さすらいの法務マンぶらぶら日記

[本の話題] カテゴリの記事

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  花輪和一「ニッポン昔話（上）」

  ニッポン昔話（上）新装版この作家で昔話ってどうなるのかと思ったが割といい感じでした。まあ、人によるかもしれませんが。

  2009年07月15日

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  新刊キタ

  最終巻となあ！はてさてどうなることやら。PLUTO（8）

  2009年06月30日

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  いよいよ

  ゆるやかに新展開へバガボンド（30）

  2009年06月05日

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  しかし、

  このお方はよく細かいネタが続くなあ。ホント感心する。さよなら絶望先生（第17集）

  2009年05月29日

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  新刊キテタ

  ヤング島耕作（主任編 3）帰宅途中の本屋で気がついて購入。今読むとエロ漫画みたいな課長島耕作よりは説得力ある。

  2009年05月01日

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  柳沢教授の新刊きてました

  天才柳沢教授の生活（27）このような素敵なお話を枯渇することなく描き続けることが出来るというのは凄いことだと思います。

  2009年03月24日

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  PLUTO新刊出てた

  Pluto（7）ダメだ。切ねえ。泣ける。

  2009年03月10日

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  【コミックス】新作出てたの巻

  久しぶりに、帰りに駅の本屋に寄ったら新作出てたので光の速度で買いました。パノラマ島奇譚何年ぶりだろうか。個人的には「犬神博士」以来なんだが。しかし、江戸川乱歩と丸尾末広ってのはベストマッチだなあ。さっそく駅のホームで読んでみると、妙な感覚が蘇ってきました。学生の頃に、しばらく飯食ってなくて、久しぶりにバイト代が入ったので場末の定食屋に行った時の感覚というか。決して美味くはないんだけど、養分が体の細胞に染みこんでいくのが分かる感覚というか。これ読んでいると、漫画の養分が体に染みてくるのを感じました。つうか、どんだけの飢餓感かと。基本的に、自分は何で生きているんだろうかとか、そういう内省的なことを考えない人間なんだけど、こういうことのために生きているんだろうな、と思いました。あと、これも出てたので光速でゲットしました。不思議な少年（6）天才柳沢教授の生活（26）

  2008年03月31日

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  (´･ω･)つ｢世界バブル経済終わりの始まり｣の巻

  　　世界バブル経済終わりの始まり内容は、筆者の自慢話。過去において、基本的にはＦＲＢが金利を下げると、米国市場の株価が上昇してきたが、そうでないこともある。バブル期に金利の下げが続くと暴落している、とか嫌なことが書いてある。で、筆者はスゴ腕の証券マンだったが、株券や債券などのペーパーマネーに見切りをつけて、金鉱山会社のオーナーになったという。実は、おいらはかつて三菱マテリアルの金積み立て貯金を毎月少しずつやっていたのだが、無職になったときに解約しちまったのだ(´･ω･`)確かに今、当時よりも金の価値はかなり高騰してますな。まあ、それも今更の話で、金も上がってしまった現在、おいらは株にハマってしまった以上、これをやるしかないのですが。既にサブプライムローン問題のことなんか書いてあったりして（初版は今年の６月）、もちっと早く読んでおけば撤退戦ももう少し楽だったのではないかと思ったりした。

  2007年10月01日

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  (´･ω･)つ｢おひとりさまの老後｣の巻

  上野千鶴子「おひとりさまの老後」「長生きすればするほど、みんな最後はひとりになる。結婚したひとも、結婚しなかったひとも、最後はひとりになる。女のひとは、そう覚悟しておいたほうがよい。」日経新聞の書評によると、一人で老後を生きるための教科書とのこと。男性版も計画されているようだ。是非読んでみたい。

  2007年09月19日

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  (´･ω･)つ｢投資信託にだまされるな！｣の巻

  投資信託にだまされるな！ ちう本買いました。分かりやすいです。くそ～、金融機関め！　手数料ばっかりとりやがって！っても、しょうがないか。それで食ってるんだから。

  2007年08月27日

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• 結局買った。

  前回の日記で触れた花輪和一「天水」（上下巻）ですが、結局買ってしまいました。まだ上巻の３分の２くらいしか読んでいませんが、柄にもなく可愛らしいファンタジー作品に仕上がってます。＊「花輪作品の割には」可愛らしいという意味であって、可愛らしさの感じ方には個人差があります。かえって、おいらにはちょっと物足りないかな。

  2007年07月12日

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• (´･ω･)つ｢花輪和一の猫谷｣の巻

  帰りの駅の本屋で発見して即ゲット。基本的にはキモい作品集です。翌朝の電車の中で読んで､朝から嫌な気分にさせるなよ、と思いました。まあ、この作家の作風は学生時代から知ってはいるのですが。だったら買うな、ちう話ですがね。中には( ；∀；) ｲｲﾊﾅｼﾀﾞﾅｰなどと思ってしまうものもあるので。猫谷改訂版

  2007年06月19日

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  (´･ω･)つ｢お久しぶり！教授｣の巻

  前巻から３年ぶりとなる単行本を駅の本屋で発見して即ゲット。この漫画ホントに面白いなあ。高校生の頃に文庫本で文学小説を読みまくっていた頃のような気持ちが蘇ってきます。素敵な小品集のようなコミックスです。「タマとの生活」の完全版まで出ていて、もう至れり尽くせりですな。

  2007年05月30日

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  「バガボンド」やっと最新刊出たの巻

  バガボンド第２４巻やっと出たす。相変わらず進行が遅いす。でも面白いすなあ。

  2006年10月29日

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• バガボンド第２３巻

  近所のコンビニに行ったらバガボンドの第２３巻が出ていたので思わず買ってしまいました。いやー相変わらず引っ張りに引っ張ってますね。佐々木小次郎の耳が聞こえないという設定はストーリーの幅を広げているのか制限してしまっているのか微妙なところ。↓　画像のないアフィリエイトは何か間抜けだ。バガボンド（23）

  2006年06月25日

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  浅田真央選手の本

  帰省中の電車の中で読むために買った週刊誌で宣伝されてた。何でこのオサーン雑誌に？と思ったらここって，スポーツ誌「ナンバー」を出しているところだったのね。浅田真央、15歳 著者：宇都宮直子 出版社：文藝春秋 サイズ：単行本／123p発行年月：2006年04月「浅田真央、15歳」という題名も「秘蔵フォト」というあおり文句もちょっとアレだが，女性のノンフィクション作家の手になるものです。もっとも，おいらとしてはお姉さんの方が（以下略

  2006年04月20日

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  ＰＬＵＴＯ第３巻出たの巻

  ヒロインの女の子の顔がみな同じことで有名な作家，浦沢直樹が描く「鉄腕アトム」へのオマージュですが，おいらが現在読んでいる唯一のコミックスであります。やっと第３巻でました。内容は，第１巻からずっと気をもたせっぱなしです。リアリティ出そうとしてナントカ法とか書いちゃって失敗してます。でも面白いです。今回は珍しくアフィリエイトにしてみました。こちら通常版こちら豪華版

  2006年04月09日

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• 今週の

  週刊ダイヤモンドは面白いなあ。「５年以内に花開く凄い技術夢の製品」ちう特集，かなり広範囲の分野から紹介されているが，子供の頃に読んだＳＦ科学雑誌を彷彿とさせる。こういうの読むと，日本の技術者は凄いなあとつくづく思います。

  2006年04月04日

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  いがＰアーカイブス（ノンジャンル）編

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズですが，今回はノンジャンル編です。もう分類も面倒になってきました。今回で終わりにします。例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。マンガ宝島昭和５７年３月１日発行。雑誌「宝島」の臨時増刊号です。ざっと寄稿者を見ただけで竹宮恵子萩尾望都（ただしイラストでの参加）ひさうちみちお吾妻ひでおいしかわじゅん高橋葉介石坂啓安西水丸山田章博というそうそうたる面子です。（若い人にはピンとこないかも知れませんが。）特に高橋葉介氏の「腸詰工場の少女」は衝撃的でした。江口寿史の爆発ディナーショー一時廃人説まで流れた江口の作品集です。これ読むとパロディもこなす結構器用な作家であることが分かります。今はイラストで食ってるのかな。先日「爆笑問題のススメ」に出演して元気そうな姿をみせていました。水口幸広「カオスだもんね！」雑誌「ＡＳＣＩＩ」に連載されていたレポート漫画の単行本です。１９９４年４月４日発行のものですが，この連載はまだ続いているんでしょうか。続いているとしたら，絶対「メイド喫茶」とかレポートしてそう。今読むとブログっぽい。伊達めがね「イミ（テーション）デス」パロディ本。この作家の凄いところは絵だけでなく作風もパロるところですね。あー，この作家なら，こういう作品描くだろうな，と思える。劇画作家から４コマ作家まで数十人の作家をとても器用にパロってます。巻末のプロフには「彼のオリジナル作品を”見た”という人」はまだ存在しない，というオチみたいなことが書いてあります。

  2006年03月05日

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  いがＰアーカイブス（人間ドラマ編）

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズの今回は人間ドラマ編です。今回も例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。矢島正雄・作，弘兼憲史・画「人間交差点」ヒューマンドラマと言えば，これ，ちうような題名です。あちこちの世界を描いていますが，それだけリアリティを出すのは大変だったのではないでしょうか。ですので，ホントかよ，と思うところもありますがスルーの方向で。基本的に金持ちや業界人，旧日本軍がバカに描かれています。史村翔・作，ながやす巧・画「Ｄｒ．クマひげ」ヒューマンドラマといえば医者モノという確固たる分野があります。題名は「赤ひげ」の現代版ということか。毎回人が泣き，クマひげが怒鳴ってます。非常に暑苦しい熱い漫画です。画は「愛と誠」の人ですね。「愛と誠」は梶原一騎原作なので話は無茶苦茶な内容でしたが，画は上手いな～と子供心に思ったものです。この人，この後で「沙流羅」ちうＳＦも描いてます。へえ～ＳＦも描けるんだ，と妙な感心をした記憶があります。長いこと描いていますが，劇画の割に珍しく画風がぶれない人ですね。山下和美「不思議な少年」故横山光輝先生の作品に「時の行者」というものがあります。それは歴史物語に近いのですが，この「不思議な少年」の物語のベースは個人史で，少年がその個人史にちょっかいを出しては去っていきます。物語自体も不思議。泉昌之「かっこいいスキヤキ」こんなに熱い人間ドラマは見たことない。これって結構この後のギャグマンガ界に影響与えていると思うのはオイラだけか。平本アキラ「アゴなしゲンとオレ物語」この熱さはむしろホラーに近い。初期の頃のキャラの書き込みのアンバランス具合が詳細に描き込まれたゲンのグロさを増幅させていました。（当時のゲン以外のキャラの書き込みは本当に適当で，まるで陰毛で描いたようです。）その後，グロい描き込みはゲン以外のキャラにも及び，全体的にグロテスクな作品に仕上がっています。ちなみに，画だけでなく，ストーリーも登場キャラの人間性も全てグロいです。

  2006年02月12日

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  いがＰアーカイブス（時代漫画編）

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズの今回は時代漫画編です。今回も例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。 さいとうたかお「鬼平犯科帳」第１巻１９９４年１月２９日第１刷本格時代小説の大家池波正太郎作品で，かつて中村吉右衞門主演でＴＶドラマ化もされた作品の劇画化。当然，ストーリー自体は重いです。学校では江戸時代は非常に治安がよい時代だったと習いましたが，この作品では凶悪犯罪が発生しまくり。 白土三平「カムイ外伝」第１巻昭和６０年４月５日初版第６刷（初版第１刷発行は昭和５８年８月１日）小学館文庫（昭和５１年４月初版）を改めてビックコミックスとして刊行したもの。カムイの少年期を描き，ガロに連載されていた「カムイ伝」の外伝として，成人したカムイが抜け忍として旅を続ける姿が描かれています。昭和４０年頃から少年サンデーに読み切りで連載され，連載終了後にはＴＶアニメ化もされました。私も子供の頃に再放送で見た記憶があります。「カムイ伝」が，重苦しい話が延々と続き，辛くなってくるのに比べ，「カムイ外伝」は，カムイも作家も好きなようにやらせてもらっている感が漂う生き生きとした作品（もっとも，「カムイ伝」との比較の問題で，中身は抜け忍と追っ手の死闘が中心ですが）。しまいには，自然やそこに生きる人々が主人公と化し，カムイは「ストイックな狂言回し」的な役割に徹することも。子供の頃によほど苦労したのか，成人したカムイは悟りの境地に至っております。カムイが第１４巻「盗人宿」で裏切り盗人の六蔵に言う「犬は死ぬまで犬だが人は生まれ変われる」との言葉が重いです。「カムイ伝」が忍者漫画の形を借りた社会派漫画であるとすると，「カムイ外伝」はヒューマニズム漫画とでもいいましょうか。最初のうちはかわいらしい画風ですが，第４巻くらいから突然劇画チックになったのはなぜだろうか。 工藤かずや作，池上遼一画「信長」第１巻昭和６２年９月１日初版登場人物が多く，また，場面が飛んだりするので，この時代の歴史をある程度把握していないと話が分かりづらいかもしれません。池上ワールド炸裂で，キャラが美形過ぎてリアリティが無いのが難点か。もっとも，そもそも漫画なのでリアリティを求める方がおかしいのかも知れませんが。 井上雄彦「バガボンド」第１巻１９９９年３月２３日第１刷「モーニング」連載中に「宮本武蔵」ブームを巻き起こした作品。コミックスの売り上げは１９巻でゆうに３７００万部を超えたらしい。ＮＨＫ大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」（第１話が映画「七人の侍」の盗作と騒がれ訴訟に発展したことは記憶に新しい）」もこの作品のヒットを受けて作られたと言われてます。表紙には「原作吉川英治「宮本武蔵」より」と書かれていますが，両者は別物。佐々木小次郎編の途中までは面白かったのですが，ベタな弟子？を引き連れての珍道中が始まってからはつまらなくなり，その後読んでいません。 沙村広明「無限の住人」第１巻１９９４年１１月２０日第２刷（１９９４年９月２２日第１刷）創作料理というものがありますが，これは創作時代劇といったところでしょうか。もっとも，創作しすぎでいつの時代の話かもさっぱり分かりません。物理学に反したような刀剣類がたくさん出てきます。登場人物や団体が多く，また，刊行スパンが長いので，新刊が出る頃には前の話をすっかり忘れています。ストーリーもヒロインのお凜ちゃんの心と同様に揺れに揺れ，訳が分からなくなってしまい最近ではコミックスも買ってません。 ほりのぶゆき「江戸むらさき特急」第１巻１９９３年１２月５日初版第３刷（１９９３年１０月１日初版第１刷）ほり独壇場の時代劇パロディー漫画。独壇場っても，こいつしかいないんだから当たり前か。そのジャンル及びギャグマンガには珍しい画風（時代劇の劇画風）が新奇でした。でもそれだけでした。 しりあがり寿「弥次喜多 ｉｎ ＤＥＥＰ」２０００年６月１２日改訂版初刷（１９９８年９月１１日初版）「真夜中の弥次さん喜多さん」の続編。第５回手塚治虫文化賞優秀賞受賞作品。重度のしりあがり症が開花した作品。しりあがり作品初見の人は受け付けないかも知れません。私は見ていませんが，宮藤官九郎初監督作品として映画化（「真夜中の弥次さん喜多さん」）もされたようです。なんだかんだ言って，毎回必ずしりあがり作品を紹介してしまうおいらです。

  2006年01月29日

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  いがＰアーカイブス（サラリーマン漫画編）

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズの今回はサラリーマン漫画編です。サラリーマン漫画と聞いて本宮ひろし「サラリーマン金太郎」聖日出夫「なぜか笑介」東海林さだお「タンマ君」などを思い浮かべた方もいらっしゃるかも知れませんが，それらは一冊も持っていません。今回も例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。弘兼憲史「課長島耕作」第１巻１９９１年１１月２０日第３１刷（初版は１９８５年６月１８日）弘兼の代表作の一つに挙げられている作品。社会人何年目かで読んだ当初は感心して読んだものです。でも，今読むと，自分は安全圏にいて他人のおこぼれ手柄を頂戴するわ，出世欲がないようなふりをしてさまざまな保身術を弄するわ（社長の首を飛ばしたこともある），次々に現れる都合の良い女を次々に抱いてその片手間に仕事をするわで，ろくでもない奴です。会社も会社で，役員がみんなバカに描かれてますが，こんな会社で大丈夫なんでしょうか。とはいえ，世の中このような社員が出世するようで，この後，シリーズを重ね，島は部長になり，取締役になり，今では常務になっているようです。「部長島耕作」は途中まで立ち読みしていましたが，ネーム（セリフの部分ね）がやたら長くうんちくが鼻についてきたので読むのをやめ，以後読んでいません。今では多少はまともになったのでしょうか。吉田戦車「ぷりぷり県」第１巻１９９５年１０月２０日初版「県まんが」という範疇らしいですが，舞台が会社だしいいや，ということでここで取り上げてみました。吉田はこの作品で，「伝染るんです」に続き（中川いさみを差しおいて）スピリッツの巻末をゲットしております。「伝染るんです」が当たったのでしょうかね。主人公を始めとする登場人物の人格破綻ぶりがむしろ痛快でもある。しりあがり寿「リストラ軍師大前鷹山」２００１年１０月５日第１刷この作品の雑誌連載はバブルが完全に崩壊した１９９４年だそうです。で，リストラと。リストラといえば大前研一かと。倹約令といえば上杉鷹山かと。で，くっつけてみた，と。内容もそんなレベルのしょうもない漫画です。この作家の特徴は，特定の作家の具体的な作品ではなく，「漫画のジャンル」というもの自体をパロディ化するパロディ作家であるかのようなところですかね。後に「弥次喜多 in DEEP」で第５回（２００１年）手塚治虫文化賞「マンガ優秀賞」を受賞することになるとは，当時誰が予想したでしょうか。しりあがり寿「ヒゲのＯＬ藪内笹子」平成１０年４月２７日第１０刷（平成８年４月２７日初版）サラリーマンものがあれば，ＯＬものも。真実の愛を知るまでヒゲを剃らないと決めたＯＬの物語です。（もっとも，後半の半分は「ジュリアナおやじ」という作品が収録されています。）深夜番組で取り上げられて話題になったらしい。おかげで売れたらしく続編「ヒゲのＯＬ藪内笹子＃夢の章」も発表されました。しりあがり寿のサラリーマン漫画といえば「流星課長」だろう！という声も聞こえてきそうですが（ねえか別に），どっかいっちゃって見つかりませんでした。てへっ。

  2006年01月22日

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  いがＰアーカイブス（４コマ漫画編）

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズの今回は４コマ漫画編です。今回も例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。いしいひさいち「タブチ君４　わしらのベースボール」１９８８年４月２９日初版この表紙はミスターが一茂（当時ヤクルトスワローズ）をコーチしているところですね。時代を感じさせます。いしいはこの「がんばれタブチ君」シリーズが当たり，アニメ映画化もされました。野球４コマ漫画をポピュラーなものにした人。その後時事４コマ漫画を量産し，現在は朝日新聞朝刊にファミリー漫画「ののちゃん」を連載。ちなみに読売新聞朝刊では，ファミリー４コマ漫画の大家とされ，一時期「ファミリー４コマ漫画製造器をもっているのでは」とまで言われたていた植田まさしが「コボちゃん」を連載しています。それにしても，このタブチ君シリーズは野球選手をみな「バケモノ」みたいに描いていますが，クレームは付かなかったのでしょうか。いがらしみきお自選集１９９４年６月２０日初版４コマ漫画家デビューは１９７２年で，１９７９年発表の「ネ暗トピア」（この自選集にも収録されています）が当たり，「不条理４コマ漫画」という分野を築いた人とされています。さんざんこんな漫画ばかり描いた後，１９８４年に突如休筆宣言。その後復帰作「ぼのぼの」が大ヒットし，講談社漫画賞，また，その後「忍ペンまん丸」で小学館漫画賞受賞を受賞するなど４コマ漫画の大家になろうとは，「ネ暗トピア」時代に誰が予想できたでしょうか。 相原コージ「コージ苑」第１集昭和６２年１２月３０日初版第２刷昭和６２年１２月２０日が初版第１刷ですから，１０日の間に増刷されたのですね。当時の人気が伺われます。今では笑うことは出来ませんが，例えば，今売れている芸人さんの昔のネタＶを見たときの，「当時はこういうのが面白かったんだなー」というような感じと似たような感じを味わうことが出来ます。この作家はこの後「勝手にシロクマ」とか描いてそこそこ売れたり，アクション漫画ともギャグ漫画ともつかない忍者漫画を描いて外したりしていたような記憶があります。喜国雅彦「傷だらけの天使たち」１９８８年１２月５日初版４コマ漫画が劇画で描かれたところが新鮮でした。もっとも，内容はしょうもない下ネタがメイン。少々社会風刺ネタもありました。田中圭一「ドクター秩父山３」１９９１年９月１０日初版ブラック，シモ，不条理と三拍子そろった医療４コマ漫画という特異なジャンルの作品。その後，このジャンルは特にふくらみませんでしたが，深夜番組のワンコーナーでアニメ化されていました。久住昌之「写真四コマ漫画」昭和５９年７月３０日初版ちょっと毛色の違ったモノを。泉晴紀と「泉昌之」というペンネームでしょうもない漫画を発表していた久住昌之の写真４コマ漫画（４コマ漫画の実写版）ですから，当然しょうもない作品ばかりです。もっとも，鶴光のオールナイトニッポンのワンコーナー「この歌はこんな風に聞こえるのコーナー」と，これが結実したのがタモリ倶楽部「空耳アワー」ではないかと思うのはおいらだけか（多分そうだ）。

  2006年01月15日

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  いがＰアーカイブス（ファミリー漫画編）

  実家の書棚のコミックスをざっと拾って紹介するシリーズの今回はファミリー漫画編です。今回も例によって手元の本の表紙をスキャンしただけで，アフィリエイトになっていませんのでご容赦ください。吉田戦車「甘えんじゃねえョ！」コミックバーガー１９９０年１１月２６日号増刊わが国のファミリー漫画の代表作といえば言わずと知れた「サザエさん」なのですが，吉田がこれにインスパイヤされた作品と思われます。とはいえ，当然ながら，方向性が全く違うモノに仕上がってますが。表記作品以外に「火星田マチ子」「いじめてくん」などが収録されています。山下和美「天才柳沢教授の生活」第１巻１９９５年第２２刷（初版は１９８９年９月２２日）おいらにとって最強のファミリー漫画といえばこれです。当初は教授の生活ぶりをコミカルに描くものでしたが，次第に深い内容になってきまして，中には泣ける作品（いや実際に泣きましたよ）もあります。画風も当初は少女漫画風でしたが，今はそれほどでもありません。というか，その良い面が出ています。週刊モーニング誌上での初見で「綺麗な漫画だな」と思った記憶があります（講談社漫画賞（一般賞）も受賞しているようです。）。また，おいらは見ませんでしたが，松本幸四郎主演でＴＶドラマ化もされたようです。不定期連載で，今はコミックスも２４巻くらい出ています。弘兼憲史「パパと生きる」１９９４年２月１日初版「人間交差点」「課長島耕作」などで有名な弘兼憲史が挑んだファミリー漫画。「制作協力（なんだこれ）」のキリンビール（株）に気を遣ったのか，あるいは指示があったのか，父親がかつて「ラガー」だったことになっている。作者本人があとがきで書いているが，「子供を狂言まわしに使った中年の男女の恋物語」の一言に尽きる内容。しかし，この人はつくづく「小料理屋の美人女将」が好きなんだな。つげ義春「無能の人」昭和６３年５月１０日発行私小説風の漫画なので，これがファミリー漫画に入るかどうか分かりませんが，まあ，いいや。家族が描かれてるし。漫画家，中古カメラ業，古物業，すべて駄目で，河原で拾った石をその河原で売っている男の話。つげの他の作品に比べ，「コミカル」「ほのぼの」感が漂っている作品。ただ，「他の作品と比べて」の話なので，それを知らない人には単に陰々滅々とした貧乏くさい漫画にしか見えないかも知れません（今でこそ，このような画風ですが，１９５０年代のデビュー当初の作品を見ると，手塚治虫風なので驚いた記憶があります）。この作品は竹中直人監督主演で映画化もされました。ただ，同映画に対する北野武の評価は「本人が無能なので何も言うことはない」でした。山野一「四丁目の夕日」１９８６年１２月１０日初版これはファミリー漫画というようりも，「ホラー」と言って良いかもしれません。この作家の作品で唯一ストーリーらしいストーリーがある漫画。表紙だけ見ると，先頃映画が公開された「三丁目の夕日」のオマージュと勘違いされる方もいるかも知れませんが，全くの別物。

  2006年01月08日

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• 倉橋由美子さん亡くなる。

  作家の倉橋由美子さんが亡くなられたそうで，お悔やみ申し上げます。「大人のための残酷童話」は創作ではありますが，当時童話の原作に興味をもっていたおいらとしてはストライクな作品でした。作品のイメージから，勝手にお若くヤンチャな方と思っていたのですが，真面目な教師然としたお写真を拝見して少々驚いております。もう一回読み直してみよう。

  2005年06月14日

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