NHK『白洲次郎物語』
NHK『白洲次郎物語』公式ホームページはここおととい、昨日、今日と全3回を三日で一気に見ることができた!この1回目と2回目は今年の2月3月に放送された再放送で今日の最終回の放送だけ半年も遅れたらしいんだけど、僕は今回まとめて見れて良かったよ(^^♪こんなん半年待たされた人は待ちくたびれたと思うもんな。なんかさぁ、最近白洲次郎ブームみたいで本屋さんにも白洲次郎コーナーみたいなのがあったりするでしょ!NHKでドラマ化したからブームになったのか、ブームだからNHKがドラマ化したのか知らないんだけどね…。で、僕は白洲次郎の事は興味はあるんだけど、なんか近づきたくないって気持ちがボヤーっとあったんよ。多分、英語嫌いでキリスト教文明嫌いという僕だから、ケンブリッジに学びネイティブな英語を駆使し、ポルシェ(ドイツ車だけど…)を乗りまわしてる英国紳士風の人間って部分で、もう拒否反応を起こしてたのかもしれない。プリンシプルという言葉を説明するときによく白洲次郎の名前が出てくるじゃない。そんなんで興味はあるくせに本屋さんでは目をそむけてたようなところがあったからなぁ…(^_^;)で、おととい、まっ、ちょっとだけ見てみようかな…、って思って見だしたんだけどもう止まらなかったよ。白洲次郎、かっこいい!やっぱ、この人かっこ良すぎるよ!でね、僕思ったんだけど、普通に日本で暮らすだけの人間は僕のように「日本だけ好き」「外国なんかどうでも良い」って事でもなんの問題も無いけど、政治家や官僚はそれじゃダメなんよね!白洲次郎みたいな人でなきゃダメだと思った。言葉だけじゃなくてね、文化や歴史まで含めて、日本以外の国にネイティブな人ってそんなにいないでしょ!だって鳩山さんの英語の演説なんか無茶苦茶日本語の滑舌で、日本人に聞き取りやすい英語でとてもアメリカ留学をして身に付けた英語には聴こえなかったもんね。どんなスラングでも、歴史を知ってなきゃ分からない冗談でも普通に話せるってのが本物のネイティブでしょ。白洲次郎は政治より中世の歴史のほうが好きだと言ってた。全然違う文化文明の国に行って、その国の歴史を好きだなんてなかなか言えないよ。少なくとも外交に関わる人間は相手国の事を白洲がイギリスのことを知ってたぐらいに知ってなきゃいけないと思うんよ。で、もっというなら、白洲のようにその国に人脈を持ってなきゃいけないと思う。そうでなきゃ、まともな外交なんか出来ないと思うな。相手の国民は、自分の言葉をどう感じ取るかって事を肌で分かるようでなきゃダメなんよね。そんでもってプリンシプル!だね(^_-)-☆それと、もうひとつは誇りだね!戦後の自虐史観には日本人の誇りのかけらも感じられないもんなぁ(>_<)「第2回1945年のクリスマス」のラストシーンには全身鳥肌立っちゃったもん!たぶんこのドラマの一番の見せ場だろうと思うしちょっと書いとくね。1945年12月24日クリスマスイブ白洲「メリークリスマス、ジェネラル。吉田の名代で陛下の贈り物をお持ちしました。これはあなたへ、これは奥様に、そしてご子息にはこちらを」マッカーサー「わざわざありがとう。その辺に置いてくれ」白洲「お待ちください。閣下…、失礼ではありませんか?日本を統治していた陛下からの贈り物を”その辺に置け”とは何事ですか。我々は戦争に負けただけで奴隷になったのではありません。」これ、かっこ良かったなぁ!ピシっと直立不動で語気だけ超荒げて怒るんよ!で、最後に「メリークリスマス、ジェネラル」って静かに言い会釈して出て行くんよ。これだよ!これっ!日本人としての誇りってやつも白洲のプリンシプルの中にデ~ンっとあったんだよね。今度本屋さんに行ったら白洲次郎コーナーの本をちょっと見てみようかな…。ちょっと見たら買ってしまうかも知れないなぁ…。