飛び込み営業
皆さんは飛び込み営業をなされたことがありますか?基本的に弱虫なので、飛び込み営業やテレアポなどといったようなことはとても苦手な方です。苦笑飛び込み営業が苦手な方が大半かと思いますが、アメリカでは幼いころから飛び込み営業らしき事を体験させ、その楽しさ、そしてお金の大切さなどを教えています。アメリカでは、小学校のころから楽しい行事がとても多いのです。例えば、学校全体でのアイスクリームパーティーだったり、高校にもなれば、自分の所属しているクラブなどでお金を貯め、「コンクールに出場」という名目でクルーズに乗ってメキシコに行ったり、それはそれは楽しい内容のものばかり!しかし、どの行事もお金がかかります。日本の学校でしたら、親が払ったり、学校がお金を集めて払ったりするのがほとんどですが、。アメリカでは違います。子供自身にそのお金を稼がせるのです。えっ?小学生にバイトをさせるのは違法なのでは?と思った方もいるかと思います。決してバイトをさせるのではありません。基本的にアメリカでは(確か)16歳ぐらいにならないと社会で働くことはできません。では、いったいどのようにお金を稼ぐのでしょう?アメリカでは “fund raiser”をするのです。ファンド・レイザーとは「n. (福祉事業や立候補者のための)預金調達者; そのための催し.」http://jiten.www.infoseek.co.jp/Eiwa?col=EW&pg=result_e.html&qt=fund&sm=1&lc=12&lp=0&svp=SEEK&item=MAIN,NODE,68587例えば、小学6年生の子がScience Camp(日本でいう林間学校のようなもの)に行く為に、$500必要だとします。その子は$500を稼ぐ為に、fund raiserに参加することにします。(基本的に学校で、そのシステムは提供してくれます)今回のfund raiserでは1つ$5のチョコレートを売ることで、その子のアカウントに$2.50入るというシステムです。その子は、なんとそのチョコレートを売るために飛び込みをするのです。もちろん、最初は親戚や近所の人などに売ったりするのですが、時には、母親に車で少し離れた住宅街まで運転してもらい、一つ、一つの家のドアをノックして売っていくのです。「僕の所属している吹奏楽部でメキシコにて開催されるコンクールにでるので、fund raiseをしているのですが、ご協力いただけませんか?」などといったふうに。チョコレートだったり、クリスマスカードだったりと様々のものを私の家にも売りにきていたのを覚えています。そのころ、私は英語もあまり話せず、かなりの弱虫でしたので(今もですが 苦笑)親が基本的に払ったりしてくれていました。本当に今から思うと、あの時、無理やりにでもやらせてくれていれば良かったのにと思います。あの頃は、あまりにもこのfund raiserが当たり前だったのでなんとも思っていませんでしたが、今になって考えると、これはかなりすごいですよね?しかも、fund raiserに参加する事によって、売った数が多ければ多いほど、ご褒美ももらえるシステムなのです。特に小学生の場合、10個売った子にはご褒美としてアイスクリーム。20個売った子にはウォークマンなどの、豪華な賞品が贈られます。これだったら子供もやる気が出ますね。アメリカではこのように幼い頃から、「自分がやりたいことをする為のお金は自分で稼ぐ」という事を教えているのです。もちろん、自分が一生懸命飛び込みをして貯めたお金ですから、お金の大切さもわかります。アメリカはお金に関しての教育はとても上手ですね。私もアメリカで小学校6年生にして、「株の売買」を学んだのを覚えています。もちろんお遊びですが、ニセのお札を$10,000ほどもらい、自分で新聞を見て好きな企業に投資するのです。もちろん新聞に記載されている値段で。そして、2~3日に一度、学校で新聞を読みながら、自分が投資した株がどれだけ上がっているか、または下がっているかを折れ線グラフにしてつけていくのです。そして、2~3ヵ月後に一番儲かった生徒にはまた素敵なご褒美が待っていたのです。このようなすばらしい環境で、世界的なビジネスマンが生まれてきたのですね。正に「金持ち父さん」マインドですね。ロバート・キヨサキさんもこのような環境に育ったのでしょうか?本当にうらやましいばかりです。笑