私大生の仕送り額、過去最低
韓国では登録金(授業料)が高いと、学生や家庭の家計を脅かしている。親の負担にならないよう、奨学金を目標に大学の授業の勉強に励む学生は普通といっていい。仕送りについても、地方の学生の親を苦しめていることだろう。韓国では授業料を銀行から借りやすいので、その分はいいけど、生活費は自分で何とかしなければならない学生も多いと思う。一方、大学内の施設の節約(未使用教室の電気の消燈など)など、もっと徹底すべきだと思う。************************************<私大生仕送り>過去最低の月9万5700円 08年6月4月6日20時21分配信 毎日新聞 首都圏の私立大・短大生の1カ月の仕送り額平均(08年6月)は前年度比200円減の9万5700円だったことが、東京地区私立大学教職員組合連合の調査で分かった。85年度の調査開始以来最低。仕送りから家賃を引いた生活費も、3万6000円(前年度比700円減)と過去最低を更新。受験から入学までの費用負担を「重い」と感じている親の割合は、過去最高の91.3%(同0.6ポイント増)に達した。 昨秋以降の世界的な不況の影響は反映されていない。同連合は「家計の教育費負担はもはや限界。09年度の調査では、結果がさらに深刻化するだろう」と話している。 調査は昨年5~6月、関東1都4県にある16大学・短大に通う1年生約4800人の保護者を対象に実施。新生活や教材などの出費がかさむ5月ではなく6月の仕送り額を調べたところ、ピークだった94年度(12万4900円)に比べ約23%も減っていた。生活費はピークだった90年度(7万3800円)の半分以下。家賃の平均は5万9700円で、仕送り額に占める割合(62.4%)は過去最高だった。 一方、世帯年収(税込み)は平均922万9000円(前年度比2.5%減)で、ピーク時(93年度)の1072万円を約150万円下回った。自宅外から通学する世帯の年収は、前年度比4.7%減の915万9000円だった。 また自宅外通学者で「奨学金を希望する」と回答したのは71.0%と初めて7割を超えた。【加藤隆寛】