よくわからないけどキレイになる現象
ワタシは花王石鹸の関係者ではありません.が,洗濯にはアタックという洗剤を愛用しています.これは,弱アルカリ性の環境で有機物をよく分解する酵素が配合されているという記事をある科学系の雑誌で読んで感銘を受けたためです(当初は洗濯用ではなく,汲み取りトイレの消臭目的に研究開発された酵素だったとのこと.しかし,実用化のメドがたった頃には水洗トイレの時代になっていたそう.これを洗剤に配合にしたというところが「転んでもタダでは起きない」というワタシの主義にピッタリする気がしてお気に入りになったのでした.) ところで,長男が中学生になってから毎日カッターシャツが汚れます.衿もとの黄ばみ黒ずみ対策に最初は石鹸をこすりつけていましたが,いまいちでした.アタックの部分洗い用のジェルを見つけてからは,けっこう落ちるのでまあこんなモンだろうと思っていたのです.ところが,たまたまジェルが在庫ギレになったときに,入浴用に使っているビオレを塗ったくってみましたら,真っ白の仕上がり!その後,しょうゆや血液のシミにも試しましたが,やはりすごくキレイになりました.それに香りもいいし柔らかい仕上がりです.さらに衿もとに汚れがつきにくくなったような気までします. 非常に良い気分で当分はビオレ+アタックで洗濯しようというつもりなのですが,ちょいと?なのは,ビオレは褥瘡周囲の皮膚を刺激せずに清潔にするために研究開発された(先日の研究会で聞き込んできたハナシ)というモノで,弱酸性がウリです.ということは,弱アルカリ性でよく働くはずのアタックの酵素と弱酸性のビオレの清浄成分は全自動洗濯機のぬるま湯の中で,一体どういう相互作用をしているのでしょうか?(いや,アタックを止めて全部ビオレで洗濯してみたらどうなるのか試してみる方が先かな?ビオレの徳用瓶というのがあるといいのですが)