私が英語習得にこだわり続けるきっかけとは…(-.-)
試験も全部終了し、後は「天命を待つ!」のみです。本日は、仕事も休みで、1日の~んびりと・・と行きたいところですが、元来怠け者の私は、エンジンのかかりが遅い上に一度休憩すると、いつまでたっても休みっぱなしになってしまうのです。(-.-)従って、試験が終わっても、決して手綱を緩める訳には参りません。試験全般を通じて、「英語力」の無さを痛感し、この先、医師となってもこのままではアカン!50歳を過ぎた今、改めて英語を習得しよう!と決意しておる次第です。・・と、如何にも最近決意したように言うてますが、実は、私が英語習得を目指すには涙無くして語れぬ過去があるのです。(TへT)遡ること21年、当時、いっぱしに事業展開をしていた私は、店舗拡充にあたり、一般顧客名簿「10000人」にダイレクトメールを送る事にしました。当時の郵便代は、確か封書が「62円」でした。 62円×10000人=62万円郵便局から「普通に」出したんではアカン・・大量に出すと割引も有りましたが、せいぜい15%引きぐらい・・・ 62万円×(100-15)%=527,000円そこで、思い立ったのが、「国際郵便」です。 ・・この話、以前にも書いたっけ?ま、いいか・・調べてみると、当時の香港(ホンコン)では、 ●「香港」⇒「日本」の国際郵便(封書)は、何と「1HK$(1香港ドル)」でした。当時のレートで、「1HK$=約16円」つまり、「10000通」のDMを香港まで“持参”して香港から日本へ出せば、約16万円で済むのです。従って、日本国内で「正当に」出すより36万円以上安上がりなのです。すぐさま「香港グルメツァー」に申し込み既に印刷済みだった封書や、案内書など10000セットを数個のスーツケースに詰め込み「国際郵便DM」を思い立って、10日後には私は機上の人となっておりました。香港に着くと、ツァーの手配ミスで部屋が無く、結局豪華な「ダブル」の部屋になりました。おかげで、部屋に入ってから荷物を広げ、「観光ツァー」「グルメツァー」を全てキャンセルし、徹夜で10000通のDM封書詰めをしました。翌朝、郵便局へ・・受付では、日本語も英語も通じない職員がただただ首を横に振るだけで、困惑しました。ようやく日本語が少しわかる人が現れ、事情を聞くと・・ 昨今、同じような“手口”で大量DMを送る日本人が増えてきた。 我々としては、売り上げになるから歓迎だが、 厳密には、違法行為にあたる可能性があり、 将来的には、日本側が受け入れを許可しなくなる。との事。何とか、交渉の末、 ●裏面の「会社名」「会社住所」が日本のものである。という難点を解消すればOK。となりました。大量のDMをホテルに持ち帰るような元気はありません。近くの露店で作成した「○○公司 香港 ○○Co.Ltd Hongkong Branch」というゴム印を全ての封筒に押し、さらに裏面の日本の住所をマジックで全部消しました。大きな郵便局のガラス越しの一角で変な日本人が、大量の郵便にスタンプを押し、マジックで、線を引いている光景・・1000通、2000通を超えると、手つきも次第にマシンの如く鮮やかになっております。道行く観光客が数人、訳もわからぬままに写真撮影なんかしちゃっております。郵便局開店から閉店までず~っと、ロビーの一角で、実演販売の如く、パフォーマンスをしておりました。結局、その日は、半分しか出来ずに、DMを郵便局に預かってもらい、夕方、ホテルに戻ってすぐに寝入ってしまいました。翌朝、前日とは別のガイドさんが、起こしに来ました。ガイドさんは、観光客をしっかりとコース内の店舗に連れて行って買い物をして貰わないと実入りが減ります。従って、前日の事情を知らない彼女は、私が一人だけ高級な部屋に居る事情も知らず、「上客」と勝手に思い込んでいたのでしょう。私が、この日もツァーを断ると、烈火のように怒っていましたっけ・・前日に引き続き、開店時間に私が現れると、「へ~い!おまえの席を用意しておいたぜ!ベイビィ」ってな感じで、局長さんが私の席を指差します。昨日と同じロビーの席には、 ●ポットに入ったコーヒー ●近くの食堂のメニュー ●前日より明らかに“高級”な椅子が揃えてありました。「将来的には違法・・かも」とは言え、目の前の10000通の「国際郵便」は、明らかに「売り上げ」に繋がる美味しい材料なのです。急遽VIP扱いとなった私は、その日も黙々と「DM作成実演」をこなし、ようやく閉店間際にすべてのDMを「国際郵便規格」に改訂しました。そして、局員達の拍手と意味不明の歓声の中、10000通(正確には10000と、500通ほど)のDMを“正式に”受理してもらいました。お会計は・・ 「1HK$×8000通」=8000HK$となっておりました。これだけの量になると、いちいち全部数えないようで、こちらからの「申告」でそのまま通ってしまうようでした。10500通ほど有ったのを、「あわよくば・・」で、「10000通」と申告した小心者の悪党である私をせせら笑うかのように一気に2割もディスカウントしてしまい、「え?」と驚く私にウィンクしながら、「よく頑張った頑張った・・8000通だ!」8000×16HK$=128,000円おお~!v(^。^) 更に32000円も得したぜ!結局、2泊3日の「香港グルメツァー(しかも豪華部屋)」も、何も満喫出来ぬまま、全日程が終了。後は、明朝最後の「おみやげ屋さん」に連れられて一路飛行場へ行き、ツァーは終わります。このままでは勿体ないな・・せっかく、合計で、 「527,000ー(160,000-32,000)」そこから、ツァー代69800円を引いても、約33万円も節約出来たのですから、ちょっとぐらい贅沢してもバチは当たらんだろ・・と、そのまま夜の街へ繰り出したのです。もともと、観光の予定はなかったので、ガイドブックなどは持っていません。片言の英語を駆使しながら、気が付くと、夜の香港の怪しい街並みへ・・屋台を2~3軒はしごする頃には、すっかり香港通気取りです。このあたりでは、クレジットカードなどは使わず、すべて、小銭でたらふく食べる事が出来ました。途中で、小銭がなくなったので、歩きながらホテルに戻り、少し現金を持ってホテルで「オススメ」の店でもリサーチして、もう一度繰り出そう・・と考えてると、「Welcome American Express」の看板が・・当時は、まだクレジットカードも沢山持っていました。表通りの小洒落た感じのバーに恐る恐る入ると、中には、いろんな人種のお姉さんが・・「しまった!」と思いましたが、既に「一番奥」の席に案内されてしまってます。「ビール1杯だけ飲んですぐに出るべし!」そう思い、ビールを頼むと、突然、「インド人」「中国人」「スペイン人」と思しき、美しきお姉さん3人が、私の隣に擦り寄ってきました。 「Can you speak English ?」と問われて 「Yeah」と中途半端に答えると、それぞれ、英語だか各人の母国語だかわからない言葉でさかんに何かを訴えかけてきます。困惑していると、店のママらしき女将さんが出てきて流暢な英語で、「連れ出しOK!」みたいな説明をしております。細かい説明は、よくわかりません。適当な返事をしていると、何故か「インド人」と思しきお姉さんが他の2人を奥の席に戻して私の隣に来ました。「Thank You」だけはわかりますが、後は意味不明・・ようやくビールが来たので、一気に飲んで、私は「Account Please」と言いながら席を立つと、女将さんは、「Short time ? or All night ?」 『ゲッ!こりゃアカン!』と思って 「NO! Thank you」とはっきり言うと「Hmmm・・ Cancel?」と聞いて来たので「Cancel !」・・通じたようです。インド美人は、「さのばびっち」みたいなことを言い、女将さんは不機嫌そうに勘定書きを出してきました。 「3000HK$」 3000×16=48000 『げ~っ! ビール1杯 48000円!』それでも、無事に戻れるだけラッキーと思わねば・・と言い聞かせながら、勘定を済ませました。・・・それでも、インド美人は、まだ「連れ出してくれよ!ケチ!」みたいな感じで叫んでおりました。4万8千円は、痛かったが、まぁ授業料だと思って・・無事帰国し、本来の目的であるDMもその後、順調にお客さんの下へ届き、「国際郵便」であった事も目を引き、費用は、格安!効果は予想以上・・という、上場の結果になりました。v(^。^)被害は最小限・・と思われたのも束の間、1ヵ月後に、アメリカンエキスプレス様から来た請求書には 3000$ と記載されていたのです。 ※「3000HK$(4万8千円)」ではなく、 「3000$」です。 (当時1$=約130円、従って、約39万円) 英語習得するぜ! ・・と言うより、変な店入るな!って・・ 表向きは、「小洒落た店」だったんですぜ。試験は終わって、発表まで悶々とした日が続きますが、この21年前の悔しい過去を思い出し、気を抜かずに英語の勉強をします。 ↑ ↑ ↑ 勝ち癖を付ける為に、自ら「かちっ(勝ち!)」とクリックしてます。 皆さんの、「勝ち!」のお裾分けを頂ければ百人力! 今までの瞬間最高順位は、「3位/929サイト中」です。 ヽ(゚◇゚ )ノ