成功するための重要な基本的テクニック
新しい生活をアメリカに求め、イタリアから移民してきた両親の下に生まれたアマディオ・P・ジアーニ。全米1の銀行、バンクオブアメリカの創始者で、利益のみを追求する他の銀行の体質に批判的で、庶民から愛される銀行のネットワーク網を全米に確立するのが銀行家ジアニーの夢、目標であった。当時も少数であったが、支店網を擁する銀行は存在していた。しかし、国あるいは連邦銀行ですらローカルな存在で、全国規模ではなかった。そんな時代において、ジアニーニは先見性を発揮して、大規模な支店設置を目指していった。しかし、ジアーニは一挙に全米に支店を設置しようとは考えなかった最初の支店を設置するときのこと、それは買収によって実現するが、綿密な計画に沿って実行されるまず、相手先の経理内容、株主構成、評判などを十分に調査。そのうえで買収するかどうかを検討。そして、新参者に対する地元の反発も考慮して、その土地で見方を見つけた上で買収を実行した。このように最初に目標を決め、その実現に向かって一段一段階段を上がる方法を採用した。それでも、ロサンゼルスへの進出ではかなり手こずった。つぶれかけた銀行を買収して、さぁ支店にするぞ、という段階になって、地元銀行の猛烈な反発にあったからである。また、サンフランシスコと違ってロサンゼルスにはイタリア移民も少ないことから、新聞も地元銀行に加勢、ジアニーニは苦境にたたされた。しかし、それでくじけなかった。「自分は貧しい市民と賃金労働者にカネを貸します。自分は貧しい人々の味方です」「ロサンゼルスの銀行は、大企業にしか貸さないようですが自分は貧しい市民と賃金労働者にだけ、住宅資金を貸します」サンフランシスコの大地震で街が壊滅的な被害にあったときもジアニーニは一刻も早く営業を再開するのが銀行の責務であるとして、いち早く営業の再開を新聞で宣言した。それだけでなく、営業再開を躊躇する他行に対しての反論も新聞に掲載して、市民の圧倒的支持を得た。ときに綿密な計画で、ときには戦闘的に。彼はこうして目標を達成していった。成功の為には自分自身を信頼して、最善を期すること。繁栄、達成、成功を信じて邁進すること。しかし、その前に、忘れてはいけないことがある。【具体的な目標を設定することである。】【目標のないところに成功はない。】~成功する為の重要なテクニック~自分自身を自分の仕事を信じる。最善を期待する。そして自分が持っているすべてをそこに投じる。