イノベーションって何?
台風が接近してきているので、いつもより早い時間に書いています。--------------------「知的財産」と並んで「イノベーション」という言葉も、よく聞く割には狭く意味を捉えられていて、自分の会社にあまり関係ないと思われているのではないでしょうか?特に、「技術に関すること」というイメージが大きいんじゃないでしょうか。それでは、まずは辞書で意味を調べてみましょう。イノベーション-innovationは英語ですので、手元にあった英語の辞書を引いてみました。最新コンサイス英和辞典第10版(最新とついてますが、30年以上前のやつです・・・)「刷新、革新;新考案、新機軸、新施設」The American Heritage Dictionary1.The act of innovating2.Something,as a method or product,newly introducedちなみにinovateの意味は、1.To begin or introduce (something new)2.To be creativeこれらを見ると、「技術の」という限定がないのに気付きます。では、国語辞典ではどうでしょうか。広辞苑第三版では、こう説明されています。新機軸または革新の意。生産技術の革新に限らず、新商品の導入、新市場または新資源の開拓、新しい経営組織の実施などを含めた概念で、シュンペーターが景気の長期波動の起動力をなすものとして用いた。わが国では技術革新という狭い意味に用いる。なんと、全て説明されています。さすがですね。日本語で「イノベーション」という言葉を使う場合、(1)新機軸または革新という意味であること(2)元々は経営に関する新機軸または革新について広く使われる言葉であること(3)わが国では、技術革新という狭い意味で用いられていることが、簡潔に説明されています。ここでは、(2)の本来の意味で「イノベーション」という言葉を使っていきます。わが国でも、最近は(3)の意味にとどまらず、本来の意味で使われるようになってきていると思います(第五版ではどのような説明になっているのでしょうか?)。つまり、イノベーションとは、「経営の様々な場面における革新のこと」というように定義して、話を進めることとします。既におわかりのように、あらゆる会社に「イノベーション」は関係してきます。---------------------業績をよくするには社長の戦略実力を高める必要があります。幸いにして、まじめに研究しようという社長はごくわずかです。ですから、いま戦略の研究を始めると、3年後、5年後には大きな差になって現れます。チャンス!と思ったら、あなたも戦略社長塾に参加して戦略実力を高めましょう。起業を考えている方にも参考になります。9月の受講者を募集中です。戦略社長塾について詳しくはこちら