DREAM.6 ジャッジレポート
『DREAM.6』さいたまスーパーアリーナ大会にジャッジで参加。 出場選手も多く、全12試合と長い時間だったが ジャッジ・レポートを伝えたい。 今回は何と言っても DREAMミドル級初代王者を決めるトーナメントの決勝戦。 ワンマッチでも秋山が正道会館最強の外岡と、 所はKIDの弟子の山本、 ミルコは成長著しいアリスターと参戦。 そして、 ウェルター級では弘中が桜井マッハと対決。 会場入り口では 芸人KICK☆がイベントの握手会MCを担当。 佐伯代表だけではなく、ヒョードルや川尻、石田と絡んでいた。 早速、試合のジャッジ・レポート! ・第1試合 ミドル級GPリザーブマッチ ×ユン・ドンシク(2R TKO)アンドリュース・ナカハラ○ ナカハラは驚異的なバランスとスタミナでユンの寝技をしのぎ、 ローキックで動きを止めると、パウンドでレフェリーストップ! ナカハラはまだまだこれから伸びて活躍できそうだ。 ・第2試合 ミドル級GP ×メルヴィン・マヌーフ(1R 三角締め)ゲガール・ムサシ○ マヌーフのパワー打撃を防いだムサシは下から三角締めをセット。 その体制のままパワーで上に持ち上げたマヌーフだったが、 前に落としたところで三角締めが極まってしまいタップアウト。 マヌーフは動きがガチガチで硬かったが、ムサシの落ち着きと対応力には驚きだ。 ・第3試合 ミドル級GP ○ホナウド・ジャカレイ(1R1分27秒アームバー)ゼルグ弁慶× ジャカレイは動きで圧倒し、体勢を変えた弁慶にあっという間にアームバーを極めた。 恐るべし。。。 ・第4試合 ライト級ワンマッチ ○中村K太郎(判定2-1)アドリアーノ・マルチンス× 序盤はマルチンスに打撃でも分があったが、 終盤はK太郎がジャブを当ててリードして判定勝利。 これでK太郎がローキックを覚えたらもっと高いステージに上がれるかもしれないと思った。 ・第5試合 ヘビー級ワンマッチ ○セルゲイ・ハリトーノフ(1R2分15秒KO)ジミー・アンブリッツ× 久しぶりにマットに登場したハリトーノフは、 KOG王者のジミーを全く寄せ付けずサンドバッグ状態でKO! 132kgと物凄い筋肉の塊のジミーだったが、 筋肉が付きすぎて使えない体を露呈してしまった。。。 腕をパワーで振り回すだけの、まるで素人のような打撃だった。 見た目も肉ダルマみたいで会場から失笑されていた。 この第5試合のジャッジを外れたら 競技本部に戻って広中君の拳にテーピングを巻く。 ・第6試合 フェザー級 ワンマッチ ×所 英男(判定3-0)山本 篤○ テーピング中だったので見れなかったが、 山本のジャブが所にヒットしていたようだ。 ・第7試合 ミドル級ワンマッチ ×ミノワマン(1Rアンクルホールド)船木誠勝○ あまり見れなかったが、 軽い打撃でお互いが牽制し合い、ミノワが上になったところで お互いに足を取りに行く。 ミノワはアキレス、船木はヒールホールドにそれぞれセット。 体をねじ切るようにアンクルに体重をかけて船木が劇的勝利! まるで昔のUWFのようだった。 ・第8試合 ウェルター級ワンマッチ ○桜井“マッハ”速人(判定3-0)弘中 邦佳× マッハの打撃に正面から付き合う弘中。それでも弘中は腰の重いマッハからサバ折でテイクダウンを奪うが、 得意の寝技で極めることは出来ない。 2Rに入ると、 マッハのパンチからローキックのコンビネーションが度々決まる。 弘中もローやジャブで返すが、単発で後が続かない。 終盤、警戒していたマッハのフックが弘中を捕らえ、 マッハは上になってパウンドを降らせるが弘中はゴングまで粘る。 判定で桜井マッハの勝利。 ・第9試合 ミドル級ワンマッチ ○秋山 成勲(1R6分26秒腕十字固め)外岡 真徳× 正道最強の男、外村は秋山にローキックとフックで迎え撃つ。 秋山も打撃で対応し、テイクダウンからじっくりと時間をかけて 腕十時固めで勝利。 ・第10試合 ライト級ワンマッチ ○青木 真也(1R1分10秒バックフェイスロック)トッド・ムーア× 青木はスタンドでムーアにミドルキックを的確に当てると、 バックから抱きついてロープ際でフェイスロック。 ムーアはそのまま崩れてタップアウト! 青木、マイクで大黒柱宣言。。。 ・第11試合 ヘビー級ワンマッチ ミルコ・クロコップ(1R無効試合)アリスター・オーフレイム一回り大きくなったアリスターがミルコと対決!打撃でアリスターがミルコを圧倒していたが、3度にわたるミルコへの金的膝蹴りで試合が中断。その間に僕らジャッジやレフェリー陣がリングサイドに集まり審議。故意ではないアクシデントと判断して無効向試合となった。この夢の続きは次回に…。・第12試合 ミドル級GP決勝 ○ゲガール・ムサシ(1R KO)ホナウド・ジャカレイ× ジャカレイは圧力でムサシをコントロールしようとしていたが、 ロープ際のグランド攻防でジャカレイがムサシにパウンドを仕掛けようと飛び込んだところ、カウンターでムサシのペダラーダ(蹴り上げ)がジャカレイの顎に見事にヒットしてKO勝利! 若いゲガール・ムサシが悲願の 初代DREAMミドル級チャンピオンとなった! 優勝予想の高かったジャカレイがカッカリ。。。 ハプニングや良い意味での裏切りもあって 試合は盛り上がったと思う。 が、 リング上にケイさんがいないのはとても寂しかった。 帰りは芸人KICK☆と飯を食べて解散した。さて、 次の興行は年末か。 今年はやれんのか?