『日中二千年漢字のつきあい』第4回「中華人民共和国」の三分の二~日本漢語の形成
昨夜は、いよいよ最終回だったんだけど感動したよ!(^_-)-☆新聞のテレビ欄の題がまた凄いんよ!『漢文二十面相最後の挑戦状』と書いてあった。って初めて見た人は、どんな番組を想像したんだろう?って思ったよ(^○^)とにかく今回のお話は凄かった!日本人が日本語だけで、生活できることの素晴らしさを教えてもらった。そんなことは当たり前のことで、世界中のどんな言語の国でも、別に当たり前にそうだと思ってたもんね。ところが、世界中でそんな国は無いらしいんよね、ってゆうか無いんよ!日本語の中に存在しない抽象的な概念を言葉にすることが、どうして出来たかというと「漢字の造語力」のおかげなんだって!明治になって、福沢諭吉や西周や中江兆民らが「漢字の造語力」を駆使して、日本語に存在しなかった西洋の概念を漢語に翻訳してくれたんだって!とくに中江兆民恐るべしだよ!中江兆民は西洋の概念を日本語に翻訳するために漢語の勉強をしたそうだ!えらいよなぁ…(^。^)僕は、昔、鈴木孝夫さんという言語学者に夢中になって、その著作を全部読んだんだけど、日本語の造語力については、鈴木さんが世界中の言語のなかでも、日本語のそのパワーはハンパじゃないって、おっしゃってられて、そのことはめちゃ納得してたんだけど、まさかそのことで日本人が日本語だけで話が出来るなんて、当たり前だと思ってたことを実現してるなんて思わなかったな(^。^)だけど、もっとびっくりしたのが日本漢語が現在の中国でたくさん使われてるってことなんよ。今回の題の「中華人民共和国」の三分の二の意味なんだけど、「人民」も「共和国」も日本漢語だということなんよね。つまり、中国の正式の国名の三分の二がいわば日本語だったってことだったんよ!日本漢語が中国に多く輸出されるきっかけになったのが「孫文」の「革命」だったってことは、話の流れで僕も気が付いたな(^_-)-☆で、なんと中国の小中学生の教科書3000語中996語が日本漢語なんだって!中国語を見ると、ある程度意味が解るのは、日本語が漢字を使ってるからだと思ってたけど、中国語が日本漢語を使ってるからってのもあるんだと思ったら、なんだか嬉しくなって来たよ(^^)さて今回の漢文二十面相なんだけど「漢文二十面相特別プレゼンツ」と称して桜が満開で花見客がいっぱいの哲学堂公園の中を山高帽に黒マントの姿で漢文二十面相がアコーディオンを演奏しながら練り歩くんだよ(^。^)って話だけだとなんのこっちゃって感じなんだけど、どういう事か気になる方は再放送をぜひ見てください。でもアコーディオン上手だったなぁ!(^_-)-☆最後に漢文二十面相が山高帽を脱いで加藤徹さんとして挨拶をされた。確かに言葉遣いは少し大学教授っぽくはあったけど、漢文二十面相としてしか知らない僕としては漢文二十面相にしか見えなかったな(^。^)でね、最後の最後に、カンペを見て思い出したってテイで「縁があったらまた会おう!」って言葉を残して消えて行っちゃったんだけど、ほんとにまた会えたら良いのになぁ…(T_T)/~~~再放送は5月3日(木)午前5時5分ー5時30分第1回目から第3回目までの放送を見ての僕の記事はこちら↓第1回:『知るを楽しむ』「歴史に好奇心。」「日中2千年 漢字のつきあい」 第2回:『日中二千年漢字のつきあい』第2回 日本で一番エライ人は誰~漢文と「国格」 第3回:『日中二千年漢字のつきあい』第3回「まんじゅうこわい」の謎~江戸の漢文力←テキスト本