親子戦争反コーキ ~プロローグ
それは大事な注学3年生の夏休みから始まった。 部活に行かなくなり、塾もサボった。 学校でも塾でも授業中は寝た。 夜中にはネットゲームに夢中になり 深夜に友達の家近辺で遊ぶ日も多かった。 高校は自分の希望した所には行けず(勉強しなかったから当然だ) ただただ中学の延長をやった。 高3になると、8時15分HR開始なのに 8時になっても起きず、10時ごろノロノロ家を出るという 社長出勤どころか会長出勤になった。 親の私達には とても長く、暗くて辛い4年間だった。 そして今年、コーキは ある職業に就きたくて 専門学校を希望した。 試験費用2万円 入学一時金5万円 頭金25万円×2年分=50万円 テキスト料(1年分)約10万円×2年分=20万円 2年分学費 約200万円 JR定期券 6ヶ月18万円×4=約80万円 自動車普通免許取得費用 30万円 総トータル 2年間で 約400万円。 本当は通学が厳しいからと(片道1時間半)寮に入りたいと言っていた。 もし寮に入っていたら、1年間80万円で寮での生活費(光熱費など)も合わせると 寮だけで280万円。 2年の専門学校で680万円ものお金を支払うことになる。 天の助けか、幸いに寮には落選したので 結局通学になったが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。 果たして高校ですら会長出勤だったコーキが 9時半の授業開始に間に合うように7時半の電車に 乗れるだろうか? 親子戦争反コーキのプロローグは 無事にクリアできるのだろうか? 400万円も血眼になって働いて働いて借金地獄に遭いながらも 出す価値はあるのだろうか?