ゴマフアザラシ
「野生のゴマフアザラシの一群が見られる場所がある。宗谷岬と反対側の西に向かうとノシャップ岬、そこを回って稚内西海岸を車で25分ほど南下した抜海(ばっかい)漁港、ここが彼らの越冬地になっている。 野生の群れを目のあたりにできるポイントは道内でも少ない。毎年11月から4月にかけ、砂地や波消しブロックの上で寝そべったり、海に飛び込んで海面から顔を出したり、愛嬌たっぷりの姿が見られる。 地元の人はまとめて『バッカイちゃん』と呼んでいる」昨日の読売新聞より。 アザラシ130頭が越冬中 稚内市 前ビレたたいて観光客歓声 国内最北の地、北海道稚内市の抜海(ばっかい)漁港に130頭前後のゴマフアザラシが集まり、越冬中だ。目の前で前ビレをたたいたり、尾を上げるかわいい姿に、バスで訪れた観光客が歓声を上げている。 日本海に面した抜海漁港は、稚内市中心部から約10キロ。荒涼とした風景の中、アザラシは岸壁対岸の消波ブロックの脇や小さな砂浜に横たわっている。岸壁からわずか50メートルほどのところで寝そべっていたり、海中にはちょこんと頭を出して遊泳したりする姿も。流氷がやってくる2月には200頭を超すという。 稚内市は今年、岸壁にプレハブのアザラシ観察所をオープン。同市観光協会は「漁港の中で波がなく、エサの魚が豊富なので集まって来るのでは…」と話している。テレポート2000で放送 2003年1月29日(水) 稚内の漁港でゴマちゃん越冬中 横浜ではタマちゃんが大人気ですが、こちらには100頭以上のゴマちゃんがこの冬もやってきています。稚内の抜海(ばっかい)漁港のアザラシの大群です。稚内の日本海側にある抜海漁港です。冬を越すためにゴマフアザラシが今、群れで暮らしています。この日は、風や波を避けるために波消しブロックや砂地の上に、のんびりとねそべって過ごしていました。アザラシたちは、ロシアのサハリン北部の海などから、餌の魚を追いながら南下して、この港にやってきます。10月下旬に最初の群れが来て、今は100頭以上が港の一角を占領しています。体格のとおり、食欲が旺盛なため、漁業関係者にとっては悩みの種でもあるということです。このアザラシたちは、気温が高くなる4月上旬頃までこの港で過ごしたあと、また北へと帰っていきます。