去年のサービス失敗のデジャヴで、またサービス失敗
去年、フェイスブックで紹介して、リアル友人から「見たよ!」とたくさん声をかけてもらったこの記事『想定外でサービス失敗』。 たった今も、お年を召したの男性がご来店くださいました。「ハーフはあるかね?」とのこと。「あー、すみません。ちょっとハーフはなくて・・・」と答えると、「じゃあ、他にいいのあるかね。」とおっしゃるので、予算やお好みをうかがうと「まあ、普通でいいけど、1万円くらいで飲み易いやつ。」・・・去年のデジャヴです。そもそも、ハーフで1万円のワイン在庫もつ勇気がありません(-_-) 9,000円の熟成したジュヴレ・シャンベルタンを勧めていると、「渋くなくて飲み易いやつ」と。こちらが「飲み易いながらも、しっかりしたタンニン」と説明する前の鋭いご指摘。詳しいのかな・・・?去年のお客様??去年は長髪だったのだけど、今年は短髪。去年は杖はなかったけど、今年は杖がある。口調もちょっと違うのだけど・・・。「あとは15,000円で熟成したブルゴーニュが・・・」と言うと、「じゃ、それでいい」とのこと(^^ゞ で、ふと思い出し、「あっ、7500円でいいのあります。20年熟成で(枯れてなく)飲み易いです。こっちのほうが、いいと思います。」と勧めると、「じゃー、そうしようか。」^^ そしてそして、お渡ししようとすると、「コルク開けておいてもらおうか」 ま、またもやデジャヴ!「今日飲むのですか?」「うん、古いやつ、開けにくいのあるやろ」「はい^^じゃ、開けますね」で、お渡しして、去年は聞けなかった、「どんなグラスで飲みますか?」とお尋ねすると、「陶器の」 自分の勉強不足を痛感しました。グラスの形状は、色々実験していますし、タンブラーで飲んでみることもあるのですが、そっか、一般の方はそういう選択肢もあるのか。今度、実験しないと!素焼きの陶器か、陶磁器かでも全然違うはずだし。形状もたくさん考えられます。「陶器ですかぁ。ブランデーグラスとかでも美味しいと思いますよ。」「店にワインのグラス売ってるかね?」「ブランデーグラスがあれば、それで代用できますけど、こんなのがいいです。」と大ぶりのブルゴーニュグラスをお見せすると、「洗うのが大変やな。いいや。」とのこと(^^ゞ 実際、そう思います。ブランデーグラスで代用するほうがラクです。 結局、そのまま、「じゃーありがとー」とお帰りになりました。去年のことがあるので、ドアが閉まったあと、そっと後ろ姿を覗いてみると、良かった。ラッパ飲みはしていませんでした^^ もちろん、今回もしラッパ飲みしていても、お声をかけて「ラッパ飲みって美味しいんですか!?僕もやってみます!」みないな会話ができているはずですけどね♪ で、ですね。話しはここで、終わらないのです。 この記事を書こうと、去年の記事を調べると・・・9月27日・・・去年の今日・・・ あれっ?と思った時点で、「この店はじめてですか?」とか聞けば良かった。。。 この方が去年の方なのかどうかは分かりませんが、分からないというのが一番の問題。覚えておくことがベストだし、ホテル時代と比べてPC作業ばかりになり、得意だったお客様を覚えるという能力が退化し、PCが得意になりつつあるサービスマン失格の私。 でも、分からなければ聞けばいいのです。聞いて、もしかしたら、去年来たのを覚えていないのかと思われてご来店いただけなくなるかもしれません。でも、分からないよりはいい。 去年、フェイスブックで、ラッパ飲みにもその方なりの特別な飲み方だったり理由があるのでは?と書いて下さった方がいらっしゃいましたが、9月27日が特別な日なのかもしれません。 1年経って、またサービス失敗。どうしようもありません。来年、来てくれるかなぁ・・・