夜須から野市、高知黒潮ホテル泊(2009年3月31日)
まだまだ55号線は続きます。YASUらぎのまち、夜須に入りました。自転車道のトンネルをくぐり、振り返ると以前泊まった【海風荘】が高台にそびえていました。懐かしいなぁ~とその時は見上げましたが、実は後になって解ったことがあります。夜須の国民宿舎【海風荘】はこの日(3月31日)で閉館していました。≪高知新聞のWEBニュースより≫香南市夜須町手結の国民宿舎「海風荘」が三十一日、閉館する。 海風荘は昭和四十六年に開業。六階相当の展望室を備えた鉄筋コンクリート四階建てで、三十の和室に最大百二十人を収容。宴会場や円形会議室、食堂があり、行楽や企業研修などに利用されてきた。 しかし、旅行形態の変化などニーズが多様化する中、施設自体も老朽化。平成四年度に約一万六千人を数えた宿泊客も減少が続き、近年は経営不振が続いていた。 改装には多額の投資も伴うため、施設を所有する高知新聞企業などが存続を断念。建物は解体する方向で検討している。13:55、【道の駅やす】でトイレ休憩。夜須駅のキャラクター「やす・にんぎょちゃん」もキュート♪岸本神社から住宅街の小道に入って、14:25香我美へんろ小屋にやって来ました。【ヘンロ小屋8号香我美:H16・5・27完成】土佐凧が、高野山に向かって上がっていく様子をデザインしています。へんろ小屋の前の無人販売で野菜を売っていたので、100円のプチトマトを1袋買いました。結構たくさん詰めてあります。岸本小学校の前で女性のお遍路さんを見かけましたが、休憩されていたので「お先に」と言って通り過ぎました。赤岡の町からまた55号線に合流、道幅も広まり交通量も多くなってきました。タクシー会社や100円ショップを過ぎて、15:40【高知黒潮ホテル】に到着。このホテル、国道からよく見える場所に建っているのですがてっぺんに「KIRIN」の文字があるのがちょっと不可解です。しかし、このホテルの脇には無料【足湯】がありました。せっかくなので足湯に入ります。ぬるめですが、長く入っていると気持が良いです。電話予約の際に「一番安いプランで」と申し込んだのがこの部屋。シングルで1泊\5,544、隣の温泉施設【龍馬の湯】は割引料金の500円で利用できます。(宿泊者は温泉無料と思いこんでいたので、ちょっと口惜しかったです)部屋からは三宝山のシャトーがよく見えます。このお城、赤岡町を過ぎたあたりから見えていましたが実は廃墟です。三宝山頂上に、展望台、300台収容の駐車場、遊覧施設(三宝スカイパーク)と食堂(三宝山スカイレスト)、スペインの古城をコピーした“しまんとの風”という四万十に関する資料館(シャトー・三宝)がつくられ、高知の新しい名所にしようという思惑でしたが、経営不振で撤退。遊園地やレストランは取り壊され、このお城だけが残りました。ここ野市の名物は、シャトーの他にも【エチオピア饅頭】なるものがあるとか。ずっと気になっていたので、この機会に買いに出かけました。【大正堂】は、ホテルから55号線沿いを高知方面へ20分程歩いたところにありました。こじんまりとしたお店ですが、親子連れや会社員が入れ替わりたちかわり【エチオピア饅頭】を買い求めます。私は一番小さい箱入りを買いました。中身は小ぶりの黒糖饅頭、こしあんです。この饅頭のどこらへんがエチオピアなんだろう・・・。大正堂の近所に大きなショッピングセンター(スーパー・フジ)が見えたので、帰りにのぞいてみました。なんと、このスーパーの和菓子売場にもエチオピア饅頭が売っていました。ついでに夕食のお惣菜を物色。さらにホテルまでの帰り道、スーパーマルナカやトーエー(酒屋系激安ショップ)などがあり買物には不自由しません。ホテルに戻り、ホテルの隣の温泉施設【龍馬の湯】で汗を流します。ユニットバスではゆっくりとできないので、こういう温泉があると、とても嬉しいです。ただ、ランドリーが洗濯から乾燥までセットになって1,000円というのには閉口しました。この日は迷わず、ユニットバスで洗濯を済ませました。風呂上りには高知名物のドリンク。「ごっくん馬路村ジュース」と「リープル(ヤクルト系乳酸飲料)」など。おなじみの「ぼうしパン」、今日はチョコ入り、チョコぼうし♪今夜も美容マスクでパックをして、おやすみなさい・・・・・・。≪第12日目の歩行距離:31.3k+α≫