さすらいの法務マンぶらぶら日記

[法律関係] カテゴリの記事

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• 新会社法商法とはの巻

  商法が改正され，新会社法ができますよ。これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓新会社法が成立しました！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓新会社法がそろそろ施行されます！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓法務省令案が出されました！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓新会社法施行規則が出されました！　←いまココ前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓新会社法が施行されました！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓さあ，新会社法施行後初の●●です！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓・・・・・・・・・・・・・・・　　　↓新会社法が改正されます！前回の情報はもう古い！これを読まないとあなたの会社がとんでもないことに！　　　↓　　ループ

  2006年02月23日

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• 出願してきたの巻

  今日，郵便局で司法試験の願書を発送してきました。早稲田会場狙いなのですが，果たしてビンゴといきますかどうか。その前に願書に不備があって受理されなかったりして。

  2006年02月22日

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• 恐怖の三面契約書

  下の案件とは関係ないのだが，妙に厚い契約書が来たのでなんだこれと思って見たら，日本語と中国語と英語で書かれている。厚くなるわけだ。どうも，欧州の企業の中国の現法との契約らしい。で，これって，秘密保持のヘッジとかって，欧州基準でいいの？と聞いたら，さぁーとか言われてしまいました。しょぼーんぬ(;´・ω・｀).

  2006年02月21日

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• 同時多発案件

  何か，ヨーロッパと中国と東南アジアの案件が同時に持ちがったようだ。ようだじゃなくて，現にここにあるわけだが。しかも三種三様の。書記官時代に外国人がらみの否認事件を同時に何件も抱えたことを思い出すなあ。ちうわけで今日は早寝と受験勉強は無理。しょぼーんぬ(;´・ω・｀).

  2006年02月20日

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• 気になる条文ハケーンの巻

  またまた気になる条文ハケーン。刑法９３条（私戦予備及び陰謀）外国に対して私的に戦闘行為をする目的で，その予備又は陰謀をした者は，３月以上５年以下の禁錮処する。ただし，自首した者は，その刑を免除する。これ，自首っても，交番で「実は，私，外国と戦争の準備をしておりまして・・・」とか言うんでしょうか。帰ってから「これから温かくなってあんなの増えるでしょうねえ。」とか言われたり。それから，これって，どうして私戦行為自体の未遂や既遂の処罰規定がないのかな。既遂になったら，もう，当該外国の法律に触れるからか？

  2006年02月17日

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• 解法刑法択一過去問の巻（その２）

  前回に引き続き，あっさり解けてしまう司法試験の刑法過去問。まあ，ノスタルジーの世界なんですが。これ（平成８年第４７問）なんか，全部読まなくても大学受験の解法テクで解けてしまう。次の文章は、共犯の処罰根拠と教唆の未遂の可罰性に関する記述である。（　）には、下記ＡないしＥの文章を入れるとき、その順序として最も適切なものはどれか。「共犯も固有の犯罪性を持つと考えるべきことは、今日、広く認められている。そして、共犯の処罰根拠論が自覚的に展開されるにつれ、（　）と考えられるようになっている。このように（　）ことになろう。この考え方によれば（　）ことになる。そこで、未遂の処罰根拠は、結果発生の具体的危険の惹起に求めるべきであるとする立場からは、（　）からであると説明されることになる。また、共犯従属性説は共犯を条件付犯罪とするものであるとして批判されたこともあったが、上のような見解によれば、（　）ので、この批判は当たらない。」Ａ　未遂も具体的危険の発生を要件とする一種の結果犯として理解されるＢ　教唆の未遂が不可罰である理由は、教唆行為だけでは未遂として処罰するに足りる結果発生の具体的危険を認めることができないＣ　共犯と正犯の処罰根拠が同じであるとすると、どの段階に達すれば共犯を処罰できるかという問題も、正犯について未遂がどの段階で認められるかという問題と基本的に同じであるＤ　共犯の処罰根拠は、正犯と同様に、法益侵害又はその危険の惹起が必要であるＥ　教唆の未遂の可罰性の問題は、未遂の成立の問題に解消される１　ＡＣＥＢＤ　　２　ＡＣＥＤＢ　　３　ＤＣＥＡＢ４　ＤＣＥＢＡ　　５　ＤＥＣＢＡまず，文章を読まずに肢を先にみると，３と４が臭い。なぜなら，出題者は受験生を悩まそうとするので，正解に似た肢を作る。（１と２も似ているが，冒頭がＡとＤではＤが３つもあるので受験生を悩まそうとするのであれば，冒頭はＤ。でも５は似ていないので外す。）したがって，後半２つの（　）に入るのがＡＢであるのかＢＡであるのかだけを見ればいい。下から２番目の（　）を見ると「（　）から」とあるので，（　）内は理由が入るので，Ｂが入る。で，正解は４。時間に余裕があって心配なら全て当てはめて確認してみるのもよし。もう，こういう問題を期待するのは無理なんでしょうな。

  2006年02月16日

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• 解法刑法択一過去問の巻

  司法試験の過去問を遡っていくと，昔の刑法択一問題はアレッと思うほどすぐ解けてしまうものに出くわすことがある。たとえば，平成８年の第４２問は，下記アないしエは、実行の着手時期に関する学生２名の発言である。各学生が下記１ないし３のいずれかの異なる説を採り、各２回発言したとして、各学生の採った説と発言の組合せとして、正しいものはどれか。１　外形的行為及び外部事情を基礎として法益侵害の具体的危険の発生が認められる時点で実行の着手を認める。２　外形的行為及び外部事情のほか、行為者の故意を基礎として法益侵害の具体的危険の発生が認められる時点で実行の着手を認める。３　外形的行為及び外部事情のほか、行為者の故意及び企画・計画を基礎として、法益侵害の具体的危険の発生が認められる時点で実行の着手を認める。ア　君の立場はスリが他人の着衣のポケットの外側に触れる行為をしたとき、狙った相手の財布の位置を確認する目的の場合と、単に狙う相手をさがす目的の場合とを区別しないことになり不当だ。イ　君の立場は主観的要素が結果発生の危険性の判断に影響を与えることを認めることになるが、これは違法性を結果無価値と解する立場とは相容れず不当だ。ウ　君の立場は、実行の着手という構成要件該当性の判断において構成要件外の個別事情を考慮することになり不当だ。エ　君の立場ではどの犯罪の未遂犯に成るか決定しえない場合が出て不当だ。（１）　１－ア、イと３－ウ、エ（２）　１－イ、エと２－ア、ウ（３）　１－イ、ウと２－ア、エ（４）　１－イ、ウと３－ア、エ（５）　２－イ、エと３－ア、ウ＊注　実際の問題では１２３はローマ数字でしたが，「機種依存文字のため登録できない」とのことなので算用数字にしました。というものだが，これなんか，アが１（主観を考慮しない），ウが３（企画・計画を考慮する）に対する批判だと分かっただけで，すべての組み合わせを確定させずとも解けてしまう。（学生が２人しかいないということは，１と３しかないので，２を挙げている肢（２），（３）が切れ，１とア，３とウがそれぞれの批判なのにこれ組み合わせている肢（１），（５）が切れるので正解は肢（４））もうこんなのは出ないんだろうなあ。

  2006年02月15日

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• 司法試験願書作成時にご用心の巻

  今年の願書はＢ又はＨＢの鉛筆で書き込むらしいですね。恥ずかしながら，ある掲示板で「誤ってボールペンで書き込んでしまった」と複数人の方が書き込んでいるのを見て，初めておいらも気がついた次第ですが。危ないところでした。

  2006年02月13日

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• 下の記事で，

  男女間の特定菓子の贈答を人格的生存に不可欠な権利として１３条で保障する構成も考えようかと思いましたが，めんどくさいのでやめました。--------------------------------------------------とかいいながら，とりあえず書きます。当該法律は，個人の特定菓子の贈答をする権利を侵害しないか。↓特定菓子の贈答権は憲法上保障されるか。↓当該権利は，社会的存在である個人が謝礼として特定菓子の贈答をすること（いわゆる義理チョコ）により円滑な社会生活を送り，あるいは真摯な人格的交流を求めてこれを贈答する（いわゆる本命チョコ）ことにより，婚姻制度（憲法２４条）の前提としてパートナーの獲得をするなど個人の人格的生存に不可欠な権利であり，憲法１３条の幸福追求権の内容として保障される。とはいえ絶対無制約に保障されるものではなく，人権相互の調整原理である公共の福祉（１２条，１３条）による内在的制約をうける。↓では，本問法律は内在的制約として合憲か。合憲性判定基準が問題となる。↓思うに、自由の対象が、個人の人格的生存に不可欠なものについては、公権力が不当に侵害すればその被害が重大でかつ回復困難になりやすい。よって、厳格な基準により判断すべきである。↓具体的には，規制目的が重要であり，かつ，その目的を達成する手段として，より制限的でない他に選択しうる規制手段が存在しない場合に限り合憲とすべきである（ＬＲＡの基準）。↓本問法律の立法目的は，「全国の恵まれない男性や独身男性」をバレンタインデーにおける特定菓子の贈答による「打撃」から保護することであり重要である。↓そうだとして，より制限的でない他に選択しうる手段は存在するか。↓思うに，特定菓子の贈答は必ずしも特定の同日一斉に行う必然性は認められないところ，本問特定菓子の贈答は，規模の大小を問わない全国の菓子製造メーカー及び販売業者の煽動もと，全国一斉かつ同時多発的に挙行される嫌がらせないし暴力とも評価しうるものである。↓そして，これにより，反対利益であるモテない男性の心神ひいては身体・生命に対して及ぼされる「打撃」は計り知れず，もはや刑罰をもって禁止する他にこれを保護する方法はないといえる。↓よって，本問法律は個人の特定菓子の贈答権の内在的制約として合憲である。↓次に，本問法律は業者の営業の自由を侵害しないか。↓（以下コメント内の構成に同じ）おかしいなあ。ＬＲＡまで使ったのに。違憲とする構成が浮かんでこない。

  2006年02月11日

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• 

  バレンタインデー禁止法案可決

  ネットで拾いました。誰が作ったのか分かりませんがワロス。最長５年の懲役だったら法定減軽だけで執行猶予つくじゃんちう野暮な突っ込みはさておいて，「この法律の憲法上の問題点について論ぜよ」という問題が司法試験に・・・出るわきゃない。

  2006年02月11日

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• 新会社法セミナー行ってきたの巻

  昨日は某社さんの定款に関する新会社法セミナー行ってきました。いよいよ２月に入ってどこの企業さんも詰めに入っているのでしょう。４００人くらい入るハコが満員で，大盛況でした。で，もらって来ましたよ。新会社法の定款例集。これ，どこも欲しいでしょうから，某社さんもタダでくばらないでプレゼン用のパワーポイントのファイルも付けて１部１万円くらいで（以下略で，午後１時半から４時１０分まで，旧定款例と新定款例をずーっと見比べてたせいか，帰宅したら頭痛くなっちった。早寝したら治りましたけどね。ご心配かけて申し訳ありませんでした。そういうわけで，今日も早寝しちゃうぞう。　 ∧∧ ∩ 　( ´∀｀)/　∧∧ ∩ ⊂　　 ﾉ　　( ´∀｀)/ 　(つ ﾉ　　⊂　　 ﾉ　　∧∧ ∩ 　 (ノ　　　　(つ ﾉ　　( ´∀｀)/ 　　　　　　　 (ノ　　 ⊂　　 ﾉ 　　　　　　　　　　　　 (つ ﾉ　 ∧∧ ∩ 　　　　　　　　　　　　　(ノ　　( ´∀｀)/ 　　　　　　　　　　　　　　　 ＿| つ／ヽ-、＿ 　　　　　　　　　　　　　　／　└-(＿＿＿_／ 　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣ 　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＜⌒／ヽ＿＿＿ 　　　　　　　　　　　　　　　　／＜_/＿＿＿＿／ 　　　　　　　　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣

  2006年02月08日

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• 司法試験の願書もらってきたの巻

  某予備校の取り寄せ代行で願書もらってきました（なんとＡ４版！）。一応旧試験は２００９年まであるようですが，合格者数もクローズに向けてかなり絞られるようですので，社会人受験生のおいらとしては，実質これが最後かと思います。まあ，恥ずかしくない戦いができればと思います。母親（老人）には，もうさんざん法律の仕事をしているんだから，そんなことやめてさっさと結婚しろみたいなことを言われますが，多分，おいらにはそっちの方が難しいのではないかと思います。

  2006年02月07日

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• ＮＨＫ，意図的な未契約者に民事訴訟検討

  という記事をましーん１０号さんのブログでハケーン。みなさまのＮＨＫがみなさまを訴えるのかっ。もっとも，「みなさま（除・不払者）」ってことでしょうけど。でも，どんな訴訟になるんだろう。ましーんさんとこには「契約締結を求める民事訴訟なんか見たことない」とのことで，おいらも「じゃあ確認訴訟かっ！？」と思ったのですが，モチツイテ各ニュース記事を読んでみると「契約締結を求める民事訴訟」とは書いてなくて，「民事訴訟を検討」，とあるだけ。そうすると，構成としては，おかにゃんさんのコメント（みなし契約に基づく請求訴訟）が説得力あるなあ，と思います。しかも抗弁まで書いてあってかゆいところに手が届くというか。いずれにせよ興味深い訴訟ですね。おいらのところには来ないので見られませんが・・・or2実際の訴訟になったらネット掲示板に訴状を貼り付ける人とか出てくるでしょうね。わくわく。それはともかく，膳場アナ再婚，退職により受けた，おいらの精神的苦痛はどうしてくれるんだ。どうにもなりませんね。はい。追記：当ブログのＮＨＫ関連日記http://plaza.rakuten.co.jp/igapaniki/diary/200511080000/http://plaza.rakuten.co.jp/igapaniki/diary/200509200000/http://plaza.rakuten.co.jp/igapaniki/diary/200508040001/

  2006年02月04日

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• 東京ガスが顧客管理システム開発失敗

  東京ガスさんが顧客管理システム開発失敗で５０億円の損失とのこと。http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20060201i215.htmそれにしても，顧客情報の検索などに時間がかかりすぎて、システムが使いものにならなかった。って，ものすごーくどこかで聞いたような話ですが。ねえ，最●裁判所さん。民間ではこうして責任をとっているのですよ。それはそうと，うちの社内開発の統一的契約管理システムですが，３月稼働をめざして詰めの作業中です。システム自体はどうにか目処が付いて，あとは社内アナウンスをどうするか，という段階。某国家機関の某事務処理システムの失敗をふまえて，軽快なシステム設計になっており，これが失敗しても億も損失を出しません。と，自慢げに書いてみたものの，新会社法の「リスク管理体制」の一環としてどうにか動き出したもので，何ともお恥ずかしい限り。そうそう，うちは社内でやっちゃったけど，これ扱ってる企業さん（シャー●さんとか），新会社法で売りやすくなったのではないでしょうか。

  2006年02月03日

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• 個数問題の巻

  司法択一の個数問題というのは嫌なものです。正しい（あるいは誤っている）ものの組み合わせはどれか，という問題だと，全ての肢の正誤を検討しなくても解けてしまう場合がありますが，個数問題ですと，一応全ての肢の正誤を検討しなくてはなりません。組み合わせ問題のそういったへっぽこな部分をヘッジして，受験生のより正確な理解を試そうとしたのでしょう。とはいえ，実際に答え合わせをしてみると，必ずしも肢の正誤が合っていなくても個数は合っていて正解となることがあるんですね。たとえば，アイウエオの肢のうち，正しいのがアイウで正解は３個であるとして，受験生がウエオを正解と認識して答えを３個と出しても正解になってしまうんですね。完全なリスクヘッジというのは本当に難しいものですな。と，オチは仕事にからめてみました。

  2006年01月31日

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• 論文問題への気持ちの入れ方の巻

  論文の問題に対するとき，ただ漫然とあたるのではなく，これがもし，うちの会社だったらどうだろう。という気持ちであたってみるとそこそこ気持ちが入るような気がします。まあ，要するにこれは仕事だと思う，ということですが。会社でこんなことが起こって，現場の営業部隊から質問された，あるいは役員，監査役から質問された，さあ，報告書を書かねば，という乗りですね。とはいえ，これは民事系の科目にしか通用しないし，問題の事例のようなことはほとんど起こらないし，実務では，契約書や保険でヘッジされてる場合も多いので，言うほどの効果はないかもしれませんが。それに報告書には「思うに」「そもそも」とか書かないし「確かに・・・と思われる」「この点，・・・との見解がある」とか書いても「余計なこと書くな」と言われそうです。逆に，論文の問題を報告書的に，要点だけ簡潔にまとめて書いてみるのもいいかもしれませんね。まあ，今単なる思いつきで書いたので保証の限りではありませんが。

  2006年01月27日

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• ギャル判事補にセクハラ？の巻

  管理職になるとメンタルヘルスとかセクハラとか部下との関わり合いに関する研修が増えますな。セクハラといえば，かつての勤め先である裁判所でもそれっぽい光景を見たことがあります。１０年くらい前のある日，おいらが某地裁にいた頃，終業後に部内で、夏休みをどう過ごしたか、というような雑談していました。資格試験の勉強をしていた者、旅行に行った者など、過ごし方はさまざまでしたが、２０代中盤くらいの，ある女性判事補はサイパンに行ったとのことでした。すると、それを聞いたある中堅（オサーン）書記官が突如立ち上がり、「サイパンに行ったのなら、こういう水着の写真があるやろ。こういう写真が。見せろや。」と言いながら、ビートたけしの持ちネタである「コマネチ」のポーズをとりはじめました。下っ端のおいらはそれを見て，へー，仲が良いんだな，くらいに思っていましたが，上司は凍っていました。まあ，今思うと，書記官が裁判官にすることではないですわな。逆ならまだしも。本人は「えー。あるけど見せないもん。」などと言って適当にあしらってましたが。その女性判事補はいわゆるラインの人で，その１年後くらいに最高裁の事務総局に入りました。上司が凍るわけですわね。あのオサーンも若くて美人の判事補と一緒に仕事ができたのでテンパってしまったのでしょう。

  2006年01月26日

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• またまた気になる条文の巻

  またまた気になる条文をハケーン。民法８４３条（成年後見人の選任）第４項　後見人を選任するには・・・（成年後見人となる者が法人であるときは・・・利害関係の有無）・・・その他一切の事情を考慮しなければならない。いやあ，ちゃんと勉強している人には笑われてしまうかも知れませんが，成年後見人って，法人でもいいんですね。でも，これって，債権者会社とかが債務者と話をつけて後見人に就任して，報酬名目で債権回収をするとかいうことは考えられないのかなあ。他の債権者からもブロックできそうだし。まあ，その辺は家裁もアホじゃないだろうけど。あと，後見人報酬で運営される後見人専門会社とか作る人とかいるのかな。いないか。そういや，昔，裁判所で破産担当していたとき，債権者集会で貸金業者が「扶助料の支給」名目で債権の回収を図ろうとして否決されたという話を聞いたことがありました。そこで，破産法を久しぶりに見たら，この条項廃止されてましたな。しかも，債権者集会自体も任意っぽい定め方に変わってました。最近は油断しているとすぐ法律変わるのね。

  2006年01月25日

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• 法務博士って何だ？の巻

  法務室で若手の法務担当者の募集かけることになったらしいので，室長に「法務博士が応募して来るかも知れませんね～」と言ったら「法務博士？　何それ。理系の募集でもないのに博士なんか来ないだろう。」などと言ってました。ロー･スクールを卒業後，会社に腰掛け就職して食いつなぎつつ新司受けようと目論んでいる法務博士（予定）のみなさん，上場企業の室長クラスでこんな程度の認識ですので，ひょっとしたら付け入る隙があるかも知れませんぜえ～もっとも，そもそもウチみたいな地味な会社には応募して来ないでしょうけど。

  2006年01月24日

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• 条文読み込み進んでますか？の巻

  １月も下旬に入りますが，旧試験派のみなさん，条文読みは進んでいますか？って，誰に言ってんだ。おいらはパッとしませんね。民法の親族・相続，憲法，でまた民法に戻って総則の途中，てな感じです。で，また変な・・・というか，気になる条文を見つけました。民法第４０条（裁判所による名称等の定め）財団法人を設立しようとする者が，その名称・・・を定めないで死亡したときは，裁判所は，利害関係人又は検察官の請求により，これを定めなければならない。裁判所が財団法人に名前付けるの？へ～これでもし，財団法人ポチ協会とかつけられて，命名した裁判官に「わしの飼っている犬の名前だよ。はっはっは。」とか言われたら嫌だな。

  2006年01月23日

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• 午前中終了

  朝から正午まで択一民法過去問（平成１２年）１０問と予備校問１０問の解答と答え合わせと一肢ずつ解説検討。過去問に比べて予備校問って凝りすぎてないか？少し休んで午後は刑法の択一問題と訴訟法の論文問題に突入。休みにしか時間取れないからね。で，また来週までに忘れてしまうと。うひー

  2006年01月21日

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• 訴訟法忘れちたの巻

  昨日は民事訴訟法の日だったのだが，けっこう忘れてしまっている。書記官だったので民訴・刑訴の知識には自信があるのだが，やはり理論面が弱い。昔白表紙で頭に叩き込んだはずの弁論主義のテーゼなんか，どれが第一だか第二だか第三だかもう心許ない。（だいたい，何だ”テーゼ”って。いやらしい名前つけやがって（なんでやねん）。）しかも知識があると思って油断しがちで手を付けないうちに知識もどんどん抜け落ちてしまう。基本的なことからもう一度積み上げる必要がある。ただ，手続の具体的イメージが映像と共にインプットされているので，その点は救いか。と，朝から択一民法解きながらのボヤキ。

  2006年01月21日

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• これは奇跡かの巻

  今日は刑法の日。ちうわけで，仕事帰りの某コーヒーショップで択一過去問１０問と予備校問１０問を解いたら，何と，全問正解！やたー！これまでは必ず何問か間違えていたのですが，これは奇跡か？それとも，ハードボイルド刑法過去問とかスラップスティック刑法過去問のネタにするために，過去問を昨年の早い時期から徹底的に読み込んだ成果か？あれでいいのかあれで。（よい子はまねしないように。）もっとも，解答にかかった時間については聞かないでください。ええ。くれぐれも。ちうわけで，オサーンは朝が早いのでもう寝る。おやすみんこ。

  2006年01月18日

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• また変な条文見つけたの巻

  民法９７９条（船舶遭難者の遺言）第１項　船舶が遭難した場合において，当該船舶中に在って死亡の危急に迫った者は，証人二人以上の立ち会いをもって口頭で遺言をすることができる。証人も死ぬっちゅーの。もし，仮に，遭難中の船で，遺言者だけが死亡の危急に迫っているとしても，第３項　前２項の規定に従ってした遺言は，証人が，その旨を筆記して・・・遅滞なく家庭裁判所に請求してその確認を得なければ，その効力を生じない。遭難船からどうやって「遅滞なく」家庭裁判所に行けっちうの。証人だけヘリで遭難船に現れ，遺言を聞いてまたヘリで去っていく，というような状況を想定しているのだろうか。・・・しかし，オイラもこんなことばかりしてたら，前回の８２２条（懲戒）といい，試験に出ないような条項ばっかり覚えてしまうな。

  2006年01月16日

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• 試験がどうのと書いた側からの巻

  試験がどうのと書いた側から，海外との大型契約が２つ発生。契約本数は８つくらいかな。けっこう分量がある。ざっと見ると，こちらに届くまでに複数人がペン入れして条項をいじったりしている。「でも，そこをそうしちゃうと，こっちの条項と矛盾しちゃうから。」とか，「そこをそうしちゃうと，もともとトータルで当社に有利だったのが，別の契約書とのからみで不利になっちゃうから」とか思われるところもあり，本題に入る前にムキー。でも，それはみんなこの契約のことを考えているということですから，こちらも気合いを入れないと・・・と善解してみる。試験勉強はともかく，しばらくはこれにかかりきりですな。司法試験といえば，民法の論文の問題では「そう解したとしても，実務では契約により特約がなされていることが通常であるので，甲に酷であるとはいえない。」とか，「実務では業界団体のアンブレラ保険に入っていることが通常であるので，負担金の若干の増加が考えられるとしても，甲に酷であるとまではいえない。」とか書きたいと思うことがよくある。ビジネス法務の試験でもない限り，そんなこたぁ書けないんだろうね。

  2006年01月14日

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• 願書の取り寄せ代行申し込んできたの巻

  某予備校で司法試験の願書の取り寄せ代行申し込んで来ました。いよいよという実感がわいてきました。それにしても，もうそんな時期になってしまったのですねー。年取ると時間が経つのはやいはやい。今年から現行試験（もう旧試験か）は合格者数かなり絞るようですし，地頭も悪いし社会人受験生でもあるおいらには極めて高度の玉砕推定が働きます。こんなおいらが言うのもアレですが，受験する方がお読みでしたら，頑張ってくださいね。オサーンもできる限りの悪あがきはしようと思います。

  2006年01月13日

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• 軽犯罪法でどっきりの巻

  ましーんねいさんがコメントで軽犯罪法に触れていたので，おいらも読み返してみました。適当に条文を拾ってみますね。第一条 　左の各号の一に該当する者は、これを拘留又は科料に処する。 三 　正当な理由がなくて合かぎ、のみ、ガラス切りその他他人の邸宅又は建物に侵入するのに使用されるような器具を隠して携帯していた者合い鍵を持っている元カノ，元カレはみんなアウトなのか。「使用されるような」ってアバウトだな。四 　生計の途がないのに、働く能力がありながら職業に就く意思を有せず、且つ、一定の住居を持たない者で諸方をうろついたもの自分探しの旅に出たニート君とかはみんなアウトなのか。 十三 　公共の場所において多数の人に対して著しく粗野若しくは乱暴な言動で迷惑をかけ、又は威勢を示して汽車、電車、乗合自動車、船舶その他の公共の乗物、演劇その他の催し若しくは割当物資の配給を待ち、若しくはこれらの乗物若しくは催しの切符を買い、若しくは割当物資の配給に関する証票を得るため待つている公衆の列に割り込み、若しくはその列を乱した者 ましーんさん命名の「行列割り込み罪」です。よく読むと，電車を待っている列を乱した者もアウトなら地下鉄利用客はみんなアウトか。「割当物資の配給」との文言が時代を感じさせます。二十 　公衆の目に触れるような場所で公衆にけん悪の情を催させるような仕方でしり、ももその他身体の一部をみだりに露出した者 ローライズをはじめ，きょうびのファッションはみんなアウトか。もっとも，「公衆にけん悪の情を催させるような仕方で」という要件が用意されているので，これにひっかかるのは江頭２：５０くらいか。

  2006年01月12日

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• 条文読み込み中にどっきりの巻

  年も明けましたし，しこしこと条文読みしております。今年は民法の親族・相続編も拾い読みでなくしっかり読み込むか～と思って読んでいたところ，こんな条文を発見。８２２条（懲戒）親権を行う者は・・・その子を懲戒し，又は・・・懲戒場に入れることができる。なんだこりゃ～懲戒場ぉ！？家裁にいたことありますが，そんな施設があるとは知りませんでした。「折檻部屋」とか「説教部屋」みたいのがあるのかな（ないない）。いずれにせよ，怖そうな施設です。

  2006年01月11日

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• 今日から仕事始め

  昨日から仕事始めの会社さんが多かったようですね。おいらんとこは今日からです。何だか少し悪いような気がしますが，その代わりうちは普通の祝祭日がないので勘弁してね。年末年始の休日中はもっぱら資格試験予備校の正月特訓を受けておりまして，昨日は刑法択一の解法を教えてくれる講座に出席しておりました。刑法って，パズルチックな問題が多いというか，それしかないですから，解法に頼る部分は大きいですね。素で１０問解いて，その解説を１４０分，というのを２本でした。なるほどそうか，と思う部分もありまして，収穫ありました。もっとも，講師の先生も言ってましたが，解法聞いても，身につけないと意味がないですから，教えてもらった解法を元に，これからガンガンまわしていきたいと思います。気がついたらもう６日なんですよね。仕事も勉強ものんびりしていられないです。

  2006年01月06日

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• 今日から始業？の巻

  今日から始業の会社さんもあるようですが，街はまだ半分眠っている感じですね。資格試験予備校に行くため，朝の９時頃に地下鉄に乗ったらまだガラガラでした。それはともかく，予備校の近くにあった「白ゆり」という喫茶店が閉店し，新しいお店が開店していました。「白ゆり」は，２４時間営業の喫茶店で，学生の頃に，深夜バイト（肉体労働）の待機用に，あるいはその終了後の始発待ちのために，よく利用したお店です。外国人労働者の方や，いつもは公園で寝ている方たちと一緒に，ソファに横になって寝たりしていました。新しいお店は「Ｃａｆｅ　Ｍｉｙａｍａ」という小洒落た感じのお店になってましたね。ガラッと雰囲気が変わりました。あれでは寝られないなあ。（寝なくていいから）

  2006年01月04日

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• 社会人は採りたくない？の巻

  ある筋から聞いた話によると（三流週刊誌みたいな書き出しでスマソ），ロー･スクールの教員の共通認識として，社会人は採りたくないということらしい。なぜなら，社会人は伸びないから。なぜ伸びないかというと，社会人は社会経験があるので，人を見る目が養われており，教員の「人となり」がなんぼのもんかすぐ分かってしまう。そうすると，教員の話を聞く気がなくなってしまうのではないか，という理屈らしい。確かに，元裁判所職員のおいら的にも「うわー，あの裁判官教員やってるよ，行きたくねー」みたいなロー･スクールありますが（まあ，そもそもロー･スクール自体行けませんけどね。）。でも，そうだろうか。逆に，ロー･スクールで社会人が伸びないのは，投資した分を回収しようとして，教員の言うことをちゃんと聞いてしまうからでないだろうか。一方，余裕のある学生は予備校にも通えるので伸びる。と，こんなことを言うから，社会人は採りたくないのだろう。

  2006年01月04日

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• アットホーム刑法過去問

  平成１３年度司法試験論文試験問題刑法第１問より甲は、酒癖が悪く、酔うと是非善悪の判断力を失い妻乙や二人の間の子供Ａに暴行を加えることを繰り返しており、そのことを自覚していた。甲は、ある日、酒を飲み始めたところ、３歳になるＡが台所で茶わんを過って割ってしまったことを見とがめ、Ａの顔を平手でたたくなどのせっかんを始めた。甲は、しばらく酒を飲みながら同様のせっかんを続けていたところ、それまで泣くだけであったＡが反抗的なことを言ったことに逆上し、バットを持ち出してＡの足を殴打し重傷を負わせた。甲は、Ａが更に反抗したため、死んでも構わないと思いつつＡの頭部をバットで強打し死亡させた。乙は、その間の一部始終を見ていたが、日ごろＡが乙にも反抗的態度をとることもあって、甲の暴行を止めようとはしなかった。甲については、逆上しバットを持ち出す時点以降は是非善悪の判断力が著しく減退していたとして、甲及び乙の罪責を論ぜよ。このように登場人物が記号化され，客観的事実のみが淡々と綴られるだけ問題文は非常に読みづらいものです。そこで，例によって，我々になじみが深く，かつ，親しみやすいキャラクターに置き換えて読んでみると，非常に読みやすく，また，問題文にも素直に取り組みやすくなります。マスオは、酒癖が悪く、酔うと是非善悪の判断力を失い妻サザエや二人の間の子供タラオに暴行を加えることを繰り返しており、そのことを自覚していた。マスオは、ある日、その日の番組放送を終え，酒を飲み始めたところ、３歳になるタラオが台所で茶わんを過って割ってしまった。マスオは，その日の放送内容に「カツオの屁理屈により自己がへこまされる」というシーンが含まれていたため，むしゃくしゃした気持ちで酒を飲んでいたこともあり，これを見とがめ，タラオの顔を平手でたたくなどのせっかんを始めた。マスオは、しばらく酒を飲みながら同様のせっかんを続けていたところ、それまで泣くだけであったタラオが「安月給のくせに父親ぶってんじゃねえぞ，ｺﾞﾙｧ！！」等と反抗的なことを言ったことに逆上し、バットを持ち出してタラオの足を殴打し重傷を負わせた。マスオは、タラオが更に反抗したため、死んでも構わないと思いつつタラオの頭部をバットで強打し死亡させた。サザエは、その間の一部始終を見ていたが、タラオが実はノリスケの子であり，長じた後にマスオにそれがバレることを恐れていたこともあって，むしろタラオが死んでくれれば好都合と思い，マスオの暴行を止めようとはしなかった。マスオについては、逆上しバットを持ち出す時点以降は是非善悪の判断力が著しく減退していたとして、マスオ及びサザエの罪責を論ぜよ。なお，本問は東芝の提供によりお送りするものとする。「明るいサザエさん一家」も画面の裏側ではいろいろ大変だな。

  2006年01月03日

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• 正月特訓行ってきました。

  今日は某予備校の正月特訓に行ってきました。大学受験の時にもこういったものは出たことありません。平成の論文過去問をつぶす，というやつで，午後１時から休憩を挟みつつ午後８時まで，憲法と民法の過去問をざっと見てきました。講師が板書をせず，問題で問われていることやその答え方を考えさせながら受講者に書かせるタイプの方なので，ずっと書きっぱなしで腕が疲れました。こんなに書いたのは書記官時代の集中証拠調べ以来です。おかげで今日は早寝が出来ずにこんな時間になってしまいましたが。この時期にざっと論文過去問を見ておくのはいいことかも。まとまった休みのとれる時でないとこんなこと出来ないし｡すぐ択一に入っちゃうし。しかも，民法で教えてもらった考え方は，試験だけでなく，ビジネス法務の実務にも通じるものであり，これを教えてもらったことは，受講料以上の得をしたと思いました。ここでは詳しく書くことは出来ませんが（ケチ）。さっそく，契約書のリーガルチェックに応用させていただきます。明日は一日休ませてもらって，２日は刑法と会社法，手形小切手法に入ります。それはそうと，みなさん明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。今年がみなさんにとってよい年でありますように，心より祈念いたします。

  2006年01月01日

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• 会ってきたの巻

  昨夜は裁判所時代の書記官仲間と飲み会でした。メンツは，偉そうな大女とか，禿げたしゃくれ男とか，チビメガネとかそんな連中です（どないやねん）。みんな勤務先がばらばらなので，こういう時期にしか会えません。話を聞けば聞くほどあちらさんは年々条件が厳しくなっているようで，つくづく，おいらはいい時期に辞めて本当によかったと思いました。どうやら，裁判所の一般職レベルは今，入り口主義で昇進試験もない時代に情実でさっさと上がって好き放題の管理職の勝ち，という世界になりつつあるようで。もっとも，どこの世界もその傾向はあるのでしょうが，元の職場ではここ何年かでその傾向が強くなってきつつあるようです。でも，まあ，こっち（民間）はこっちでどうなるか分からないし，いろいろな重圧があって大変なんだけどね。国家公務員の身分保障に勝るものはありませんし。でも，おいらはいい時期に辞めて本当によかったと思いました。

  2005年12月30日

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• 昨日で仕事納めでしたの巻

  おいらは昨日で仕事納めでした。みなさんお疲れ様でした。まだお仕事のある方も，年末年始もお仕事の方もお疲れ様です。それから，このブログをいつも見てくださっている，日記リンクして下さっている皆さん，させて頂いているみなさん，ありがとうございました。日記リンクはないものの，いつも見てくださっているみなさん，ありがとうございました。どこのどちらさまかは存じませんが，毎日見てくださっているあなた，ありがとうございました。花や小動物（含カエル）が好きなみなさん，写真好きのみなさん，健康に気を遣っているみなさん（含早起きさん），ＴＶ好きのみなさん，食い道楽のみなさん，いろいろ頑張っていらっしゃるみなさん，ありがとうございました。学生さん，資格試験の勉強をされているみなさん，資格ホルダーのみなさん，企業法務担当者のみなさん，官公庁・地方自治体・独立行政法人のみなさん，すべての法律関係のお仕事をされているみなさん，ありがとうございました。ここを見てがっかりされた方も多いかと思いますが，ここはこんなもんです。ブログに関係なく，お世話になったみなさん，ここはご覧にならないと思いますが，ありがとうございました。みなさんよいお年をお迎え下さい。来たるべき年がみなさんにとって良い年でありますよう，祈念いたします。お餅食べすぎないようにね（子供か

  2005年12月29日

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• 受験生に正月はなぁい（・・・少しはあるか）の巻

  年末年始はどうしてもダレてしまいがちなので，平素のローテーションを維持するのが困難です。酔っぱらって正月番組見ながらうとうとしているような時間は１秒たりともなぁいのである（本当は少しはある予感）。ちうわけで，某予備校の年末年始講座を申し込みました。論文過去問そうざらい系と択一刑法の訓練系です。効果のあるなしにかかわらず（かかわらないのか？），こういう緊張感が途切れそうな時期に人の手を借りて頭を受験脳に保っておくことが目的なのら。

  2005年12月28日

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• どうにか今年も一段落の巻

  昨日の大仕事を終え，どうにか今年は一段落です。残すところはあと二日ですが，気を抜かずにいきたいと思います。でも本当は抜けてます。年明けは内部統制システムの決定，開示の詰めかな。適正化省令のアレですな。みなさんどこまでやるんでしょう。そうそう，何度か触れている一元的契約書管理システムの構築もこの一環なんすよね。最初は意識してなかったけど。適正化省令５条のリスク管理体制あたりですな。（おっと。契約書管理システム売ってる企業さんに拡販のヒントあげちゃったかな。）どうやらこいつも目鼻つきました。後は若干の詰め。そういや，昔，高裁の管理部門にいたときに事件記録のデータベースを直属の上司に頼まれてＡｃｃｅｓｓで作った作ったことあったな。記録の流れの管理を帳簿でやってて大変だったのよ。で，しこしこ作ってたら上の方には仕事もしないでＰＣばかりやってるという評価だったらしくてかなり低い評価付けられたな。もう，管理の人間なんか，みんな１７階の窓から突き落としてやろうかと思いましたよ。事件部に戻してもらってホントよかった。その後１年くらいで辞めちゃったけどね。てへっ。

  2005年12月27日

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• どうする契約書の管理の巻（その２）

  前回の管理システムの話が進んでおりまして，昨日は世間的にはお休みだったようですが，出張して何度か目の打ち合わせをしてきました。それで，イメージをまとめているうちに，じゃあ，キミが役員会でプレゼンしろ，みたいなことになってしまった。なんでやねん。パワーポイントなんか使うの久しぶりで忘れてるよ。で，しこしこ作成中。

  2005年12月24日

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• 新会社法の打ち合わせをしたの巻

  昨日は某信託銀行さんが来てくれて定款の変更の要否について，モデル条項を元に打ち合わせ。「要否」というのは，法律が変わってそうしなければならなくなる，ということだけでなく，果たしてそうすることが当社にとって必要ないし相当なのかどうか，ということも含むのでやっかいだ。この規定は将来を見越しておいておいてもいいのではないか，とか，置きたいのはやまやまだがこういうリスクが考えられる，とか。で，けっこう時間がかかってしまった。

  2005年12月21日

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• ひょっとこ刑法論文

  論文がうまく練れず，釈然としない気持ちを残したまま床に就くと，夢に見たりします。たまに，あ，そうだ，あそこはああ書けばいいんだ，というような解答が浮かぶことがありますが，ほとんどは意味の分からない夢だったりします。たとえば，こんな夢。予備校の小テストなのか，大学の試験なのか，昔の若い自分が刑法の試験を受けている。それでいて，意識はリアルな今の自分である。ペーパーには，小問が並んでいて，そのうちの一つは，甲は乙に対し，殺意をもって，その胸を狙ってピストルを発砲したが，その弾丸は乙の身体を逸れてたまたま近くにいた丙にあたり，丙が死亡した。この場合における甲の罪責につき論ぜよ。というような問題で，昔の自分が甲は殺意をもって，乙の身体の枢要部である胸を狙い，極めて殺傷力の強いピストルを発砲しているのであるから，その行為は，乙の生命断絶の危険性のある行為といえ，殺人罪（１９９条）の構成要件に該当する実行行為といえる。もっとも，甲の認識した乙の死という結果と異なり，現実には発生したのは丙の死という結果であるところ，丙の死の結果に対して甲の殺人の故意が・・・などと解き始めると，自分のものとも誰のものともつかない声であ，お面が出た。という言葉が聞こえてきた。そこでもう一度問題を見ると，末尾に，なお，乙はひょっとこの面を，丙は天狗様のお面を被っていたものとする。との一文があった。再び，件の声で，危ない，見落とすところだった。あの先生，お面が好きだから。などという，つぶやくような声が聞こえ，昔の自分は「えっ。お面って，何か関係あるのか。」と思うものの，全くその関係が思い浮かばず，焦り始める。そこで，・・・お面は人の表情を類型化したものであり，その重なり合う限度において当該客体に対するお面の問題が与えられ，「お面を被っている人」を殺してはいけない，との反対動機を形成しえたにもかかわらず，あえて行為に出ているのであるから，当該お面に対する故意責任を問うことができる（お面符合説）。本問では，ひょっとこの面はお口が，天狗様のお面はお鼻が，それぞれ突き出ている点において重なり合うといえ・・・などと無理矢理ひねり出した論証を汗まみれで書きながら，あー，駄目だ。この科目落とすわ。と思っているという，嫌な夢を見たことがあります。

  2005年12月20日

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• お国柄なんでしょうかの巻

  イタリアの某社さんとの契約にあたって，契約書はそちらで作ってくれ，と任されてしまったという話がありました。好きに作っていいのでしょうか。そこそこ大きな取引なのに，よほど信頼されているのか，それともどうせ厳しい条件は盛り込めないだろうとタカをくくっているのか，あるいは面倒なのか。これに比べてドイツの某社さんとの契約では，同レベルの取引にもかかわらず，厚さ数センチにもわたる詳細な契約書が送られてきました。条件もかなりシビアでした。先に作った者勝ち，という感覚なのでしょうか。もし，この両者が取引したらどうなっちゃうのかな。人ごとながら心配してしまいます。会社にもよるのでしょうが，お国柄も多少は反映されているのかな。

  2005年12月14日

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• 新会社法のセミナーに行ったの巻（その２）

  先週の某社さんのセミナーに引き続き，今回は某信託銀行さんの新会社法のセミナー行ってきました。講師が業界では有名な方だったのと，来る者は拒まず式の太っ腹なスタンスだったためか，大きな会場が一杯になっていました。パワーポイントで作られたと思われる配布資料も端的にまとまっていました。これもらえるのが分かっていたのなら，先週のセミナーの報告書なんか作らないでこれを（以下略信託銀行さんのセミナーだったので，株式関係に偏っているかなと思ったのですが，そのようなこともなく，また，先の配付資料には定款変更のモデル文例まで載っていて，かゆーいところに手が届くようにできており，さすがと思わせてくれました。今後ともいろいろとご教示いただけるようで，頼りにさせていただきます。

  2005年12月12日

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• １週間はこんな感じでまわしていますの巻

  いがＰめの週間計画はこんな感じです。月　憲法の日（択一５問・論文３本・刑法択一１問）火　民法の日（択一５問・論文３本・刑法択一１問）水　刑法の日（択一３問・論文３本）木　商法の日（論文３本・憲法択一５問・刑法択一１問）金　民訴の日（論文３本・民法択一５問・刑法択一１問）土　刑訴の日（論文３本・刑法択一３問）日　ほっといてくれこんな感じですかねえ。まぁ，完璧にはいきませんけど。こういうやり方も一長一短ありますが，リズム的にはこれが一番合っているかなと思いますね。憲法終わってから民法，その次，というやり方だと，仕事で忙しいと全然次に進めないので，「毎日確実に最低これだけはやれる」という分量を偏り無く出来るようにしております。これ以上出来る余力があってもこれ以上やりませんし，どんなに忙しくても最低これだけはやる，という点がミソです。

  2005年12月08日

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• 某社さんのセミナー行ってきたの巻

  「新「会社法」の要点と実務への影響」と題する，某社さんのセミナーに行ってきました。講師の先生は著名な先生だけあって，さすが立て板に水の約２時間でした。ここでは内容は詳しく書きませんが（ケチ），そうだったのか，法務省令，という感じです。書記官時代の法廷立会でもあんなに手控え書かなかったなあ。って，本当は書いてたけどね（てへっ）。どうする社外取締役。どうする監査役。どうするストック･オプション。どうする黄金株。って，なるようになりますかね～ちうわけでもう寝るかな。

  2005年12月07日

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• 今日の成果

  成果って程でもないんだが。今日は会社がそこそこ早く終わったので，家の近所のファミレスで小一時間ほど択一民法過去問５問予備校問５問択一刑法過去問１問予備校問１問新会社法講義テープちょこっとやっつけました。刑法１問ってナンダ？と思われるかも知れませんね。今日は民法の日なのですが，刑法は毎日必ず最低１問は解くことにしているのです。解法に慣れるためですね。新会社法の講義テープ聴いて思ったのですが，これって，非公開会社のための改正なのか？東証なんか，種類株式発行したら上場廃止だ，みたいなこと言ってるようだし，うちみたいな上場企業にはあまり使いでがないような気がするが。ちうわけで，おいらはそろそろ寝る準備をします。起きたら論文。おやすみなさいまし。カランカラーン（ブランデーの音　しかも嘘）

  2005年12月06日

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• 司法試験の名称が変わりますﾌｩｰｰｰ!!

  ましーん１０号さん，↓すいません。これ，もう少し引っ張らせてもらいます。おかだよしひろ～ぐ「ハード芸」今回は，法務省の司法試験（旧司法試験）受験案内でやってみました。（司法試験は）平成１８年に実施される試験から，名称が　バッチコーイ!!　旧司法試験オッケｰｰｰ!!」に変わりますﾌｩｰｰｰ!!どうやら，これまでとずいぶん傾向の違うものになるようです。また，ﾌｩｰｰｰ!!　バッチコーイ!!　我こそは！オッケｰｰｰ!!」と思っている貴方，司法試験（旧司法試験）にレッツ・チャレンジ！ だそうです。その気（け）のある方は，ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ちなみに，出願方法は，表に赤字でバッチコーイ!!　第一次試験出願用紙請求オッケｰｰｰ!!」と記載した適宜の封筒で請求した願書に必要事項を記入し，出願用封筒（司法試験委員会が交付するもの）を用い，バッチコーイ!!　書留オッケｰｰｰ!!」扱いにして司法試験委員会あて送付するﾌｩｰｰｰ!!　だそうです。もうどうせ無くなるからといって，やけになっているとしか思えません。

  2005年11月30日

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• 新任管理者研修とはの巻

  いろいろありましたが，基本は人事考課のノウハウでしたね。某社さんとＧＭさんと比較して，「旧来型の査定文化」が終焉した，という話から，では某社さんのように人材のモチベーションを向上させ，ひいては企業の業績を向上させる「人事考課」とは？　という話を中心にコーチング論を交えて実践的に行われました。ここには書けませんが（ケチ），おいらにはもったいないくらいの話です。また，現場の新任管理職の方のお話が聞けたのが大きな収穫でした。契約書の文言でこちらが頭をひねっていることが果たして現場で役に立っているのか，役に立つようにするにはどのように補正すればよいか，などのヒントを得ることがでました。人事部さん，今回はグッジョブ！

  2005年11月28日

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• いがＰ管理職研修中の巻

  新任管理職研修２日目の昼休み中であります。いやあ、思ったほどキツくないし、非常に勉強になってよい研修であります。これから人事考課とかやらなくちゃならんのだなあ。これは大変なことですよ。ところで、今回は全国から新任管理職が集まっているのですが、大手電機メーカーから転職されて地方の事業所に配属された方が、久しぶりに秋葉原を訪れたところ、その方が転職前に仕事で回っていたときと様子が違っていたらしく、「いつからこんな風になったのですか？」と聞かれてしまいました。なぜおいらに聞くのか。ところで、どんな風に変わったのでしょうね。おいら分からないや。

  2005年11月26日

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• 今日は管理職研修なあのらの巻

  今日と明日は泊付きの管理職研修であります。何をやらされることやら。管理職と言われても，まるで実感がわかないんだなあ。その実感を植え付けられる研修なのだろうか。このブログも，最初は法務としての仕事のあれこれを書いて，あわよくば同業者のためになればという気持ちも若干あったのですが，正直，なかなか書けるようなことばかりではありませんね。法務の仕事って。といっても「特命係長只野仁」みたいな仕事というわけではないですよ。前職のことはいろいろ書けるのですが（いいのか）。前職と比べると，管理職になる人はまあ，そうだろうな，と思う人が多いですね。まぁ，会社や部署によるとは思いますが。前職では，何でこんな奴がぁ！という人がけっこういたりしました。辞める前についた上司は５連続くらいでスカ，でした。古い特殊な方法を守り続けて全く変えようとしない奴とか，とにかく仕事ができなくていろいろと尻ぬぐいをさせられた挙げ句に，そいつが仕事が分からないので拭われていること自体に気づかない奴とか，事務局系でたまに事件の現場に来るので事件処理の手続きをいちいち聞いてきて邪魔だったり。でも事務局で出世するつもりで実際に出世コースなので全然覚える気がなかったり（思い出しただけでもむきー！）。それでいて妙にプライドが高いので手に負えない。とは言っても書記官レベルの話ですがね。裁判官については（略書記官も最近は主任になるにも試験があるみたいなので少しは是正されたかな。民間の管理職の方には，それこそいろいろな方がいるでしょうけど，少なくとも「勝ち残ってきた感」はとりあえずはありますね。いろんな意味でね。まあ，ぼちぼちやっていきます。

  2005年11月25日

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• 条文の番号の覚え方の巻

  受験生のみなさんをはじめ，実務家のみなさんは，どのように条文の番号を覚えているのでしょうか。そんなもの，知らないうちに覚えているよ，という人は措くとして，世の中には次のような覚え方があるようです。１．語呂合わせたとえば，刑法各論の場合，２３１条の侮辱罪を「兄さんひどく侮辱する」とか。２３５条の窃盗罪を「兄さんゴロツキ窃盗罪」とか。２３５条の２不動産侵奪罪を「兄さんゴロツキの不動産泥棒」とか。２３６条の強盗罪を「兄さん昔は強盗犯」とか。ちうような「兄さんシリーズ」有名ですが（有名じゃないですかそうですか），これの致命的な欠点は，兄さんがゴロツキであることと窃盗罪との関連性が必ずしも明確でないことです。年号の語呂合わせの「いい国つくろう鎌倉幕府」と同じ欠点です。いい国をつくるのであれば，別に室町幕府でも江戸幕府でもいいはずです。同様に，兄さんがゴロツキであれば窃盗罪である必然性はなく，「兄さんゴロツキ墳墓発掘罪」も成立しうることになります。「兄さん昔は礼拝所不敬及び説教等妨害罪」でもいいはずです。２．語呂合わせ＋イメージングそこで，イメージすることが求められることになります。兄さんがひどく侮辱している（されている）ところとか，知り合いや親戚のお兄さんが窃盗や強盗をしているところをイメージしてみると，絵的に記憶に残ったります。実際に，そういうお兄さんが身近にいればさらにイメージしやすいでしょう（イメージじゃねえか）。「双子に横領される（２５２条横領罪）」なんか，イメージしやすいですね。３．横断記憶法そんなのは邪道だ，というお方にはこれ。記憶に定着している条文を元に，横断的に記憶しようというやつです。憲法６２条国政調査権→刑法６２条幇助→刑訴法６２条令状とか憲法６５条行政権→刑法６５条身分犯と共犯とか民法９０条公序良俗→憲法９０条決算検査，会計検査院→民訴法９０条異議権の喪失→刑訴法９０条職権保釈とか。これの欠点は各法の条項数がまちまちであることと，Ａ法で有名な条文でもＢ法において有名な条文であることは希だ，ということでしょう。ちなみに，憲法６２条国政調査権は「ロクに調べぬ国政調査」，憲法６５条行政権は「酷い行政権」，民法９０条は「くれ，公序良俗に反するエロ本」などと覚えたりします。って，結局語呂合わせかよ～最後にまじめなことを言うと，条文の番号は正確に記憶しておくことに越したことはないのですが，毎日引いて引いて引いてるうちに，あれはだいたいあの辺にある，と指が記憶していて，本番で「その辺」をパッと引けるようにしておく，ちうのが一般的なのかも知れません。

  2005年11月17日

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