最後の冒険旅行ー番外編1【ニセ警官、パスポートを守れ】
トルコ旅行でのハプニングなどをここまで紹介してきた訳ですが、ここからは、小ネタ集とさせて頂きます ^^;「ニセ警官」! そのままんまです。偽者の警察官・・・ハイ! 詐欺師の一種です。97年のトルコ旅行の途中に、一度ハンガリーのブダペストに5日間ぐらい飛んだ時の、ブダペスト市内でのことです。その旅の途中で会った日本人バックパッカーなどから、流行っている犯罪のことは大よそ聞いていました。・ボッタクリ・バー・睡眠薬強盗 そして・ニセ警官 ・・・当時噂になっていたこの3大悪質犯罪のうち全てに私は遭遇してしまったのです。その他、置き引き、スリ、白タク(ニセタクシー)なんてのも有名で頻度は高いですね。ブダペストで前日夜出会った音楽家の山○○雄さんと二人で教会を見に行く途中だったと思うのですが、市内のやや裏道の路地を歩いていると、二人組みの男が近づいてきました。何人かは定かでありませんし、何語で何を言っていたかハッキリおぼえてもいません。ただ、近づいて来る途中から、私には、犯罪の臭いが分かり、警戒して防御態勢を取っていました。どうやら、私達の持ち物(多分お金かID(パスポート))を見せろと言っている様でした。私は、その前日ぐらいに聞いていた、ニセ警官のパターンと同じだったので、「Show me, your Police-I.D.!!」 と怒鳴り付ける言い方で言いました。相手は、何か言っていますが、明らかに怯んでいます。 IDを見せることなどできず、言い訳を考えてなおかつ、こちらのものを見せろと(弱気で)言っていました。相手に英語が通じているか? その表現が正しいかなんて関係ありません。もう1回、さらに大声で、同じ 「お前の警察の未分証明書を見せろ!!」 と怒鳴り付けました。この時は格好良かったですねー。 山○さんも、私も尊敬の目で見てくれました。数日前のイスタンブールで捕られたボッタクリ・バーの件の鬱憤を違う相手であるが晴らそうという気持ちもあって、より一層怒りが出たのですねー ^^;相手は、言い訳をぶつぶつ言いながら、どうしたらよいか困っています。既に、腰は下がって居りました。既に、私の勝でしたが、相手は犯罪者! これ以上関わって、警察に連れて行こうなどと考えると相手も何をしてくるか分かりません (ナイフだど出される可能性もありますから)。睨み付け牽制しながら、足早に彼らから離れました。 もちろん、相手らは追ってきません。以上で、ニセ警官との遭遇、一応勝利の話は終わりですが、ニセ警官のパターンと他の犯罪例を紹介して置きます。【偽警官】旅行者に対して、「この辺で偽札犯罪が流行っている。一応、君達の札を確認させろ」と強気で警察を名乗って近づいてきます。 知らない旅行者は、驚きあたふたするので、向こうのペースになり、ごちゃゴチャと財布の中身やパスポート、カバンの中身を触られているうちに、主には財布の中身が無くなっているか、すり返られている、という犯罪です。(私が遭った二人はヘタクソだったようですが、もっと巧妙に、偽造IDなども用意してくる手もあるかもしれません)【パスポート(旅券)を守れ!】私がしたような、旅行代理点が責任を取らない自由旅行では、まず自分の身の次に守るものは、パスポートです。次に、帰りのチケット・・・という順に優先順位が付きます。パスポートがないと、再発行に日にちが掛かり、その間、その国から一歩もでられなくなるからです。国によっては日本人などのパスポートは偽造に利用されるので高値で裏市場売買されているそうです。従って、お金や高価物品の次に狙われやすく、最も守らないと行けないものです。(高価な物品は持っていませんからね!)宿の種類によっては、シャワールームの中までパスポートとチケット入りの懐ポシェットを持ち込むので、濡れたり、懐での汗でヨレヨレとなります。免税店などではパスポートを見せる必要がありますが、それ以外はパスポートは人に見せたり出したくないものです。イタリアなどでは、両替屋ではパスポートの提示を求められましたが、日本人で怪しくないこともあり、旅券の白黒コピーで十分通りました。ユースなどでは、犯罪を防ぐために、フロントで旅券を預かるルールとなっているところもあるが、その金庫の安全性や、どちらを信用していいのか分からず、結局自分で管理する場合もあります。夜行列車の中では、下着のシャツの下(腹に接して)管理していた旅券入りポシェットを、捕られた実話をその前日にも聞いたばかりです。上着とシャツをハサミで四角く切って、持っていったらしいです。体は無傷でよかったね! なんてツワモノ・バックパッカー達の間では笑い話となります。なんしか、若げの至りというような、リスクを背負った経験の旅ですね。場合によっては、相当痛い目に合うリスクも考えると、簡単に無防備にすることはお勧めしません。(補足)そうした観光地などでの犯罪者の多くは、現地の人間ではなく、後進諸国からの出稼ぎ犯罪者であることが多いと思います。 一応、犯罪が多い、例えばトルコやブダペストでも、その土地の人が悪いという意味ではないというつもりです。 私達から見れば、みれば外人はみな外人に見えますからねー。注意!