれました。確かにあまりにも現実に即していない教育ばかりなのです。インターネットについても、先生方、および親の世代があまりに情けないのですね。まして携帯については論外です。こどもより親がパソコンやインターネットに強くなければ、子供に使わせないほうがいいでしょうとおっしゃっていましたね。ケータイについても本当にそうです。ケータイインターネットについて、ある程度の知識、リテラシーがなければ、子供に持たせないほうがいいというのは、ある意味正しいと思います。日本での児童ポルノの状況と海外の状況は、多少ニュアンスが違うと思います。しかし日本には日本の独自の病巣があります。インターネットと性の問題は非常に深いかかわりのある問題ですね。今後もインターネットにまつわる問題としてついて回る問題だと思われます。一人一人が、きちっと問題を捉えて今後を考えていかなければならないということがよく解るパネルディスカッションでした。

  2005.03.11

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• インターネットと子供とポルノの被害

  ~子供ポルノの存在は、個人的に、社会にどのような影響を及ぼすか~臨床心理学者であるアイルランド・コーク大学のエテル・クエール博士（女性）による基調講演と、第二部は～今、日本で何が起こっているのか、私達は何をすべきか～というテーマでパネルディスカッションが行われました。非常に興味ある内容でした。今日はそのご報告です。犯罪心理学的な見地から、児童ポルノがどのような影響を与えるかというところからお話がスタートしました。法的には、児童ポルノのモデルとして、水着姿やヌードや、性的な行為を写真に取られてインターネット上に流されている子供達に対して、救済の措置はないようです。インターネットで、児童ポルノを見ている人間が、実際の接触犯罪を犯すという因果関係が取れていないということなのですね。また、写真が合成されているということも多くあり、被害者のいない犯罪と言われているそうです。アメリカ・ヨーロッパでは、すでに児童ポルノは法律で禁止されていますが、水着写真などは、法律には反しないのです。しかし実際にはマニアのコレクションとして多くインターネット上に配布されています。エテル・クエール博士は、インターネット上に配布されたものは回収が不可能であり、ズット見つづけられ、そのことによって、多くの子供達が性犯罪の危機にさらされるということなのですね。海外では、子供の人身売買、および、誘拐や殺人、性犯罪が大きな問題となっています。日本でも、最近は奈良の携帯を使った女児誘拐殺人事件がセンセーショナルでした。この犯人の部屋からは多くの児童の水着などが出てきたといいます。昔は、子供のポルノ写真などはとっても入手が難しかったのですが、現在はインターネットの発達で入手が簡単になりました。また、少数者であるかれらは、インターネットというツールで、コミュニティーを作り、互いに情報交換ができ、コレクション写真などを公開していたりします。社会の中で隠れてひっそりと行っていた行為も、インターネット上で、アンダークラウンドとして、居場所を確保してしまっているのが現状でしょう。そういった、現状と、性犯罪を犯した人たちが自分で更生していけるような自助プログラムを研究しているそうです。たしかにそうしないと、また、繰り返してしまう事が多いので、何の解決にもならないのですね。また、日本が、世界へ画像提供をしていると言う事だそうです。非常に多くの児童ポルノ画像を日本が提供しているということなのですね。次回は第二部のパネルディスカッションの様子です。

  2005.03.09

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• 東京オフ会

  昨日は、名探偵みちょさんが東京にいらっしゃると言うので、竹蔵龍さんと遊女asomeと名探偵みちょさんと渋谷のマークシティの25階ア・ビアントで東京オフ会を開催しました。竹蔵龍さんが、設定して下さり、5名集まりとっても楽しい会となりました。実際にお会いしてみると、やはり、理解が深まりますね。竹蔵龍さんとは、何度かお会いしているのでおなじみなのですが、それぞれの着物姿は流石でありました！とっても元気な名探偵みちょさんは美しいブルーの着物。シャープに決めています。流石に着付けの先生もしていらっしゃるだけあって、カッコいい！竹蔵龍さんは、淡い藤紫の紬に、すっごく魅力的な大柄の花の帯。着こなしにセンスのよさが光ります。竹蔵龍さんのお友達のT子さんはとっても可愛い紅色の矢絣にアンティックテイストの柄の羽織。一番若いだけあって、アンティックテイストが魅力的。日曜日の午後、中国の話や、ネットの話と大変盛り上がりました。美味しいランチも終り、デザートを楽しみながら、ふと回りを見回したら、もう誰もいなくなっていて、店じまい。みんなで写真をとって、名探偵みちょさんを見送ったあと、居残り組はカフェへ。Tさんは、ご主人とお店も開いていらっしゃるので、桜の頃に、着物バーを開催しようというお話にもなりました。それも楽しみです！着物で出かけられる場所を増やして、もっと着物を楽しみたいと思います。楽しい会を開いてくださった、竹蔵龍さん、そして、大阪からいらした名探偵みちょさんありがとうございました。また、遊びましょうね。

  2005.03.07

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• 韓国の家賃事情

  韓国映画が好きで、最近は、週に１本は見ているペースですが、そんなことが影響したのか、仕事場に韓国の女性が入ってきました。大人しげな彼女は、とっても仕事が出来そうです。そんな彼女とお話する機会があって、さり気なく聞いた韓国のお話をしてみます。日本で仕事をする彼女の一番の問題は、住いのことだそうです。韓国では、なんと、部屋を借りるときに、２年分の家賃を前金で入れるそうです。だから、一人暮らしは最初に纏まったお金が要るのだそうです。そしてそのお金は、もっと驚く事に、その家を出るときに全部返ってくるのだそうです！大家さんは、大きなお金を預かって、その利息を収入としているのだそうです。資金運用に失敗したら、大変なことになりますね。（笑）まず、韓国では家から通うので、一人暮らしが余りないようなのです。田舎からソウルにでてくる人のために一部アパートがあるようですが、それらは、全てそのような料金のシステムだそうです。毎月の家賃方式は、一部の高いマンションだけなのですって。ただ、最近は金利が低くなってきたので、だんだん家賃を毎月取るやり方が増えてきたらしいです。なんだか、毎月毎月家賃を支払うという風習に慣れているせいか、かなり驚きました。また、大家さんが資金運用するというのも、非常に驚きました。だから、彼女は月々家賃を払うという事が非常にもったいなくて、ルームメートと暮らしているそうです。彼女は５年間留学して、一時期ソウルにかえり、またここ何年かは、日本にある韓国企業で働いていたそうです。韓国料理を韓国にいるときは、余り食べなかったのですが、日本に来たら、なんだか、みんな韓国料理に連れて行ってくれるので、今のほうが韓国料理をたくさん食べていると言って笑っていました。これからも韓国のビジネスや普通のリアルな韓国事情が聞けるのがなんだか楽しみとなりました！

  2005.03.05

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• 携帯と和歌

  平安時代の昔、和歌はひとつの風景や情景を切り取るものだったようです。どこか遊びに行ったり、旅をしたときにそこで感じたことを、歌に詠む。その歌を帰ってから、こんな歌詠んだよといって発表する（見せてあげる）。そうです。まるで、携帯の写メールで風景を切り取って、しゃれた文章を送るような感じですよね。昔の人は誰かを訪ねたら歌を詠むし、歌を詠まれたらすぐ詠み返す。それが粋な会話でなければ、即、振られちゃったり、センスない奴と思われてしまう。今のメールのやり取りみたいですよね。即レスしなくてはいけないし、その返しが決まってなくては話にならない・・。日本人のDNAにある和歌のやりとりに対する感覚が、携帯というツールによって、再現されているのかもしれません。（笑）出会い系も、平安からの文化の土台があって、あれだけ、はやったのではないかと思われるのです。知らない人と出会って一夜を共にするというのは、かつては普通だったのだろうと思われますよね。道で目と目があって、もう恋に落ちて、夜尋ねてきてしまうのですからね。（笑）もう一方の日記文学となると、これは携帯とはちょっと相性が悪い。日記はブログ文化でしょうね。日本の市場ではかなりブログがヒットし、多くの人がブログを使用しています。携帯メールもブログも、日本人にとっては、自分を表現するための基本ツール。日本人は世界でも有数のテキストをよく打つ民族のようですが、中世からの長い歴史があったわけです。平安時代は貴族階級だけでしたが、（歌は庶民も歌ってましたね）皆が普通に日記を書き公開し、ショートメッセージを親しい人に送り合う今は、はたして平安時代の情緒というものを取り戻しつつあるのでしょうかね？

  2005.02.10

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• 出会い系（テレクラ）のお話

  以前テレクラでバイトしていた友人がいて、非常に面白いことを聞きました。いわゆるサクラと言われるバイトですね。なぜ、多くの女性達がサクラをやっているかというと、あれほど、「会いたい、会いたい､どうしても会ってくれ」といわれることは通常の生活では滅多にないので、たとえ、お金が欲しいと思ってバイトをしていたとしても、案外、その快感が忘れられなくて、続くのかもしれないというのです。彼女はこのバイトのお陰でかなり男性たちの生態を知ることになり、とても面白がってしました。あのバイトをしなければ分からないことだったと証言しています。テレクラでは男の人は、当然、お金を払って電話するわけです。短い持ち時間の中で効率よく、何とかタダで普通の女の子と、自由意志でセックスしたいと都合のいい事を思っているわけですから、必死で仕掛けてくるのだそうです。それを断りに断りながら、会話を続けて相手にお金を使わせるというのは、ある種、女として、大変だけど満足感があるのだそうです。あまりもてたことが無い女性の場合には、非常にいい経験だと言うのです。実際に、かなり激しく太った人が多かったり、フツーのほんとうに目立たない地味な女性が結構いたのに驚いたと言ってました。成る程、需要と供給の微妙なバランスなんですね。そして、ほんとうに男性は妻帯者が多かったのが非常に印象的で、「みんな不毛な結婚生活をしてるんだな」と思ったそうです。また、意外と社長さんがよく電話をしてくる確立が多く、「社長は孤独なんだよ」と言っていました。全国の社長の皆様！そうなんですか？（笑）ちなみに彼女は、何ヶ月かバイトしている間に、どうしても断れなくて、何人かの人には会ってしまったそうです。そして、その人たちが乗ってきた車は全部高級外車。驚いちゃったそうです。「日本人はほんとうに金持ちだね」ですって。ほんとうは彼女にレポートを頼んで書いてもらいたいくらいなのですが、日本の性犯罪が少ないのは、こういったシステムが担っている役割も、それなりにあるのではないかと思います。本当にもてそうも無い男の人たち、そして、経験の無い内気な男の子たち、電話で女の子とセックスの真似事をする以外にない男の子達。こういう受け皿がなくなると、犯罪に走る場合もあるかもしれない。しかし「これじゃあもてないよな」と説教したくなったと・・・。（笑）「コミュニケーションが取れないのよね。」と一言。また、一人一人は、顔も見えない訳ですから、ある意味平等な条件です。逢ってもいいかなと決めるのは、何を頼りにするかというと、ひたすらトークや、声のトーンだそうです。会話としてとっても素朴で思わず心を開いてしまうのは、職人さんだったり、ガテン系の男の子達で、ほんとうに言葉も言う事も素直なんですって。いわゆるいい会社にお勤めしているような人たちは、男女というところで言うと、ぜんぜん面白みがないそうです。（ごめんなさい（笑））優等生ってことですかね。このように毎日多くの男性たちと話をしていると傾向がよく分かるそうです・・・。（笑）営業職の人は、クロージングが上手く、事務職や技術系のかたは、控えめでなかなか誘えない・・。社長さんもある種押しが強いそうです。最後に彼女に聞ききました。「惚れちゃったりすることあるの？」｢やっぱり、この人いい男だなーってことは結構ある。今すぐいって逢ってあげたいってことも時々あるわよ（笑）｣ですって。いい悪い、は別として、世に男女の事柄は尽きなくて、この問題は社会の問題として取り上げるのは非常に難しいですね。歴史も係わってきますし、ジェンダーもかかわってきますから。しかし人間の出来事や社会現象というのははほんとうに興味深いものですね。

  2005.02.07

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• 携帯インターネット

  皆さんはパソコンでインターネットを利用されることがきっと多いと思います。では、携帯のインターネットはどのくらい利用されていますか？遊女asomeは仕事で、PCを使いますから、やはりPCを利用している時間がとても多いのですが、実際は携帯メールも非常によく利用しています。移動しながらの場合、携帯メールは非常に便利です。電話というよりメール端末として活用することが多いのです。日本の街では、携帯電話で話しているより、圧倒的に、携帯を手にもってメール利用していることの方が多い気がしませんか？携帯電話の電磁波が脳に影響すると、危惧されている昨今。だけど日本の場合は多分メール活用のほうが多いので脳腫瘍にはならないのではないかと・・。（笑）最近では、ケータイで電話しているのを見て、「えっ、ケータイって電話できるの？」という子供達もいるそうです！また、子供達はパソコンでメールを出せることを知って、「パソコンってメールできるの？」と驚き、それからパソコンに興味を持ち出すということを聞きました。それほど、彼らにとってはもう、インターネット＝携帯なのですね。この感覚の違いは大きいですよね。パソコンからインターネットに入った人にとっては、携帯メールなどの携帯インターネットは文字入力がしにくいし、やはりメインはパソコンでという人が多いですが、これからの子供達がどのようにこの携帯インターネットを使いこなしていくのか、非常に興味深いところです。

  2005.02.02

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• ブログについて

  この楽天ブログをはじめとして、ここ1～２年はブログが大変定着してきました。誰でもが簡単にホームページをもつ事ができるようになり、一人一人がインターネット上で、インタラクティブに情報を発信するようになってきたのです。ブログの普及で、マスメディアも随分変わってきました。ブログはアメリカで始まりました。アメリカではジャーナリスティックにブログを個人メディアとして使っているのだとばかり思っていましたが、そのようにブログを使っている人は本国アメリカでも意外と少ないようなんです。一部の進んだ人たちだけで、大半の一般の人たちは、どちらかというと閉じられた仲間内だけに公開する形で使っているみたいです。これにはちょっと驚きました。子供の人身売買や、ネットでの悪質な事件が多いアメリカやヨーロッパでは、知らない人とコンタクトをとるということは非常にリスクが大きいのですね。日本でも最近広がってきましたが、ソーシャルネットワークという、誰かの知り合い同志ということで囲われ､限定された会員制のコミュニティーの中で、出会いを求めてお互いにコンタクトしあうようなのです。日本では、どのくらい、知らない人がアクセスをしてくれて、コメントをくれるのかが大切で、知らない人たちとコミュニケーションの出来る確立の高いブログ運営サイトに多く人が集まります。同じコミュニケーションツールでありながら、使い方や好まれ方は、それぞれのお国柄を表します。日本のコミュニケーションの持ち方は世界の中で、かなり独特のようですね。

  2005.02.01

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• 幸福とは何か？２

  さて、日本語の「さち」は、「さ」古代言葉で境界性をあらわし「ち」は霊力を現します。「いのち」の「ち」ですね。目に見えない世界からの贈り物なのです。｢動物霊の領域と人間の領域との境界面｣そこに満ちている霊の力　これが日本の「さち」です。「happiness」「bonheur」が時間性を表しているということを１に書きましたが、「さち」は空間的に作動させていることが判りますね。時間的あるいは空間的にある境を越えて、現実的な日常のサイクルを打ち破って、無限に広がる世界から力が流れ込んでくるという意味合いなのです。人間が幸福という概念を捉ええていたのは、このような見えない世界、無意識の世界から流れ込んでくる豊かさなのですから、経済的な交換のためにあるお金だけでは幸福を得ることは出来ないのですね。交換のしくみの頂点に莫大な利益が溜まるのですが、それで本当に幸せになるかといったら、幸せにはなれないのです。そのことに人間は気がつかなければならない時期になってきたのでしょう。これからは贈与の仕組みを経済システムに組み込むように考えていくことで、幸福感のある、新しい経済システムを作っていくことが望まれるのでしょうね。幸福感といえば、もっとも顕著に挙げられるのが性の体験です。性的な体験はこの日常の境界を破って時間的、空間的にあるパワーがなだれ込んでくるという、そのような経験なんでしょうね。新しい命がなだれ込んでくるという創造も、このように起こるということなのでしょう。女性の快感は、与える事による喜びです。意味が深いですよね。（対称性人類学　中沢新一著　参照）

  2005.01.27

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• 幸福とは何か? 1

  私達が求めている「幸福」「幸せ」「happiness」「bonheur」の実体とはなんなのでしょう？通常私達がそれを手に入れたら「幸福」であろうとされているものに、経済的な豊さを圧倒的にあげるのではないでしょうか。経済的功利性で、はたして人間は幸福になれるのか？みなさんはどのように考えますか？日本語の「幸福」は、これも明治以降の翻訳語なのです。「happiness」は「happen」という語源から成り立ち、突然思いもかけない形で、神の思し召しが与えられたという意味がこめられているそうです。「bon+heue」も恵まれた時に会うという意味で時間の概念を含んでいます。しかし日本語の｢幸さち｣には時間が含まれず（獲物をとる道具の意味）、中国語の「福」（お酒がタルに満ちている状態でこれは時間の概念がある）を組み合わせたものなのですね。さて、西洋の「happiness」や「bonheur」は、「神の恵み」です。神が人間におこなう、純粋な贈与ですね。人間同士は、贈与と交換をもとに循環していますが、（日常的には交換がおこなわれ、贈与であってもお返しがあって、純粋な贈与はなかなかない）そこに、突然とんでもない純粋な贈与があったときに豊に溢れてくる喜びの気持ちを表現しているということなのですね。交換ではこのような喜びはえられません。要するに、お金をたくさんもって何かを買う事が出来ても、それは幸せとは結びつかないのですね。　　（続く）

  2005.01.26

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• 様々な予言

  昔から様々な著名な予言がなされてきました。聖書の黙示録から始り、ノストラダムス、エドガー・ケーシー、スカリオン、マヤ暦、ホピの予言、そして占星術　等、たとえばスカリオン氏は１９９８年から２０１２年までの間に水没、及び大陸が浮かび上がるような大変動が起きると予言し、マヤ歴では２０１２年の12月23日にこの世が終わると記されています。２０００年からは至福１０００年（ミレニアム）とキリスト教では言われていますね。聖書では、キリストが生まれ、再び地上に降臨してから１０００年キリストが支配し、次の１０００年でサタンとの最終戦争が行われ、善が勝利したのちに「最後の審判」が行われ、その後「至福千年」が訪れる・・このようにほとんどの世に言われる予言というもので、この１９９８年から、２０１３年までの間に、地球的な規模で大きな変化が訪れると表現されています。予言と言われる類のものから、サイクル論など、周期的に訪れるサイクルとしても、この２０００年は、様々な事柄が重なり合った転換期なのです。占星術の世界でも、２００８年～１２年はかなりの変化が予想されています。しかしこの大変動の後に訪れる世界については、キリスト教の至福１０００年を代表するように、精神性の高い、輝かしい世界、あるいは、歓喜の世界が訪れるといわれています。占星術でいう水瓶座の時代、アクエリアスも同じです。非常に調和のとれた世界、精神性の高い世界とはどのような世界なのでしょうね。いよいよ、大変革の時期が近つきつつある２００５年、皆様は日々、どのように感じ、どのようにお考えですか？

  2005.01.22

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• 

  山本真司さん講演会“30歳からの成長戦略「本当の仕事術」を学ぼう

  久しぶりに、先ほど「40歳からの仕事術」さんである、山本真司さんの講演会に出席させて頂きました。出版キャンペーンで本を予約した人には漏れなく講演会がついてくるというので、ちゃっかり申し込んでいたのです。実は今回の新しい本はまだ、買った時のまま、積んであります！（読む本がいま、いっぱい溜まってしまって、やっと、カイエソバージュ5巻を読み終わりましたので、これからまた、ばりばり読んでいきますね）読む前に、先に究極の要約を聞いてしまいましたので、きっと恐るべきスピードで読めると思います。（笑）さて！　軽快で、スピードあるトークを聞くと、あー、山本さんだなと、思わず嬉しくなってしまうのですが、今日もまた、ぐぐーっと引き込まれてしまいましたね。初めて講演会をお聞きしたときよりずっと理解が深まりました。マーケッティング理論も、戦略も、ロジカルシンキングも、すべてご自身の勉強の実体験から、究極のエッセンスを教えていただいた感じです。山本さんは、様々勉強しながら、実はご自身の能力開発を試行錯誤しながら、徹底して実践してこられた方なんですね。究極のエッセンスも非常に貴重ですが、そのご自身を変えていかれたプロセスが、端々から感じられ、「なるほど」とふっと自分もやれそうな気持ちになるというところが、とっても楽しく価値のある講演でした。非常におもしろかったです！どうもありがとうございました！30歳からの成長戦「本当の仕事術」http://blog.livedoor.jp/syamam01/archives/11798086.html「40才の仕事術」さんのHPhttp://plaza.rakuten.co.jp/syamam01/diary/200501190000/

  2005.01.21

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• 記憶喪失　失われた言葉を求めて

  韓流ドラマに限らず記憶喪失というネタは、よく使われるけど、やはり面白いですよね。思い出す過程での記憶との葛藤、回復の戸惑いなど、なかなかドラマチックですよね。記憶を失っている間は、別人として生きるわけですから。イランでペルシャの楔形文字を見たとき、そこに書いてある文字の意味を知っていたような何か不思議な感覚を覚えました。「昔、わたし、この文字が読めたんじゃないかしら？」その意味を思い出したくても思い出せないような自分がいるようで、だけど、今はさっぱり読めないし、意味もわからない。そして、何のために生まれてきたかも忘れてしまっていて、何か詰まったような気持ちの悪い、そんな感じです。ドラマで見た記憶喪失の主人公のように思えました。何かをしようとして、ここに生きているのだけど、遠い記憶の奥に埋もれてしまっていて、その肝心なことを忘れてしまっていて、どうしても思いだせないのです。いっそのこと、ドラマのように交通事故にでも遭って、記憶を取り戻したい気分です。先日見た、韓国ドラマ「ホテリアー」のM&Aの取引場面、ビジネスで勝負をする場面が気になり、そのシーンをもう一度、探しました。あっさりした会話でテンポが速いので聞き逃していたのですが、そのセリフは、闘いに勝つための言葉だったのです。脚本家がどこまで計算して書いたのかは、知るよしもありあませんが・・・。不思議なことに、勝つか負けるか、生きるか死ぬかという局面に、勝負の言葉を放った感覚だけが体の中に残っているのです。この受け継いだ命に刻まれた遠い記憶なのかもしれません。映画やドラマを見たときでさえ、「生きるための勝つ言葉」を思い出したいという衝動にかられてしまいます。そして、私が思い出したいのは、その「失われた言葉」です。その言葉を不自由なく表現できるようになるまで、別人の私で生きていくのかもしれません。皆様は、そんな記憶の欠片に遭遇することはありませんか？

  2005.01.16

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• シンデレラ

  「神話を学ばないということは、人間を学ばないということに、ほとんど等しいかと思えるほどなのです」（人類最後の哲学より）さて、今日はシンデレラのお話です。この本の中で、後半はシンデレラのお話となります。みなさんはシンデレラをご存知ですよね。シャルル・ペローの童話集にはいっています。ディズニーの映画でも良く知られたこのお話は、グリム童話にも登場します。グリムだけではなく、このシンデレラのお話は、中国にもあり（なんと熊楠がみつけたそうです）、世界中で語られているのだそうです。その世界のシンデレラ物語を元に、お話は展開していきます。それぞれのシンデレラ物語をたどっていくと、実は今一般的に伝わっているペロー版のシンデレラは、かまどのそばに眠る、汚れた灰かぶりが、世にも美しく着飾って、素敵な王子様に見そめられるという、目に見える世界、資本主義社会の影響をうけた、少々薄っぺらな物語となっていることがわかります。もっと古い時代の「原シンデレラ」ともいうべき物語を読んでいくと、シンデレラ自体が、あの豆と同じような役割、死者の世界を行き来できる能力のあるシャーマンなのだということがわかってきます。それだけではなく、もっともっと奥深く、人間の存在の真相へとせまりながら、どんどんと話は展開し、最後には神話と宗教の違いなど大変面白い展開をしてゆきます！このように神話とは世界中の人々の「最古の哲学」を伝承するために語られてきたわけですね。まさかシンデレラのお話に人間の古代のメッセージが含まれているとは驚きです。空間と時間をこえた神話の魅力はつきないものですね。

  2005.01.13

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• 振袖

  昨日は成人式でしたね。若い人たちの振袖姿は何時見ても艶やかです。よいお天気に恵まれてとってもよかったですね。いつみても着物姿の若人は、晴れ晴れしくていいですね。最近の若い人たちは、背も高く、振袖も着映えがします。ところで、振袖が成人式に着られるようになったのは、昭和の４０年代あたりからだそうですね。意外と最近のことなのです。もともと振袖は、未婚の娘が着る着物でした。好きな人の魂を引き寄せる「魂呼ばい」という意味合いがあったのです。八百屋お七の振袖火事などは、悲しくも恐ろしい魂よばいだったのですね。「よばう」は男が女の名を呼ぶという求婚の行為でしたが、女性の場合は、長い袖を振って魂を「よばう」のです。そして、めでたく結婚がきまったら、もう、その袖を振らなくてもいいので、袖を切って留袖にするのですね。袖を切られたら、呼ばうことが出来なくなってしまうので、ちょっと寂しいですね。（笑）また、振袖というと江戸時代の若衆（一般的には元服前の少年たち、さらには、美少年、男に色を売る少年のこと）を想いうかべます。若衆は振袖姿で艶やかに舞を舞うのですね。彼らは、男性の相手だけをしたのかというと、実は非常に女性たちにも人気があったようです。浮世絵にも男なのか女なのか判らない非常に魅力的な振袖を着た若衆がたくさん見受けられます。さすがに、最近の美少年は、振袖を着る風習はありません（笑）が、なんとなく、昨今の美少年たちの振袖姿を見てみたい気がするのは、私、遊女asomeだけでしょうか・・？

  2005.01.11

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• 外国人　後編

  友人J　　「まぁ、パンツ一枚は言いすぎかもしれないけどね。笑　日本に来たばかりの時は、誰も何も言わないことが嫌だった。たとえば、さっきの話でも、どこかひそかに悪口を言っている人の方が多いような気がして。でも、オーストラリアだとそうはいかないからね。もし、本当にバスローブで歩きまわったりしたら、すごい野次をとばされるよ。だから、オーストラリアに帰ってみて気づいたのが、思いっきり面と向かって悪口を言われるよりか、何も言わないで日本みたいに放っておいてくれる方がいいって言うこともある。」私　　　「確かに。アメリカとかでも、自分の意見を言うのが当たり前の国だから、バンバンきついことを言われることもあって、逆にそれが気持ちよかったりもするけど、もうちょっと人の気持ちを考えてほしいとも思うよね。」友人J　　「でしょ？だからバランスが大切なんだよね。」私　　　「じゃぁ。Jは日本が好きなんだ」友人J　　「うん。好きだよ。でも嫌いなこともある。たとえば、外人というだけで、ジロジロ見られること。店とか入っても、万引きするんじゃないかと思われて、店員さんが僕のあとをつけまわしてきたりもするんだよ！」私　　　「本当に？！日本でもそんなことあるんだ！」友人J　　「asomeは日本人だから気づかないんだよ～。笑　マイノリティー（少数派）だとそういうことに気づかされるんだよ。」私　　　「そっかぁ。私は日本人だからそんなこと、思ったこともなかったな」友人J　　「うん。でも、こういうことを経験できて良かったと思って。オーストラリアにいた頃は人種差別の問題とかも別に考えたこともなかったし、他の人種の人たちがどんな扱いを受けているかも知らなかった。でも、日本に来て、そういうことがあってから、オーストラリアにいるアジア人や黒人たちもこういう扱い、もしくはもっとひどい扱いを受けていたんだなって。」私　　　「そうだよね。人は自分と違う人を受け入れてくれないよね。もちろん全員がそうってわけではないけど。でも、いつも思うのは結局そういう差別をする人たちはただ知らないだけだってこと。違う国の人とか、違う感覚を持った人とかと実際に話してみたり、ご飯を一緒に食べてみたりすると、ただ自分が誤解していただけなんだなって時は一杯あるよね。まずは相手を理解してみるってことが大事だよね。」友人J　　「そうそう。本当にただ知らないだけなんだよ。オーストラリアに帰っても、日本を知らない人は、やっぱり『芸者とかよく見るの？』とか聞いてくるし。言い方はちょっと悪いけど、無知なんだなって感じさせられる。でもね、そういうことも実際に自分の母国から出てみて、違う人種、文化に触れないと分からないものなんだよね。後、実際に生まれ育った国を出てみると自分の国の良さも悪さも分かってくる。自分の国が一番だ！なんて言っていられなくなるからね。」人は見た目で人を判断してしまったり、メディアで流される情報のみで国や文化を判断してしまいます。しかし、実際にその人々と出会って、話、理解することで様々なことが見え、自分たちのことも気づかされます。母国を出てみて初めてわかる母国の良さ、そして悪さ。外人だからこそ分かるその国の良さ。色々なことを考えさせられた夜でした。

  2005.01.09

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• 外国人　前編

  先日、オーストラリア人の友人Jの誕生日に、２人で飲みに行きました。彼は日本に住んで５年ほどで、奥さんも日本人です。とても繊細で優しい口調で話す方で、たまに、日本人より日本人ぽいなぁと感じさせられることがあります。日本語はまったく話せませんが・・・。そんな友人と楽しくお酒を飲みながら、こんな質問をしてみました。私　　「はじめて日本に来た時の印象は？変だと思った？」友人J　「ん～。あんまり変だとは思わなかったけど。東京は思っていたより汚かった。」私　　「そっかぁ・・・。やっぱり皆同じ格好をしていると思った？」　　　（外国人のイメージでは日本人は皆同じような格好をしている）友人J　「皆そういう風に言うんだけど。僕は反対だと思ったよ。確かに、流行とかはある　　　　けど、たとえば、もし僕がパンツ一枚でバスローブを着て原宿を歩いたとしても　　　　そんなに目立たないし、何も言われないと思う。実は日本人の方がすごくファッションとかにも敏感で、個性的だよ。」これには、私もびっくりしました。確かに日本人は「皆一緒の格好をしている」と言うイメージは私の中でも強かったのですが、よく考えてみると、アメリカなどでは見ることがないような個性的なファッションをしています。そして、同じように見えても、やはりどこか自分なりの個性を表していたりします。続く

  2005.01.08

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• 魂と星

  しばらくは、星のことを考えてきましたが、星はなくなった人の魂の輝きともいいますね。　日本語では「魂」「霊」両方とも（たましい　たま）死者にたいしては「霊」生存者や神には「魂」という言葉を使っています。女性名詞であるドイツ語のSeele(「霊魂」)はインドの「シャクティ」(すなわち「女性的な究極の実在」) とみなされているそうです。「霊魂」の意の古典語はたいてい女性名詞です。(プシュケ、プネウマ、アニマ、)。古代人は、男はすべてその地上の母を介して、母神に由来する女性霊を持っていると考えていました。ギリシアではプシュケ(魂)はエロス(肉体)と結婚し、死によって引き離されるというプシュケとエロスのロマンチックな神話の哲学的な意味だそうです。西洋の哲学者たちは、「息」pneuma と呼ばれる霊魂を強調する傾向でしたが神=空気=霊魂であるなら、呼吸する人間の体内にある空気は、その人間の行動を判断する内なる神――内在する判断力ということになる、と論じました。さて、貴方はどのように感じますか？

  2005.01.07

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• シュメール人

  昨日、水瓶座のお話を調べながら、面白い話をいろいろと読んでいました。バビロニア王国のカルディア人が、占星術を体系化しましたが、その前のメソポタミア地方のシュメール人というのが（民族系統不明）非常に面白い人たちなのです。農耕民族及び、狩猟民族は月の満ち欠けによる、冬至歴をつかっていますが、精神論よりも商売の利益を考える商業民族のシュメール人は春分歴を使っていたのです。かれらは木星が１２年に一度で一回りをする事を知っていて、１ダースを１２にし、時間を昼と夜の１２時間間ずつにしたのもこのシュメール人です。彼らは夜に旅をして昼に商売をしました。またその夜の旅の合間に星を観測しました。彼らは商売の成功や失敗や災害の発生を予測するために天体を利用しました。そして星の配置を絵文字のように置き換え、星座を発明したのですね。彼らは、太陽は昼だけ働き夜は休む怠け者であり、月は満ち欠けする不安定で当てにならない天体と考え、昼間も見えることがある金星(当時の名称はイナンナ神)を信頼できる星としていました。現在でも、お金の象徴である金星を守護神としているということがおもしろいですね。非常に商売熱心な働き者だったのでしょうね。彼らの感覚はとってもユニークです。農耕民族でもなく、狩猟民族でもない、商業人といったらいいのでしょうか。その神話も、天地の神のほかに空気の神がいて、天地の神はお互いに喧嘩をするので、その間を取り持つ空気の神エンリルが重要なバランスをとるというのです。商品の買い手、売り手、仲介業者の３者の利益バランスを保つという感覚を見事に生かし、非常に平和に暮らしていたそうです。その当時の他の地域では戦争を繰り返していましたから、エデンの園は、シュメール人のメソポタミアのことを言っていたのです。このシュメール人は黒い髪に褐色の肌でした。彼らが、白人系統の人たちに滅ぼされて、その後どうなったかは不明です。彼らは目が大きく、丸い頭でした。もしかしたら、南の島々に下ってきたかもしれませんね。南太平洋諸国の原住民の言葉にはこのシュメール語が多く残っていているようです。日本語にも類似のことばがたくさんあるようです。一万年前にメソポタミアに栄えた平和の商業国の末裔が東のはずれの国、日本までやってきていたとしたら大変面白いですね。（シュメール文明　石川源行著　参照）

  2005.01.06

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• 水瓶座

  さて、引き続き、水瓶座を調ベておりましたら、昨日のお話にちょっと付け足したい事が出てきましたので、今日はそのお話をいたします。占星術の始まりはカルディアが始まりだといわれています。カルディアは新バビロニア王国（B.C.625-538）のことで、その前の古代バビロニアあたりから始まっているようです。占星術は、メソポタミアの羊飼いがはじめたといわれていますが、カルディアはアラム人（遊牧民）が作った国で、メソポタミアのシュメール・アッカド人は農耕民族だったようです。どうやら星座の名がシュメールの文字で表されているので、多少の混乱があるようです。羊飼いたちは、満天の星を見ながら、星の観察をし、天文学がはじまりました。また、羊を数えていくことによって、数学が発達したというのは非常に納得のできる話ですね。現在の科学や経済学の始まりです。カルディア人は数学と天文が非常に優れていたようで、ギリシャの天文学や数学は、実はほとんどがこのバビロニア、カルディアから伝わったのだそうです。さて、水瓶座の時代ですが、ギリシャではゼウスが愛した美少年ガニュメーデスが水瓶をもっていますが、バビロニアの星では、死を支配する女神グラが命の水の水瓶を持つ姿となっています。この星座に太陽がいるころに中東や地中海では雨季となるため水を象徴するお話となるのですね。水瓶座宮は、新しい時代の意識をあらわします。それは水がどのようにも姿を変えるところから、変容し続けることで、新しい何かに変わっていくという考え方なんですね。先日の津波といい、地球温暖化による世界的水没の危機・・どうやら、アクエリアスの時代、水にまつわることによって人の意識が変容するというのは､まさにこのような出来事も含めてのことなのかもしれないですね。占と科学というもっとも相反するものの根本は、同じところから発生しているという、このおもしろさ。古代への興味はつきることがないですね。

  2005.01.05

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• アクエリアスの時代

  アクエリアスの時代新年ですので、未来への希望として、水瓶座（アクエリアス）の時代のことを調べてみました。７０年代から言われていたエイジオブアクエリアス（水瓶座時代）ですが、最近はあまり世間でも言われなくなりましたね。すっかり熱もさめてしまったのでしょうか。イエスキリストが生まれてから約２０００年間は、魚座時代といわれます。占星術では約２０００年ごとに、時代が変化していきます。次に来るのは水瓶座の時代なのですね。では「魚座」とは何を表していた時代なのでしょう。「魚座」が表す象徴は、海の中にいる２匹の魚の尾っぽが繋がれて、互いが反対方向に向かっておよぐ姿を表しています。目に見えない矛盾を表現しているのだそうです。皆様、魚の骨のマークは、キリストの象徴であるということをご存知ですか？まさに魚座はキリストの時代といえるのです。この反対方向を向いている二匹の魚は､同じ方向へ泳げば進むことができるのです。この２０００年はキリストとともに同じ方向に動いてゆく時代と解釈されています。また、イエスが生まれて１０００年が、至福の時代、その後１０００年に世界が終わるという予言があり、１９９９年はその世界が終わる年だったわけですね。キリスト教支配の時代が終わりを告げると予言されていたのです。実は、この魚座時代から水瓶座時代へ移り変わる時期というのは様々な節があります。２０００年ころから水瓶座時代は始まるといわれることもありますが、正確には２１５７年から２７００年だそうです。さて、続く水瓶座というのはどのような時代なのでしょうか。水瓶座はその名の通り、人が「水瓶」の水を周囲に撒いている象徴ですね。この無限に撒かれる水は博愛の精神を表しています。シンボルは二本の平行線の波。情報を表し、共振を表しているともいわれています。最近ではこの水瓶をもつのは、少年が多いですが、メソポタミアでは老人が水瓶をもっていました。水瓶から流れ出るものは、老賢人から流れ出る知恵ということになるでしょうか。また、流れ出るものは固定化されたものではなく、非常に流動的なものです。水瓶座の時代は、今までの固定化したものの考え方ではなく、溢れる知恵と柔軟な思考、無限の情報を供給できる社会となることでしょう。非常に流動的な社会となるので、財産の蓄財で手堅く生きるなどという時代ではなくなるようです。そして５６億７千万年後に降りてくると言われる弥勒菩薩は、いくつか代表的な像がありますが、手に水瓶をもっているものがあるそうなんですね。救世主のもつ水瓶、なんだかワクワクしますね！なにしろ、今までの固定化された、一つの方向にしか向かない魚座の時代から、自由に無限に広がりのある水瓶座時代へ、今は丁度その時代が変わりゆく新旧がっぷり四つの時代でありますから、混乱期でもあると思いますが、時代は確実に新しい方向へ向かっているのでしょう！！（水瓶座の研究　石川源行著　参照）

  2005.01.04

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• 権力と国家と神　 神の発明・熊から王へ

  とっても難しいテーマですが、カイエソバージュ２と４を読み終わりましたので、書いてみたいと思います。かつて日本の縄文時代もそうでしたが、先住民族と呼ばれる環太平洋を取り囲む｢国家を持たない国々｣には王は存在しませんでした。リーダー（首長）はいましたが、リーダーには権力はなかったのです。人々の問題をあくまでも話し合いによって解決し、多くのものを人々に与える役目でした。この国家をもたない文化は、自然と共存し、動物も植物も人間も、全てが一つの循環の中に生きていて、多くの精霊たちが存在し、死後の世界とこの現実の世界はメビウスの輪のようにつながっているという考え方をしていました。自然と人は対称性をもって宇宙の一員として存在していたのです。しかし、新石器時代のある臨界点を超えたとき、王となる首長が出現し、クニが発生しました。本来自然のものである権力＝力は、社会のなかの王が体現する事になるのです。自然のものである力を王が体現するところから、対称性が実現できなくなってしまったのですね。国家は発生してからすぐに大きな帝国となり、発達を遂げました。この国家権力と対抗するような形で、新しいタイプの宗教が発生するのです。（ゾロアスター、ブッダ、イエスなど）国家を持たない国々にはスピリットの世界がありスピリットの中により偉大なグレートスピリットがありました。グレートスピリットは、超越的な神に大変近いものですが、あくまで、スピリット界に存在します。しかし国家を形成した国では神は唯一神の神（超越的な絶対神）となっていきました。丁度、首長が王にならなかったように、グレートスピリットは、神にはならなかったのです。現実のこの世界で、権力を行使して、自然環境を人間の所有物のようにしているシステムをあらためて考え直し、人類は、対称的な宇宙観をなんとか取り戻さないとならない切羽詰った状況に立たされています。人間の脳の中には、３万年前に人間が人間となった時の脳の働きがそのまま残っていると、著作者の中沢新一さんはおっしゃいます。それは多神教的な対称性の宇宙観と、超越性へと変化していくように組み込まれた脳の働きを両方もっているということなので、｢あらゆる宗教のあとに出現するもの｣のイメージを創造してゆくことが可能だという希望がもてるということなのです。この後、５に進むわけですが、一つ一つ、その文章にかかれていることは、非常に深い、それだけでも物凄く深遠な世界ですが、非常に読みやすく、物語のようにまとめられており、本当に感心します。特に、多神教と一神教的世界観の相違、そして王とクニの出現がこれほどまでに見事にリンクしてゆくところが非常に今回エキセントリックでした。今まで神話を読みながら感じたこと、先住民文化に触れたときに感じていたこと、女性という性から感じる様々未消化な感覚がとってもよく整理されました。長い間追いかけてきたことが、このように繋がっていくことが快感です！（笑）とっても完結に、わかりやすく構成されていますが、どこを読んでも非常に広がりのある壮大なテーマです。この面白さをどのように皆様にお伝えしたらいいのか。未熟ゆえに、面映い気持ちです。とにかく、手にとってお読みいただけたらと願っております。超お勧めのシリーズです！（講談社選書メチエ　神の発明　　熊から王へ　　中沢新一著）

  2005.01.03

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  迎春

  明けましておめでとうございます。２００５年の幕開けです！東京は、夜中に激しい揺れを感じましたが、朝起きると美しい雪景色で、抜けるような青空でした。最悪の被害が報告されるスマトラ沖地震、世界の国々で、新しい年を迎えるごとに黙祷が捧げられました。一刻も早く有効な、援助と支援が望まれますね。２１世紀となり、すでにもう５年も年が過ぎてしまいました。今後、日本の社会も、世界も、大きな変化を迎えようとしています。このような時こそ、一人一人の心に芽生える、一人一人の気持ちがとても大切なのだと思います。今年も、出来る限り、面白くて、ためになる情報を皆様と共有できたら幸いです。さあ、今年もスタートしました。皆様はどのような２００５年のスタートをきりましたか？

  2005.01.01

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• 大晦日

  皆様２００４年も、今日で最後ですね。本年の２月から、メルマのブログを始め、７月の２４日から、楽天のブログをスタートいたしました。そして、さらに８月にはいってからMSNのブログも始めました。たくさんの方々に、読んでいただき、多くの大変勉強になるコメントもいただきまして、大きな喜びとともに励みにもなりました。ほんとうに、ありがとうございます。日々この地球上の、日本という国に住み、仕事したり、本をよんだり、映画を観たり、美味しいものをたべたりして、生きていることを実感しながら、つたない表現の文章を書いてきました。皆様にコメントをいただきながら、表現を重ねていくうちに、皆様とともに共感しあう喜びが生まれてきました。それは、新しいとても嬉しい発見です！２００５年度はますます世界の状況もスピードが早まり、変化が激しくなってくるかと思いますが、日々、楽しく、皆様と喜びを分かち合いながら真理の探求にいそしむ事ができるのではないかと期待しています！皆様、本年はどうもお世話になりました。心よりお礼申しあげます。来年もどうぞよろしくお願い申しあげます！よいお年をお迎えくださいませ。

  2004.12.31

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• カイエソバージュその後　　～本たちにうずもれて～

  なぜか、一番初めに３番目の本である「愛と経済のロゴス」を読んでしまったので、次には２番目の「熊から王へ」と４番目の｢神の発明｣両方を同時進行しながら読み進めています。我ながら面白い読み方になったものだと思いますが、３を中心に、両側に開いていくような、２と４が、そして１と５が対象をなすようなそんな感じをうけたものですから、本の注文のしかたも変則的です。（笑）このような本の読み方もまた、刺激的！とにかく何度も言ってしつこいですが、とても面白いでのです。中沢新一さんは、｢チベットのモーツアルト｣以来、その著作を読む機会がなかったのですが、そういえば、｢哲学の東北｣という文庫本があったなと思い出して、引っ張り出してみました。たしか、これは「おもしろいから読んで見たら」と薦められたのですが、なんとなく読まないでそのままほっておいたものです。どうして読まなかったかっていうと、これといって理由はなかったのですが、今このシリーズを読み出して、初めて積極的に読もうと思える本だったのだなと納得！本にはそれぞれ、読む時期というか、タイミングがあるみたいで、ちゃんとわかるようになるまで、どうしても読ませてくれないらしいのです。（笑）そんな本が、我が本棚にはたくさん積んであって、新たに脚光を浴びる日を待っているのです。さて、カイエソバージュの話に戻ります。どうやら、中沢さんは一貫して、西洋文明の元である一神教の神概念（国家を形成してゆく社会）と、世界の先住民の文化、アミニズムを中心とした多神教的なスピリットの文化（国家を作らない社会）を比較しながら、次に来るべき人間社会の未来を語ろうとしているように感じています。注意深く読んでいるところですが、今までの私の断片的な頭の中の知識が組み合わさっていき、まるでジグゾーパズルのように一つの大きな絵が見えてくるような、そんな頭の中の新しい経験がとても面白いです。この先５冊を全部読むのが楽しみなのですが、その間に、また、いろいろ読み返したい本がたくさん出てきてしまって、どうしようかしらという状況です。また、長い冬休みもあっという間に終わってしまいそうなそんな予感のする年の瀬です。

  2004.12.30

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• 津波！

  今日は多くの会社が仕事納めだったかもしれませんね。皆様の会社はいかがでした？2004年はもうすぐ終わろうとしています。皆様にとってどのような一年だったでしょうか。新潟の地震の記憶がまだ新しいうちに、クリスマスの次の日にはインドネシアで、大きな地震と津波がありました。死者２万人以上といわれる被害、ほんとうに現地では大変な状況が起こっているのでしょうね。津波後の衛生状況で、コレラなどの発生が予測されています。平和な南のリゾート地は悲惨な被災地と変わり果ててしまいました。地球規模の温暖化が進み、世界中に地震がおき、地球規模で自然環境が大幅に変化しているように感じます。自然環境の変化は、自然がそのように変化したのではなく、人間が自らその変化を起こしていて、多くの人々が、その変化に加担したと言わざるをえないでしょう。でも、長い間の宇宙時間から見たら、こんな変化はしょっちゅう起こっていたわけですから、もしかしたら、かつてあった氷河期のように、人類は新たな地球環境の変化を経験し、順応していかなければならないのかもしれません。このたび起きた地震は、阪神大震災の１０００倍とも１６００倍ともいわれています。「津波」とは、港を襲う大波のことです。地震による津波に襲われ、昔から日本は、津波の研究や対策が進んでいるそうです。ですから、“tsunami”は、国際語として世界に通じるのだそうです。そういえば、どんなに小さな地震でも、津波についての注意が必ず伝えられますよね。吹けば飛ぶような島国日本は、火山の国であり、四方が海に囲まれ、様々な自然と共存してゆく知恵が生まれた国です。その経験から来る知恵がもっともっとうまく生かされて、世界に伝えられたらよいのにと思います。また、地震の被害を何よりよく知っているのですから、どこよりも被災地の人たちの気持ちを汲む事ができるはずです。スピーディーにその共感する気持ちが形となって届くシステムが、一刻も早く実現することを願ってやみません。

  2004.12.28

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• 新しい結婚制度とは？

  今日は、ひとつ、皆様にご提案です。以前、結婚についての考察というテーマで書いてみたことなんですが、このテーマは遊女asomeにとって、とても興味深いテーマなのです。たとえば、今の一夫一婦制を変えるとしたら、通い婚も含め、どのような形が考えられるでしょう。また、どのような形が現代の暮らしにあっていると思われますか？今後どのような形だったら、未来に希望が持てるでしょうか。たとえばフランスでは、「ユニオン・リーブル」という同居あるいは同棲　が、法的に認められて様々な社会保障があり、社会的に認知されています。また「コアビタシオン」というのは、もう少し広がりがあり、共同生活を意味します。これは女性同士、男性同士、同性愛のカップルもはいります。そして、ソロ（シングル）としての生き方があり、それぞれの生き方を選んでも、法制上同等の権利を与えるという社会制度のあり方だそうです。日本ではどのような制度を考えたら、より豊な関係をはぐくむ事ができ、子どもたち未来のことを考えてゆけるのでしょうか？制度とまでは、まだ、考えが及ばなくても、どのようにしたら、男女がいい形でお互いを豊にしていけるか、皆様はどのようにお考えでしょうか？個人的には通い婚はけっこういい制度だと思いますが、皆様はいかがでしょうか？ぜひ、ご意見をおきかせください！

  2004.12.26

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• 12月25日

  イエス・キリストの誕生日について、聖書には12月25日だなんてどこにも書いていないのに、この日になってしまったのは諸説があるそうですね。その一つは、ミトラス教のミスラ太陽不敗神の誕生日が12月25日だという説です。ミスラ神とは、キリスト教が流布される以前、ペルシャからローマに伝来して、ローマ社会で広く信仰を集めていたゾロアスター教の傍系の神様です。冬至を過ぎた太陽の復活をあらわすものだったそうです。当時、ローマ帝国のローマ人たちの信仰や習慣に合わせようとした迎合精神からきたものだということです。ミスラ、ミトラ、ミトラスともいいますが、流布されるうちに、ミロク（弥勒）になったんじゃないかという説もありますね。ミスラは「征服されざる太陽の誕生日」である12月25日に、太陽神とその母との結びつきにより、また一説には天界の父が下した稲妻によって感応した創世の岩から生まれたといいます。これは羊飼いと、捧げものを携えてきた賢者(マギ)によって目撃されました。また、病人を癒し、盲に視力を与え、足萎えを歩かせ、死者を甦らせました。天に戻る前に黄道十二宮にあたる十二人の弟子と晩餐を取り、これを記念してミスラの信者は十字の印のあるパンの聖餐を取るようになりました。これらの特徴の多くが、後にキリスト教に取り入れられているということですね。もう一つの説は、昔、テレビでC.W.ニコル氏が「その時期は一年で最も光が少なくなる時期なので、光をよびこむ御祭が北欧で古代からとりおこなわれていた」という内容でした。数年前の11月、ノルウエーに位置する北極圏の街トロムソに行ったことがあります。この時期のトロムソは昼の2時過ぎると、もう、すっかり夕暮れの極寒で、気分もたそがれてきちゃいます。毎日がこうだと、光をよびこむ御祭をしたくなる気持ちは充分に理解できました。いずれにせよ、12月25日を祝うというのは、太陽、光とのかかわりが大変深いみたいですね。

  2004.12.24

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• 一目惚れ　結婚についての考察　２

  一目見し人に恋ふらく古代の恋は、偶然からはじまります。道で出会ったり、野に遊ぶときにちらりと見てしまったり、垣根から見えてしまったり。そしてほとんどが、一目見ただけで、恋ひ焦がれるのですね。そういえば、たしかに、神話の神々も、目と目が合えばすぐに心を交わし、供寝してしまいます。現代のように「お付き合いしています」｢デートしました｣みたいなお話はありません。もちろん、女性の家の前で中に入れてもらえずに帰されることもありますが、中に入れてもらったら、もう、承諾済みということですから、すぐに結ばれてしまいます。凄くスピードがありますよね。また、一目見る前からすでに夢にでてきたりする場合もあります。出会い自体に神々の意志がはたらいており、一目見て恋ひに落ちたら、それはもう魂と魂の恋ひだということだったのですね。また、音に聞く恋ひ　もありました。見たこともないのに、人の噂に聞いて恋ひしてしまうのです。昔の人の噂とは、実は神の意志でもあったのです。誰が言いだしたのか、わからない正体不明の噂話を人々は神の意志と考えたのですね。｢目利き｣などの「きく」は、本来の｢聞く｣と同じ意味で神の意志を感受し判断するということだったのです。このように、古代の人々の情報は、すべて自然や神の意志からくるものとして捉えているのですね。神の意志は、音に聞こえ、目に見え、匂いとして感じるものだったのです。男女の恋ひもすべて神のご意志。恋ひも結婚も、だからこそ確信にみちて速いのですね。古代人の恋歌のやり取りは、神の意志による出会いを現実に確かめあう恋ひの成就の手段ですが、生きている瞬間瞬間、五感、六感を働かせて神の情報を感受していることが、そのうつくしい言葉に表れていますね。現代人は男と女が出会ってから、お付き合いをしたり、家族に紹介したり、面倒な手続きがあって、結婚するまでは契約書も作らないとなりません。非常に長い道のりがあります。昔の人がそのことを知ったら、どのように感じるでのでしょうね。（古代人の恋愛生活　　古橋信孝著　　ＮＨＫブックス　参照）

  2004.12.23

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• 結婚についての考察　　その１

  古代の婚姻形態は今とは全く違うものでした。通い婚といわれる古代の結婚では、女の家に男が通います。男が通う事によって子供が出来ても、子供は母方の子供となり、財産は女性に相続されていきます。現在の一夫一婦制から考えると、いつも男を待っているだけの女は哀れで、地位が低いようにおもわれがちですが、実際はそのようなことはないのです。「古代の婚姻という形態を考えたときに、そこには社会が持つ世界観が男女の対に反映されているので、今とは違う婚姻形態であった古代の人々の世界観がどのようなものだったかということが見えてくる。」「生活自体が宇宙観に支えられている」という視点で、｢古代の恋愛生活｣という本を古橋信考さんが書かれています。｢古代の世界観とは、かんたんにいえば、世界は神々の体系であり、人間はその一部にすぎず、神々の意志に従って生きているということである。｣「たとえば、女に恋をするのはその女の側にやむにやまれず、こちらをひきつける不可思議な力があるからと認識した。花の美しさにみせられるのも、花の側の力が寄り憑いてくるからだ」（｢古代の恋愛生活｣より引用）実感としてはその通りですね！まさに超越的な、神秘的な何かが恋や結婚には働いているのです。結婚にまつわる言葉として次の言葉が挙げられています。今も使うことばもありますが、「えー」そうだったのか、と思わず納得。ヨバフ男が女の名前を呼びつづけて相手の気持ちを向かせる　求愛の行為（夜這いはかつては｢呼バフ｣だったのですね。）ツマドフ　(妻問う)婚姻が成立して、男が女のもとへかようことマグアフ（目合）目と目を交わし、心を通じ合わせ、その後供寝に行き着くクナカヒ(婚ひ)・トツグ（交ぐ)性交の意味スム（住む）マグハヒが成立してツマドヒがつづく状態(夕方女のところにきて朝帰る状態でもスムという。女の元にいる状態のことをスムといいます)｢通う男にとって、両親と暮らす家よりも、女のもとがスム場所なのである。つまりその男にとって女のもとこそがいきていく活力を生み出す場所であり、子を生産して未来を創りだすスミカだった」古代では恋と結婚が非常に曖昧ですね。制度が今のような嫁取婚ではなかったからですが、出会って惹かれてマグアフということ自体が結婚とイコールだったのですね。個人の恋や結婚にまだ制度が介入していなかったということなのでしょうが、私にはこの古代の通い婚は非常に合理的なやり方だと思われます。（笑）皆様はどのように感じられますか？

  2004.12.20

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