お客に関する情報とは
お客様に関する情報は、顧客情報とイコールではありません。もちろん顧客情報を含んではいますが、それよりずっと広い情報です。世の中にはあなたの会社や店から商品を買ったことのある人と、一度も商品を買ったことのない人とがいます。そして、後者の方が圧倒的に多い。ですから、この買ってくれてない人の情報が、とても大事になってきます。しかし、普段商売していると、これらの買ってくれない人は、なかなか視野に入ってきません。ここで誤解されるといないので付け加えておきますが、買ってくれない人の情報は、どうすればこの人たちに買ってもらえるのか、という観点で収集するものとは限りません。それでは視点が狭すぎます。客層あるいは市場の動向を分析するためにこれらの多数派の情報が重要となるのです。そして、これらの情報は、いち早く変化を察知するものでなければなりません。情報の受け手の感度が得られる情報の価値を大きく左右するのはいうまでもありません。