マルメッラータ/marmellata
マルメッラータとはジャムです。またの名をコンフェットゥーラ/confetturaともいいます。ジャムといえば、日本では「青旗ジャム」専門のキアーレでした。それも、イチゴばかり。それほど、こだわりはありませんでした。ところが、イタリアのジャム、これが美味しいのだ。種類は豊富にあるのですがキアーレがお薦めするジャムはコレ。スキーでもよく行ったアオスタ地方で作られているジャムで味はアルビコッカ/albicocca = アンズ。美味いです。甘さ控えめだし、フルーツの味が残っているし。もちろん、このメーカーからは他の味も出ている。1つ約5ユーロ(約700円)。フルッティ ディ ボスコ/frutti di bosco = ブルーベリーや木苺など、 ベリー類ごちゃまぜペスカ/pesca = 桃などなど。で、このジャム、実はスーパーでは見かけることはなく街中の小さな食材店(drogheriaと言う)で置かれていることが多い。これらの小さな食材店というのは、その昔まだ、スーパーマーケットがなかった頃主婦たちは、小さな食材店で乾物を買いお肉屋さんでお肉を買い、八百屋さんで野菜を買い、という時代があったそうだ。今でも、年配の方々はこの方法で日々のお買い物を済ませているそうだ。日本も一緒だよね。で、前述のこの食材店というのは所狭しといろんな食材が、天井まで並んでて一度入ると、楽しい宝探しのよう。このジャムも、手の届かない上の方に飾られていた。それを、マジックハンドで取ってくれるのだ。お店の人も、自分が美味しいと思うものしか仕入れていないと、豪語する。だから、自信を持って「コレ、美味しいよ」と勧めてくれる。で、美味しいのだ。以前、アグリツーリズモに行ったとき、そこのマンマは、ジャムを手作りして毎朝、出してくれた。これまた、とっても美味しい。どうやって、作るの?と聞くと(ジャムすら作ったことのないキアーレ)これを使うといいらしい。「ジャムの素」みたいなもんだがスーパーで1.50ユーロ(約210円)くらい。3袋入っている粉末1袋に対して、フルーツ1kgと砂糖1kgという割合で作るらしい。少しゼリー状にするための「素」のようだ。しかし、そこのマンマ曰く、「やっぱり素材よ。新鮮で美味しいフルーツでないとね」と言っていた。もちろん、彼女のうちでは庭で採れたアンズやイチゴやプルーンで、作っていた。そっか・・・・ジャムもやっぱり素材なんだな。今はフルーツがたくさん安く出回っている時期。今年は初めてのジャム作りに挑戦してみるかなあ・・・・・。スーパーで買うフルーツだけどいろんなものを混ぜて、世界でひとつのすっごいジャムを作ってみようかなあ(かなり怖い味になりそう・・)。みんなは、ジャムってやっぱり手作りするのかなぁ。追記:アオスタのジャムを購入されたい場合は ミラノでの取り扱い食材店を教えまーーーす!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうそう、昨日のF1みんな、みたーーーー?スターウォーズの格好したピットの人たち、最高だった。ちょうど、こっちでも映画が20日から始まったの。なんだか、このジョークさに笑いが止まらなかったわ。何千万という賞金がかかっているレースというのに。遊び心は大事よね♪