令和2年末の運用成績は過去最高だが、反省材料も多かった1年
日本株・投資信託・外貨MMF・金積立に分散投資する我が「相模太郎ファンド」の令和2年12月31日現在の運用成績は、基準価格12,462円(評価額を投資額で割っただけの話)。半年前の12,106円から300円超の上昇となった。コロナ禍が始まる前の、令和元年末の基準価格が、過去最高の12,224円であったので、其の記録も塗り替えたことになる。はっきり言って、此処までの展開は予想していなかった。相模太郎ファンドの推移 拙者は、新型コロナがここまで世界的に流行するなど、想像も出来なかったうちの一人でもある。大きな誤りは、昨年2月上旬に伝播した、何とかなるんじゃないか、という雰囲気。騒動の中心が中国だった時分である。この時に購入したのが、カナダドルMMF、原油ETF、外国株式インデックスファンド、である。正に地獄を見るような流れだった。此処でどう対処したかと云えば、1.原油ETFをナンピン買いした2.外国株式インデックスファンドもナンピン買いした3.米国株ベア型に投資し、直ぐに利益確定した それでも焼け石に水であった。が、無意味と云う訳でも無かった。問題だったのは、年後半の対応だ。原油や株価が持ち直して来たため、原油ETFや、外国株式インデックスファンドを解約したのだが、其のタイミングが早過ぎたのかも知れない。原油ETFは、損失をカバー出来なかった。原油価格との乖離が生じているのである。外国株式インデックスファンドは、利益確定は出来たが、金額が僅かでしかなかった。今思えば、やはり早過ぎたのである。確定拠出年金の推移 一方、確定拠出年金部門は、バランスファンドから外国株式インデックスファンドへ幾分かスイッチングさせた効果が持続し、上昇傾向が続いた。やはり長期にコツコツ投資して行く姿勢が有効である。東宝の株価推移は不思議が多すぎる日本株で動きがあった。東宝を利益確定したのだ。鬼滅効果で大幅に株価が復活したが、4,500円台で一旦利益確定した。株価とは不思議なもので、鬼滅効果で好決算が発表された直後に株価が急落、現在は4,000円台まで下がっている。東宝の株は持っていたいので、今後は積立方式で買い付けて行くことにした。現在の日本株が、コロナ禍バブルではないか、との指摘もある訳で、適正水準を見出せないのだ。阪急阪神HDは、引き続き保有を継続。2021年3月期連結業績予想で、営業損益を90億円の赤字(従来は120億円の赤字)に上方修正、と云うニュースにホッとした。エンターテイメント事業が予想以上に持ち直したそうだ。最後はジェンヌ様頼みなんだね。拙者は観劇に行けない代わりにDVDは買いましたよ。ブラームスとクララシューマンですよ!ちなみに、阪急京都線で有料特急を走らせる計画が持ち上がっている。是まで、阪急電車に有料特急は存在しなかった。坪庭まである京とれいんだって、普通料金で乗れた(ただし混んでて座れないと意味がない!)。路線の長い京都線でも乗車時間が短いことと、小林一三先生の思想(普通料金でちょっと高級感みたいな)が背景にあったからだろう。通勤時間でもパソコンで仕事ができる、ちょっとビジネスクラス的なお座席になるようだ。一体、どんな列車が生まれるのか、興味も膨らむ。いくら豪華でも座れないと意味ないか