東京片隅日誌

[日本のこと！] カテゴリの記事

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• 伊豆から戻り

  伊豆の旅から帰ってきました。普段週末旅行へ出てもあまりご当地お土産は持ち帰らない私ですが、（家に帰ってあらためて食べると味が濃かったりどこの観光地でも一緒だよね、と思ったりすることが多いし、、、）今回は伊豆のおいしさにすっかり陥落し、畑で取れるみかんやゆずの柑橘系、魚や海苔、お菓子、JAのワインなどまで車満載で帰宅しました。今回泊まらせてもらった友人の家は伊豆の山の上にあり、麓の赤沢日帰り温泉へぜひ行ってごらん、と薦められたので昼からお風呂をもらいにいきました。いや～！明るい温泉です。海一望の露天風呂があり太平洋に浸かっているようです。でも漁船の視線も気になります。。。あるわけないと思いながらも。ここはDHCの経営のようでお風呂のシャンプー類やパウダールームのクレンジング、ヘアムースなどは全部DHC。湯上がりにこれらで肌のお手入れも出来て、予約いっぱいでできなかったけれど、エステやタイ式マッサージも受けられます。温泉でほわんと体がほぐれたのもつかのま、夫が連休明けの出社に備え、渋滞を避けて早く帰ったのでハナ子と私はめいっぱい遊んでから夜のドライブで東京へ帰りました。一人で伊豆からうちのエリアまでは少々きつかった～。ハナ子も愛犬もここ３日、絶えず動き回って遊んでいたので帰りの道中は爆睡でした。今朝はたまった洗濯物と収穫した果物や野菜と魚の干物の小分けで午前中終わってしまいました。友人宅の畑は伊豆の気候もあるのだろうけれど、豊作で野菜の味も濃くておいしい！引っ越してから木は植えたものの、庭が手つかずになっていた我が家、午後は土壌改良を蒔きながら庭のかたすみに畑を作りました。冬の間に土を作って来春から少しずつにぎやかにしていこうかな、と小さな苗木も買ってみました。それにしてもふろしき広げたくらいしかない土を世話するのも本当に根気がいることにびっくり。当分どろんこ遊び、楽しめそうです。

  2006.11.06

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• 海の向こうでクレジットカード事故

  テキサス州オースチンにて夫のクレジットカード名義で買い物されていることがわかりました。そういうことは初めての経験、というか惨事。100ドルくらいのソフトをネット購入しているそうなのですが、それで済んでいてよかった。普通はばんばんと引き続き大量買いされたりするらしいですよね。引き落としは夫のアメリカ銀行にある当時の給与口座なので、ほとんど空なはずだけれど。最近何かと欲しい物ができて関税かかったとしても取り寄せしようかな、と思っていましたがアメリカのクレジットカードを使うのがかなり怖くなってしまいました。アメリカにいたとき市の行事申し込みや、ちょとしたことで申込用紙にカードナンバーとサインを記入して渡したり、取り寄せ買い物や宿泊予約のため電話口でナンバーを告げる場面があったけれどやはり安心できないですよね。カード使用頻度があれほど高かった数年間はありません。ガソリン、食費、郵便局、１ドル台の買い物でもカードがほとんどきくし、現金1～2ドルくらいしかお財布になくても出歩いてたと思います。ゆえにいくら生活費が出ているかの意識が低くなってしまい、出費もすごかった数年間。。。今、生活費の基本は現金だからかなり堅実にやっています。私は家計簿はつけていないのですが数年前までやっていた月初め、習い事などの用途別に封筒を分けておく封筒節約作戦は復活。生協宅配＆現金中心な生活に戻っていまのところ出費もおさえられています。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ハナ子たちは運動会、土曜参観の代休が文化の日にくっついてうれしい５連休なんです。友達夫婦に生まれた赤ちゃんも歩けるようになって旅行も楽になりつつあるので、２家族で海方面へ出かけることになりました。そこは取れたての魚をさばいてくれて卓上の網で焼いたり、お刺身で登場したり、それをおかずにだしのきいたおみそ汁とごはんで食事が出来るお店が海沿いに並んでいて、わたしはそれが目当て！日帰り温泉や今の時期だとミカン狩りもあります。愛犬もワゴンにのせて（すごい抜け毛なのでくしゃみが、、、）午後出発です。

  2006.11.02

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• お盆は東京か～

  帰ってきてから連日家に張り付いて引越し荷物や家電の搬入、ケーブルの工事、、、などに追われていました。このお盆休みは夫の実家へ行く予定で途中の町にも車で寄ったりしながらの長いドライブは気分転換になるぞ、とかなり楽しみにしていたのですがなんと実家がこの長雨で痛みが激しく宿泊まではできないと言われてしまいました。そして逆に我が家へ泊めることに。かなり気分が下向きです。なんだかすごく外へ出たかったし、実家の町は山や海、温泉など自然も近くにあってハナ子を連れて行ってやりたかったので、私が露骨にがっかりした顔をしていたらかなり夫と険悪になってしまいました。夫というのはそういう妻の態度＝義母がくるのがわずらわしいんでしょ！、と結びつけて考えるのかな。私は純粋に関西（夫の実家がある）へ行きたかったんだよ～。まあ、交通費も全員で移動するより節約できる、と言われては仕方ないんだけれど。

  2006.07.31

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• 物が買えない症候群

  日本へ帰ってきてから着たきりすずめな状態が続いています。当面着る服は機内手荷物で運んできたのと、航空便で多少届いたもののハナ子通学が私服で洗濯機が来るのも遅いことを見越して中身は子供服ばかり。そして自分の服は船便２便で届くのですがなんとお盆明けらしい、、、６月に出しているのにな。うちから自転車でぎこぎこと行ったところにはかなりの繁華街があるので、何度も日常の服を探しに出向きました。しかし一時帰国のときはあれほど自分サイズが豊富でデザインも好み！なものが見つかることに感動していたのに、いざ住んでみると洋服が買えないんです。今日もハナ子を連れて百貨店、商店街をたくさんはしごしジーンズ、サンダル、夏の帽子、ちょっとしたトップスを探しに出かけていました。でもお財布をゆるめられない私。要は高い！んですよ。子供服も５ドル、１０ドルで買っていた日常からするととてもじゃないけどちょっとかわいいと思ってまじめに買っていたらとんでもないことになります。そんなわけで”物が買えない病”にとりつかれている私は相変わらずジーンズ２本と着込んだｔシャツで過ごしておりおしゃれな場所へは踏み込めない日々です。

  2006.07.27

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• サマーキャンプは遠い日

  日本の小学生の夏、母は大変です。これが普通なのだろうけれどなんといってもここ数年、休みに入っても夏中９：００－３：００くらいで展開されているデイキャンプへ平日毎日通わせていたので母の夏休みの苦労と無縁だったのよね。夏の間は学校がある時期と変わらぬ生活で、キャンプへハナ子が通っている間私も自分の時間を楽しんでいたのだった。今日で夏休み２週間弱過ぎたけれどすでに自分ひとりの時間というものがほしくて息切れ気味。しかも我が家、子供たちのたまり場化してきているのだ。ハナ子は大喜びだしそんなハナ子を見ているのは幸せなんだけれど。育児から手が離れてきている友人たちは”今だけだから楽しまないと！もうママ～！ってついてこなくなるのはすぐよ。”と言います。そのとおりだよね。

  2006.07.26

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• 駅前留学へ

  お盆に設定して夫の母へ引き渡す予定のパソコンが届き、ようやく我が家もpc環境できあがる。人のものではあるけれど。地元ケーブルでのインターネットも工事済みなので久しぶりにブログの更新。この１ヶ月、そりゃもういろいろありました。ハナ子も自分なりにアメリカを忘れなきゃという気持ちと日本の小学校は楽しい！という気持ちの間で過ごしていました。”アメリカの話はしないで。”言いはじめたのもちょっと前から。私は私でひきずる性格だったのかあ、すっかり帰国ブルーに取り付かれてしまいました。帰国後のあまりの忙しさに身を任せなんとか乗り越えました。ハナ子は夏休みに入ったのでいよいよ馬場決め本格始動。そして英語保持のために”駅前留学”始めました。”駅前留学の会社”そのものではないですが。先日はまずはレベルチェックに出かけ、該当のテキストを決めてもらい入会しました。会話中心なのかと思い込んでいたらアメリカの小学校で使っている文法の教科書を２冊ほど使いながらのようで宿題もあるよう。私はせっかくの土曜日がつぶれてしまう英語保持教室はハナ子にはさせたくなかったので、家から自転車通えて平日放課後にちょろっとできる駅前留学タイプのプライベートコースを選びました。しかし英語を習うのは高い！とても親の私までは予算が回りません。やはり時間のやりくり無理してでも、現地でがんばっておくべきでした。、と大人のパンフレットをむなしく見つめる私でした。

  2006.07.24

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• 日本生活、最初の週末

  日本で元気です！杞憂していた愛犬の長時間フライト、検疫も無事クリア！現在愛犬は新しい縄張り付けに日々励んでいます。帰国の日は午前中から大雨。空港上空がとくにひどく機体の窓には滝のような水が見えていました。搭乗してから飛ぶまで３時間かかったので愛犬もその分拘束が長くなり幸先不安な飛行でしたが、成田でケージに入った愛犬と再会できたときは涙がこぼれてしまいました。その後ペットの通関を踏んだ後、空港の一角にある検疫所へ。ここでは規定のチップ、注射、待機期間が正しく書類がそろっていて、ペットの身体状態がよければ内容の読み合わせ、チップの読み取りを一緒に行い、直ちに"検疫済み書”を発行してくれました。ＵＳＤＡの承認がいがいに手間取り、大変だっただけに、成田の対応は嬉しかったです。ハナ子は帰国翌日には学校へ挨拶に行きました。先生が話していてくださっていたようで教室へ入っていったら”ハナ子ちゃん、おかえりなさ～い！”の合唱で迎えてもらえました。ナーバスだったハナ子もその後居残り遊びに加わり帰り際にはすぐにも登校したいそぶり。来週あたりからとのんびりかまえていた母でしたが、時差もなんのそので学校生活が始まっています。毎日道路のどぶ板のﾑｼを掘り返してみたり塀の苔をむしりあるいたりしながらの登下校なので３分の距離のはずがなんでという時間になっています。でのそんなことも楽しい日本生活。親と子が密着していたアメリカ時代を思うとこの１週間でがらりと状況が変わりました。学校帰りは友達の家か路地。そうそう、勉強はそれほどあせらせるような学校ではないので夏休み前だしのんびりやろう、まずは友達と遊ぶことからと先生も言っていますが、漢字ミニテストなどはちらほらとあるようで、さっそく１点を取ってきました。（１０点満点）まあ、ひとつは書いてくるのだよ、と言ったのでよしとしますが、日本語はがんばらないといけないね。それでもたった数日の登校で日本語力がアップしたのです。今までありえなかった語彙のひろがりを感じ、語学は生活体験なんだ、とあらためて実感した次第。今パソコンがないので更新は実家に行ったときしかゆっくりできません。携帯からもできるようですが、その携帯自体異様に進化していて(転勤前はカラー画面や写メールがほとんど普及していなかったんですよ。）私には使いこなせそうもありません。コメントもたくさんいただきどうもありがとうございました。後ほどゆっくりお返事させていただきます。

  2006.06.24

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• クリスピークリームドーナッツ日本上陸！？

  クリスピークリームドーナッツ今冬に日本上陸！というニュースを夫が聞きつけてきました。日本で見た日経に出ていたらしい。ロッテ系での上陸らしく店舗展開もかなり積極的な計画のようです。願わくは私の地元に来てくれないかな、と思いながらも、あのクリスピークリーム、私が一番美味しいと思うのはプレーンなglazed。ものすごく甘いのに口に入れると溶けるようで、なぜか何個でも食べられてしまうドーナツ。あのひどく甘いドーナツは日本の空の下でもおいしいのかな。日本人仕様の味に企画し直して販売するのだろうか。1号店はどこにできるのかな。

  2006.04.19

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• 東京で逆走、夫。

  １４日、ハッピーフライデーの今日は夕方から市内のちょっとした道が混み合っていました。学校がお休みのハナ子は午後まで補習校の宿題をちょろちょろとやりつつ（今回はまだ少なくて助かった、、、）イースターパーティーの準備をしたりしながらのんびり過ごし、夕方からBayou沿いに作ってあるトレイルでのライディングレッスンへ出かけました。道すがらいっぱいある教会は聖金曜日のミササービスへ出る正装した家族で溢れていました。うちのすぐ近くにも大きな教会があるから幹線へ出るまで大渋滞。夜、東京の実家へ電話すると夫は夕べ泊まりに来て今日は某市にある自分の家へ向かって今出たところ、と母が言いました。私たちの家がある東京都市部を行動するにはクルマがあった方が絶対便利。実家のクルマを一日借りることになっていたようだが朝になって”東京でいきなり運転は危ないからいいです、”と電車で出かけたそう。なんと夫は夕べクルマを借りて”おいしい池袋のラーメンや”へ行こうとして、一方通行から出てきて、T字路（両方向１車線のバスも走る道路で結構交通量が多い）に合流した後、キョーフの逆走をしてしまったそうです。こわい。。。私も成田空港のパーキングでやりましたが、その中とは危険度が違う！夫はすっかり意気消沈。逆に私は日本へついたその日からかなり運転するほうなので、やはり女性の方が肝が据わっているようであります。でもあっちでこっちで運転していると、T字路で合流するときって、頭ねじれそうになりませんか？

  2006.04.14

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• mixiで旧友再会

  mixi（友人→友人→、と輪を広げていくtoolです。）から招待状が来ています、というメールを開けたら見慣れぬハンドルネームが。更にメールを開いてみると、小中学校一緒だった友達からでした。ここ数年は年賀状だけになっていました。アメリカにいてもこれならお互いコミュニケーション取りやすいかな、と思って。とそこには幼稚園～中学校までの同級生の名前もありました。せっかくなので、さっそくmixiに登録したわけなのですが、そこでも基本は日記なのですね。友人の日記を読ませてもらいました。そこで月日の流れとライフスタイルがまったく違ってきていることに驚きました。日記は生活がにじみ出ますから、そうかそうか、こんなライフスタイルなのかあ、と２０年来の友人でも会わなかった日々にこれほど違う世界に身をおいてそれぞれ住んでいるわけだなあ、と考えていました。直近にできた友人などが一番似通った生活しているのでしょうね。子供の学校でのつながりや、今だと転勤族同士など。友人のひとりはフィットネスが生活の中心で大会やイベントに出て輪が広がっているようでした。もう一人の友人は英語を使ってキャリアを伸ばしている様子。トライアスロン大会の常連の友人もいました。なんだか私以外みなさん、とてもアクティブ。この仲間とは中学時代からのつき合いで、その頃は同じテンションで”熱い”そしてちょっと”悪い”学生ぶりを発揮していた私なのですが。でも、中学時代と変わらず”熱く”生きている友人の近況を目の前にいるように知ることが出来て、インターネットの時代ですね。とりあえずmixiの日記を時々は世話しなくてはならないのですが、このCali Cow-girlに力入れ過ぎて回らなさそう、、、そうそう、mixiにご興味ある方、教えてください。

  2006.04.05

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• 日本の家に合った家具

  日本の家で使うテーブルを探しているところです。日本へ戻ったときに購入しても良し、アメリカの家具屋で購入して少し使って持ち帰っても良し、なのでどこで選んでも良いのですが、ああ、こういうデザインが欲しかったのよ、というものはインターネットの場合はアメリカの方が選択肢があるみたい。我が家が探しているのはガラストップでベースが木製の物。ベースはダークブラウンあたりならなおいいかな。アメリカはセンチ換算すると長さ150cm以上のものが多いみたい。さて我が家は昨年のサンクスギビングセールで店では比較的小振りと思われたソファーを買いました。もちろん日本のリビングの間取りを考えた上でそうしたのですが。今回テーブルを検討するにつけ、ハナ子の工作用紙をもらって縮尺合わせたソファーをその間取り図に置いてみました。おかしいな、なんだか思っていたより部屋中ソファーなんですが、、、なんでこういうことにしたんだっけ？これでは食卓を、ソファーの背とカウンターキッチンにできた隙間に入れるような感覚です。必然的にこれしか買ってはならないサイズが出てきました。我が家に許されるのは100cm円形。夫婦二人ならそのサイズは普通だと思うけれど、最近6人つけるような大型長方形テーブルでくつろいでおもてなし、食事、子供はここで勉強もする、なんていうスタイルが主流ですよね。そういうものはあきらめなきゃいけないわけです。大は小を兼ねるなんていうのは我が家のリビングにはまったくあてはまりません。ついでに冷蔵庫置き場も小さくって新たな驚き。カタログの中で”これより小さな奥行き対応もあります、”という商品から選ばなくてはならないのだー。月刊誌Martの海外暮らししていた奥様達のおもてなし特集の話題をはながらさんの日記で読ませて頂いたとき、家具が大きく見えましたというコメントがいくつか出ましたが、我が家もまさにそうなりつつあります。

  2006.03.25

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• アメリカンスクールのサマーキャンプ

  今年の夏、娘ハナ子は題記のキャンプに申し込むつもりです。なんのこっちゃ、と思われるでしょうが、これは首都圏にある某アメリカンスクールのDayキャンプで、ハナ子は東京からの参加応募。ヒューストンの気候がそうさせているのか、６月も半ばになるとめぼしいサマーキャンプはほとんどがお開き状態です。昨年６月末にここへ越して来てまずキャンプをあたろう、と情報集めにのりだしたところ、楽しげなキャンプはすべて６月半ばくらい迄で終わっていました。入学する事になった学校も６月１週目で終わってしまっていて、かろうじてYMCAの最後の週が残っていた程度。ハナ子は友人もいないヒューストンで６月末から学校の初日８月15日まで私と密着生活を過ごさざるを得ませんでした。途中入学予定の学校の家族が親切にplay dateの機会を作ってくれたのですが、それ以外はかなり孤独な夏でした。そのときにふと感じたのがほぼ２ヶ月集団生活を離れて過ごしたハナ子。ハナ子が英語を習得し、日本語がお粗末になってしまったのは彼女の1日の大半を占めるこの集団生活のためでした。子供は半月で英語忘れるからねえ、、と聞いていました。よく考えると母子で家にひきこもりと言う状態、日本へ帰ったようなもの。この２ヶ月は買い物とお芝居くらいしか行かなかったし、家にテレビが入っていなかったのです。夫は夏休みで英語が話せなくなるんじゃないかと案じていましたが、意外と大丈夫なのね、、、。今年はスクールイヤーの最終日の後、日本で小学生をしようと計画しています。残ってもキャンプがあまりないし、暑いし友達は他州へ行ってしまうそうなのでハナ子の希望どおり日本の夏を満喫するつもり。そこで日本の小学生と併せて、アメリカンスクールのキャンプも考案中な訳です。実は本帰国の可能性無きにしに在らず、の我家。もしかして本帰国しての東京の夏だったら、このアメリカンスクールのキャンプ、さらに生きてくると思うのです。お値段は決して日数のわりに安くはありません。でも昨年、いとこの子供をカリフォルニアで預かったときトップシーズンの往復航空券、５日間のキャンプfee、その他経費案外高いものについたはずです。我家という無賃宿と足が確保されていたとしても。でももしこれを我家が今後日本からするとしたら、宿泊費、送迎するためにはレンタカー、食事代、、とんでもない出費。日本の何処かで異文化体験できて、数日間英語に浸れるとしたら案外会費に見合ったものなのかな、と思いました。あと、ここのは”なんちゃってインター”のではなく老舗のきちんとした法人です。施設の中はまさにアメリカ！キャンプは学年毎に抽選で狭き門ですが、一度落選すると翌年は優先権があるそう。東北から宿泊をおさえて参加させているおうちもあるそうで、異文化体験、英語習得への熱は本当に高まっているのですね。帰国子女の永遠の課題は英語保持をどうするか、のようです。うちの場合はまずは快適な日本の学校生活が第一だと思っています。キャンプはそうだな、本帰国していたとしたら、アメリカにもう一度会わせてあげたいって気持ちかな。

  2006.02.13

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• ご近所お受験模様（小学校）

  日本のご近所幼稚園の知り合い、Tさんから年賀状が届いた。Tさんは私の知り合いの中では数少ないお受験マダムだ。というのもハナ子が一瞬通い、Tさんのお子さんが今通っているその幼稚園は全体的に小学校受験人口が少ないのんびり園だったから。Tさんのお子さんは週７日幼児教室へ通い、合間にジムナスティックとアトリエ指導を受けていたそうだ。学校説明会も自分の子供の該当する年だけでなくその前、数年間参加し続けることも基本らしい。Tさんのお子さんはなんと女子は７倍強のS学園へ春から通うことになったそうだ。良かったね、Tさん、とその利発そうなN子ちゃんの写真を眺めながら思ったのだが、同時に昨年一時帰国したときご近所の幼稚園仲間で集まった時のことも思い出した。縦割り園のハナ子、N子ちゃんのところはすでに受験を終わらせて進学先を決めた年長組の子供たちがちょっとだけいた。その場に居合わせたハナ子の数少ない日本の仲良しA子ちゃんは＊学園に行くことがすでに決まってお祝いムードだ。この＊学園、受験日が遅いため国立や難関校の併願にされて、Tさんによるとそのせいで定員割れするそうなのだが、自主尊重、自己表現の確立という校風と教員の教育研究勉強会を重ねた自主編成の教科書などに惹かれて私も帰国後ハナ子はここへ通えたらなと興味津々だった。幼児教室で受験準備をして入るような学校ではないというところも○！ところがTさん、母たちが集っている輪の中で”うちのN子はこんなに勉強頑張っているのに結局＊学園だったら、もうどうしよう。去年の年長さんで何校も受けたJ子ちゃんもすごく可哀相で全部落ちて結局は＊学園だたのよね。。。”とため息をつきながら言うではないか。ひきつるA子ちゃん母。隣でちょっとひきつる私。Tさ～ん、、、お茶会を終えた後がっくりと肩を落としているA子ちゃん母だった。そんなTさんとうちは窓から回覧板渡せる程の隣組なのだ。時が経つにつれA子ちゃん母の消沈はTさんへの激怒に変わって行った。ちょっと場が読めないTさんには違いない。

  2006.01.14

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• 受験の秋

  日本は今、受験まっただなかだ。今年、６歳になる年長児の母である友人が多いため、小学校受験させることにした人々は受験日目前にしてつらそうである。”ダメならダメでいいのよね。小学校受験はみずもの、運だから！”と明るく言ってはいるけれど、受からせてやりたい、この学校で学ばせたい！と思う気持ちとのはざまで実に苦しい秋だろうと思う。受験準備を口の回らぬうちから初め、子供にもちゃんと意識させた上での受験は更に親子共々つらいだろう。私も３０数年前に受験させられた組だった。姉が通っていた学校へ妹として行事などに参加しているうち、そこへ通うことが当然の自分の小学校時代かと思いこんでいたのだ。時代も時代だし、幼児塾などは我が家ではいっさい行かなかった。ただ、出かけていき、受けて、そして落ちた。子供心にとても悲しかった。意識して臨んだものにはずれる悲しさっていうのは６歳では十分に認識するんだなあ。友人たちの子供はすでに面接が始まっている。ここにいると対岸の火事（っていいぐさはないが）のようだ。我が家の理想としては、人生哲学はすべて砂場にあるって本があったけれど、これから大人になるまでの土台をとびきりの小学校で過ごして欲しい。幼児だった子供がティーンエイジャーになろうという年齢まで学ぶ小学校だけは、とにかくきらきらした環境であってほしい。高校を卒業したら、自分で進路を決めて、責任を取れるようになって欲しい。この場合のとびきりの小学校というのは必ずしもブランド学校って意味じゃない。アメリカの学校の沿革に”自分の子供を通わせたいと思う学校がなかったため、私は19＊＊年に＊＊の素晴らしい土地を手に入れ学校の母体となる＊＊学校を立ち上げました。”という文言をよくみる。私にとって子供を通わせる理想の学校は、そうだな、自分が子供だったら通いたいような学校かな。

  2005.10.22

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• アメリカへ戻る日（一時帰国日記）

  午後４時の便だから午前中はゆっくりできる。娘と甥っ子は路地での自転車遊びをしていた。”あっ！ちいちゃんがきたー！”歓声をあげる子供たち。隣の街に住むはとこが土曜部活の帰りに寄ってくれた。中学校は入りたてのちいちゃんは学校揃いのジャージー姿。今どきのジャージーって指定でも格好いいのね～。子供たちはさばさばしていて格好が良くてスポーツ万能、面倒見も良いちいちゃんが大好き。このちいちゃんはアメリカの我が家へ２回も来てる。英語が大好きでアメリカから帰った直後に、長年の習い事を一つ減らして英語の個人レッスンを増やしたそうだ。そんなちいちゃんは”あ～ああ～うちのパパもさ、転勤とかいっぱいある会社に変わらないかなー”なんてこというのよ、ちいちゃん！”でもさ、転勤っていろんなとこに住めるしい～！私いろんな国に住んでみたいんだ。”ちいちゃんのパパは超安定の公務員。転勤は絶対なし、転課すらしたことないらしい。子供が学校変わる事や馴染みの環境から離れさせることが、私は辛かったし、例えば転勤族の義弟なんかは姉妹が生まれた時点で転勤がいやで、将来考えてしまうと言っている。でも、いろんなところに住めて、いろんな人に会えていいな、とはつらつと言われると、これから帰る”アメリカ生活”いいよね、とまた思える。母、姉、甥っ子が成田迄来てくれた。母は保冷バッグに詰まった”あなた、おいしいおいしいって食べてたから。”と特製なんとか納豆（化粧紙でぱっくまでしてある美味しい納豆）をくれた。ありがとう。出国ゲートのすぐわきのソファーで、”今飲んでおかないと、もう飲めないよ！”と娘が母から渡された牛乳やさんが毎朝持ってくる瓶を開けている。紫蘇の実漬けを混ぜたお握りも母持参。今回チェックインの前に最初に荷物のX線かけた脇で、総検査に遭ってしまった。テーブルの上に広げて中身を全部みせる例のやつ。４個もある上、小分けしてしっかり詰め込んであるものをいちいち調べ上げ、また手袋で壊れ物を扱うかのような手つきでそろりのろりとやるものだからそれだけで猶に２０分近くかかって、心底、頭に来ました。テーブルが開いたら、そこに通りかかった客を呼ぶと言う無差別検査だったけれど、チェックイン後に時間がなくなってしまい、”もう出国しなきゃ、、”と言う私を前に母はがっがりしていた。飛行機が離陸して娘はほとんど寝倒し、合間にちょこちょこ宿題の一部をして。またうつらううつらしているうちSFO空港に着いた。帰りは早いなあ。夫の迎えの車に乗り、101からサンマテオ橋へ入る。イーストベイの山並みが見えて来た。いつも仮住まい感がつきまとっていたけれどここも自分たちの居場所になってきている。家では愛犬が待っていた。しっぽを縦横くるくる振り回しお腹を見せたかと思ったら足のすねにすり寄って来てごろんごろんとでんぐりがえし。全身でおかえりなさい！どこいってたの！と言っている。待っててくれる犬がいる生活のよろこびもまた実感。

  2005.04.23

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• 帰国前夜（一時帰国日記）

  帰る日が明日となってしまった。日本での娘の小学校生活も一日だけ。一年生っていいな、今回それを強く思った。小学校に入学したばかりの一年生、私にはまぶしいような太陽の光がさんさんとあたって何の曇りも無く明るい存在に思えたよ。特にこの４月、難しい事はいいんです、まずは学校に慣れようねって上級生達が入れ替わり立ち替わり教室に遊びに来てくれている。勉強もまだまだ無理させない。娘はもうじき現地校で２年生。アメリカの単元別の到達目安がそうなのか、分数とか二桁の繰り上がりとか三桁の何個飛びます目計算とかいろいろ辛くなってくる頃。私も粘り強く教えたいと思っても、ついがみがみ、ねちねち対応してしまってる。でも本当ならまだこの春迄幼稚園生として遊びまわっていたのだよね。アメリカへ帰ればまた勉強に追われるけれど、たまにはこういう時間があったこと、すごく娘にとって良かったと思える。伸び伸びしてゆったり過ごしていた。アメリカの国立公園、キャンプ、動物達担任先生、おウマ、、、好きだって言っているけれど、その他の面でアメリカ暮らしを好きなのか私にはわからないというのが正直なところ。学校では金曜日が娘の最後の登校日。（次回戻れるのはおそらく２年生になった頃、と伝えてある）カメラの好きな教頭先生がいらしてクラス写真をわざわざ校舎をバックに撮って下さったそう。心から嬉しかった。午後また担任先生のところへ挨拶とお礼に出直した。校長先生が担任先生に”これから日本をまた離れてアメリカで生活する～～ちゃんに、先生は何をしてあげられますか？”と聞いていらしたのが印象的だった。温かい学校へ来たな、とじんわりきた私。半月の仮生活で、実家に置いてあるスーツケースから洋服や生活用品を少し抜いてきて住んでいただけなのに、いざ引き上げるとなるとなかなか片付かなくて驚く。ホテルのようなすっきりした部屋が理想ってよく言ってる人がいるけれど、この物の少なさでも片付けに四苦八苦だから、ホテル並みにするというのは余程のことだわ、、、公共ラインも全部休止手続きをして、とっぷり陽が暮れてから車で家を出ることに。玄関を出て施錠し、車へというタイミングで近所の方が挨拶に来てくれた。それはそれで嬉しかったのだが玄関を出てどうしたのか思い出せない。大渋滞の中、何十分もかけて吉祥寺駅を越えた頃、鍵をかけたのかどうかなんとも不安になって来た。結局東急の駐車場に入れて、デパ地下の食品売り場で思い切り買い物をした後、家に戻った。たいがいそういうときって鍵はかかってる物なのね。でも一安心。また数十分かけて実家へ戻ると母の筍ご飯と冷しゃぶ、おさしみが待っていた。娘はごはんのあと、私の母の側を離れない。寝る時はまた母の寝室へ絵本を持って消えて行った。私は確実にお土産だけ詰まっていた段ボールとスーツケースが空になったはずなのに、同じだけの量の荷物になっていることに茫然。おまけに実家の押し入れで預かってもらっていたやけにごついスケート靴を”持って来て。”と夫に頼まれ、それスーツケースの一角を占めるんだけれど、それに今度行くテキサス州でほんとにアイススケートやるの？？おまけに靴のエッジはホッケーなんだけどねー！相変わらずここでも詰められない荷物に囲まれて一晩過ごした。

  2005.04.22

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• 東京の温泉（一時帰国日記）

  青梅、奥多摩へ行って来た。この地域に行くのは学生時代ぶりである。メンバーは母、姉、甥っ子、娘と私。一時帰国も残り１週間となり、小学校も今のところ絶好調で通っている。“温泉つかりたい～っ！！”と常日頃つぶやいている私、今温泉に行かずしていつ行ける！？カリフォルニアはシカモア温泉とか、カリストガ泥温泉などと、それでも温泉はあるけれど、今度の州は今のところ聞かないしなさそう、、、。”それで、どこの温泉取る？”母が前の週からいろいろ聞いて来てくれて、その宿チェーンには奥多摩、青梅があるらしい。家からけっこう近いし、東京って言うのもいいよね、高速ですぐ行けて気楽な旅になりそう。母と姉に伝えると、”八王子インターからって書いてあるけれど、町中の市役所や銀行なんかと並んだ繁華街にある宿かもよ～。あなたの期待している奥多摩の宿とは違うかも。”との話。”関東甲信越小さな旅”をイメージする私は”東京の隠された新緑の奥の秘湯に違いない！”とそこの予約を進めた。当日土曜日、まずは中央道で勝沼でおり、桃色に染まった山梨の山里を走って行く。まさに”関東甲信越小さな旅”！桜もちらほらあるが、今ここ勝沼、一宮御坂などの葡萄郷は桃の花の季節なのだ。ここは父方の祖父母が戦前に暮らした町で、祖父は東京に住まいを構えたのちもお墓だけはここのお寺に独立したものを作った。私はここに来るのが好きだ。そしてこの勝沼でのお墓参りの後、昼食をとるため郷土料理の店に寄ると、小さい頃から我が家の食卓にのぼっていたものが、登場して来て嬉しくなる。田舎が無い私には、（遠い親戚の親戚くらいはいるのだろうが）帰省したような気分にさせられる。お墓参りと甲州料理の後は桃の絨毯を眺めながら遊べる広くて新しい公園でしばらく過ごし、八王子インターへと向かった。その日の宿に着いた時はもう陽が暮れていた。インターから奥多摩エリアというのはひどく遠い。次の日に青梅インターと言う入り口があったことを発見。でも中央道からは行けない。奥多摩の宿はリニューアルされたばかりで部屋もきれい。子供達はホテル、旅館に泊まることが大好きで、歓声をあげて部屋へなだれこんでいく。部屋からは葉桜になった木々が川岸に生い茂った多摩川が一望。温泉につかる前に夕食の時間が来た。畳の大広間へぞろぞろと移動。固形燃料の個別鍋物とか、茶碗蒸しなんかがぎっしり並んでこれぞ日本の楽しい庶民宿！その後は展望大浴場で天然温泉に浸かり、自然にホフ～ッ！！という声が出てしまう。翌、日曜日はこれまた日本の朝ご飯らしい朝食バイキング。多摩川を見下ろすレストランで他の人の倍はかけて納豆だの熱々のお味噌汁だのを食べて食べおかわりもしっかりした。宿を後にして、更に多摩川上流へ。街道沿いに銘酒”澤之井”の蔵元があり、いくつかの食事処を経営している。昼時だったので、その中の”わっぱ飯”の店”蔵亭”へ入った。黒豚焼きを一緒に蒸したわっぱ飯を頼んだものが絶品！この食事処は川に面していて外ではテラス席で軽食喫茶を楽しめる。隣には湯葉料理の店もあった。確か”ままごとや”という名だったと思う。お湯に浸かって食べて飲んで、だんだんアメリカへ戻る足が重くなって来た帰国２週目であった。

  2005.04.16

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• 初、保護者会（一時帰国日記）

  一時帰国中でも新入生の保護者、招集がかかれば、保護者会へも出席。初、保護者会に着ていくものがよくわからない。今アメリカの現地校では短パンにサンダルあり！日本で通っていた幼稚園でもジーンズ、裸足あり！小学校ってどうなんだろう？なにやら恐ろしそうなPTAの組織の一部だし、、、。ジーンズか入学式のスーツ、というきわめて極端な服しかスーツケースにない私は仕方が無くスーツを着ていった。次からジーンズでまったくもって大丈夫じゃない！桃色の和装のお母さんも中にはいたけれど、おおかた普段着だった。保護者会は１、２組合同で持ち物について、今後の予定、今の授業について話が進んだ後、突如PTA会長登場。もう余計な前置きは省略します、と言った後、“急ですが、クラスに分かれて委員を６名今から選んで下さい。”６名という事は３０名クラスの１組はかなりの高就任率！ところが驚いた事に“私やります！”というお母さんが立て続けに６名出て、即決。沈黙でうつむいて２－３時間とかいう話をひとづてに聞いていただけに、こんなこともあるのね。立候補してくれた方々に感謝です。夜は実家に戻り、地元の友達の家で手巻き寿司をご馳走になった。魚市場へ行って買い出ししてくれていたそうで、中トロが山盛りのお皿に、お手製のおいしいお味噌汁。そしてオリジナルのお寿司の合わせ酢がまた絶品～！もう横になるしかないくらい、すごい勢いで食べてお喋りして、デザートは別腹。吉祥寺のオオサワ(新春、Hanakoに取り上げられました、懐かしい美味しさの老舗です。）で買ってきたケーキをまた食べて、、、歯列矯正器具のため頬が痩けたと実家では酷評されていた私も、ここ数日ですっかり渡米前の頬のカーブを取り戻しました。

  2005.04.15

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• 友達を招く（一時帰国日記）

  地元の学校に通うというのはそこら中に知り合いがいるという事だから、ちょっと外に出れば懐かしい人たちに出会う。”あら、帰って来たのねー。”幼稚園の頃から本当に皆にはお世話になった。一時帰国して、実家から幼稚園へ通わせていた頃も、保育時間中に家へあげてもらったりして楽しく過ごさせてもらった。こんな仮住まいに人を招くというのもなんだが、やっとガスと電気をひいて掃除もした家にあがってもらって、買ったばかりのカップでお茶をいれる。帰りにはお土産も持って行ってもらう。それにしても急に人をあげることになっても、片付いている家ってすごいな、と思う。そういう人になりたいといつも思うけれど、私は物を移動させているだけの片づけだから無理だって、夫が言っている。

  2005.04.13

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• 健康診断もしていこう（一時帰国日記）

  帰国２週目に入った。今日は婦人科検診を予約していた日。産後に手痛い手術を受けた事で癒着があり、婦人科検査にもよくひっかかっていた私は、日本にいたときは半年に一回は精密検査を受けていた。今は一時帰国のたび、娘を生んだ病院で検査を受ける。月火と大雨が降り、レインコートに傘、新一年生はそれらの一人での扱いに慣れない上、鞄も背負うし、集団下校トレーニングでの先生達の苦労は大変なものだったらしい。先生泣かせの年度始まりの雨だ。赤いコートをばさばささせながら帰って来た娘をクルマに乗せてすぐ病院のある街へ向かう。病院の近くにはクルマ一台も通れないくねくねした細い商店街があり、そこのおそば屋さんで温かい麺を食べた。細い商店街なのにここはいつも活気づいている。雨の日ですら。久しぶりに見たテレビでは島倉千代子特集。恩師の大作家が亡くなったから。病院の後は実家へ帰り、そのまま”ここで寝たい！”と祖母のベッドの上で訴える娘と泊まる事にした。娘の大好きなおば（私の姉）は働く母でとても忙しい。花見シーズンでもあって大雨の中お座敷お花見だったから、泊まっても会えずじまいだった。

  2005.04.12

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• 雑貨の誘惑、吉祥寺（一時帰国日記）

  週明け月曜日から２時間授業体制が始まった。でも、”おはなし（本の読み聞かせ）””おんがく（歌）”とかそんなのんびりペース。合間に玉川上水へ散歩に行ったり、庭で虫を見たりゆっくりと学校生活が進んでいるらしい。一方、親は提出物が次から次へ届く。仮の住民だから住所書くのもどこを書いて良いのやら。クラス名簿は世の中の情勢からして、作らないらしい。幼稚園では入学した時点で連絡網もあったが、ここはそれもない。あとは新学期の健康検査の申し込み。学校からは１０：４５には戻って来てしまう。幼稚園の時よりぐっと短くなって、前の一時帰国は幼稚園で体験保育している間、街に出ていろいろ買い出ししたりしたものだったが、１０：４５ではねえ、、、それでも登校が終わるとすぐ街へ行き、９：３０頃から開いているお店で生活用品をせっせと買い出し。何しろ家の中に物がないから。結婚した直後を思い出した。がらんとした家にはまず何がいるのかな。１０：００から開いているお店といったら吉祥寺だったらロンロンの中かパルコ。パルコの上にはフランフランとか、新生活を揃えるのに適当なお店が入っている。トイレットペーパーやティッシュ、掃除用品、お風呂関係は週末にホームセンターで買ったから、今日まずいるのは、台所のマットとかトイレのマットとか、とにかくマット類。フランフランのマットは安くて可愛かったのでかごに投げ込み、熱いお茶を飲む為のマグカップもすごい勢いで即決。詰め替え用のボトル、フキン、、、それにしても日本の雑貨屋さんは良い感じだ！フランフランの１階下に入っている雑貨屋街の可愛さと言ったら、、、（ORDINARIES＝６階）アメリカ、ヨーロッパ系のミッドセンチュリーっぽい雑貨とか、エアライン小物みたいなのとか、ロゴ入りのtシャツ、絶妙なパッチワークのかばん、、、さすがにアメリカ雑貨は買わなかったけれど、ここ、アメリカにこんな可愛いのないけど、というような物がざくざく売っていた。井の頭池の向こうに行ってはいけない、と思いながらもそれから帰国迄何度中道とパルコの雑貨屋へ行ったでしょう、、、。

  2005.04.11

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• 丸の内で散歩（一時帰国日記）

  お昼頃都心のホテルに泊まっている夫の母とロビーで待ち合わせし、東京駅まで送る事にした。新幹線へ直行する前に、お天気もよいし、昼食がてら丸の内へくり出した。アメリカの学校で勉強して来た鴨のお引越の”Chi-bi”を（ひなのうちのミソッカス鴨は、チービー、とビデオの中で呼ばれている）見に行くんだ！と言う娘。鴨の産卵は５月に入ってからだったと思うし、鴨のお引越自体は梅雨時らしいのだが、その場所だけでも見せてあげようと思い、東京駅から皇居の方へ歩いて行った。途中、桔梗門の交番にいたお巡りさんに娘が尋ねた。”引越をする鴨がいるところはどこですか？”パレスホテルを越えたお堀の方だと言う。そのオフィスビルの池には鳥一匹いなかったけれど、ビデオで見たままの池や建物に娘は大満足し、”みんなに見せるよ。”と周辺の写真を撮っていた。その後皇居側へ私は数十年ぶりに入り、ふたりのばあばも、娘も皆、足が疲れて来たので、丸の内でお昼を食べる事になった。今、丸の内と六本木ヒルズといったら大人のランチ場所として一番人が集まっているところのようだが、日曜日だった、、、とりあえずたどり着いたビルのレストラン街は、ラーメン屋さん、”味噌源”だけ営業中。ちょっと残念だったけれど、東京でおいしいラーメンを食べるのは３年ぶりくらい！味付けタマゴ、にんにくなどトッピングもりもりであっという間になくなった。ラーメンとビールで元気を回復した大人達、東京駅の新幹線ホーム迄、ばあばを送って行った。今度またいつ会えるかわからない娘に、早く立ち去る様、車両の中から”行って、行って！”と合図している。前、見送りに来た時は新幹線の窓越しに、娘と甥っ子で、”ばあばあ～っ！”と涙を降り飛ばしながらの大合唱。新幹線のホームと空港というのはとても困った場所だ。夕方からは働いていた頃からの１０年来の美容院で髪を切った。アメリカでは美容院行脚のすえ、自己散髪の私だから、一時帰国の時の美容院は大事な大事な用件である。美容院へ行かずして、旧友には会えないっ！とすら思う。それほど日頃は哀しい髪型をしているのだ。娘も一緒にお願いしたので、二人とも日本の美容師さんにしてもらった風情のさっぱりしたショーットカットに生まれ変わった。私たちの日本着より二日ばかり遅れて来た夫は、仕事に戻る為この日の夕方またひとりぼっちでサンフランシスコへ帰って行った。本当に入学式を見るため、新宿の桂花ラーメンを食べるために来たような３泊の慌ただしい一時帰国だったよ。

  2005.04.10

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• ”のだめ”の世界を垣間みる！（一時帰国日記）

  午前中は近所に出来た新しい公園で過ごした。子供の頃はまったく違う用途利用されていたこの広い敷地が、地形とそこにある自然を生かした公園に生まれ変わっていた。泥水に生き物がわんさかいる湿地あり、桜の咲く土手あり、野外調理場ではバーベキューの下ごしらえをする数組、、、”ここ、良い公園になったよねー”と田舎家と田植えも出来る水田コーナーを見下ろす東屋で缶ビールを開けながら家族で寛いだ。娘は石垣を住処にしているトカゲに夢中。皆が涼しげに東屋でおやつをつまんだりしている間小１時間はトカゲの穴の上を動かない。意外にも娘は虫、とかげなどの生き物が大好きでアメリカの学校でも蛾の幼虫を個人的に可愛がっている。おがくずの布団とりんごのえさが満載のソースカップの家に住むその虫は、身体に褐色の縞縞の節があることから、名前は”ストライプス”。濃い茶のしまうまみたいでしょ、ということだ。ダンゴムシも、尺取り虫も、てんとう虫もイモリも手のひらにそーっとのせて、まるでシルバニアンファミリーの動物の赤ちゃんを持っているかの様に、手でそーっとなでて可愛がる。快適な公園から帰った後はたまたまアメリカ東海岸にいる叔父が出張で来ていて、実家へ来た。出張から父も戻り、若いお友達を連れて来た。夫の母もいる間で、大人数にて街の中華屋さんへ食べに行った。この若い青年はつい最近まで京都で工学を勉強していたが、音楽が好きで好きで遂には大学をやめて、東京へ来た。この春、東京G大のなんと指揮科を受験したそうである。指揮科の２次といったら”所見の楽譜で歌を歌う”なんていうのは基本、”６くらいの和音をばーんっ！とピアノで出されてそれを言う。”とか”12小節くらいの短い曲なんですけれどね、目の前で演奏されるんです。それを聴いてその場で楽譜にするんです。管、弦６パートありました。”という世界である。叔父も私もそこにいた家族達は口を揃えて”そんな試験を受けて立つくらいなら、もう学校で勉強する事なさそうだけれど！”。”～～さん！のだめカンタービレって知ってますか？音大の世界は本当にああなんでしょうか！?”俗人な私であった。

  2005.04.09

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• 街に電話が無い！（一時帰国日記）

  娘の初登校。８時過ぎに出れば十分間に合いそうだけれど、１時間以上も前から”まだ？もう学校行ってもい？”と玄関を行ったり来たり。もう行ってもいいんじゃない？と言うと、すごい勢いで出かけて行った。今日は学校探検とおはなしだけの時間割らしい。都心のホテルに滞在中の夫の母は週末迄いるので、電話をかけてここまで来てもらう事にした。またお花見である。今、寝泊まりしている家はまだ電話を引いていない。引越目前にアメリカへ行く事になった為実際にここで生活した事が無かった家だからだ。母も私も携帯は持っていないのでホテルに電話をするため、電話のプリペイドカードだけを持って家を出た。”道に出て左に行ったすぐのお店に公衆電話あったよ。”と夫が言うのでそこまで歩いて行った。確かに軒には古い”電話”アリマスというような風情の看板が吊りさがっているけれど、電話機なんてどこにもないしシャッターも閉まっていて自販機だけが置いてあるしもた屋風。仕方ないから家からは反対方向にあるコンビニエンスまで数分かけて歩いていった。ここには電話はあったけれどなんとカードが使えない、、、日本円用のお財布かと思ったらなんと米ドルしか入っていないではないか！とても面倒だけれど家に戻り、現金を取りに行った。夫もコンビニ一緒に行く、と付いて来て、一緒に電話をかけたがやはりかからない。更に遠くのもう一軒のコンビニへ。何故かここもテレフォンカードが入らない、、、。街に電話が無いよねー！と話しながら探しながら歩いて歩いて、私たちの目のつけどころが悪いのだろうか３０分歩いても電話機一台見つけられない有様。遂に家からひどく遠い駅の逆側に出てしまった。ここにはチェーンのホテルがある。”ホテルならあるよ！電話が。”案の定電話があった（、が、何故か１台）ので、さっそく受話器をとろうとするとICカード専用！テレフォンカードが使えない。。。鼻息も荒くロビー階に駆け上がるとそこには数台の緑の電話が並んでいた。でも、何故かテレフォンカードが使えない。”このランプが切れているときはカードは使えません”だそう。なんで電話一本かけられないの、と気の長い私もいらついてきた。わらをもすがる思いでフロントに”かけられる電話がないんです！”と陳情すると、フロントの人は”じゃあこの電話をお使いください。”と自分たちの外線電話を貸してくれた。家を出てから既に１時間以上は経っている。携帯が本当に標準になったんだな。待ち合わせの場所を～～駅の小さい方の改札を出て左側の掲示板のところ、なんて詰めて決めなくてもいい便利な世の中になった。だからこうして携帯ひとつ持たないでふらふらしていると実に不便になった。午後になって今度は公衆電話から実家にも電話を入れた。母が出て来て”あらー、今ね電報打とうかと話してたのよ、あのね、～～のことで。急いで知りたかったんだけれど、、”、、、。電報だって住所が無くちゃ届かないよ。（引っ越していなかったので住民登録、表示登記がまだで番地も無いし、当然表札がないのだ。）夜になって携帯電話を借りた。

  2005.04.08

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• 入学式の一日（一時帰国日記）

  前日には夫の母も揃い、いよいよ娘の入学式。満開の桜に間に合い、ぴかぴかに晴れた朝。この日は都内のはずれの私の実家から学校のある市までクルマで出発。式は両祖母、両親４人が参列だ。学校にほど近い自分たちの家で、娘は紺色のジャンバースカートに着替える。昨日母を迎えに行った足で探し回った黒い革靴も、玄関に揃えてある。弾む足取りで娘が”こっち、こっち、ついてきて！”と皆を先導する。正門には一年生達の列が短く出来ていた。ここまで家からは３分かからない。帰国して小学校に通いだしたときのことを考えると、この通学環境は本当にありがたい。門には立て看板で大きく○○小学校入学式、の文字が。入り口で式の案内や今後の資料を手渡されて、自分の入るべきクラスを確認する。同じ組に幼稚園からの仲良しがいることを発見。庭に面した１階の明るい１年生の教室に入ると、去年小学校を訪ねてきたときの気持ちがよみがえって来た。ここの学校は校舎を改築して数年しか経っておらず、素足で歩きたいような檜や杉の天然無垢の床、壁、柱。とてもとても気持ちが良くて、良い香りがする。小さな机が並んでいて、私が小学生の時と同じようなスチールと木の懐かしい机！担任先生との初対面。式のときに名前を呼ばれて返事をする練習と、ちょっとしたお話を先生がした。短い時間の中で、先生はすでに子供達の心をつかんでいる。その後は体育館に移動しての入学式。先に座って待っていると、一人一人６年生に連れられて１年生が入場してきた。子供たちは担任先生に名前を呼ばれそれぞれその子に合った声の大きさ、表情で返事をした。そのまま体育館のひな段に全員で腰掛けて、先生紹介が終わると、床から校長先生が子供達の方を向いてお話をされた。最後は在校生から合唱で歓迎。子供達の歌声に、入学式だというのに涙がにじんで来てしまった。今迄のアメリカ生活って（あるところはあると思うけれど）こういった区切りの式典がなかった。日本の幼稚園は年少のとき入園式はあったものの、あっという間にアメリカへ来てしまったから、それからはプリスクールもキンダーも卒園式はなし。去年入学した小学校もただいつも通りに送り迎え。こういった子供の成長を目の当たりに感じる式典は我が家にとっては初めてだった。嬉しさがこみあげてきて、その日は夫といつまでも”日本の入学式、よかったなあ、来てみてよかったなあ！”と言っていた。入学式の後はお昼を食べがてら母達を連れて吉祥寺へ出てみた。娘はぴょんぴょん七井橋を飛び跳ねながら”デジカメ使っていい？！学校の（アメリカの）みんなに日本の鴨の写真を見せるの！”と池の鴨、鯉を長い事かけて撮っていた。七井橋通りあたりで疲れてしまい、鳥料理屋に入った。ここでも庭の灯籠や野鳥、注文して出て来た手作り豆腐などを娘は熱心に撮影。日本のレストランがいかに素敵かみせてあげるんだ、と素焼きの食器やお箸などもデジカメに納めた。昼から皆生絞りグレープフルーツハイだの気分よくどんどん飲んで、手羽先焼きやネギ鶏炒飯（←おいしい！）を食べて食べて、すっかり気持ちよくなり、満開の桜の中散歩して帰った。夜はテレビもないし、なにもないから（布団だけはある）時差の勢いも手伝いさっさと寝た。明日は娘の初登校。目覚ましも誰も持ってないのに大胆である。

  2005.04.07

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• 家開き（一時帰国日記）

  遅起きし、母の朝ご飯を時間をかけてゆっくり食べた後に、（今朝も筍のお味噌汁！）空き家になっている自分たちの家を開けにクルマで出かけた。実家からは空いていれば３－４０分で着くこの街は、繁華街からてくてくと歩いて大きな公園を越えると、鬱蒼とした木々が覆いかぶさる玉川上水が流れている。家の周りは上水に集まる野鳥や虫、覚えきれない程の野草、、、少し足を伸ばせば野菜を売ってくれる農家などがちらほらある。そんな家の周りだから当然花粉が舞い飛んでいる。着いてすぐあっという間に目も鼻もひくひくとおかしくなってきた。目なんか猛烈に痒い！くしゃみがひっきりなしに出る。家の入り口にはびこる雑草群を抜きたかったが今日のところは断念。室内の掃除にとりかかることにした。水道局、ガス、電気などの営業所に電話し、すべて使える様にしてもらった。床も歩いているだけで足の裏が真っ黒になってしまう。クイックルワイパーでひたすら床を拭き、トイレ、お風呂、キッチンなどの水回りも掃除する。７日は娘の入学式。その日からここに寝泊まりして半月日本の小学校へ通うのだ。家具が無い家とて、なんとか居心地よくしておきたい。アメリカからお土産にもなるかも、とたくさん持って来たアウトドア用の子供食器や余っていた小鍋ややかんなどをおさめるべきところにおさめる。IKEAの組み立て椅子をキッチンカウンターのところに並べる。カウンターに座れて、やかんでお湯が湧かせるってだけで気持ちが和む。以前の帰国ではトイレを使うぐらいで家ではなかった。家をざっと整えてから小学校を見に行った。最初のうちは帰宅経路別に集団下校指導があるらしいし、学校に近い我が家を一歩出ると同じ学校の生徒が列をなして歩いているけれど、一人で登下校出来る練習をしておくよう学校から言われている。ちょっと練習しておこう。さっそくうちの曲がり角の一本前で曲がってしまい、にやにやしている娘。一人歩きは正真正銘、生まれて初めて。まだ始まっていないが受付に先生がいらしたので、幼稚園へも行ってみた。アメリカのお土産を渡して、大好きな先生に会えた娘はとても嬉しそうだった。この幼稚園は通学経路にあるので、小学校入学後は毎朝遠目に先生を見る事が出来た。歩いて５、６分のコンビニエンスへ飲み物を買いに。娘は”コンビニのおにぎり食べたいの！”とかやくご飯のおにぎりと、すかさず”食玩”コーナーもチェック。ガムが1個ちょろりと入ってあとはお部屋が作れてしまう家具が入った"こだわりルームコレクション”をおねだり。日本について最初のお買い物である。ついねだられるがままに購入。箱の中身はミッドセンチュリーテイスト。これが良く出来ていておしゃれ。自分が楽しんでしまった。デパートお買い物なんていうお菓子もあって、娘のおねだり攻撃をかわす、食玩不購入には帰米直前まで苦難するのであった。。。陽が落ちる迄、家を拭き掃除して夜また実家へ戻った。翌朝は夫の母が上京してくる。

  2005.04.05

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• 日本到着！（一時帰国日記）

  日本、良かったです！！半月の日本生活から、サンフランシスコに昨日の朝戻ってきました。　　　　　　　　　　　　　　（4月23日）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊（ここからは日本での滞在記）行きの飛行機は11時間半ぐらいかかり、しかも昼便だから”まだ？まだつかない？？”と隣でぶつぶつと言い続ける娘。新しくなったノースウェスト機の背もたれの画面を地図バージョンにして、ずーっとにらみつけている。現地校の宿題、空港で買った塗り絵、上映映画”ナショナルトレージャー”２回、、、時間が余って余って、まだ着かない？の連呼にも参り、成田に着いた時は、本当に助かった～っ。肩がばりばりに凝ってしまった。今回の荷物はしっかり４個。それに何故だか両手に増えていた機内手荷物。身体くらいあるリュックサックに詰まった娘の旅支度。それだけ大きなリュックぱんぱんに詰め込んだら、それは自分じゃ背負いきれないだろう、、、。結局私が持つはめに。ありがたいことに私の父が入れ違いで同じ日に成田から出張へ出かけた。クルマで成田迄来てもらい、私がそれに乗って都内まで帰ることに。実家に電話して停めた場所も、鍵の受け渡しもうまくいき、いざ出庫、という段になり、現金がないじゃないか、、、日本はまだまだ現金リードである。駐車場の出口にはカード会社のステッカーがべたべたと貼ってあり、無事カードで駐車代を支払った。”あのー、東関東自動車道や首都高はカードで乗れるんでしょうか？？””大丈夫だと思いますよ。”だと思う、という言葉に少々不安を覚えながらも空港から高速に。低木がこざっぱりと植樹された東関道を思いっきり左寄りになりながら（こわい！）走行。幕張のあたりでとっぷりと陽が暮れ、メッセのビル群の夜景がきれいである！料金所、VISAカードで支払い無事通過。左に東京ディズニーランドや葛西の大観覧車が見えて来た。遠くには東京タワーが見える。東京、良いじゃないかー！！娘も目を見開いてはしゃぎながら夜景を見ている。首都高に入る。”すみませーん、カードはね、使えないんですよ。”私は恐ろしい事に現金、お札を持たずに日本へ来た訳です。だからカードじゃないと困っちゃうの。銀行カードを二日後に帰国する夫の為に置いて来たのと、サンフランシスコの家には日本円が無かった。大慌てでテレフォンカードや各種プリペイドカードが入ったジップロックにかき集めておいた小銭を数える。１０円、５０円、クルマの灰皿ポケットに入っていた１００円玉、ああ、さっき駐車場でCOOを買わなくって良かったよ、、、じゃらじゃらとなんとか７００円にして、支払う事ができた。件のジップロックの中のテレフォンカード、これはおそるべし代物で、今回まったく有益ではなかった。なにしろ街に電話機がないの！私は街中彷徨う事になる。これまた後日談で。無事都心環状線も通過し、都内のはずれにある実家に到着。母は私の大好物、筍ごはんと若布と筍のお味噌汁、薄切り肉のしゃぶしゃぶ、中トロのお刺身を用意して待っていてくれた。ああ～、天に昇る心地、、、きんきん冷えた缶ビールを開けて、中トロ、筍、中トロ、筍、しゃぶしゃぶ、、、食後には小さいけれど肩迄浸かれる熱々のお風呂。テレビは残念ながら３チャンネル。チャンネル主導権は子供達だ。倒れる様にして布団にもぐりこみ、、。ああ、日本っていいなあ（、を親子で連発）。

  2005.04.04

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• 恐怖のパッキング行事

  やっとパッキングが終わった。でもまだ乾燥機で回っている詰めたい服もあるし、友人に預ける愛犬のパッキングも残っている。愛犬の荷物はごはん、骨ガム、ブランケット、ボール、、、どうして前々からわかっていたことなのにいつも前夜にならないとできない質なのだろう？あと数時間したらまた起きなくてはならない。ためいき...実家ではなく、がらんとした自分の家に泊まることを決めてから、欲が出てしまい、生活用品やちょっと飾っておきたいものを詰めてしまったのも失敗だったわ、、、この量ではSFOのスマートカート１台では到底乗り切らない。子供のときは旅行の楽しみといったら荷造りだった。半月も前から自分用のスポーツバッグに洗面具や文房具などを詰めて準備していた。今はとりあえず思いつく物を詰めてあとで加減しようと、どのバッグもふくれあがって大変な有様である。日本へ帰るのはとても嬉しいことなのだが、毎回のこの作業がたまらなくしんどいのである。アメリカへ戻るときも同じく。今は早く早く明朝空港に着いてこの荷物たちをチェックインさせたいばかり。

  2005.04.03

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• 幼稚園卒園の頃

  卒業シーズンの日本。夜が明けたら、娘の通った幼稚園も卒園式の朝だ。この幼稚園へ行き始めたかと思ったら、アメリカへ越すことになっちゃって今思い返しても本当に慌ただしかった...ここ３年間、一時帰国は日本で短期でも幼稚園へ通うことに滞在時間ほとんどを使っていた。幼稚園へ行くと、アメリカ生活ではありえない日常の習慣がいっぱいある。どれもとっても大事なこと。入り口で靴を脱いで下駄箱にしまい、上履きに履き替えることなんかもそうだし、日本の幼稚園は決まった持ち物を決められた場所へしまう場面が多い。楽しそうな顔、手つきでうがいのコップやお手ふきタオルをセットする日課、”お支度”をする娘。そういうの、忘れてるかとはらはらして見てたけれど、案外まともにやっていた。なにより楽しそうだったのはお弁当の時間だったらしい。ランチボックスにサンドイッチ、ヨーグルト、果物、クラッカー（つまりまったく火を使っていない、、、水も使わない日あり、、）のランチへ流れていった私も、この期間はしっかり、か・な・りしっかりお弁当を作る。お弁当箱はここぞのときの子供用に小さく作られた木製お弁当箱。朝から筍ご飯も炊いちゃうし、お弁当って冷めてもおいしんだぞ！普段は周りの目が気になるかも、と入れなかった海苔弁もたくわんも、チャンス。幼稚園はスナックタイムもないからかもしれないけれど毎日嬉しい完食だったよ。この幼稚園は時代をタイムトリップしたような中川利枝子さん＆大村百合子さんの絵本に出てきそうなところ。昔からの木造平屋の園舎。カラフルな遊具はなかったけれど、トンネルのある小さな山があって...自分が子供だったら通いたいような場所だったな。幼稚園のお母さんのご厚意で卒園アルバム製作に娘を参加させていただいた。すっごく嬉しかった。この幼稚園のアルバムは業者が製本するのではなく、アルバムは名入れ加工のみ業者に頼み、あとはすべて手作り。卒園は各クラス10名弱だからその子供達と担任先生へ宛てたカードを子供と作り、各自のアルバムに貼っていくらしい。私たちも写真を貼って、一言書いたり、絵を入れたりして数枚を作りアメリカから投函。メッセージの他にも将来の夢や園生活で撮った写真や初めて描いた絵とか、、、そんなものがいっぱい詰まったアルバムらしい。一時帰国のたび、日本で楽しく幼稚園生させてくれて、どうもありがとうー（って、誰もこのblogは知らないわ）

  2005.03.18

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• アメリカで見る東京

  日本の、東京の風景に思いがけず出会いました。鳥たちの産卵期を目前に、娘たちの学校では卵から生まれてくる生き物について学んでいます。この期間は教室で分かち合う読み物もあひるやカモの卵やひなについての本。毎日ランチタイムの後は、持ち寄った優良ビデオやそのときの勉強テーマについての映像をクラスの皆で鑑賞するのが日課です。先日迎えに行くと”今日は東京のビデオだったの、インペリアルパレスって言ってたよ。カモがかわいいよ。”、と娘が言いました。”東京が出てきたの？ビデオに？～～はその街から来たって先生やお友達は知ってるのかな？””知らないと思うよ。明日も見るから言ってみる。”そして金曜日の放課後、クラスの友達のところで先生が貸してくれたそのビデオを私も一緒に見ました。Discovery Channelから出ているそのビデオは三井物産の池から皇居側へ毎年初夏に引っ越しするカルガモ一家のドキュメンタリーでした。心温まるドキュメンタリーとしてかわいらしいカモ一家が引越のために広い車道を横切り、台風の増水に命を危ぶまれながら飛ぶことを覚えて一人前になっていくまでがビデオに収められていました。日本の騒がしいダウンタウン東京で、、というナレーションとともに、ラッシュアワーの満員電車やエレベーターに詰め寄せるビジネスマンたちが映し出されましたが、その後かるがも一家の背景として映っている東京は終始穏やかで美しい光景でした。皇居のお濠とうっそうと茂った深い緑と、丸の内のシックな色にまとまったビル群。かるがも一家の可愛さ然り、外国メディアを通じて、映し出された日本の美しさにも感動しました。（20年以上前の編集だったけれどね）A Little Duck Tale by Discovery Collector's Edtionまさにロバート・マックロスキーの絵本”かもさんおとおり”実写版ですね。

  2005.03.13

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