ヒアリングへ。
金曜日に、赤信号無視で申請したヒアリングのため、とうとう裁判所へ行ってきた。キキ・ミミは、友達が見ててくれることを引き受けてくれたのでお言葉に甘えてお願いした。 その裁判所は、私が以前行った、シアトルの某裁判所よりもずーっときれいで、TVで見るような裁判長の席や被告人の席がある、とてもちゃんとしたところだった・・・・・ので、超緊張した。入室する際にも、荷物検査があったりして。そしてやはり、形式も以前とは違って同じ時間にたくさんの人が呼び出されているので、いわゆる「傍聴席」にみな座り、名前を呼ばれたら、前に進み出て裁判長と相対する、という流れだった。最初の方に呼ばれたら、みーーーんなの前で「いいわけ」しなきゃいけない、ということでドキドキしながら、自分の名前が呼ばれるのを待った。 総勢20名ほどだったと思うけど、皆さん、ほんとにいろんな「いいわけ」があるもんで・・・。コーヒーに気を取られて、とか、泣いてる赤ちゃんに気を取られて、とか中には、すんごい往生際の悪い人もいて「自分がインターセクションに入った時は、まだ黄色だった。」と主張しつづける人もいた。でも、なんといっても、向こうには「ビデオ」という動かぬ証拠があるので裁判長はそのビデオを見ながら、「あなたは、明らかに赤になってからもスピードを落とさずに進入してます。」と、ばっさり。それでも、グダグダ言い続けたその男の人は、減額にはなったけど、その回で一番高い、$75の罰金を言い渡された。たいていの人は、きっちり半額の$62だったのに~。さらには、信号のせいにする人も、3人ほどいた。「黄色の時間が短すぎる」と・・・。な~るほど!そういう考え方もあったのね!と、思わず感心してしまった。彼らには、裁判長は、「市の担当と話をしてください。」とアドバイス。そして・・・結局・・・私は最後の最後になった。「What would you like to explain?(この時の状況を、どう説明しますか?)」と裁判長。ちなみに女性「That was when I was following my friend's car. She was showing me the way to the store because I am not familier with the area. So, I just didn't want to lose her. I'm sorry...(それは、友達の車について行っていたときのことで、これホント私はこのあたりの場所に詳しくないので、大ウソ、毎週行ってます友達がお店までの道を教えてくれてたんです。ウソウソ、教えてくれなくても知ってましただから、はぐれたくなくて行ってしまいました。すいません・・・。)」英語的に合ってるかどうなのか、定かではありませんが、このように「いいわけ」した私。「I'm sorry.」と言う人は、ほとんどいなかったけど言った方がいい、と経験者からアドバイスを受けていたので最後にちゃんと言ってみた。裁判長は、じっくりとビデオをチェックしたあと、「Ok, I'll reduce it to $68 today.(わかりました。それでは今日のところは、罰金を$68に減額します。)」 え?!$68?!なんで?!$62じゃないの?! というのが、心の中の第一声だったけど、ものすごく言いたかった、「Thank you, your honor. (ありがとうございます、裁判長。)」を言って、席を立った。 不満だ・・・たった$6だけど不満だ・・・。たしかに、$68の人も何人かいたし、$65の人も何人かいた。でもなんでアタシが$68?!やっぱり、一度、停止線でブレーキを踏んだにもかかわらずそのまま進行してしまった、つまり知ってたのにやっちゃった、のが心象が悪かったのかなぁ???しょぼ~ん・・・ということで、皆さんには「気を取られてた作戦」をおススメします。(「I was distracted by my crying baby in a back seat.」とかね。)ま、いずれにせよ、「信号無視」は、ドライビングレコードには載らないので保険の値段が上がることはない、ということでほっと一安心。 あ~、でもやっぱり、なんだかんだ緊張したし、いやな汗をかくので、もう2度とイヤだぁーーーっ!・・・これからは、もっと気をつけます。