酷寒の横浜みなとみらい~北朝鮮の工作船→カップヌードルミュージアム→原鉄道模型博物館を巡る
前回、S氏と鉄道博物館で盛り上がった企画の続編で、横浜の原鉄道模型博物館でも行こう!ということになった。ところが、嫁さんとかご婦人も同伴だから、まさか鉄道模型だけという訳にもいかない。ちょうど朝ドラで萬平さんが奥さんの揚げてる天ぷらをヒントに「ついに閃いた!」なんていうシーンがあったから、じゃあカップヌードルミュージアムも行きましょう!ということになった。去る2月9日土曜日、関東地方は大雪が予想されていた。電車止まったらどないしよ、やっぱり中止した方がいいか、と迷いつつ、現に雪がまだ降っていないもんだから、なんとなく決行と相成った。渋谷駅ヒカリエ前に集合し、東急の一日乗車券(中華街食事券付)を買い、東横線に乗り込む。 鉄ヲタとしては、どの会社の車両が来るか気になるところで、やって来たのは西武鉄道。武蔵小杉行の急行だった。武蔵小杉で後続の列車を待ってる間にも、埼玉高速鉄道や「青ガエル」がやって来たりしていろいろ忙しい。続いてやって来た電車もやっぱり西武鉄道だった。最近の東横線ではこういうことが起きる。元町中華街駅は巨大なドーム屋根があって、何だか大阪の御堂筋線の駅を連想させる。地上を出ると酷寒なんてもんじゃないが、幸いなことに雪はそんなに降ってはいない。 中華街の招福門で飲茶などを食し、体も温まったところで赤レンガ方面を目指す。カップヌードルミュージアムへ行く途中に寄ったのは、北朝鮮の工作船展示館である。 こんな汚らしい画像は撮りたくもないが、記念に一枚。機関銃やら対空砲やら、工作員の生々しい商売道具の数々に参加者は絶句。というか、所持品の中に「J-フォン」の携帯電話があったのが味わい深くって、早速ハナシのネタに。ちなみに約10年前ここへ来た際、写真をいろいろ撮っておいたので参考までに(→こちらのページから)こんなところでいきなり東ドイツネタ登場!相変わらず寒いけど雪もほとんどやんだのは不幸中の幸い。カップヌードルミュージアムは静かな美術館みたいな雰囲気を想像していたのが大きな間違いだった。とんでもない盛況ぶりで、これはいつものことなのか、朝ドラの影響なのか、それは分からないが、とにかく人人人・・・である。百福氏の研究小屋 裸一貫で会社をここまで大きくしたのは脱帽するしかないし、百福氏のエンジニア魂にも脱帽するしかない。この会社はとにかく投資が上手いんだなーと感じたのは、大坂なおみ選手と契約を結んでいたこと。全豪オープンの期間中、全世界にCMを流しているようなものだ。しかも朝ドラで勝手にCMをやってくれているのは承知のとおり・・・。 初めてチキンラーメンを試食販売したのが阪急百貨店うめだ本店だった、という新たな発見もあった。さすが今も昔も劇場型百貨店だったという訳だ。 さて、メインイベントはカップヌードルファクトリーでの製作!お好みの具をどう選ぶかは初めから決めている。エビやタマゴ、ネギといった、とにかくクラシカルなヌードル。カップにお好みの絵を描くことになったが、社会人として忙しい大人は、いきなり絵を描けと言われても結構困ってしまうものだ。そういう時の為にとっておいてるネタは、ずばり「アンペルマン」。 図柄が単純なのですぐ描ける。冗談半分に「DDR」とか入れておいた。小学生には絶対分からないネタだろう。ちなみに裏側には東ベルリンのテレビ塔まで描いちゃったよ。続いてみなとみらい駅から新高島駅へ。やって来た電車は横浜高速鉄道で、これは大当たりといったところ。新高島駅を降りて地上へ上がれば、そこは何と京急新本社の工事現場。それはそれで盛り上がる(笑)。鉄道模型博物館は、原信太郎氏のコレクションを集めた博物館だが、2,000両もの車両を自作していた原先生は神のような存在。今回は、原先生が撮影した写真集をいろいろ見させていただいた。宝塚ファミリーランドの電車館の写真がたくさんあって、何でこんなお宝みたいな博物館を潰してしまったのか、収蔵品はどうなったのか、何だかすごく気になってしまった。最後に、冷やかし半分激励半分で日産本社のギャラリーに立ち寄る。そこで一台のクルマに目が釘付けになる。半世紀以上前に試作された電気自動車だ。どうして普及しなかったのだろう。いくらレトロ好きな拙者でも、将来のクルマはやっぱり電気自動車だと思っている。太陽光発電の出来る家を建てて、電気自動車を給電したり蓄電させたりする・・・そういうことを真剣に考えざるを得ない時代になると思う。そんな遠いような近いような将来を思い描きつつ、ツアーはこのヘンで解散!この寒い中、参加者の皆様には心から感謝である。