リンゴ入りチーズケーキの憂鬱
今日は,ちょっと贅沢してお友達とお洒落な薬膳ランチをいただきました.帰りにイヌネコ好きの友達の一人が,我が家の犬と猫たちに会いに立ち寄ってくれました.『片づけられない女』であることは,以前から折りにふれて話してありましたので,ガラクタだらけの室内にさして驚かれもせず,ダイニングテーブルに腰を据えて,母がロンドンのお土産にくれたアールグレイ(これが安いのに美味しいのですよ.)を飲みながらおしゃべりの続きを楽しみました. 小一時間後,彼女が帰るのを見送ってから,ふとダイニングテーブルを見たら,午前中に子どもたちのおやつ用にと焼いたはずの紅玉リンゴのスライス入りのインスタントチーズケーキが半分ほどお皿にのっているのに気がつきました.これはランチにでかける前からここにあったはず.おしゃべりに夢中だったワタシの視野には入ってなかっただけのようです. フツウなら招かれた側としては,よそのお宅を訪問して紅茶なんぞを出されて,テーブルの上に手作りらしき焼き菓子があったら,それはお茶うけとして置かれているのだと考えますよね.「あまり,美味しくないかもしれないけど,召し上がって.」なぞとオススメするのが,ホステスとしての通常の振る舞いですよね.気がつかなかったなんて,まったく迂闊でした.ヘンに思われただろうなあ. しかしながら,実を申しますと,このチーズケーキは長女に「失敗だね.」と酷評されたシロモノだったのです.際だってマズイわけではありませんが,所詮はインスタントのケーキミックスのお味.それにミルクの分量を間違えて一部が破裂していたのでした.折角のお洒落薬膳ランチのデザートとしては,役不足もいいところだったのです.しかも,よくよく思い出した記憶では,彼女はお菓子作りの名人だったりしたのでした.ひいいいいいいい(・_;). ダイニングテーブルに,座ってもらう前にさりげなくケーキのお皿をしまっちゃえばヨカッタというか,ランチにでかける前に片づけちゃうか,犬にくれてやればヨカッタんですよね.なんてことを,思っても後悔先にたたずとはこのことですね.(ノヘ;)シクシク.. その後,チーズケーキを犬の鼻先近くに持っていったのですが,犬はクウウンと鼻を鳴らしただけで,かぶりついてきませんでした.そこまではまずくないと思うんだけどなあああ.お腹が減っていなかったのかなあなんてね.なんだか,憂鬱な気分になってきました.