給与計算実務能力検定~やってみたらこうなった(2)
いよいよ検定が近づいて来た。既に願書も出して受験料8,000円も支払った。そして・・・何やら世の中が急に騒がしくなって来た。例の新型コロナ騒動である。2月下旬、藩主より外出自粛の沙汰があった。薩摩藩内は、まだのんびりした雰囲気であったが、新型コロナの感染が全国規模で拡大が続く。江戸が、いよいよヤバいことになっていて、こりゃ検定どころじゃ無いのでは?と思っていたら、「職業技能振興会」からハガキが来た。第13回給与計算実務能力検定試験実施延期のお知らせ、である。やはり新型コロナの影響もあって、試験実施を5月31日(日)に延期するというのだ。今回の取り組みは、思わぬアクシデントが重なって、なかなか受験に辿り着くことが出来ない。余計心配になって来た。5月31日に延期したところで、その頃は世の中どうなっているのか?試験延期の案内さらに世の中大真面目にヤバいということになって、そもそも一つの部屋に何十人も密集して試験を実施するなどと、B-17でドイツ本土に侵攻するぐらい危険極まりない(相変わらずヲタだな~)。GWの直前、職業技能振興会より封書が来た。5月31日の試験は、ウェブ試験を実施するというのだ!これは英断と言ふべきであろう。封書の中は、ウェブ試験実施に必要な手続きが書かれていた。事前にアカウント登録を行い、パスワードを取得するのである。併せて社会保険の料額表や、源泉徴収税額表をダウンロードしておく。試験当日、開始時間の10分前になったら、サイトにログインして受験を始める訳だ。きちんと練習用サイトもあった。回答は、ラジオボタンの選択式である。操作性などを確認出来る訳で、なかなか上手く出来ているじゃないかーと感心した。わずか数ヶ月で世の中こうも変わるものなのか。ウェブ試験の案内お陰様でGWは、勉強がはかどった。ずっと家に居る訳だから、それをやるしか無いのである。もちろん、それだけで時間は潰せないから、ホームページの編集作業をやったり、NHK-BSでゴッドファーザーを全部見たり、家でケーキを作ったり、アマゾンで買った「朴正煕軍事政権の誕生」を読んだりした(笑)。初めてのウェブ試験を受けてみたそしていよいよ5月31日である。ホームページにログインし、受験を始めた訳だが、自宅で受験するということは、教科書見たって構わないって話になる。もちろん、よく読んでいないと、何処に書いてあるのか分からないし、調べている時間も無い訳であるが。ウェブ検定が定着するなら、これから試験内容も変わって行くかも知れない。丸暗記すればいいのではなく、資料見ていいから、この問題を解決するにはどうすればいいか考えろ、みたいなね。もっとも、計算問題の最後が非常に厄介であった。超過勤務の時間を全部調べて、割増率を掛けて計算していく所から始めなければならない。そして社会保険料を計算して、控除して、源泉徴収税額も控除して、なんて感じでやっていって、全然計算が合わなかった(笑)。さて、職業技能振興会のメールによると、「合否通知は、約6週間以内に職業技能振興会より、登録頂いたご住所へ郵送し、同時に職業技能振興会サイトに合否結果をアップ予定です」という説明であったが、後に少し変わった。「当初のご案内では試験6週間後に郵送とご案内しておりましたが、ウェブ受験による採点の自動化に伴い、誠に勝手ながら前倒しさせていただき、6月12日(金)より発送させていただきます」とのことだ。これも世の変化か。結果はあっさり合格。全然計算が合わなかった問題を落としても、まぁ何とか基準はクリアしたみたい。で、この検定では「認定証」を発行するのだが、それに要する費用が2,000円かかるって。どうせなら記念に認定証ぐらいもらっておくか。振込手続をやって数週間経って、プラスチックの認定証カードが着た。写真は、願書を出した際に貼った写真が付いている、というものだった。警察に捕まった直後みたいな写真載せられても迷惑なんだが・・・。