お魚、えらい
先日お野菜の市場写真をアップしますたがー。今日はおさかなでいってみそー。ベネチアの魚市場。毎朝開店して、昼には店じまいしていなくなってしまいます。お魚屋さんがいなくなったあとに群がってくるのが、かもめさん。かもめさんのために、お魚屋さんは置き土産をいっぱいしていなくなります。2日続けて通いましたが、一日目はあんこうの頭の部分がどっちゃり。2日目は魚の内臓があちこちに。魚屋とかもめが共存している雰囲気が◎ですわ。周囲は心地よいお魚の生臭さが漂いまくる風景。日本人にはこのにおいは、落ち着くなあ。スカンピです。1キロで約10ユーロ。1600円ぐらい? このスカンピを炭焼きしてじゅじゅっと食べる。えびー! えびー! イタリアに来たらスカンピでせう!!!このお魚はシシリアから来たようです。これはなあに? 詳しい人教えてください。なんだろう??? ほうぼう?魚介のエキスのつまったごはん。贅沢に材料を集めた高級店の料理もおいしいけど、やはり「新鮮」なことで生まれる、えもいわれぬ滋味は何者にも変えがたい。市場の隣で食べたシーフードリゾットと、ムラノ島で食べたシーフードパスタが、もう絶品~! たぶん、貝のエキスがポイントなのかもー。ツブ貝の仲間のようなものがどちらにもいっぱい入っていますた!こんな場所で食べるから、なおさらおいしいのかもー。あああああ、きりがない>笑場所が変わってこちらはバルセロナ。空気が変わる、色が変わる。町の色の変化を楽しむだけでも、旅はいいです。バルセロナも海産物はおいしい。海のエキスをぎっしり吸い込んだリゾットは、やはり新鮮な素材によるもの。バルセロネータの海岸付近にも、新鮮な海産物をおいしいおいしいスペイン料理に仕上げて出すレストランがいっぱいあります。食の面では、スペインもイタリアもほんとに豊かだなあ。お野菜が元気。そして、お魚が新鮮。私はこれでもう、何も言うことはないですぅ。ああ、こんな場所に住みたい。少々風情を変えるのがリスボンです。この地域に独特の、たらの塩漬け。内海ではなく、外海にダイレクトに接しているポルトガルでは、タラなどの遠海の大型魚を保存して食べる知恵が発展して、こんな保存食の魚が多く見られます。もちろん、普通の魚たちも元気。町を歩くと、遠くから炭火で魚を焼く匂いが漂って、これはもう、日本人にとっては原風景といえるようになつかしい。ヨーロッパの街で、リスボンほどレストランのウィンドウに取れたての魚をたくさん見た町はありませんでした。熟年旅行に向くといわれるゆえんは、こんな日本人の口にも合う料理が存在するからなのかもしれません。特産のオイルサーディンは、さまざまな味があって、しかも、パッケージが最高にかわいいの!!! リスボンは絶対にまた行きたい町。素朴な感じがなんともいえず好きです。細い細い路地を歩いていると、炭火焼の魚のにおいがして、遠くにファドの声。町には昼からビールを飲んでたばこを吸う人々。ミラノみたいに突然禁煙になって、NY化しちゃわないうちに、ぜひぜひまた行きたいです!