海外移住にかかる費用って?(米国ハワイ編)
国際結婚や留学・駐在などで、海外へ移住されたことがある皆さんは、すでに経験済みでいらっしゃるでしょうが、今回は、私のケースを用いて「一体、どの位の費用がかかるのか?」について書いてみたいと思います。まず、一人暮らしなのか? 親との同居なのか?によって、異なりますが、私の場合は、マンションで一人暮らし。自宅にある家財道具は、以下の5つに分けられると思います。1)そのまま海外へ持ち出すため、彼の家へ送る。2)リサイクル・ショップに買い取ってもらう。3)実家へ荷物を入れる。4)不要品業者に処分依頼・市区町村指定の方法で処分する。5)友人・知人に差し上げる。私のマンションは6階建て最上階角部屋2LDK(73平米)ですので、一人暮らしにしては、大きな部屋だったのは事実。一とおりの家財道具はありました。(自家用車、エアコン2機、ソファ、ベッド、冷蔵庫、洗濯機、TVやビデオ、デスク、書棚、ステレオ一式など。細かなものを除きます)で、これらを前述の5つのパターンに仕分けしました。1) 海外へ郵送する。これが実に厄介でした。私の場合は、ハワイ州。そのなかでもオアフ島ではありません。以前、LAに駐在した時は、すべて会社が費用を負担したため、ヤマトUSAの航空便の利用を試みました。(ダンボール25箱、当時30万円くらい)、今回も、同時にいくつか海外引越し会社より、見積もりを取り寄せたところ、どこも、やたらと高い。 ハワイって、LAよりも近いはずなのに...。まず、海外引越しには1.航空便 2.船便がありますが、ヤマトUSAの場合、航空便・船便共にオアフ島以外は取扱いがないとのこと。自分でその先(オアフ島~)の手続きも可能ですが、税関申告など面倒な手続きが多いので、急ぐ私たちには不向きでした。で、米国内であれば船便のコンテナにある空きスペースを用いたカートン輸送という手段があるので、それも調べてみると...日本-ハワイ便(本土もあり)国内某大手商船ロジティクス会社のサービスを見つけました。こんな感じ。見積金額: 1.5m3 カートン 317,500円(Lサイズ2箱+Sサイズ2箱) 2.0m3 360,000円(Lサイズ2 箱+Sサイズ4箱)*Lサイズ:108cm×70cm×66cm、Sサイズ: 54cm×70cm×66cm所要日数: 船便コンテナにて、約45-50日間(ドアツードアでの所要日数)こちらは船便によるドアツードア(日本→ハワイ州 彼の自宅)なのですが、どうでしょう?ハワイは輸送会社1社の独占状態なので、どこの引越し会社を使っても、船便はこんな感じだそう。自分の荷物だけのためにコンテナを一つ借りるような公算なので、こんなに金額が高いのです。コンテナって...そうです。よく船着場や貨物列車で見かけるあれです。あの大きな箱です(笑) ただ、アメリカ本土ならば、自分のカートンをコンテナの空きスペースに混ぜて送る訳ですから、金額はかなり安くなるんじゃないか?と思います。これからの方、問い合わせてみる価値はあるかもしれません。ということで…国際ロジティックスの船便は・これでは郵便局のシステムと所要日数も変わらない・送れる箱数がごくわずか。と分かり、郵便局から別送品で送ることにしました。で、こんな感じ。 (*SAL便は使用していません。割高でした)航空便(EMS利用) 特大サイズ 3箱... 47,500円(gあたり13.4円) 国際小包第3種 同 サイズ 14箱...137,050円(gあたり6.79円) 計 18万4,550円手荷物については、また別の機会に書きます。別で4箱持ち込んでいます(笑) 以下に、海外引越し・発送に 便利なサイトを添付しておきます。海外発送 比較.COMhttp://www.kaigaihassou.com/hassou.htm海外引越会社 比較.COMhttp://www.interq.or.jp/world/naoto/benricho/move.html 2) リサイクル・ショップに買い取ってもらう。端的に結論づけると、これに期待しない方がよいと思います。家財道具の中には、それなりの金額で購入したソファやベッド、2年前に買い直したばかりの家電製品が含まれていました。それから、洋服(それなりのスーツ)もリサイクルに出そうと思いましたが...査定結果は、ことごとく「ゼロ円」特に生活臭がついている類(ソファ、ベッド)、年式が5年を超えたものには、まったく評価がつきませんでした。結局 買い取ってもらったのは...ダウン照明器具 500円洗濯機(2年使用) 5,000円一人掛けリクライニング・チェア 3,000円 計 8,500円これには、彼も驚いていました。「日本人は、新しい物にしか価値をつけないね。リサイクルしないの? 環境問題がこれだけ言われている昨今なのに」 と。たしかに、アメリカのようにガレージセールなど、日本では殆どやりませんね。モノは大切にしなきゃ…なりませぬ。。 ということで、買取で得たお金は...その夜、彼と二人で焼肉を食べに行き、特上カルビをオーダーし、飲んだら...消えてゆきました。。(チーン) う~ん。 これもどうなのかしら?(苦笑) 3)と 4) 不要品処分業者を依頼する。昨今、冷蔵庫や洗濯機、エアコンなどの家電製品には処分費用が発生しますね。特にガス抜きが必要な冷蔵庫やエアコンは1機あたり、3000円~5000円そのほか、粗大ごみとして処分場へ持っていく時間も、労力もなかったので、すべての不要品を業者に引き取ってもらいました。とある業者からの提示額は...140,000円この金額には・家電製品リサイクル費 ・処分場までの運搬費用 ・実家へ送る物品の運搬費用・作業員3名 人件費と派遣費費用対効果で考えれば、決して高くはないと思います。実家へ宅配する手間、時間も省け、これはよい選択でした。皆さんの中にもひょっとしたら、「実家へ一部荷物を運びたい」という方があると思いますが、普通自動車で運べないほどの量だと、引越会社か宅配を利用することになると思います。その費用を別途考えるなら、不要品業者によっては、実家への搬入費用を込みで見積もりしてくれる業者もありますので、確認してみるとよいと思います。 ということで...終了~ ここまでを総計すると、海外への別送代 184,550円不要品業者依頼 140,000円リサイクルショップ買取 +8,500円ガリバーが手伝ってくれたこと Priceless (←アホ) 計 333,050円 国際遠距離恋愛中の皆さまの参考になりますように。最後の最後まで…お金と忍耐が必要ですね(笑) おかげさまで部屋もすっきりと片付きました。こんな感じ。Before (ただ今、引越し準備中。。)↑ 物取りが入ったかのような押入れ ↑ パーティで頂いたお花ですら…キッチンに。。 After (ようやくスッキリ) おっ?! 部屋に荷物がない! ということは...私たちは 今、いずこ...?(つづく) →「引越しご苦労さん記念」に。。クリックオネガイシマス