四天王寺の弘法市(2009年2月21日)【大阪】
久々に四天王寺(大阪)の弘法市へ出かけました。毎月21日に弘法市、22日に太子の日で縁日が開催されています。(お彼岸の時期は数日間にわたって開催)谷町線の夕陽丘四天王寺駅を出て天王寺駅方向へぶらぶら。門前の商店街にはパジャマ、金物、漬物、亀カステラなどを売る店が並んでいます。1番近い中之門から境内へ入ろうと思います、が、その角に『焼きイモ』の看板を見つけてしまいました。美味しそう~♪でも並んでいるから、後にしよう。中之門をくぐり、骨董市でにぎわう境内へ。これといって欲しいものもないのですが、色々な露店を眺めるだけでも十分楽しめます。昭和の匂いのする懐かしい台所用品や大正時代の着物、使い古した茶道具、1盛(てんこもり)300円の野菜たち、のし袋などの文具、布地店、ドライフルーツ、お好み焼屋、鯛焼き屋、玉こんにゃく屋、肌着の店、倒産品を扱うヨロズ屋などなど。お遍路用のガーゼ手拭いは、以前この弘法市で買ったものでとても気に入っています。予備にまた買おうと肌着屋さんへ行ってみますが、季節商品なのか置いてありませんでした。この時期は保温下着が主力のようです。以前、来たときには遍路用の白衣&輪袈裟セットで500円というのもありました。そして境内には焼き芋の露店もありましたが、門外の角にあったところのほうが断然お得だったので再び買いに戻ります。しかしまだ行列・・・。並んでる人達と喋りながら待つ、待つ。中サイズ1個100円なので、バカ売れしていて焼くのが追いつかない模様。やっと焼きあがったと思ったら、一人で5個とか買っていくので目の前で品切れに。。。(泣)さらに15分ほど待って、やっと茨木産:紅あづまの焼きイモを1個買いました。紙袋に入れてくれるので、ほかほかでカイロのように暖かい♪しばらく暖かさを楽しんでから、境内の隅っこの石段に座って食しました。♪焼きたて黄金色でホクホクです。そうこうしているうちに場内アナウンスで、法要が始まる時間とのこと。急ぎ大師堂へ。人ごみをかき分け、修行大師像へ近づいてゆくと、もう始まっていました。静かに手を合わせ、一番にお参りせずに買物したり焼きイモを食べたりしたことを懺悔。お坊さん達の祈りに耳を傾けていると、般若心経が始まり参拝者がいっせいに読経。光明真言と大師御宝号とかも全員で唱える。青空合唱団のようでとても気持が良いものです。その式典の中で僧侶が5色(赤・白・黄・紫・緑)の薄紙を空へ向かって撒いてフィナーレです。終了後、大師堂の前で僧侶の撒いていた散華紙の配布をしますとアナウンスがあり、訳もわからず列にならびます。一人一枚づつ散華紙を頂きました。これは蓮の花びらを模ったもので、『南無大師遍照金剛』のスタンプが押してあります。これはどうしたらいいのか解らなかったので、2~3人に訊いてみました。お財布に入れてるよ、という意見が多数でした。念のため、通りかかったお坊さんにも質問してみたところ「お財布に入れたり、仏壇に収めたり」とのことでした。5色そろったほうがよいみたいです。縁日でごった返す境内をしばらくまさよって菅笠のお地蔵様に出会ったり。太子井戸屋形は、カラフルでキュートだったり。聖徳太子ゆかりのお寺なので「太子堂」もあったり。帰りはJR天王寺駅方面へ。商店街では“千枚通し弘法茶”を販売していました。ご宝号を彫った昆布の入った昆布茶です。チラシによると諸病を取り除き、身体健全、安産をも招く、そうです。試飲を配っていたので、飲んでみましたが普通の昆布茶で美味しかったです。さらに天王寺駅へ歩いていくと、『播磨屋本店』ここはおかき(煎餅)の試食&直売所で、最近TVで観たところでした。早速店内で美味しいおかき&コーヒーをいただき、ほっと一息。その並びにある『近江の館』で十五穀米を仕入れる。やっとJR天王寺駅まで来たと思ったら、地下の『一口茶屋』で“いちご風味クリーム鯛焼き”が目に入り・・・季節限定というので1個買ってみました。久々に四天王寺にお参りに来たはいいけど、それ以外も楽しめる一日でした。お大師さま有難う♪