「菌をやっつけろ」の危険 !?
除菌・殺菌目的でしょうか。漂白目的でしょうか。【次亜塩素酸ナトリウム】漂白剤による犬君の哀しい事故のお話です。少しデータがふるいのですが。↓↓↓以下ソースから部分引用 ↓↓↓●Dr.Satoの気になる文献■次亜塩素酸ナトリウム漂白剤摂取の犬2例Sodium hypochlorite bleach ingestion in two dogsVet Med. Jan 2008;103(1):13-18. 9 RefsSeth Chapman, DVM, Jennifer Pittman, DVM, Mary Nabity, DVM, DACVP, Mark Johnson, DVM, DACVPこの報告は、安楽死を決断させるような、重度代謝障害および高ナトリウム血症、高塩素血症、代謝性アシドーシス、腎機能不全、おそらく脳浮腫、吸引性肺炎、おそらく凝固障害などの合併症を起こした犬のまれな次亜塩素酸ナトリウム漂白剤中毒を述べる。我々の症例で気付いた顕著な生化学異常および合併症は、ヒトの致死例で見られるものに匹敵する。この報告の大きな制限は、動物とヒトの症例で更なる比較が可能となる肉眼および組織所見の欠如である。2頭ともオーナーの金銭的制約および急速な臨床的劣化により診断試験も制限を受けた。次亜塩素酸ナトリウム漂白剤摂取は、致死的中毒の可能性があり、罹患動物は重度臨床症状および代謝障害を呈すかもしれないと締めくくる。(Sato訳)↑↑↑ 以上ソースより部分抜粋↑↑↑ソース週刊メルマ 2008年10月27日号また次亜塩素酸ナトリウムについてはあるメーカーさんのホームページにこんな注意書きがありました。高杉製薬・次亜塩素酸ナトリウムについて私なりの解釈をします。私なり、なので違っていたらごめんなさい。次亜塩素酸ナトリウムとは、漂白剤、あの「ハイター」に含まれている成分です。この記事の犬君たちは、かなりの高濃度の次亜塩素酸系漂白剤を使われたのかもしれませんね。犬猫ちゃんというのは、皮膚が人間の約3分の1しかないため、例えば次亜塩素酸系漂白剤がちょっと毛に引っかかっても被毛から一気に体内に侵入してしまいます。口からの吸引の他に そんなこともあったのでしょうか。漂白剤なので使用の目的がよくわかりません。除菌・消臭目的で飼い主さんが使ったのでしょうか。それとも、毛布やタオルなどを洗うのに高濃度、あるいは大量の漂白剤を使ったのでしょうか。犬猫ペット用品に漂白剤を使うことのその真意は?この事故が飼い主さんによる行為が原因だとして。その根底には「菌をやっつけろ」という意識が働いていたのではないかと思うのです。臭いの元もまた菌の存在だとされていますものね。犬猫ちゃんの消臭・除菌剤には「次亜塩素酸」の文字があるものも実は多いのです。ただし、漂白剤ではありません。除菌・消臭スプレーです。数年前、犬のブルセラ症が関東ではやった時に犬君のお散歩時のおしっこに、この次亜塩素酸系スプレーをかけて除菌しよう、といった書き込みがさまざまな掲示板でなされていました。犬君のおしっこは犬君同志のお手紙でもありますね。他の犬君のチッチの臭いをかいだり、中にはなめてしまう子も。次亜塩素酸を使ったスプレーは除菌すると水に戻るものも多いとも言われているようなんですがそれも製品によるのではないかと思いました。そんなにまでして「除菌」しなければいけないものなのか個人的にはとても不思議でした。病気というのは「病原体」と「抵抗力」の綱引きによって起こるもの。いくら病原体をやっつけても次から次に襲ってくる病原体の存在に負けない「抵抗力」が身についていなければその犬猫ちゃんは病気になってしまうのです。菌をやっつける、ということばかりに目がいくと、犬猫ちゃんの抵抗力をあげる方法に目がいかなくなってしまいます。人間さんの場合、潔癖症のママさんの元ではお子さんはアレルギーやアトピーになりやすいというデータもありますね。ママさんの意識が菌に向きすぎてそれがストレスになってかえってお子さんの免疫力をさげてしまっているからなのかもしれません。菌には菌なりの意味がありますから、菌を上手に味方につけて助けてもらおう、そんな考え方を提唱している専門家の方もいらっしゃるくらいです。そして、もう一つは製品の安全性。【次亜塩素酸ナトリウム】が含まれる消臭・除菌液を安全な濃度に希釈して使ったとして、それが人間にとっての安全な濃度なら場合によっては犬猫ちゃんには大きな負担になることもあるかもしれません。犬猫ちゃんの肝臓&腎臓の解毒力って人間のそれより恐ろしく低いんです。猫さんは特に。解毒能力がほとんどないのでは、とする説もあるくらいで。冒頭の記事は漂白剤ですから、比べ物にはなませんが、高濃度の除菌・消臭スプレーを使ってしまったら。使い方をまちがえたら。一歩まちがえれば私たちの愛犬・愛猫も冒頭の犬君と同じ目にあわせてしまうかもしれません。最近、思うのです。よく「ヒトにも使えて安全です」とありますが、本来なら、「人間の赤ちゃんにも使えるほど安全です」とするものが犬猫ちゃんの解毒力にはふさわしいのではないかしら、と。いずれにしても病原菌をやっつける、という発想では、犬猫ちゃんの免疫力はアップしません。その個体が元気で健康でいるためにはごはんで免疫力&生命力アップを実現し「菌に負けない」「病気に負けない体」を作っていくことがとても重要なのではないでしょうか。■ペットフードベースでも 免疫力アップのごはんが作れます。 犬君用なんですが「飼い主さん」「猫さん」にも使える汎用性の高い情報。 犬君の味方食材総ガイド付き! アフィリではありません、私の書いた本です。『わんこの幸せ寿命をのばすトッピングごはん基礎BOOK』■猫さんの最大の弱点は腎臓です。 腎臓を守る「冷えとり猫さんレシピ」 肝臓を守る「デトックス応援レシピ」 トータルパワーをあげる「免疫力応援レシピ」 僕チンはこのごはんで心臓病ほぼ克服ニャ~=^_^= http://happynekomanma.wi6.biz/■無料プレゼント!!!!!犬猫ちゃん&美人さんのための目からウロコの健康情報⇒犬猫ペットの手作り食&愛情ホリスティックケア■もれなく無料プレゼント中 !⇒犬猫の幸せ寿命を3年延ばす薬に頼らない心臓応援ケアきょうの言葉人生は何が起きたかではなく起こったことにどう対処したかによって決定される。(by ジム・ローン)地球の名言サイト☆↑ランキングに登録しました。もっとたくさんの方に犬猫ちゃんのためのナチュラルケアを知っていただくために、1日1クリック応援お願いいたします。きょうもhappy♪ みぃんなhappy♪ ペットlifeクリエイターあべ☆さちこの本日のワンニャンpoint殺菌・除菌より その犬猫ちゃんのチカラをあげることにエネルギーを使おう!!!! 緊急のご連絡・お返事の必要なものはコチラへ お問い合わせなどはフルネームでお願いいたします ただしお返事には3~5日 お時間をいただくことがございますまた当ブログの情報は自己責任にてご判断くださいCopyright(C) SACHIKO ABE All rights reserved. 当ブログの著作権は私ペットlifeクリエイターあべ☆さちこにあります