クロード・デュガ
今日はちょっとした内輪話ですが・・・。うちのワインリストをご覧になっている方はご存知だと思いますが、うちにはワインが沢山あります。この規模のお店にしては結構充実していると思います。(ブルゴーニュ地方中心ですが・・・。)でもセラーのスペースも限られていますし、管理していくのは大変です。マニアックなワインやシェフがフランス修行時代に持ち帰ってきた秘蔵ワインなど、一本しか置いてないものも沢山ありますが、その一方で数が多すぎる種類のワインもあります。今は私がストップをかけているのでそんな事態にはなりませんが、シェフの今までのワインの買い方がちょっと大胆だったのでこんなにワインが増えてしまったと思われます。例えばクロード・デュガの2000年のブルゴーニュルージュとジュブレシャンベルタン。この造り手、ご存知の方も多いと思いますが、勿論味も美味しい。ピノノワールの酸というかキレの部分を少し主張した造り方をしていてちゃんと特徴を持っているワインなので、私も気に入っていてお客様にも良くお勧めしています。実は3日前、シェフがすご~く言いにくそうに私に『実はね、デュガのそのワイン、こっちの奥にまだ1ケース以上あるんだよ・・・。』と言いました。いいワインだったので何ケースもまとめて買い込んでしまったみたいなのです。最近では私がワインリストの書き換えなどを行っているのですが、やっぱり私はワインリストには常に新しいアイテムを入れていきたい。だから仕入れる時はいろんな種類を少しずつで仕入れようとしています。でも在庫に何ケースも同じワインがあると次のワインを入れられない。シェフもそんな私の気持ちを知っているので、あんなに言いにくそうに告白したのだと思います。だからといって勧めるわけでは決してありませんが、クロードデュガのワイン、お勧めです。これは仕入れたときは値段が高かったのですが、数があるということでうちではあまり利益を考えずにボトル8,400円でお出ししていますので、お得になっています。少し特徴のあるピノノワール、是非どうぞ。こんな風にワインを仕入れる際はいつも私とシェフの間で小さな衝突が起こります。でもああだこうだと言いながらワインを選ぶのも、それはそれで楽しいものです。roku