晴れ時々明日香　in　Canada

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  おくりびと

  2009年のアカデミー賞の外国語映画賞を受賞した「おくりびと」を観ました。暗い映画かな？と覚悟してみたのですが、やさしさあり、小さな笑いあり、日常の生活での人とのつながりや故人をおくるなかにある、平和な幸福感を感じる映画でした。特別ではない日常の中にあるそれぞれのドラマと生活の中の一部として、死というものをごく自然にとりあげています。故人を愛情を持って見守って送ってあげようという納棺の儀式は決して華々しいものではありませんが、厳粛でやさしさがあります。主演の本木雅弘は本当に表情が豊かだったし、広末涼子も誠実に演じていたし、私の好きな俳優の山崎努は、やっぱり味と癖のある演技で存在感がありました。「困ったことにこれが美味いんだ」って台詞がなんとも言えません。人の死は悲しいけど、なぜか清清しい気持ちにさせてくれる、ショッキングだったり、派手な展開はないけれど、日本映画らしく、じわっと感性にしみ込む映画でした。

  2009.08.03

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  靴をなくした天使

  最近ようやく我が家もアナログから地デジになり、自宅で映画を観る楽しみが増えました。さて、今回お薦めしたいのが、「靴をなくした天使」（原題：HERO/ACCIDENTAL HERO ）という映画です。D・ホフマン主演で、主人公の妻にも見放された男が、ある日、目の前で飛行機事故に遭遇し、人命救助しちゃうのがことの始まり。この映画は脚本がとてもよくできていて、ストーリーの展開がすごく面白いので、映画のネタバレなし。是非観てください。泣けます。笑えます。　　主人公のＤ.ホフマンの役がいい人すぎないのがいいのです。弱さと情けなさと世の中への不満と卑屈な卑しさを持ちながらも庶民的な温かさとやさしさがにじみ出てくるところが、切なくも笑えるのです。あらためてＤ.ホフマンっていい俳優だなぁって感じました。

  2009.07.29

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  百万長者の初恋

  韓国の純愛映画「百万長者の初恋」を見てしまいました。冬のソナタにも代表されるように韓国恋愛映画の典型ともいえる、泣かせる純愛映画です。お金持ちの御曹司、お互いの運命の糸に気づき、お互いの気持ちが寄り添い始め、恋愛が実りかけたところでの恋人の死、そして静かで穏やかなエンディング・・・・韓国映画は女性の心理を知ってて、魅力的な男優を送り出し、夢見心地させて、感情移入させて、泣かせるんだから本当にずるい～～～！「冬ソナ」のときも「私の頭の中のけしごむ」のときもそうだったけど、わかっているけど、やっぱりのめり込んで、泣いてしまうし、なぜかその泣きが気持ちいいんだよね。ヒョンビンもかっこいいですね。韓国の男優さんって大きいかんじがしてなんだか男性的な安心感がありますね。ちなみにこのヒョンビン。知合いの男性に雰囲気が似ているので、なんだかその人とダブって、その男性までかっこよく思えてきました。（見てる間は）韓国の男優さんや女優さんは、日本人と似ているせいか、身近にいそうな人が多いから、そんな錯覚しませんか？

  2009.07.23

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  リオ・ブラボー

  特に西部劇が好きってわけではないけど、最近ＢＳのお昼にやっている映画が「西部劇」らしく、今日は、ハワード・ホークス監督・ジョン・ウェイン主演の「リオ・ブラボー」を観ました。この映画はよくできていると思います。ストーリーは西部劇の典型ともいう、町の悪党グループＶＳ孤軍奮闘する保安官とその少数の味方なんだけど、細かいところにも見所があり、じっくり楽しめる味わい深い映画だと思います。なんと言っても、登場人物の個性がはっきりしてるのがいいです。その人となり、人生までもが、過去話ではなく、行動や会話にじみ出て変化していきます。そんな個性的な人たちが、上手く絡みあってとても味があるんですね。　ジョン・ウェインは決してかっこいいとは思わないけど、不器用で無骨でがんこなところがいいし、ディーン・マーティンは男前なんだけど、あのボロボロのおどおどしたアル中役は印象的でした。リッキー・ネルソンはハンサムな若造なんだけど、どこか頼りれる雰囲気がすごくいい。ウォルター・ブレナンもうるさいじいさん役ながら、この映画におどけた明るさを与えています。この他の配役も本当にいいです。ハラハラする場面も実際にありそうなやりかたでピンチをしのいだりする人間臭いところがいい。すぐに殺したり、拷問するような、短絡的で刺激的な映像で観客をひきつけようとしないところがいいのです。脚本が丁寧でしっかりしていて、俳優がハマるとこんなにも同じようなストーリーの西部劇であっても面白くなるんですね。あ～あ、私もあのコロラド（リッキー・ネルソン）にフェザーズのように酔っ払って、心配してもらいたいわ。

  2009.07.05

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  怒りの河

  ＢＳでお昼にやっていた映画「怒りの河」を観ました。古い映画だし、西部劇とあって、もしつまんない映画だったら、時間が無駄になるし、なんて思いつつ、恐るおそる観ました。結論、娯楽映画としてそこそこ普通に面白かったです。　　こうして今までの自分の好きな映画の傾向を振り返るとカンフーものとか、西部劇とかは素直に楽しめるので好きみたい。だって主人公の男性は、かっこよくて、根は優しくて、賢くて、そしてなんといってもガッツがあって、強い！！つまり私の女性としての、憧れの男性像が実体化してるところが素直に楽しめるポイントかもしれません。そして、西部劇のあのスケール感のあるわくわくするような音楽と自然豊かな景色もいいですよね。馬でかっこよく大地を駆け抜けたり、キャンプしたりと野性味あふれる、男臭さもいいですよね。でも実際にそんな男臭い男性と野趣たっぷりの生活をしたら、臭いや汗、ホコリや泥、ハエやトカゲとか、とてもじゃないけど私は無理でしょうね。だからこそ、スクリーンで思いを馳せながら、ひと時感情移入するのが楽しいのかもね。

  2009.07.02

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• 荒野の七人

  『荒野の七人』をＢＳでやるってことで、楽しみにしていました。この『荒野の七人』という映画を観たのは、私が中学生のとき。ものすご～くインパクとが強くて、その後、しばらく興奮状態だった映画です。？十年ぶりに観ました。やっぱりかっこいいですね。音楽もとってもいい。今回は黒澤監督の「七人の侍」を観て、あらためて観たので、また感想も前回とは違います。娯楽映画として西部劇として、ポイントポイントで忠実に「七人の侍」をリメイクしているのがよくわかります。よりテンポがよく、楽しく、華やかにかっこよく、おしゃれに仕上がっているんだなぁって感じました。俳優陣が、男のかっこよさの競演で、私が中学生当時に夢中になったのも納得です。舞台をメキシコにしたということで、端々に監督の工夫とセンスが光っているものの、ポイントポイントが「七人の侍」に忠実というとこが、ジョン・スタージェス監督の黒澤明監督への敬意のようなものを感じます。そしてやっぱりあらためて「七人の侍」はすごい映画だったんだぁと日本人として嬉しくなりました。

  2009.06.11

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• ゾラの生涯

  なかなかＤＶＤでもＰＣでも映画を観たいけど、落ち着いて観る気分になれない中、今日はたまたまＢＳＴＶで「ゾラの生涯」をやっていたので思い切って観てしまうことにしました。面白かったです。この映画は1870年前後から活躍した、フランスの代表的な小説家、エミール・ゾラの実話に基づく話で、単なる正義物ではなく、ウソっぽさがなくていいのです。貧乏作家から、地位と名声とお金を手に入れ、ブルジョア的な生活を謳歌しているゾラが「今まで闘ってきたのだから、楽をしてもいいだろう」ととつぶやき、政治的なこととは離れて、余生を楽しく安穏と暮らそうとするところも人間的です。映画では、ゾラが売れない時代から親交のあった画家のセザンヌが、人気作家となり、ブルジョア的生活に溺れていくゾラから、離れていくところも印象的です。そんなゾラが、地位も名声も生活の安定も失い、自身の生命の危険すら、招きかねないのにも関わらず、冤罪のドレフェス事件に取り組むところが、ゾラのゾラらしい、すごいところであり、この映画の救いです。この映画は1937年製作の古い映画ですが、権力を持つ側の組織ぐるみの隠蔽、保身、裁判の不公平さ、世論操作など、現代にも通じる問題が浮き彫りにされています。この映画の見所の一つは、ゾラの生涯である、そのストーリーもさることながら、台詞がいいのです。裁判でのゾラのスピーチも圧巻で、これだけ説得力のあるスピーチは、日本人の感覚では、なかなか言えないんじゃないかなって思います。古い名作映画を観るたびに、画面の派手な演出や無駄なスピード感はないものの、ストーリーも台詞も役者の演技も骨太な見ごたえ感を感じます。「ゾラの生涯」もそんな映画の一つでした。

  2009.05.30

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  レッドクリフ　Part II ―未来への最終決戦

  「レッドクリフ　Part II ―未来への最終決戦」を見ました。三国志の話ってこうだったっけ？？って思いました。　　でも、私の大好きな金城武君が扮する孔明が、1日にして不足している弓矢を奇策によって、集めちゃう話は赤壁の山場の一つでもあり、そのときの話の展開はとてもおもしろかったので、正直、それで満足できました。武君の孔明はユーモアがあって、ほのぼのとした雰囲気を映画の中に沿え、とてもよかったです。三国志として楽しむというより、やはり娯楽歴史物と思って観た方が三国志ファンは納得がいくでしょう。率直な感想として、パート１もパート２も戦闘シーンは、長いように感じました。個別の戦いのアクションシーンはまだいいのですが、この映画の見所でもあるスケール感のある戦闘シーンは、見せたい気持ちはわかるけど、単調になりがち。三国志を三国志として忠実に楽しむのは、中国ドラマ版三国志かなって、そちらを観たい気持ちになりました。三国志ってこんな感じの話なのかなって気持ちで観たら、映画としてのまとまりや迫力はあるし、素直に楽しめると思います。　

  2009.05.01

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  セレンディピティ

  　『セレンディピティ』・・・・この言葉何度聞いても覚えられません。さて、たまたまＢＳでこの『セレンディピティ 』の映画を見ました。この「セレンディピティ」 とは、「幸せな偶然」という意味なの？ちなみにウキペディアによると何かを探している時に、探しているものとは別の価値あるものを見つける能力・才能を指す言葉である。何かを発見したという「現象」ではなく、何かを発見をする「能力」のことを指す。平たく云えば、ふとした偶然をきっかけに、幸運を掴むことである。と書かれていました。　　この映画の一見偶然が重なる中で、なぜか強く惹かれあう２人って本当によくわかります。最終的には結ばれる2人であってもそれは単純ではなく、また再び巡り合って結ばれるための時間があるということも。なぜって、私と夫も偶然が重なりあって巡り合い、そして何年後かにまた偶然が重なりあって、結婚するまでに至ったから。私たちの場合、夫の大学の生協でバイトをしていた私（当時大学生）が、初対面の夫に偶然レジで初めて話しかけたときにたまたま私の春休みの海外旅行の出発日と目的地がいっしょだったことがわかり、現地で合流し、途中まで同行することになったのが、最初の偶然の出会い。それから4年後、たまたまハワイで酔っ払った私が、いつもの悪い癖で手当たり次第電話を掛けまくったときに、誰も出ない中、唯一電話に出たのが、夫でした。全くの４年ぶりで、そんな電話番号を持っていたのが不思議なくらいで、その電話がきっかけで久々に会うことなったのが２度目の偶然。その後は、それまで結婚には全く興味がなかったのに、不思議と「この人なら結婚してもいいかも」って自然に思えました。きっと皆さんもそんなセレンディピティな出会いを経て、結婚なさったり、恋人同士だったり、しているのではないでしょうか？この映画を見て、私たちがこうしていっしょに暮らしているのもとっても素敵な偶然に導かれているんだってあらためて思い返しました。だからこそ、私は夫に感謝し、助け合って生きていきていきたい．．．．なんてね。そんな気持ちにさせてくれる、いい映画でした。

  2009.04.17

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  わが谷は緑なりき

  最近、どうも古い映画に目が行きます。実際、白黒の古い映画を見るとさすがに名作とされているものは、完成度が高いと感心します。この「わが谷は緑なりき」もとても感動しました。思いっきり、泣きっぱなし。田舎の人々の温かさと助け合い、またその閉鎖性ゆえの因習めいた村八分な仕打ち。時代の流れの中での労働問題。親子の対立、巣立っていく子どもたち。町の子どもと田舎のこどもの対立。　自由恋愛の問題。家族の別れと死。さまざまな出来事が家族に巻き起こりながらも、気丈に支えあう、家族の姿がとても心痛いのです。いいことばかりではなく、大変なことが次々と起こる中で、家族の愛情や地域の大人たちに支えられ、見守られて、成長して主人公の少年には、何度も泣かされっぱなしです。時代を超えて、国は違い、形は違ってもどの家族にも、または自分の子どもの頃の思い出の中に、共感できるところがある映画だと思います。

  2008.12.22

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• 幸せのちから

  風邪を引いて体調が悪いため、ここのところずっと家にこもっている。それでもこんなときだからこそ、映画ぐらいは見たい。で見たのが、ウィル・スミス主演の「幸せのちから」ホームレスから億万長者となり、アメリカンドリームを実現させた実在の人物、クリス・ガードナーの半生を基に描いた感動作。妻に逃げられ、息子と二人で困難時期をなんとか乗り切ろうとする、父親のウィル・スミスの頑張りが、なんとも胸が痛いです。そんな父を信じて、健気に明るく頑張る息子の姿も胸が痛いです。自分が親だったり、子どもだったら、どうだろう？って思います。親も子ども、子どもがいるから、親がいるから、不思議と力が沸いてきて、本当はどん底なのに子どもや親がいるだけで、なりふり構わず、必死でやれたり、不安じゃなかったり、するんだよね。そんなことをふっと思い出させる映画でした。　

  2008.12.12

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  君の涙　ドナウに流れ　ハンガリー1956

  ソ連の弾圧支配から自由を求める民衆が,武装蜂起した1956年のハンガリー革命を背景に、過酷な運命に翻ろうされるカップルの愛を描く歴史感動大作。なんだけど、私は洗濯物をたたみながら、見てしまうので、完璧に集中できなかったせいか、感動大作なんだろうけども、超感動というわけにはいきませんでした。ストーリー的にはわかりやすくてすっきりしてるんだけどその明快さが私的には、すっきりしない要因だったかも。史実に基づく実話っていうのがすごいですよね。これは1956年のハンガリーでの出来事ですが、決して遠い昔の話に思えないのは、現代でも自国内の政治的市民デモや大国による武力介入されている国があるからだと思います。市民や身近な人が、自国内で簡単に傷つけられ、あっけなく命を落としたり、愛する人が傷ついたり、失ったりすることは、堪えられない悲しみだと思います。祖国が自由で平和で、普通に恋愛できるいう幸せが世界中に当たり前にあって欲しいと思います。

  2008.12.06

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  メゾン・ド・ヒミコ

  海辺に建つゲイのための老人ホームで繰り広げられるひと夏の出来事を描いた異色の映画。ゲイの世界って、不思議な感覚だけど、なんで？と思いながらも素直な、やさしくも、どうしようもない性なんでしょうね。オダギリジョー、柴崎コウ、田中泯は、とっても魅力的ですね。オダギリジョーは、怪しく、危なく、やさしく、怖いくらいにセクシーですね。　この映画の髪型のオダギリジョーは、美青年ですね。ゲイの世界ってわからないけど、もし私が男だったら、男としてあこがれる男性に巡り合ったり、共感しやすい男との付き合いの方が、素直になれたり、楽だったりして、信じられたり、もしかしてゲイになっちゃってもおかしくないかも？なんて思っちゃいました。女性としては、ゲイな男を好きになっちゃうとわかっているだけにつらいよね。

  2008.12.05

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  砂の器

  『砂の器』を借りて見ました。このＤＶＤを借りてきたら、夫に「そんな昔の見るの？」って言われましたが、そんな古臭さは感じません。サスペンスの事件物という以上に人間的な運命の悲しさのようなものを感じました。そして今見ると、蒼蒼たる出演者にびっくりします。チョイ役的な人もすべて名優さんばっかりのとっても贅沢な映画でした。　

  2008.12.04

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• 賛否両論＆ハズレ(ノД`)・゜・。

  まずは、ハズレ(ノД`)・゜・。の話。武君の次の公開映画、12月20日公開の『K-20怪人二十面相・伝』の完成試写会・出演者の挨拶付きに応募したのですが、見事ハズレたみたい。当選ハガキが届きません。ｼｭﾝ。応募総数1万名っていうから、すごいのですよ。で次は、賛否両論の話。ヤフー映画では、レッドクリフのユーザーレビューがどんどん書き込まれています。これだけ宣伝がされているので、金城武ファンや三国志ファンならずとも気になる映画で、映画館に足を運んだ人も多いですよね。私が映画館に観にいったときは、６０代ぐらいのオジサングループが来ていたのには、さすが、レッドクリフと思いました。ユーザーレビューを見ると賛否両論ですよね。もちろん、ひとそれぞれ感性が違うわけですから、いろいろあって当然なんですが、傾向としては、三国志ファンにはあまりウケがよくないってこと。レッドクリフは、三国志の複雑なドロドロを忠実に再現した映画ではないので、三国志ファンにとっては、それこそが三国志の醍醐味なのにそれがないってところが納得いかないようです。でも三国志にこだわりのない方には、歴史を題材にした、アクションあり、恋愛あり、セクシーあり、ユーモアあり、ほのぼのあり、画像は迫力あって綺麗、と盛りだくさんな要素のある映画として新鮮な気持ちで観ていて、おもしろかったという感想も多いのです。ユーザレビューのお役立ち度は、大概、けなしているレビューの方が、お役立ち度が高いっていうのも面白いですね。やはり、映画は自分の感性を信じて、あまり先入観を入れすぎずに自分がこれが観たいと思ったら、自分で観てみるのが、一番だと思います。　

  2008.11.13

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  レッドクリフをようやく観ました

  前売り券は持っていたものの、なかなか映画館に行けず、ようやく観れました。スケール感があって、やはり映画館で観るのが、ふさわしい作品ですね。中国の長編歴史ドラマでは出しきれない、洗練された娯楽映画になっています。現代感覚もあり、画像的に観て楽しめる歴史をベースにした、三国志ファンでなくても楽しめるジョン・ウー監督の映画になっていると思います。　登場人物がそれぞれ個性的がはっきりしていて、魅力的で、話をわかりやすくしています。必ずしも美系だけが、かっこいいわけではないという男性の魅力を感じますね。金城武演じる諸葛孔明は、そうした荒々しい男性陣にあって異彩の涼しげなオーラを放っていました。実際の諸葛孔明は身長180cm以上、190cmとも言われ、当時も20代後半だったと思うし、軍人の中にあって、あんな感じだったのかな。お話以上に映画の中で私にとって魅力的だったのは、趙雲かな。強すぎです。戦闘シーン、アクションシーンもレッドクリフの見所。孔明と周瑜の琴の即興シーンがあるんだけど、まさにジャズって感じですね。赤壁と言えば、「連環の計」と思っていたのですが、この話はPart２のようですね。ＴＶドラマであれば、細かく話を作れるところですが、映画にすると、どこを生かして、どこをどう見せるかが、本当に難しいだろうなって思いました。この「レッド・クリフ」という映画は、ジョン・ウー監督の「レッド・クリフ」という映画として、楽しめばよいと思います。今度は吹き替えじゃない、中国語バージョンで観たいですね。そして、早くPart２も観て、すっきりしたいです。

  2008.11.12

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  TVシリーズ「SEX AND THE CITY」

  TVシリーズ「SEX AND THE CITY」を借りて、ＤＶＤ２枚分を観ました。話題性のあるＴＶドラマだったので気になって借りてみました。確かにかなりの本音トークで、恋愛時のどうしようもないような女心がストレートに描かれているので、共感できます。女の友情もとっても理解できる。私は、タイプ的には、あの４人の中では、性格的にはあえていうなら、ミランダに近いかも。４人ともそれぞれの個性があって、恋愛のパターンも違って、面白いんだけど、あんまりにもＳＥＸ、ＳＥＸって、毎回、毎回出てくるので、ちょっとうんざり。男も女もＮＹの人は、そんなことしか頭にないの？ってはずはないと思うけど、まさに恋愛＝ＳＥＸってくらい、毎回、毎回でてくる。多分、私は一気にＤＶＤで数話まとめて観てるから、よけい気になって、もうおなかいっぱいって気分になるんでしょう。このＴＶドラマが流行るってことは、私としては、「え～、そんなにみんなＳＥＸに関心があるの～」って意外な気さえします。そんな私の方が少数派なのかな。　　　とりあえず、私はＤＶＤ２枚目で、もう充分なんでいいかなって感じです。１話完結の映画だったら、途中リタイヤせずに、もっとすっきり楽しんで観れたかもしれません。　

  2008.11.09

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  『地球のへそ』？っていう映画

  楽天のブログつながりというか、私のトップページであるにしゃんたさんつながりの、マイケルさんのブログで知ったんですが、京都を舞台にした映画『地球のへそ』が１１月２９日から京都シネマで公開だそうです。この映画の主演が「にしゃんた」さんと聞いてびっくり。　　にしゃんたさんも本当にいろんなことやってるよね。映画の話があるってことは聞いてはいたけど、こんな面白そうな映画だったんですね。身近な人が映画で主演って、なんだか不思議な気がするし、映画の世界がぐっと近くに感じられますね。皆さんもこの時期、京都へお越しの際は、是非この京都シネマで、「地球のへそ」を見てね。　

  2008.10.25

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• 「どん底」効果？

  今日こそは、ＤＶＤを観たいと選んだのが、黒澤明監督の『どん底』。テンポのいい、スッキリ感のある娯楽作品を期待していたのですが、全然違いました。この映画で特に光って面白かったのは、左卜全が演じる御遍路の嘉平。おとぼけでユーモラスながら、とても含蓄のある知的な会話をするのです。その根底には人間に対する温かな眼差しがあります。「もうすぐ死んで、楽になれるから、安心しなさい。」なんて病気で今にも死にそうな人に言うところは、超現実的。「がんばって生きるんだ」なんて励まさないところや、亡くなったことを過剰に引きずらないところも、極貧すぎて、引きずって悲しみに浸っている心の遊びすらない、そんなところが、ウソがないんですねぇ。そんな映画を観た後で、知人から愚痴交じりの電話がかかってきました。いつもなら、彼女に同調して、いっしょに怒っていたと思いますが、今回はこの映画『どん底』の嘉平の影響を受けたせいか、彼女の話を聞いても、そんなに腹も立ちません。結果、怒っていた彼女をポジティブな気分にさせて電話は終わりました。人のことを悪く言うのは、後味の良いものではないし、ちょっと彼女にはリップサービスしすぎたかなって気もするけど、気分よくなってもらえた方が、私としても気分がいいのよね。これは、『どん底』効果かな。　

  2008.09.06

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  七人の侍

  黒澤明監督、志村喬、三船敏郎らが主演の『七人の侍』を観ました。やっぱり期待を裏切らない映画でした。ストーリー、それぞれの役どころ、台詞の中にある真実、躍動感とリアリティーのあるカメラワーク、どれをとっても納得のいく名作だと思います。七人の侍や農民たちの姿もそれぞれ個性的で,表情豊かで生き生きしています。自分自身をわきまえつつ、孤高に生きている侍の姿は美しいです。決してイケメン揃いではないのに、それぞれが持ち前の人となりと、人間同士のからみの中で作品を何層にも膨らませています。作中「竹千代様」と呼ばせるところや、端々に温かなユーモアがあり、それでいて「百姓はちゃんと床下に大事なものを隠してるんだ。弱そうにしてて、実はずるいんだぁ」とか「また、負け戦だったな。勝ったのはわしらではない。勝ったのは百姓たちだ」とか、ドキっとするような真実や人間性まで言ってのけるのです。じっくりと濃厚に楽しめる、「世界の黒澤」と呼ばれる由縁がわかる作品でした。映画”七人の侍”からネーミングされたコーカサス地方のウオッカ

  2008.06.02

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  それでもボクはやってない

  　「それでもボクはやってない」この映画はとても衝撃的でした。映画と言っても事実を根底にしている話なので司法がいかに理不尽なのか、ということを考えさせられます。裁判をするということは、どういうことなのか、丁寧に作られていてとてもいい映画だと思います。司法は「疑わしきは罰せず」だと思っていたのに「無実の証拠がないものは犯罪者」というのが司法の現実なのでしょうか？このようなシステムの中では、誰でも犯罪者に仕立て上げてしまうことが可能です。無罪を判決するということは、警察を含めた国家権力の判断に逆らうことだとか、裁判官の評価はどれだけ多くの事件を処理するかだとか、端々に現在の司法の問題点を垣間見る、フレーズが出てきて、その度に驚きを隠しえません。一方で明らかに加害者と思われる犯罪者が、被害者以上に保護されている裁判事件もあったりして、一体、今の司法は本当に信頼できるものなのかと不安を持ってしまいました。最後は映画らしくハッピーエンドで終わるのかと思ったら、あくまでも現実的で監督のシビアな姿勢が伝わってきました。

  2008.05.25

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  ひばり チエミ いづみの ジャンケン娘

  たまたまＴＶで『ひばり チエミ いづみの ジャンケン娘』を見ました。洗濯物をたたむついでにたまたま見たんだけど、面白かったです。1955年の映画でもちろん、「ひばり チエミ いづみ　の三人娘」って言ったって私のとっては歴史的な話でしかなかったし、当時のアイドル映画だから、大したことないだろうと思っていたので、洗濯物を畳んでいなかったら絶対にあえて観るこはなかったでしょう。でも面白かったですね。３人の個性がまるで少女マンガを見るみたいに楽しい。それに３人とも昔のお人形みたいにとっても綺麗。私はなんと言っても「江利チエミ」がとってもキュートでいいなって思いました。あんなお茶目なキャラクターだったとは知りませんでした。あの３人の中では一番自分に近いと思います。　　　　　　それとこのジャンケン娘に斉藤又兵衛という役で出演している「山田真二」という男優さん。とってもハンサムです。こんな男優さんがいたのは知りませんでした。この映画の私なりの見所の一つは歌とファッションかな。雪村いづみと美空ひばりの着ているファッションはとってもバービーみたいに素敵です。歌も三人三様で楽しめます。女の子なら今時のギャルでもあのジャンケン娘に共感できるところがあるんじゃないかなって思います。今回偶然この「ジャンケン娘」を観たことは意外な発見でした。

  2008.05.14

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  三船敏郎の『用心棒』

  黒澤明監督の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイク版が話題になっていますが、私はまだ見ていません。多分、原作がしっかりしているので面白く仕上がっているのではないでしょうか？私はまだまだ黒澤明監督の作品を数多く見ているわけではありませんが、見るたびにやっぱり面白い！ってうなります。今、ＢＳで黒澤明監督作品の特集をやっているようで私も『用心棒』をたまたま見ました。　　　　やっぱり黒澤作品はシンプルな中に迫力とキレがありますよね。そしてそれをしっかり実現化するのはカメラワークであり、シーンの設定であり、役者さんの存在感ですよね。ムダがありません。三船敏郎は無茶苦茶かっこいいです！豪快でユーモアもあって照れもあって、まさにヒーロー。捕まってボコボコにされて顔面死人のようになって這いずって逃げていくところもすごくリアリティーがある。この場面はドキっとします。仲代達也も伊達男でしたね。あの仲代達矢が巻いていたマフラーは英国製のチェックだったっていうのは斬新ですよね。娯楽映画なんだけど手抜きがない、リアリティーがあるのに血なまぐさくない、ところどころに見えるやさしさと笑い、見てすっきりできる映画！確かに黒澤明監督が巨匠と言われ、世界の三船と言われるのはわかりますねぇ。　

  2008.04.19

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  息子と見た映画　2本

  TUTAYA半額デーなのでＤＶＤを２本借りてみました。今回のレンタルのテーマは「息子と見れる映画」。ってなわけでレンタルしたのは『佐賀のがばいばあちゃん』と『エバーアフター』『佐賀のがばいばあちゃん』はＴＶのドラマで泉ピンコが演じるがばいばあちゃんを見たので流れはわかっていたものの、やはり映画はじっくりと丁寧に情感が伝わっていたと思います。実際のばあちゃん役の風貌としては泉ピンコの方が近かったと思いますが、吉行和子演じるばあちゃんは綺麗過ぎるとは言え、懐かしいような温かさを感じます。気になったのはアスファルトの道。埃の少ないない町並み。『エバーアフター』は現代版のシンデレラ。　魔法使いやかぼちゃの馬車は出てきませんが、よりリアルに実際こんなお話だったのかなぁって思わせる大人も子ども楽しめる内容になってます。私はこの映画を見るまでドリュー・バリモアという女優を意識しなかっただけど、なかなかチャーミングだし、この映画はこのドリュー・バリモアの魅力がなかったら印象薄く終わったかもしれません。ドリュー・バリモアは決して正統派美人とは思えないけどなんとも言えない魅力的な笑顔をするんですね。彼女の個性の前に正統派美人の長女が薄っぺらに見えてくるのです。美人じゃなくてもこんなに魅力的っていうことを感じさせてくれる世の中のそれなりに美しい女性にとって心強いお話。どちらも息子とも楽しめる良作品でした。

  2008.04.01

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• 『Sweet Rain 死神の精度』を観て・・・雑記４（ネタバレあり）

  『Sweet Rain 死神の精度』ネタバレありです。今回は自分の備忘録としての小ネタ。こんな勝手なことを自由に書けるのも自分のブログならではですよね。●好きな場面第２話の中で最後の方だったか、ボーリングの場面だったか、忘れたけど死神・千葉が両手を挙げてガッツポーズをするところ。●面白かったところ第２話の敵のヤクザ達が実は死神の同僚で合図を送ってくるところ（オチ）●惜しかったところ最後の青空や風景が雨上がりとは言え、もう少しすっきり晴れたクリアな気持ちよさが伝わってくるものだったらよかった。●筧監督のオリジナリティを感じたところいい悪いは別としてロボットの竹子を登場させたこと。美女缶を思い出しました。意図はあると思うけど私は内容が分散する感じがしました。●色男も・・・・若き日の一恵（小西真奈美）に対してはかっこいい男性として優先権が取れる千葉もかずえ（富司純子）には優先権を取られるところがおもしろいよね。●配役はバッチリ！この映画の配役は本当によかったと思います。どの役者さんをとってもはまり役です。死神・千葉の金城武の第１話の口調にはちょっと違和感があったものの、第２話以降は気にならなくなりました。２話の阿久津（石田卓也）は好演だったと思います。●時代を感じさせる小道具一恵の肩パッド入ったブレザー、重そうな電話レアカード●一人３役金城武ファンはなおさらなんだけど、３話ごとに死神・千葉の設定が違うので、金城武を３倍楽しめちゃうんですね。１話の千葉が見た目・正統派金城武。２話の千葉は性格・金城武。（であってほしい？）３話の千葉はこんな若くなっちゃう金城武。このギャップがまた楽しいのです。※今回の映画は珍しく後からいろいろ思うところがある映画でした。私も原作を読んだり、ロケ地へ行ったりしているので映画の楽しみ方も広がったのかもしれません。いいなって思う映画にはどんどんめぐり会いたいですね。

  2008.03.28

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  『Sweet Rain 死神の精度』を観て・・・雑記３

  この『Sweet Rain 死神の精度』を観て小説も合わせて読んでたんだけど、原作の小説をようやく読み終わりました。　原作もとても面白かったし、映画も原作のイメージを大切に配役や背景、セリフが撮られていたと思います。さらに原作にはない映画ならではの演出もあるので原作を読まれた方もそうでない方も楽しめるエッセンスがあります。　　この映画を観たときも原作もそうですが、この作品は日常的には見聞きしていすぎて返って特に身近なこととは意識していない『死』というものを自分の身やまわりにもいつ起るかもしれないということ感じさせます。そこには「なぜ私が？なぜあの人が？」の理由はわからない。でも遅かれ早かれ浮浪者にも大富豪にも誰にでも訪れる。そんな話を説教臭く読み解いたり、感動させようとしたり、するわけではなく、淡々といるところが今の空気にあっているのです。『死』の話だからと言って、悲劇的でもなく、「生きていればいいこともある」、「そんな生き方・死に方もある」ってことをさらりと見せるところがいいのです。死っていう暗いテーマなのになぜか穏やかな気持ちになるのはなんなんでしょうね。金城武扮する死神・千葉ははまり役だと思うので原作を読まれた方もより一層楽しめると思います。

  2008.03.27

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  『Sweet Rain 死神の精度』を観て・・・雑記　2　ネタバレあり

  この『Sweet Rain 死神の精度』は現在、小説の方を読み途中です。　今まで読んだ読んだところからすると原作の死神・千葉の雰囲気と武君演じる千葉の雰囲気はぴったりです。『Sweet Rain 死神の精度』の千葉の演技のミュージックを聴いているときの武君に私は『恋する惑星』の武君を感じました。純粋なのかぶっ飛んでるか、感情を何かに集中させている、あのひたすらパイナップルを食べてる武君です。それでいてあの客観的で冷静で冷めているくせに実は好奇心もあって本当はちょっと優しい死神・千葉は武君の雰囲気にあってる。　　役者さんだから、武君の性格が本当はどうなのかはよくわかんないけど、少なくともどんな役でもその役者さん自身に演じる役の雰囲気を感じ取れなければ演じることは難しいと思う。誰かが『Sweet Rain 死神の精度』のレビューの中で「金城武って案外器用なひとなんだ。」と書いてたけどそうなんだろうし、武君に死神・千葉に共感できるところがあったのかも。いずれにしても原作者の井坂幸太郎氏が「金城武が千葉役なら映画化Ｏ．Ｋ．」と言った気持ちはわかるような気がします。　

  2008.03.23

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  レンタルＤＶＤ3本鑑賞

  相変わらず風邪のため、寝ています。でも寝てるだけじゃ、やっぱり暇だから、こんな日はＤＶＤ三昧。本日観たのは、　・ALWAYS 三丁目の夕日　・市民ケーン　・ニュースの天才　　　　　　　３作品。　　　●ALWAYS 三丁目の夕日　　楽しめました。映画の初めの方はなんだか、　　全体的に演技もわざとらしい感じに見えましたが、　　だんだん違和感なく見れるようになってきました。　　俳優さんもだんだんその世界に馴染んでいったのかな？　　セットも人造的な感じに見えなくもなかったのですが、　　だんだん懐かしいその世界に引き込まれていきます。　　とりわけ夜のシーンのネオンも少ないあの暗さが懐かしかったです。　　ストーリーは狙いが見えたり、細かいところは？も残るけど　　水戸黄門みたいに安心して楽しめばいいのです。　　こんな人たちと時代もいいなって思って楽しめました。　　　私から見て一番光ってたのは六子役の堀北真希ちゃんかな。　　堤真一も威圧感のある役者さんですね。びっくりしました。　　　　　　　　　　●市民ケーン　　私はこの映画面白かったです。ケーンみたいな人っているよなぁって　　思いながら見てました。　　お金もあって才能もあって、自分と母親だけが好き。　　他人を愛せないのに他人に自分を愛することを要求してくる人。　　結局、みんなケーンから離れていって孤独。　　お金があってモノはあっても本当に望んだものは永遠に手に入らない。　　「お金があっても必ずしも幸せではないんだ」と　　小市民としてはちょっとだけほっとする部分でもあります。　　　　　　　●ニュースの天才　　これも面白かったです。実際にあった話というのがすごいです。　　アメリカの競争社会のプレッシャーの中で一流誌のジャーナリストが　　ニュースの捏造までしちゃうんだからね。それが掲載までの過程で　　チェックに引っかからずに出版されちゃうんだから。　　現代は情報の排出されるスピードが速すぎて多すぎるのかもね。　　また、この話のもう一つの見所は凡庸と思われていた新編集長が　　すごく冷静で責任感のある編集長になって部下の信頼を得ていくところ。　　　　　　　それぞれ個性があって、面白い映画でした。　だから映画は止められないよね。　　

  2008.02.23

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  かもめ食堂・誰も知らない・ＴＨＥ有頂天ホテル

  風邪を引いていて外に出る気もＰＣをいじる気にも家事をがんがんする気にもなれない、というわけでビデオ三昧の１日にしました。今回借りたのは、　・かもめ食堂　・誰も知らない　・有頂天ホテル　　　　　　　の３本。風邪で詳しく書く元気もないので簡単に感想を覚書程度に書くと　　●かもめ食堂・・・・３女優とも好きだし、清潔な空気感も、　　　　　　　　　　　人間の不思議な出会いや温かさも感じます。　　　　　　　　　　　特に空気感はすごく感じる。　　　　　　　　　　　あの食堂の空気、お料理の匂いが伝わってきます。　　　　　　　　　　　なんでフェンランドで食堂をしているのか？　　　　　　　　　　　みたいないろんな背景が個人的には　　　　　　　　　　　もっとすっきり知りたかったけどね。　　　　　4,18　　　　　　　　　　　　　　●誰も知らない・・・こんな状況になる前に大人は誰も　　　　　　　　　　　ちゃんと手を差し伸べないのか？って、　　　　　　　　　　　社会への不信感を感じる。かわいそうすぎ(T_T)　　　　　　　　　　　映画レポートに書かれてあった　　　　　　　　　　　「是枝監督は子供たちから見事な演技を引き出した。　　　　　　　　　　　でも何かが足りない 」←同感です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　この映画を見て以来、YOUと柳楽君の母息子ＣＭを見ると　　　　　　　　　　　その後主人公明が幸せになれたようで　　　　　　　　　　　ほっとした気持ちになります。　　　　　4.2　　●THE 有頂天ホテル・・２時間の間にいろんな登場人物の　　　　　　　　　　　いろんな背景をからませながら、　　　　　　　　　　　構成よくまとまっているとは思うし、　　　　　　　　　　　キャスティングも豪華ですねぇ。　　　　　　　　　　　でも個人的には期待とは違っていました。　　　　　　　　　　　演劇チックな笑いのとりかたも私的には笑えないっていうか。　　　　　3.45　　　　　　　　※点数はヤフー映画のみんなの点数　　　それぞれ持ち味の違う映画で、それぞれ個性的でした。　　いろんな映画があるとつくづく思います。　　個人的には、●「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」　　のような映画がベタと言われても　　わかりやすくてどっぷり泣けてすっきりしたかな。　　　　　　　3.94（みんな）／4.6（私）　　　　

  2008.02.22

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  東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

  久々にＤＶＤをレンタルして観たのが「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」。　　　どちらもリリー・フランキー原作　この映画は今年の日本アカデミー賞の最優秀作品。映画を見てる間、ほとんど泣きっぱなし。ストーリーが込み入ってるわけでもなく、実話とは言え、フィクションとしてもありがちなストーリー。この映画で私が好きな点は、自分を振り返るときに常に傍らで自分を支えてくれた親への気持ちを時系列的に思い起こさせてくるところ。誰しもが抱いている幼い頃の思い出や両親との関わりの中の嬉しかったことや親や家から自立したいと思い始める頃や悪いとは思っていても親をないがしろにした時代、老いてきた親に何かしたいという思いがふつふつ沸いてくる世代になり、そして当たり前にいたはずの愛する人を失ってしまう悲しみをぐんぐん感じさせてくれる映画でした。先日、同世代の友人とも「両親にできることをできるときにした方がいい」という話をしていたのですが、本当にそう思います。　　親の献身的な愛情に少しでも感謝の思いや愛する気持ちを伝えることで親は幸せって感じてくれるんですね。それってとっても泣けませんか？●卒業式・入学式の装い　　　　　　　

  2008.02.19

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  傷だらけの男たち

  ようやく昨日『傷だらけの男たち』を観ました。なかなかどうして映画を観にいくのにも一苦労です。やっと比較的近くの映画館での上映が始まり、出かける先と近いこともあって、家族には迷惑をかけましたが、観てきました。感想はよかったですぅ。小さな劇場だったので、私はまん前のど真ん中に座って観ました。全くまわりは見えてません。ホームシアター状態。前もって買っておいた飲み物もお菓子も全く手を付けることなく、引き込まれるように一気に観てしまいました。「傷だらけの男たち」は事件ベースのヒューマンサスペンス。ストーリーの展開やその役どころなど味があっていいのです。あいまいな恋愛系の映画よりもこの手の映画の方が私は違和感なく楽しめます。トニー・レオンは本当に一種独特な雰囲気を出しますね。心の奥底に何かを秘めているような・・・・実際に会ったら本当はどんな人なんだろう？って思います。金城武もとってもいいですよ。お酒のせいなのか、なんなのか、とっても自然な感じです。今回は本当に自然な感じがしました。シラフの時のキリっとした表情に戻るときとのギャップがいいですね。それとこの映画では金城武的にちょっと女性をつけはなしたような感覚があるんだけど決して冷たいわけではないのよね。そんなところも実は女性ファンがこの映画を安心して観ていられるところかも。あんまり優しすぎると焼けますから。ハリウッドでブラッド・ピットあたりでリメイクが決まっているという話があるのもうなづける作品だと思います。私的にはリメイクの際には、自殺した彼女の理由を事件に絡ませて欲しいかな。独り言）この間、私は金城武のファンの端っこの一人として武君の出演映画を観てきているンだけど本当にここ最近はいい作品に恵まれていろんな役に挑戦しているんだなぁって感じます。これから公開の作品も続々と出てくると思うので期待したいと思います。　

  2007.09.07

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  私の頭の中の消しゴム

  「私の頭の中の消しゴム」を観て、久々に恋愛映画に入り込み、泣きました。チョン・ウソンがいいですねぇ～。「MUSA　-武士-」を観たとき、「この人すごくいい！」って思ってチョン・ウソンを観ていましたが、やっぱりいいわ～。　あの骨太な男らしさ、無骨さ、一途さ、やさしさがたまりませ～～ん。もちろん映画のストーリーやソン・イェジンがいいからこそ、この映画が完成度の高い恋愛映画になってるんだけど、チョン・ウソンが本当にはまり役。　　　あの音楽が「冬ソナ」チックで切ないよね。なのにヤフーのみんなの映画評では意外に辛口評価なのがびっくりです。恋愛をしたい方も恋愛にはとんと縁がない方も恋愛中の方も愛する気持ち・愛される幸せを感じるお薦めの作品です。　

  2007.08.19

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  勝利の朝

  この「勝利の朝」で主演のキャサリン・ヘップバーンは１９３４年のアカデミー主演女優賞をとっています。１９３４年の映画なのでモノクロ。感想はというと、やはり昔の映画なので、今の感性とは若干違うところがあり、馴染みにくいところはあります。映画というより演劇に近い感覚。ペップバーンの役は田舎から大女優を目指してＮＹに出てきた野心家で純真な女の子。若い頃の希望と絶望、劣等感と超自信の間で心が不安定になりながらもひたすらに努力し、じっと耐えながらもチャンスをつかみ、前に進もうとする様子が痛々しいです。芸能界ってこの映画のヘップバーンのような人がいてもおかしくないのかもしれないけど、世間一般では自己陶酔型のちょっと危ない女性かも。そんな彼女の熱意や努力や苦労や実力に気付く人がいて、報われるっていうストーリーは、夢に向かってがんばっている人を元気付けてくれる映画かもしれません。　　　キャサリン・ペップバーンを綺麗とはあんまり思わないけど、確かに彼女自身の存在は他の女優一般とは容姿も態度も性質も個性的かもしれません。　オードリーが愛用していたＬＶの定番スピィーディ↑同じヘップバーンでもこちらは愛らしいオードリー・ヘップバーン♪　

  2007.07.11

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  モンスーン・ウェディング

  知人がインド映画が面白いと言っていたのを聞いて気になって観てみたのがこの「モンスーン・ウェディング」というインド映画。まさに今の梅雨の季節にぴったりの映画？ インドの映画やドラマっていうとすぐにみんなで踊りだすシーンや大げさなストーリー、濃い目の俳優さんたちっていうイメージだったのですが、このモンスーン・ウェディングはとても自然なヒューマン・ドラマでした。インド社会に今も残っている？階級社会や親戚関係、伝統的な結婚観など現代のインド中産階級の家族を通じて感じることができます。この映画の中の歌や踊り、音楽がインド社会の持つどっしりとした人間臭い迫力のようなものをより一層際立たせています。それとなんと言っても見とれてしまうのはインドの美男美女たち。インドの若く知的な男性は王族のような品がありますね。●夏の足元のワイルドでセクシーなアイテム・アンクレット　楽天ランキング入賞アイテム！　420円　　　　　　　　　　そのほか足元を魅せるネイルグッツいろいろインドも急激な発展を遂げている国で欧米社会でエリートとなっている人たちも多い国。日本のニュースとしては奇天烈な国としての認識の方が強いと思いますが、今後、経済・産業・文化の面でインドがもっと身近に日本で注目されていく日がそう遠くないかもしれません。そんなことをこの映画を観て感じました。　

  2007.07.09

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  チャイナ・シンドローム

  ゆっくりしたという気分を味わいたいとき、いろんなことをやりたいけど気分が乗らず、手に付かないとき、どこかに出かけるほど時間的な余裕もないとき、そんなときはお家でＤＶＤを観るのが私流。今回はレンタル半額デーだったので３本借りて観ました。◆チャイナ・シンドローム　　　４．１／５点中国がらみの話かと思ったら、原発事故の話でした。全米公開直後の１９７９年３月、スリーマイル島原子力発電所で事故が起こり、これ以上ないほどの迫真性を観る者に与えたという衝撃の作品だったようです。ジェーン・フォンダやマイケル・ダグラス、ジャック・レモンが出演していて、この作品でマイケル・ダグラスが若い！原発の内部告発を題材にした作品ですが、サスペンス風で引き込まれます。以前はこうした企業や政治がらみの政治的圧力や殺人が映画だけの話だろうと思ってみていたけど、最近では事実そういうことも起こっているかも？って思って観てしまいます。最近日本では食品会社の不正の内部告発が行政によって放置されていたという事実がありました。不幸中の幸いながら、その不正による死者及び重大な健康被害はでていません。　　　　　　　　　原発ともなるとミス、事故、隠蔽が大惨事になりかねません。日本の原発は大丈夫かぁ？って不安になりました。

  2007.07.05

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  金城武ファンになって・・・・・

  ７月４日は金城武主演の「傷だらけの男たち」（７月７日公開）のジャパンプレミアでした。武君ファンサイトへ行くとさっそくそのときの様子が映像や画像をＵＰしてくださっていました。嬉しい～～～！毎回のことながら、武君のインタビューを聞くととても丁寧に真面目に答えているのには驚きます。ああ見えて（あっ、ごめん）案外（またまた、ごめん）誠実で映画作りが好きな人なんです。こうした映画のプレミアを観るようになって同じく魅力的だなって思うのは監督の存在。監督ってやっぱり個性が強いし、親分的ですごく包容力を感じます。出演俳優以上に映画のプレッシャーを背負っているわけだし、アジアの監督はとにかく気取りがないよね。そんな素敵な監督や共演者といっしょにプレミアに出ている金城武を見ると私は嬉しくなっちゃう。いいチームで仕事できるのってとても恵まれたことだと思うから。金城武のファンになっていろんな映画のクランクインからプレミア、公開と追っていくとその映画を作り出す、監督をはじめ共演者、映画のチームや映画の個性のようなものをなんとく感じます。金城武のファンにならなかったら、きっと映画の作り手側のことは全く意識することもなく、映画を観ていたでしょうね。

  2007.07.01

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  イルマーレとホテル・ルワンダ

  イルマーレを観ました。　　感想は、う～ん。毎度のことながら、基本的に恋愛映画が苦手だし、ファンタジック系が入ってくるとより苦手。これはあくまでも個人の趣味なので、作品の良し悪しではありません。サンドラ・ブロックもキアヌ・リーヴスも好きだけど観ていて、矛盾点の方が気になる。その後で観た「ホテル・ルワンダ」の方が私的にはしっくりきます。ちなみに「イルマーレ」も「ホテル・ルワンダ」もレンタルショップでは本数も多く揃えているにもかかわらず、私の借りた1本以外はすべて貸し出し中の人気ぶりでした。「ホテル・ルワンダ」は実話。ある日社会体制が変わってしまう怖さ。人間が集団意識に目覚め、他を排除しようとしたときの恐ろしさ。そうした極限状態の中で家族やまわりの人を必死にギリギリのところで守ろうとする姿もまた同じ人間の姿。　　　　内戦のある国では生きることはこんなにも必死なことで人が殺されることが悲しいことなのに今の日本ではあまりにもいとも簡単に無感情なまでに事件が起っています。そんな日本の現実にも言いようもない不気味さも感じます。ホテル・ルワンダはとても衝撃的な映画でした。という訳で、やっぱり私はロマンチックな「イルマーレ」のような奇跡の恋ができそうなタイプではなさそうだというのが本日の結論でしょうか？　

  2007.05.14

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  胡同のひまわり

  私にとって中国映画の魅力はそこに垣間見られる中国の人たちの人間関係、感情や生活のリアルさです。ストーリー的には感動的に作られるケースが多いので、時として出来過ぎな部分もあるような気がします。でも日常に見られる描写は中国人的心理をよく表現している作品が多いと思います。外国人の私から見ると「そうそう、そういう人っているんだよね」とか「それってあるがちだよね」なんて感覚で見てしまいます。　　私の評価は4.1／5点満点中「胡同（フートン）のひまわり」もそんな中国の匂いする映画だと思います。　　ｶﾈｺｲｻｵ帽子　●元気パワーと光触媒のひまわり　　　　　5,600円→　2,800円　 このお父さんは不器用で頑固。お母さんは辛抱強くて時に激しい女性。私の知人の中国人ご夫婦も基本的には同じようなカップルです。お母さんが家に固執するところも似ています。でもこうした中国の家族関係や人情も日本が欧米化していく中でどんどん失われていったものがあるように中国でも都市化が進んでいく中で、失われていったり、変化していくのかもしれませんね。独り言）案外、このお父さんみたいな不器用なお父さんっているのかもしれませんね。その厳しさがゆえに花開いた息子の才能だから、結果オーライなのかな？今の日本だったら、下手するとかなり危ない家族関係になりそう？

  2007.05.09

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  「20世紀フォックス　史上最大の作戦」って何？

  最近は見たい映画が目白押し。日本映画も面白そうなものが多くなってきたし、外国映画もゴージャスでやっぱり気になります。映画館の大画面で思いっきり映画の世界に浸りこみたいけど、映画のチケットは安くないし、交通費をかけて見に行くとなるとそんなに何本も頻繁には見に行けません。数を見たかったり、映画館で見そびれたらやっぱりＤＶＤよね。そんな映画好きに朗報！『20世紀フォックス 史上最大の作戦』キャンペーンが始まっています。20世紀FOXのＤＶＤを購入し、『20世紀フォックス 史上最大の作戦』キャンペーンサイトへ行って、DVDを購入した際に同封されているキャンペーンカードのIDナンバーをサイトに入力をして、ゲームに勝利すると豪華賞品をゲットできます！賞品もニンテンドーDS　Liteが500名！iPod　nanoやホームシアターセット！ペア映画鑑賞券1年分・3年分！※私はこのペア映画鑑賞券1年分（30名当選）が欲しいですね。キャンペーンの対象DVDは300タイトル以上！当選者数も多めだし、当たる確率も高い？さらにコンビニだけのWチャンス！なんてのがあります。ゲームではずれた方の中からさらに抽選で、100名の方に安めぐみちゃんと一緒に観る「安めぐみと観る試写会」っていうプレミアム試写会に招待してくるコンビニ限定企画もあります。ＤＶＤの購入はコンビニが便利でよりお得？！私がキャンペーンで観たい映画は「プラダを着た悪魔」かな。ファッション誌感覚の保存版としても楽しめそう。　　ﾌﾟﾗﾀﾞｽﾎﾟｰﾂ　17,850 円　　　ｳｴｽﾄﾊﾞｯｸﾞ16,500 円　折財布　16,800円●１万円以下で買える特価プラダ・サングラス定価３万円以上・ｷﾞｬﾗﾝﾃｨｰｶｰﾄﾞ・ｹｰｽ付　　　　　　　　他にもプラダいろいろ貴方が見そびれた見たい映画はなんですか？

  2007.04.25

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  大殺陣＆逆転

  洗濯物をたたみついでに２本の映画をＴＶで見ました。ひとつは、市川雷蔵主演の「大殺陣　雄呂血」。もうひとつは、ポール・ニューマン主演の「逆転」。どちらの作品もとってもいい男ですわぁ～～♪市川雷蔵の演じた小布施拓馬は、がんこで堅物な侍、日本男児の美学かもしれません。　ポール・ニューマンが演じたノーベル文学賞を受賞したクレイグはいたずらっぽいウィットの利いた男性。　　日米の文化の違いといいますか、とても対照的ないい男です。いずれの作品も市川雷蔵やポール・ニューマンの魅力が作品の大きな魅力になっています。私が驚いたのは白黒時代劇の「大殺陣」の方。　八千草薫、藤村志保、藤岡琢也が若いです。そして最大の見せ場の「大殺陣」の迫力にびっくりしました。一人でバッタバッタと100人ぐらいは切り倒しているんじゃないでしょうか？中国映画でジャッキー・チェンが一人で何人もやってつけますが、その日本の殺陣バージョンとでも言いましょうか？こんなに日本の時代劇の殺陣が見ごたえがあるとは思ってもみませんでした。この市川雷蔵の大殺陣は一見の価値あり！です。　

  2007.04.07

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  ★★★SPIRIT

  じつはこの「スピリット」という映画はずっと観たかった映画。 昨日やっとレンタルしました。準新作映画となって、昨日はレンタル半額デーだったもんね。私は主役を演じたジェット・リーが大好き。この映画は中国の歴史上実在した武道家「霍元甲（フォ・ユァンジャ＝ジェット・リー）」の話になっています。ただし、史実に忠実かどうかは不明。私はジェット・リーの武術にアクションスター以上の美しさと崇高さのようなものを感じるんだけどそしてこの映画はジェット・リーでなければ演じられないし、アクションスターでもあり、武道家精神を持つジェット・リーが今までみんなに伝えたかったことを凝縮しているようで、セリフの一つ一つ表情ひとつひとつにその想いを感じます。だから、これはやっぱり霍元甲の映画というよりもジェット・リーの映画かな。『ジェット・リー』直筆サイン/保証書付き気持ちよく泣けちゃいました。私は武術が好きであこがれて自分も学生時代、空手部に入部して、ヌンチャクや棒術、チェーンの練習をしたことがあるくらい。練習であまりにひどいアザと傷になるのでこれではムリと継続を断念しましたけどね。そんな私だからなのかもしれないけど、「SPIRIT」は個人的に★★★の映画です！

  2007.03.04

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  実は健康帝国だったナチス

  久々にＰＣで映画を観ました。観たのは「ヒトラー　最後の12日間」という映画。↓この映画については大体予想をできた中身ですが、驚いたのはヒトラー・ナチスに関する紹介の文章でした。（現在はこの紹介文はギャオには掲載されてません）ヒトラーは優秀なドイツ人の育成のために、国民の健康増進に力を入れ、それらの研究にも熱心だったという話。タバコの害を科学的に実証し、癌との関係も示唆していたのが戦前のナチスドイツ。症例対照研究で疫学的にも明らかにし、禁煙キャンペーンやがん検診を導入もしました。この他、公衆衛生にかかかわる政策としてアスベスト、放射線、殺虫剤、食品添加の染料などの使用制限までしていて、食品安全基準、全粒パンや大豆食品の奨励もあったというから驚きです。ヒトラー自身、アルコールもタバコもやらない菜食主義者で病気の予防を非常に重視した政策をとっていたというのも初めて知りました。　※こういった話は映画には出てきません。　時に人を人とも思わない残虐なヒトラーですが、優秀なドイツ人育成については健康面から真剣に考えていた様子がうかがえます。本来、国民の健康を真剣に考えた場合、ヒトラーのようにアスベスト、放射線、殺虫剤、食品添加の染料などの使用制限に関する政策が積極的に行われてもいいはずだと思います。国民の健康を害するものの使用制限をはじめとする予防医学的政策の弱い国というのは自由や市場主義を建前に国民の健康を第三帝国ナチスのようには真剣に考えていないのかもしれせんね。　

  2007.02.18

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  『紳士協定』を観ました

  　『紳士協定』を観ました。 DVD　500円 1947年の白黒の古い映画で1948年のアカデミー賞受賞作品。軽い恋愛もののつもりで観たけど、予想に反して、かなり真面目な社会派がらみの恋愛映画でびっくり！アメリカ社会にはびこる反ユダヤ主義の風潮を描いた作品とはねぇ～。自由と平等を掲げるアメリカ社会に有色人種に対する偏見があることは知っていたけどユダヤ人に対する偏見や差別があったとは知りませんでした。反ユダヤっていうと、ナチズムぐらいしか思わなかったからね。主演のグレゴリー・ペックは、端正な顔立ちで正義感の強い硬派な主人公フィル役がぴったり！古い映画って演劇に近い自己主張の強い映画がありますね。問題提起がはっきりしてるというか・・・多少説教臭い気もしないでもないけど、たまにこんな硬派な映画を観るのも新鮮です。特選映画DVD10枚セット　5,250 円独り言）グレゴリー・ペックって見るからに甘いマスクの超イケメンだけど、かっこいいだけじゃないんです。ニクソン政権下の時はブラック・リストに載ったり、千冊以上もの蔵書を持つリンカーン研究者としても有名だったり、と個性的な俳優さんでもあったようです。　　　　　　

  2006.09.16

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  ラストサムライ

  「ラストサムライ」を借りて見ました。面白かったです。　　もちろん、多々微妙に違和感はあるものの、でもそれもまたイメージする映像やストーリーの架空の映画の世界。歴史的な正確さ以上に監督が伝えたいことを伝え易くする効果もあったかもしれませんね。噂に聞いていた渡辺謙や真田広之や小雪の演技は噂通りよかったです。３人ともとても美しくかっこよく見えました。日本人の顔立ちってこんなに美しかったんだと息を呑むものがありました。他の日本人の出演者も意気込みが伝わってくる日本人として嬉しくなる演技でした。いままであまり気にせずに観ていたトム・クルーズの映画ですが、（俳優と言うより、単にドル箱ｽﾀｰの映画って感じで）この「ラストサムライ」では、トム・クルーズってやっぱり俳優として上手いんだと思いました。殺陣や表情、台詞、動きがやはりその場面場面で的確に表現し、やり遂げていると感じます。最近では、宗教団体がらみで奇行が目立ち、プライベートではハイテンションでお騒がせなトムですが、この映画では役者としてスターの実力を感じます。 　　　　←トム・クルーズが愛飲するワイン映画は２時間半あったようですが、それもあまり気にならずに見ちゃったし、そのほかに監督のエドワード・ズウィックの解説まで見てしまいました。こちらも長いけど面白いですよ。このエドワード・ズウィックって監督もよくもまぁ、こんな日本を舞台にした大掛かりで「武士道」っていう異文化を取り上げた映画を作ったなぁとその勇気と執念と夢に尊敬します。エドワード・ズウィック監督によって日本が忘れかけている美徳や美意識を思い出させた映画でした。　

  2006.09.03

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  ダイエット・ラブ

  香港映画の 「ダイエット・ラブ」 を見ました。 20%OFF！ ←とても同一人物とは思えませ～ん！こちらはラブ・コメディー。ストーリーは、単純明快でベタなんだけど、デブったアンディ・ラウとサミーー・チェンのやり取りが微笑ましいです。この2人の香港スターが、特殊メイクで巨漢のおデブに見事変身！おデブになるとなんだか、性格までおおらかというか、だらだらと食べてばっかりで生活がだらしなくなってしまってるところが、いつもの2人のスターイメージから程遠く、面白いです。 私的には、サミーは太っているときの顔の方がかわいく見えたし、アンディも太っているときの顔の方が美形に見えました。痩せると骨格がしっかりでてくるし、下手するとしぼんで貧相に見えたりするんだなぁと思ってしまいました。ただ、痩せるとやはり、すっきりとエレガントだし、精悍になり、動作も性格がまるで違って見えることは確かですね。　

  2006.08.28

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  クイルズ

  マルキ・ド・サド侯爵のシャラントン精神病院での最期の日々を描いた「クイルズ」　というＤＶＤを見ました。マルキ・ド・サドは、サディズムの語源。不品行のかどで何度か投獄され、獄中にて精力的に長大な小説をいくつか執筆し、 それらは、19世紀には禁書扱いされ、後にナポレオンによって狂人として、シャトラントン精神病院に入れられそこで没しました。「クイルズ」はそのシャトラントン精神病院での話。彼の執筆に対する溢れんばかりの情熱・執念はすさまじいです。　この映画に官能的なシーンを期待して見たら、大間違いの映画です。　　　　この映画を見る限り、サド侯爵役のジェフリー・ラッシュがいいからなのか、マルキ・ド・サドはとても私的には魅力的な人物です。それだけにあのような結末はとても悼まれます。映画の中で、美しい小間使い役のケイト・ウィンスレットが、「この小説のおかげで、このつらい日々を耐えていける。」というようなくだりがとても印象的でした。★媚薬・ブレグランス　　　☆媚薬・ボディケア　　　　　↑フェロモンぷんぷんになりそうですが、効果は不明？　　　　気になる方は試してみてね♪カラっと明るい楽しい映画では決してありません。19世紀ヨーロッパの華やかで重苦しい時代で人間のサディステックな部分と性への愛着をずっしり感じる映画なのであしからず。

  2006.08.27

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• 「単騎千里を行く」を見ながら

  最近、中国でＴＶを見てると、日中戦争の頃のドラマをよく見かけます。必ずしもみんながみんなひどい日本人として表現されてはいませんが、やはり戦争時のドラマだけあって中国での日本人による残虐な行為は当然でてきます。そんなＴＶで抗日戦争のドラマをよく見かける中にあって今日たまたまＴＶを見たら、チャン・イーモウ監督（中国）の今年日本で公開された高倉健主演の「単騎千里を行く」をやってました。この映画では中国人の温かさと日本人の誠実さがよく現されいます。高倉健の台詞や心情はすべて日本語で語られていてまるで日本人監督による作品のようです。現代は中国人と日本人がこんなにも仲良くできるんだっていうことを中国人監督にこんな風に描かれてなぜかほっとする想いでこの映画を見ることができました。高倉健の描かれ方（心情）が全く日本人の感覚として違和感がないのも、やはり人間的な感情に国が変わっても変わりはないという当たり前のことを再認識させられます。チャン・イーモウ監督らしい、人に対するやさしさのある作品のように感じました。好き嫌いはあるかもしれないけど、お奨めの作品！

  2006.07.25

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  下妻物語

  ＴＶで 「下妻物語」 をみました。20%OFF！　　　ＴＶで映画を見るのはほとんどないんだけど、今回はちょっと気になる作品「下妻物語」。かといってレンタルするまでもないと思ってたので丁度いいやということで見ちゃいました。多分この映画、通常なら、ヤンキーとロリータ、深田恭子主演っていうだけで絶対に外していた作品だと思う。 深田恭子さん、木村郁美アナ着用モデル！199,500 円深田恭子さん贈呈商品 10,000 円ところがたまたま誰かの映画評を読んだら、結構面白そうなことが書いてあったので、他の方のも読んでみると、これまた面白かった、お薦めと書いてある。で、今回ＴＶで見たんだけど、面白かった！です。深田恭子の我が別世界をいく潔い不思議ちゃんぶりがいい味だしてます。　5,800 円　　ストーリー展開のしかたやアングルも面白かったし、効果音の「ゴ～～～ン」というのが寅さんシリーズの「ゴ～～ン」同様、さらに笑えます。私は泣かせようという（結局泣くんだけど）のがミエミエの正統派の感動作よりも（「今会いにゆきます」みたいな）こんなコメディー仕立てだけど元気が出て泣き笑いできる作品の方が個人的には好きなようです。「スイング・ガール」みたいにさらっと見れて笑って泣いて、スカッとします。日本の映画も最近は注目されているように聞きますが、確かに私も見て面白かったと思える日本の作品が以前より増えてきたような気がします。　

  2006.06.01

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  MUSA（武士）・ハリウッド的アジア歴史モノ

  今日は無料ＰＣＴＶのGayＯに「ＭＵＳＡ－武士」が出ていたので観てみました。　◆MUSA－武士　　★★★ 監督）キム・ソンス　　　チョン・ウソン　　チェ・ジンモ　　アン・ソンギ　　チャン・ツィイー朝鮮の高麗の使節団が、帰国の途中、元軍と遭遇し、彼らに捕らわれていた明のブヨン姫（チャン・ツィイー）を助けに行くことに・・・・歴史ロマン・娯楽映画・アジアのスター共演の映画です。お姫様を守るナイト達の愛とプライドをかけた戦いのお話。イケメン達に守られるお姫様っていいですね。うっとりと楽しみました。チョン・ウソンとチェ・ジンモとアン・ソンギ 　　チョンウソン　チェ・ジンモ（仮面ﾗｲﾀﾞｰ響鬼の細川茂樹似）はとってもいいですよ。 ちなみにチョン・ウソンは「私の頭の中の消しゴム」でも注目されていますが、今年日本公開予定の新作映画「如果愛（Perhaps　Love）」（金城武主演）にも出ています。　　 金城武如果・愛　それにしてもここ数年、中国の歴史を背景にした時代ものでアジアのスターを起用した大型娯楽映画が出てますねぇ。もう慣れたけど、えっ、あの監督がそんな映画を撮るの？ってびっくりしました。監督もアジア人としてそんな時代物の娯楽映画を一度は作ってみたかったのかもしれませんね。欧米諸国向けにもオリエンタルな歴史の魅力や文化、映像美をアピールすることもできるし、万人向けの娯楽映画としてとっつきやすく、各国のアジアのスターを起用することでアジア内での注目も集めることができる。興行成績が上がる映画になりそうですよね。かといって、そんな娯楽映画ばかり撮るのかというとそうでもなく、また、本来の監督の持ち味のある映画も作り出すところがいいのです。例えば、アン・リー監督。アン監督と言えば、2000年の『グリーン・ディスティニー』や「ハルク」は有名ですが、私の好きなのは1993年の「ウェディング・バンケット」や1994年の「恋人たちの食卓」。で、今回、アカデミー賞最多ノミネートの「ブロークバック・マウンテン」なんていうアン監督らしい（ｹﾞｲ社会を取り上げた）異色の作品を作ってきました。また、チャン・イーモウ監督。　　最近では歴史娯楽作品の「HERO」や「LOVERS」を作ってたけど、今回「単騎、千里を走る。」なんて、イーモウ監督っぽい（素人起用）映画を作りましたね。「さらば、わが愛/覇王別姫」のチェン・カイコー監督も「始皇帝暗殺」を撮った後に、「北京バイオリン」を撮ったり、現在公開中の「PROMISE」も撮ってる。 　　　　　　PROMISE（無極）メイキングアジア出身の監督達は才能豊かに柔軟な姿勢で私達観客を楽しませ、興業的にも失敗しない映画作りも楽しみながら、自分の好きな映画作りの知名度と資金、スポンサーをしっかり準備しているのかもれませんね。

  2006.02.25

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  可もなく不可もなく

  最近、観た映画を２つ。　◆コール　　　★★★☆ 　　監督）ルイス・マンドーキ　　　シャーリーズ・セロン　ダコダ・ファニング　　スチュワート・タウンゼント　ケヴィン・ベーコン誘拐犯と被害家族、電話を使用した心理戦のサスペンス！適当にまとまりのある秀作。ここぞっていうインパクトがないのが残念。シャーリーズ・セロン演じる母親役が、なよなよせず、最後まで犯人のケヴィン・ベーコンの隙をうかがって戦う姿勢なのが好感が持てました。ハンサムなスチュワート・タウンゼントよりも犯人役のケヴィン・ベーコンがアクがあって印象に残ります。　◆真珠の耳飾りの少女　　　★★★ 　 監督）ピーター・ウェーバー　　　スカーレット・ヨハンソン　　コリン・ファース17世紀オランダの天才画家フェルメールの肖像画をモチーフにしたベストセラー小説を映画化したもの。あの有名な「真珠の耳飾りの少女」のいきさつがわかります。映画はまるで当時の絵画が動いているかのようです。観ていてうっとりします。映画のストーリーとしては、？？？？　　　　　　　　すべて1,000円以下　　　　　　　独り言）ダコダ・ファニングを見ると、安達祐実とダブってきます。天才子役なんだけど、出来すぎの子どもってところかな？天才子役が必ずしも将来的に第一線の俳優になるとも本人が俳優の道を選ぶとも限りません。ダゴダは、今後どんな成長を見せてくれるんでしょうね。　

  2005.10.17

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