離任式と自家中毒
本日、仙台市の小学校では入学式がありましたが在校生は午前中で帰宅でしたので新しい一年生と会うのは来週になります。 来る人あれば去る人ありで先月末、離任式がありました。 娘の「大好きだった先生」が三人ほど異動・定年退職されるとのことで前日からしょんぼりしていました。当日は離任式の後に生徒がアーチになって先生方を見送り、 私も保護者の一人として列の最後で挨拶しましたが、ある先生が「りと子ちゃん(娘)が 泣いてくれるとは思いませんでした。」と感極まった様子でおっしゃられたので私も「お世話になりました!」と思わず握手してしまい、少々やり過ぎたかな〜と思っていました(汗)。 が、その日の晩に娘が吐いて吐いて吐きまくり・・。最初はノロかな?と思ってマスク・使い捨て手袋で消毒していましたが小児科から貰って余っていた吐きどめ座薬を投入しても効かず、数時間経つと吐き気が起きるたびに「グエーーーー」と内臓から凄まじい音がするので「もしかして自家中毒?!」と思ったら翌日の小児科でその通りの診断でした。 尿検査で「ケトン2」でしたので点滴して吐きどめ座薬を処方して貰って帰宅。女医先生に離任式で寂しく悲しい思いをしたようだ・・と話すと「大人の都合で異動するわけだから可哀想よね〜。でもまた良い先生が来るわよ」と慰めてもらいました(^^;。 翌朝は空腹を訴えて起きましたが朝食を一口か二口食べたらすぐに吐いてしまい、また吐き気の発作で小児科が開く一時間ほど止まらず。。尿にはケトン2プラス&アセトアミノアミノフェンが出ているとのことでしたが点滴は「癖になるからダメ」とのことで今度は飲む方の吐き気止め(ナウゼリン)が出ました。3日ほど便秘していたので浣腸され、医師曰く「便秘していると座薬が効きにくい」んだそうです。 IMG_1473 posted by (C)りと様発症日の夜も含めて五日で完治しましたが、娘も「二度と自家中毒にはなりたくないな〜」と言っております。私もあんなに吐きまくる人を見たのは、昔忘年会で悪酔いした友達以来20年ぶりぐらいだったかも。。 本当に誰か自家中毒を防ぐ方法、知りませんか?(汗)娘もようやく離任式当日の様子を語れる余裕が出てきて見送りの時に最初の先生(定年退職される教務主任)を見た時から既に泣きそうになり、交流学級の担任だった先生と別れの言葉を交わした時に号泣してしまい、普通学級の生徒にジロジロ見られて大泣きしつつも恥ずかしかったそうです(苦笑)。同じ支援級の上級生の友達が「泣かないで〜」と言いつつ、彼女ももらい泣きしていたそうです。 不幸中の幸いだったのは、担任の先生は留任だったことです。 とはいえ、担任の先生も今の学校に来て数年経つので娘が卒業するまでには異動されるだろうということを本人に伝えました。「初めての離任式だったからショックだったけど次はたぶん大丈夫」と言ってました。思い起こせば昔、私が小学一年生の時の担任だった女の先生はいわゆる「誰が見ても評判のイマイチな先生」ですぐ怒る、罵倒する、えこ贔屓をするで私も「のろま(今風に言えばトロい)」と言われていました。 今の娘と同じように二年生になる前に定年退職になられ、一年間だけの付き合いで済んだので当時は「やったー、万歳」と喜んだものでした(汗)。 しかし、この先生で未だに覚えていることがあります。秋くらいに「先生ね、今、顔は笑っているけど 心の中は大声で泣きたいくらい悲しいのよ。」と言われたことがあり、幼いながらも「人生」を学んだような気持ちになりました。前出の「評判の悪い言動」を差し引いても許せる気持ちになり、正直(私がトロすぎて)手をあげられたこともあったのですが思い出してもあまり怒りを感じないのです。当時の先生、ご存命ならば卒寿前後かもしれません。はたして生きていらっしゃるのかしら?それにひきかえ、今の時代は教員の不祥事はすぐに新聞沙汰になるので昔と違って質?が上がってるかなと個人的には感じます。娘の公立小学校ではどの先生も良い方ばかりで本当に幸運だなと思ってます。私の場合は離任式で泣いて別れを惜しむような先生はいなかったので我が子とはいえ感性の違いに驚くと同時に自家中毒は今後は回避したいものです(くどい)。 にほんブログ村