うちのクイックランチ
うちのクイックランチは、本当にすごく満足していただけると思うんです。下の写真を見ていただくと、まずお皿の中央にはお肉又はお魚のメインがドンッと、そして付け合せのお野菜もたっぷりつけてあります。これに、毎日焼いている自家製パン2~3種類をお好きなだけ召し上がっていただけます。そして食後にはデザートワゴン10種類以上の中からお好きなものをお一人様3種類選べる!そして温かいコーヒー又は紅茶もお付けしています。これら全部込みで1,575円(税込み)なんて、本当に素敵なランチだなあ、と思うのです。もし私がここで働いてなくてこの近所に住んでたらやばいかも。実際、何度も繰り返し来てくださるお客様も多くて嬉しいものです。例えば今日のメインディッシュは、お肉料理が“鴨の骨付きモモ肉のコンフィ”お魚料理が“サーモンときのこのパイ包み”でした。+今日のお料理はお肉・お魚ともうちの定番メニューです。そしてとても人気があります。鴨のコンフィは“コンフィ”と云う調理法により、お肉がとても柔らかく仕上がっていてお肉が骨からホロホロっと外れていくくらい、いい感じで火が入っています。そして皮目はパリパリッと香ばしく焼いてあります。私は鶏肉の皮目が苦手なのですが、このコンフィだと皮目もすごく美味しくて食べれるんです。ソースも粒マスタードソースで酸味が効いていて、鴨の風味をより引き立てています。お魚料理はサーモンときのこをパイ生地でくるんでオーブンで焼いたもの。中の具はパイに包まれて蒸し焼き状態になっています。きのことお魚の組み合わせってすごく良く合うんです。ソースも面白いと思います。新鮮な卵黄に湯煎でゆっくり火を入れていきます。卵黄が凝固してしまわないように、手を止めずにゆっくり混ぜながら少しずつ火を入れます。ここで横着をしてさっさと火を入れてしまうと、卵黄の甘味を充分に引き出すことが出来ずに、ただの泡立て卵のようになってしまいます。昔、私が朝の仕込みでこのソースを作っていたとき、もう時間がなくてすごく焦っていて慌てて作ってしまったことがあったんです。でも見た目的には普段と同じように出来てたし「なんだ、こんなに早く出来るんじゃん!」って出来たつもりになっていたのですが、後で味見をしたシェフには「これちゃんと作ってないでしょ!これじゃあただ作り方を真似しただけだよ!」て言われてしまいました。なんか今、ふと、そんな事もあったなあ・・・と思い出しました。 録澤 由美