おすすめソムリエナイフ【アスロ ATHRO】
ソムリエの大事な道具の中に、ソムリエナイフというものがあります。安いものでは、千円前後から、プロ用の高いものでは、数万円というものまであります。最も有名なものは、シャトー・ラギオールというフランス製のソムリエナイフです。 私の持っているソムリエナイフは、国産のソムリエナイフで、アスロ(ATHRO)というメーカーのものです。これは、私の師匠の師匠である大先輩からもらったソムリエナイフです(正確に言うと、当時私が持っていたシャトー・ラギオールと交換したのですが)。 このソムリエナイフ、とても開けやすくできています。一つだけ残念なのは、ナイフの部分が、こさいでキャップシールをあけるタイプで、ナイフ(刃)になっていないこと(こさぐって方言?)。これだとキャップシールが開けにくいのです(こんな感じ)。 ただ、このタイプのメリットもあって、栓抜き(ビールなどの王冠用)が、ナイフ側についていること(普通のソムリエナイフは、てこ側にもついている)。これによってコルクが開けやすいのです。 ・・・多分、この文章を読んで理解してくれる方は、ごくごく一部で普通のワイン好きの方にも意味は分からないでしょうね。プロの方の中にもこのタイプのナイフを知らなければ、分かってもらえない気がします^^; でも、本当にこのナイフは自分に合っていると思います。シャトー・ラギオールは正直ちょっと自分には合わなくて使いにくい・・・。さらに、この国産ブランドの大きなメリット、それは、修理の対応がとても親切だということ。 ソムリエナイフのスクリュー部分やナイフの部分が、ゆるゆるになることがあります。こっちの方が使いやすいという人もいるのですが、私はどちらかというと、そこそこ固い方が好きです。 以前かなり緩んできたので、東急ハンズに持ってきました。そして、もらいものなのでここで買ったかどうか分からないが、広島ではここでしか売ってないと思うという話をして、締め直してくれないかと依頼しました。東急ハンズの店員さんも快く預かってくれ、メーカーに聞いてみると言ってくれました。その後、修理ができたと連絡があり、代金を聞くと無料とのことです。とてもびっくりしたのを覚えています。 そして今回、この記事を書こうと思った出来事が起こりました。なんと、スクリュー部分が折れてしまったのです!先輩ソムリエがスクリューを折ったという話は聞いたことがありましたが、自分では初めてです。モスカート・ダスティという微発泡ながら、マッシュルームコルクでなく、普通のコルクのワインがあり、中のガス圧のためか、コルクがかなり固くて、残念ながら途中でスクリューが折れてしまったのです。 今回は、直接メーカーにメールで問い合わせをしました。新品を買ってもいいのだが、思い入れのあるナイフなので、できれば修理をしたいということを伝えました。すると、修理可能というお返事をいただき、修理代金は、工賃と交換部品代、送料を含めて、なんとたったの2,415円、さらにそれを値引きして2,000円でよいとこのこと!? さらにさらに、「ついでと言っては何ですが、再刃付けと再仕上げ等のメンテナンスもサービスで行っておきます。」というコメントまで!!!! より一層このナイフに思い入れができ、微力ながら応援したいと思いこの記事を書いています。もちろん、指導している方々や、ワインセミナーのお客さま方にも、今まで以上に勧めたいという愛着も増えました。これこそが、顧客満足度アップによるリピート率アップってやつですね!やっぱりアフターフォローも大事です。←ソムリエナイフを買うなら、アスロです^^アスロ・ソムリエナイフ(ATHRO) 私の持っているのは、スタンダードシリーズ(スタンダードが最上グレード^^;)のハンドル材がワインマイカルタだと思うのですが、現在製造中止のようです。 今見ていると、ネット限定のSSシリーズってのがあるみたいです。オールステンレスでこちらはナイフ部分が、こさぐタイプでなくナイフになっています。てこの部分に栓抜きがついていますね。デザインもかなりカッコよく、スタンダードシリーズよりも安いので、いいかもしれませんね。 :::::::::◇-OFFICE GO SEE-◇::::::::::: ┳ ●●● デリソム .●● 北九州小倉在住のデリバリーソムリエ .● 【デリソムドットコム】http://derisomu.com