リアリティTV
アメリカのTV番組ではリアリティTVが大人気だ。リアリティ・ドラマは、台本がない本物のドラマで、セレブタレントのくだらない日常とか提示された課題をこなす風景を撮ったりする。日本の番組に例えると、「進め!電波少年」みたいなものだろうか。いや、もっとクダラナイ番組もあった。アメリカのプロレスラー、ハルク・ホーガン一家の日常を追った「ホーガンは何でもしっている」だ。家族の喧嘩から一家離散に至るまで、本当にリアルに追いかけたドラマだった。一方、リアリティ・ショウは、優勝をかけたサバイバル形式のオーディション番組が多く、日本で例えると「スター誕生」とか「ガチンコファイトクラブ」になるだろうか。有名なのは「アメリカン・アイドル」で全米中から何万人という歌手になりたい公募者を毎回篩いにかけて最後の一人がメジャーデビューする。特にシーズン1で優勝したケリー・クラークソン(Kelly Clarkson)は、僕も大好きなポップロックシンガーで「My life would suck without you」はイイね!格闘技のリアリティTVもある。UFCが大人気になったきっかけを作ったのがTUF(The Ultimate Fighter )だ。毎週誰かが戦って脱落者が出て、最後にラスベガスのリングで勝つと、UFCと契約できて賞金も10万ドル貰える。ここからスター選手も生まれており、もっとも有名なのはマイケル・ビスビン(英国)じゃないかな?イギリスでは「最もセクシーなスポーツ選手」にあのデヴィッド・ベッカムを抜いて1位になったほどの人気ぶり。シーズン9では、キンボ・スライスまで出ている。そのリアリティTVで僕が最近ハマっているのがファッションデザイナーのオーディション番組「Project RUNWAY」。全米中から集まった新鋭のデザイナー達が競い合い、最終的にデザイナー憧れのニューヨーク・ファッション・ウィークでコレクションをランウェイで発表して優勝者が決まる。ブランド立ち上げ費用10万ドルと高級車が与えられ、「BLUFLY.COM」での販売や「ELLE」誌面でのデビューの特典付き。 毎回無理難題で制限時間と金額を決められ、同じ条件でアイディア勝負をするサバイバルゲームだ。 番組MCはスーパーモデルのハイディ・クラム。「ファッション界では、今日流行ったものも明日には消える」と、「では、ランウェイで会いましょう!」という名台詞がツボだ。最後は本当に感動する。今、日本ではシーズン5をWOWOWでやってるんだけど、観てる人がどれ程いるだろうか?