観空

個人的に……こんなふうに感じる

初心者：体の部位の間に隙間があってそれぞれの位置がバラバラ。隙間が大きい程その部位が周りと関係無く、前後左右上下に動きまくる。下の図は技を使おうとする初心者相手によく感じる。手／腕が先に出て完全に体から切り離されてる。頭（意図）は前に入り込もうとするから胸も随従するが、腹や尻は追いつかない。結果相手に上半身で寄りかかる感じになって、それをまったくつながってない脚／膝／足首で後ろから押そうとする。＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿腕から入り込もうとするが、腕は体から完全に独立してるので相手に入り込もうとしても力が全て逃げてショックアブソーバーのように機能してしまう。腕や肩に力を入れる事で固定化しようとしても。。。。胸／肩で相手の力を受け止めてて、それ以外の場に力を流せずに、結局胸や肩の筋肉が反応してしまう。この状態で上半身を脱力しろ、と言っても不可能。だって入ってくる、あるいはこちらから伝えようとする力はすべて上半身でしか対処出来ないし、作られていない。どれだけ腹の力や脚の力があっても、それが上半身に繋がらなず、前後左右上下にスライドしまくるので力が一切伝達しない。足首や膝が完全浮いてるから全身で「地面」に繋がるという感覚など一切理解出来ないし、感じられない。いろんな基本的な技の練習ってのは、上のようにバラバラにうごいている体を完全に繋がった一つの物体として動かすこと。とても単純なんですが、これが単純故にめっちゃ難しいのです。

軽い棒故に……

……力を入れ過ぎて体が振り回される。難しい。ちなみに前に「糞重い薙刀」でやったのと同じ。

コップを持ち上げようとして……

……失敗。難しい。

折れた杖

「三本目」の日記で折れた杖を見たいという人が居たので生徒さんに写真を送ってもらいました。購入して二年目の日本製白樫杖。「折れた」というより「割れた」という表現が正しいかも。木目にそって弾けてるからね。打ち込んだ時にポンッという感じでと細かい木片が飛び散ったのが印象に残ってます。生徒さんは「本手の構え」で杖を持っていて、私が軽く打ち込んだのは杖先。しっかり固定されてればある意味一番割れやすい部分だけど同時に一番衝撃を逃しやすい部分でもある。……ちなみに経年劣化してある日突然「折れた」杖はこちらこっちは後半年で２０年！という頃、生徒さんの体に突きを入れた時に折れた。その時の感覚は「メリメリ」。一瞬ではなく少しずつ力が抜けていく感じでした。（なので生徒さんにも私にも怪我はありませんでした）。杖の突きは真っ直ぐでは無く、一定の「しなり」を入れるので杖の真ん中が劣化し易い。この「　折れ方　」はその結果。

三本目……

…………今日生徒さんの杖を折りました。一瞬でポッキリいった為生徒さんは折れた事にすら気づかなかった。衝撃が無かったそうな。ここ数年で三回目かな、一回目は木刀で木刀を、二度目は杖で木刀を、今回は木刀で杖を……（それぞれ違う方で、折った武器は弁償してます）「古かった」とか「当たりどころが悪かった」とか「ダメージが蓄積されていて偶然」。理由としてはそのあたりが妥当。サンプル数が「三回だけ」ですから。ただどれも生徒さんにベクトルの繊細さを感じてもらう為に「軽く」打ち込んだ時に起こってるんですよねぇ。これは「たった三回」でも全部同じなんです。「軽く」と思って打ち込んでいる時には余計な力が入ってないんで、その分力の伝達が阻害されてない、のかもしれない。という事を考えてますが、さて、事実は如何に（笑）。この後サンプル数が増えてきたら………………困るなぁ。木刀も杖も安く無いんです。

ウエイトトレーニングじゃないよ

一本　2.25kg（5ポンド）を二本。だから合計でも5kg無い。何をしてるか、わかる人にはわかるし、わからん人にはわからん。

下がって上がって

地道な練習

ちなみに私の相手をしてくれている方は武術歴５０年以上のベテランです。んで私では絶対に敵わない。一手で人の体内をグチャグチャに出来る人です。音声無し。（二人して色々と危ない事をくっちゃべってるんで音声部分はカット。）５０分だけの映像だけど、全部見る必要なし。というか見どころは無いはず。延々と同じ事を繰り返してるだけだから。見た目だけはね（笑）。実際は毎回違う事やってますから少しずつ変化してますけど。で、私達はこれを一度の練習で２時間程繰り返してます。技の練習は？うん、全体の中でやっても１０分かな。これが地道な練習。

ふっきん

腹部筋肉の繊維の繋がり方を線で表した図。とても重要。中央両脇の赤い部分がいわゆる「割れた腹筋」、いろんな意味で直ぐに力が入る筋肉な訳ですが、幅が広い部分、これが古流武術的には腹部で一番「つかえねぇ」筋肉です。

誰がどこから何を見に来てるか

……わかるよ〜、というような事を書いた途端に減る閲覧数。誰だったんだろうね。ｗｗｗ

もし通ってる道場の先生が。。。

「。。。この技ならナイフ／包丁を持った人を倒せる」や「刃物はこうすれば絶対に止められる。。。」なんて言ったら即その道場をやめる事を考える。例外としては、もしその言葉がなんらかの長物を使った上で、ならば数秒考慮した上で、その道場に通い続けるべきか考える。ナイフを使い慣れた人は怖いですが、それ以上にナイフや包丁をもった＿素人＿程怖いものはありません。武術をやればやるほど、刃物を知れば知るほど、その怖さ、対処の難しさを実感します。自らの武に慢心し、生徒に誤った安心感／無敵感を植え付けるような現実が見えてない武術の指導者ほど悪害だと思うのですが、これを読んでいる貴方、貴方はどう思いますか？そういえば十年前のこの日記にも似たような事書いてましたね。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー……先日兄弟子（連邦政府の＿現役＿捜査官）が突然近距離で刃物を振り回し始めた相手に対処（致命傷許可あり）する、という想定で訓練したそうです。相手は赤い油性マーカーを手に持っていただけ。なので想定上でも武器の長さは５ｃｍ無かったとか。兄弟子は大東流の高段者、そしてNYPDからの叩き上げ。現場現実を知る人です。当然、刃物相手の訓練もしています。そして訓練参加者の中では兄弟子が一番速く、確実に相手を地面に引き倒し、銃弾を打ち込んだ（想定上）そうですが、その後のチェックで体に５箇所赤いインクで線が引かれており、なおかつ２箇所は致命傷に値するものだったそうです。（他の参加者のほとんどは銃を取り回す前に真っ赤になったとか）彼曰く「全く感じなかったし気づかなかった」油性ペンをもった人は同じ捜査官でしたが、武術的には全くのド素人で、ただ手を振り回していただけ、。この訓練は現場の捜査官に如何に刃物をもった相手が怖いかを自覚させる為に行われているのだそうですよ。ーーーーーーーーーーちなみに私は生徒さん達といろんな刃物を使った訓練をしてますが（剣術なんてやってればねぇｗｗｗ）、「　護身　」という観点からだと必ず刃物を持った相手からは「走って逃げろ」と教えています。（だから私も走る訓練してる？）次点で、例えば護らなければならない人が近くに居るなら「距離を取れる障害物を自分と相手の間に挟め」もし仮に最終手段として対峙しなければならないとして、「必ず距離をとれる長い武器を調達しろ」（相手の刃物が届く範囲に入るな）「＿絶対に手足を相手に向かって出すな＿」「素手で相手の武器をどうにかしようとするな」どうしても留まらなければならない場合、最悪「カリスマガードで首を守って動き回れば、ある程度までなら致命傷を避けられる」と続きます。「そもそもそんな状況になるような場所には近づくな」が一番ですが。

弓術

個人的にはこれが弓術。……体が馬に張り付いてるよ、すげ〜！としか言いようがない。（多分この写真では馬はさほど速く動いてないと思う。でもね、乗った事がある人なら解ると思うけど歩いてる馬の上でもこんな形を取るのは難しいんだ）……でさ、二枚目の写真で（重心含めて）体全部を弓と弦の間に落とし込んでるでしょ？、これすっごく大東流と関係があったりします。

if you have sooo much time on your hands....

do shugyo!

こういうのデキた人がいると知ってるとね。。。

この後次の段は向かって左から右、下部は更に右から左と斬るんです、合計三回を一呼吸で。丸めた新聞紙で全て固定されてません。うん。こういうの出来た人の事を知ってるとね、私は全く凄く無いんだよ、と実感してしまうのです。

短くて見栄えがそれなりに良い部分

……だけを取り出しました。遠距離にいる生徒さんように撮った映像から。

とある棒術の形を糞重い木製薙刀でゆっくりと

体使わなきゃこの薙刀振り回せない（笑）。とある棒術の形を使わせてもらいました。棒術とは名ばかりで実は槍術だったりします。なので薙刀で、基本形をゆっくりと。

唐朝の古弓を現代化すると......

……こういう弓になる。「弓返り」は無し。そういう弓じゃないんで。使ってて楽しい弓です。

大東流／武術やってる人には面白いかも

もう十年以上（そろそろ１８年？）一般的な靴やスニーカーというのを履いてません。最初の頃は真っ平らなサンダル。１０年程前からは上のような＿素足＿に近い履物を毎日使ってます。（例外は真冬に雪を除去する場合のみ）。一番左←が８年程前にフルマラソン練習中に使っていたもの。真ん中が現在使用中。はい、走行訓練もこの履物です。で右→が新品。ソール(靴底)の厚さは３ミリ。土踏まずのサポートとか一切無し。もちろんクッション性も皆無です。足裏を尖った物体からそこそこ守るだけ、で素足と変わりません。これで二時間以上アスファルト／コンクリートの上を延々と走る、膝や関節を傷めずに、足を傷めずに、技術／体術で衝撃を起こさず、また起きてもをそれを逃がす。一歩一歩確実に。地面をしっかりと感じながら。それが武術／大東流にどれだけ意味があるのか、解る人には解るでしょう。で、今日もこれで走ってきました。今回は２５ｋｍ．時間は２時間３５分。着々と体作りを進めています。

大東流アンド走り方

一見全く繋がりが無いようで、実は密接な関係がある。とは言え、これは「大東流の肉体」というモノを「知って」いて、それを「生きていれば」という前提に基づく。前にも書いたけど、それを知っていればぶっちゃけ「ただ立っている」だけでも大東流の修練になる。そして「立っている」だけでも修練になるなら「走った」らどうなるか、しかもそれを二時間ぶっ続けでやったら。まぁそういう具体性の無い話はひとまず置いといて。なぜ「走り方」つまり「走行フォーム」と「大東流」に繋がりがあるのか。私の走り方ってのはまず１）重心を体の前に置く事で常に落ちるように重力に引っ張ってもらう。（忍者走りでは無い。長時間コントロール出来る範囲で重心をずらすので、重心足先１ミリくらいを維持する）２）可能な限り一歩一歩を重心の後ろに置く事で「自重」を一部だけ支えるようにする。歩幅？は短い。３）重心の一部を支えている時間を極力短縮する為に足はなるべく速く浮かせる／一歩一歩の回転数が速い。４）足は地面からそっと離すだけ、地面は蹴らない。筋肉は自重の一部を一瞬だけ支える為に使う。前進する為には使わない。という訳ですが、これ、「自重を支えない」って事、大東流と似てるんですよ。（その他にも類似点は多い）「相手の重心や力」を「芯で受け止めない」ってのが基本ですから。「芯で繋がってる」けども「芯では受け止めない」相手が軽いならともかく、こっちの人みたいにでかくて筋肉質、パワー系モリモリな人たちと繋がってそれを「芯」で受け止めたらどんなに「芯」が強くても押しつぶされます。そしてコレも当たり前なんですが、体幹／芯が私よりもはるかに「　力強い　」人はゴマンといるんです。そんな人と「芯」対「芯」で勝負して勝てる訳が無い。だから「芯で繋がって」るけど「芯では受け止めず」全て「地面に流す」。　脚は地面につながってるけど、脚腰の筋肉は極力「使わない」。一歩ずつ自重を支えずに「走る」のと同じなんです。んで一歩ずつ重心を意識して、体幹を整えて、一秒に三歩のペース、それを二時間以上キープ。修練にならない訳が無い。ちなみに、つい先日２０ｋｍ１時間５５分を切りました。自分でも唖然としてしまいましたが（なにしろその前が２時間２５分でしたから、えぇ前回の走行日記の時より更に遅かったんです）、しっかりとした「姿勢」を維持する事に意識を集中したら、２０ｋｍ走り終わったあとでもまだまだ行ける、という余裕を残してこの結果。走っている事で培った大東流の方の進歩はいずれ映像で。

体の一番遅い部分と一体化する

末端の「速さ」は未熟を隠します。体の一番遅い部分と同化。加速しなければ減速が無い。全てが無理なく動く。（神道夢想流や制定杖道と細部が違うのは意図的、でも私的では無し）

二丁十手鍵陣鎌

基本形ｘ２を生徒さんにやってもらいました。基本形なのでゆっくりです。基本その一基本その二

剣術と大東流（太刀）

剣術としては初撃で剣が合う前で終了。仕切り直しからの突きは別の練習で、これまた踏み出した時点で終わってます。なので合気上げと振り払いからの斬り下ろし、はオマケ及び魅せ技です。……仮に技とするならば、あの大振りは行いません。気付いた方も多いと思いますが、大振り故に最後は相打ちになってます。

十手鎌ｘ２

「十手鍵付き陣鎌」の実物例、下から二番目。んで、それをコンセプトに「練習用武器」としてラインデザインしたのがコレ↓上のデザインを元にポリカーボネートで試作してもらったのがコレ↓全長４５ｃｍ。木刀や杖／棒、短刀／ナイフなど、他の練習用武器とも打ち合える。使い勝手が良いので次は鋼鉄で。

剣術と大東流（小太刀）

剣術としては踏み込み前で終わってます。なのでソレ以降は合気上げも含めて全てオマケ。

基本じゃないけど基本八歩

居合って何？素早く刀を鞘から放って斬る事？それは抜刀術。居合ってのは「居る」という状態に「合う」事。もっと単純に言えば「居合わせる」事。「心身の自覚」から己が「存在する」状態、一瞬から一瞬と果なく変化し続ける自らと常に居合う事。極論「刀」も「斬る」事も「速さ」も関係ありません。そういう意味では大東流の合気と全く同じだと認識しています。だって「居る」から「合う」んですから。だからコレは真剣を使った「居合」。

「正座してる大東流の師範を思い切り押さえつけたら．．．

．．．彼は技を出すどころか、全然動けなかったんですけど。」とは現在日本在住の白帯さんの言葉です。で、それに続いて「こんなふうに全力で全体重をかけて．．．」と正座してる私に実演してくれました。うん、なるほど。ちょっと息を吸い込んだだけで直ぐ崩れて、ちょっと息を吐いただけでもうそれは紙切れのように軽く上がってれましたよ。．．．だって全力で、全体重をこちらに渡してくれてるんですよ？　しかも身体に芯が徹ってるから、そらもう繋がり易いったら。これ以上無い程、「楽」じゃないですか。．．．でも確かに腕だけで技を使おうとしてるような人達にはこれじゃぁ何も動かせないだろうなぁとは思いましたね。．．．ちなみにこの方、体重は日本人並に軽い人です。特別重い訳でも、筋肉質でもありません。ただ身体全体を上手く使える人です。んで、他の白帯さん達も彼にしっかりと押さえつけられてから、技をバンバン掛けてました。まぁ私達にはそれが基本で＿前提条件＿だからね。

ちょっと待って、それ先生の居合とちゃう！

．．．と前回の映像を見た生徒さんに叱られまして(笑)。なので基本のみ、普段通り。ただそれだけじゃ面白くないから刀四本で。最初は普通の真剣、で極反り、薙刀直し、そして直刀。いや、変えた理由は色々とあったんだけど、まぁ良いや。

直刀と薙刀直し（中華風）で居合

我流。元はあるけどね。独立してからかなり変化してるし、元の流派を名乗る資格なんぞない。あえて名乗れば東流虚式。んで直刀と薙刀直しの使用感。感覚が全く＿逆＿。直刀は鋒両刃造でバランスが柄に超近く、軽く感じるので下手すると腕で斬りそうのなる。とにかく速い。振り回されそうになる。良い意味でも悪い意味でも素直、なので良い所も悪い所もすべて鏡のように映し出す。　普通の刀より難しい。薙刀直しは先太りでも薄刃なんでそこまで重く無い、が、柄が極端に短く柄頭への曲がりのお陰か、両手で斬った時に先端を叩きつける感じになる。両手で斬る時はそのエネルギーを体内に還元しないと振り回される。片手で斬る時はめっちゃコントロールしやすいんだけどねぇ。どっちも使ってて面白い刀です。

きとう

奇刀と書いて「きとう」。変な刀、とも言う。（笑）でだ、家の三奇刀　上から極反り、中国刀もどき/薙刀直し、そして一番下が今回の新顔、直刀。でもただの直刀じゃない。　小烏丸で有名？な鋒両刃造（きっさきもろはつくり）。というか現存する刀で唯一小烏丸がこの造りなんで小烏丸造りともいわれるらしい。まぁこんな感じ。鵜の首造り／冠落とし造りを剣っぽくしただけ。あ、ちなみにコイツも居合刀です。まぁいつもと同様で刀身は高炭素鋼で焼入れもしてあるので刃は研げば付きます。が、刃は付けません。とういか、諸刃造りで刃を付けちゃったら居合で行う納刀がめっちゃ難しくなりますがな。。。じゃあなんでそんなモン造った？　いや難しいのは理解してたけど、実際どれだけ難しいかはやってみなきゃ解らないじゃないですか。（実際、私の流派での納刀の方法なら両刃でも手を切る事は無く刀を鞘に収められます。難しいけど不可能じゃない）。んで、まぁいつも通り直刀にした理由ってのがちゃんとありまして。とは言え「極反りの反対はどんな感じだろう？」というだけなんですが。予想は出来ますよ、んでその予想は正解でしょう。でも、そういう単純な疑問を答えるだけにこういうの作れる、ってかなり恵まれてると思いません？　そこまで思い入れが無いからいらん所削って（今回は飾り波紋は無し）お値段なんと１万円。。。以下。（笑）。まぁ安物でも鍔は鉄製鮫は本物、柄巻きは木綿で菱紙は無しでも巻き方は均等でしっかりとしてるし、刃も真直で先に行く程、僅かながらにも棟幅にはテーパー（先細り）があって、なによりも柄から鞘にかけてのラインがしっかりと合って美しい。真剣と同じ構造／素材で一万円以下でこれは嬉しい誤算でしたねぇ。いずれ使用感を日記に。。。。そう言えば中国刀もどきの使用感想、映像、まだでしたね、そっちも今週末にでも上げましょうか。。。

大東流の朋輩が一時帰国！

。。。まぁ今朝日本に行っちゃったんですけどね。Goldberg師の講習会が約１８ヶ月ぶりに行われたので、それに参加する形で帰国して来たのですが、いや〜驚いた。数年ぶりに手を取ってみれば驚く程出来上がってる。。。。大東流用の身体、という意味で。前回（三年前？）ではフニャフニャしてた身体には芯が徹ってて丹田もかなり鍛えられてた。　日本という「大東流の鍛錬には不遇」（実体験と観察における個人的主観）な環境でよくもあそこまで鍛え上げた。コロナ騒動で二年程は殆ど対人修練は積めなかったはず、なのにあれだけの変化があったのは個人の弛まない努力の蓄積の結果だ。素直に頭が下がる。欲を言えばもう少し腕や上半身からの力が抜けるのが理想だが、それこそ体幹があってこそ。彼の年齢を考えれば十分過ぎる。あとは体内の感覚をどれだけ自覚出来るようになるか、だな。こればかりは日々「ありとあらゆる自らの動きを詳細に観察し全てを感じ取る事」を目標として少しずつ自覚していくしかない。体内の筋肉の動きを0.5ミリ単位で自覚出来るように。そのくらいの感覚が必要。体幹深部の自覚しにくい筋肉をいかに意図的に弛緩出来るか、結局はそこに行き着くのだから。がむしゃらに修行して偶然出来るようになった！、は武術じゃないんだよ。

たこ、と手の内

胼胝と書くらしい、初めて知った。「手の内がしっかりしてれば毎日剣を使った所でタコは出来ない」逆に言えば手の平にタコが有るようではまだまだ手の内が出来てない、という事。。。。２０年程前に聞いて、んなまさか、と思ってました。だってタコが出来てたからね。んで最近ふと思いついて手のひらを見てみたら。。。。タコが無いの。完全に消えてんの。あぁ、ホントなんだ、と。手のひらと柄が完全に一体化して動かなきゃそりゃスレないはな。まぁそれだけ。

まだちょっとブレてるけどね。

今日思いつきで始めたばかりなんで芯がブレてるが。。。どこがブレてるかチェックするために映像化したんでOK。あえて1.3kgの素振り刀を使ってみた。重いだけではなく、長く、重心が先に集中してるため、体幹の弱い部分が振り回されて映像に出てくる。で、解析すると、右肩が回る時に無駄に上に引っ張られてて、同時に左脇腹が空いて一番大きなブレが出てる。1)　右肩（厳密には肩甲骨）を固定。2)　左脇腹、腹斜筋周辺から骨盤までを固定。この二つが課題となる。

空想から現実へ

去年１１月にとある業者に送った仕様書。インドネシアの​​Kujang​というナイフとネパールの​Kukri​というナイフと日本の​兜割り​という鈍器をごちゃ混ぜにしたデザイン。１マス＝１インチ。ということで全長１４インチ＝３６センチんで、今年１月に届いたナイフ。完全カスタムメイドでにまんえ〜ん弱。

発展途上だってばさ。。。

動きすぎてるのは許して（笑）はい、指先だけでね。受けの子が話してる途中で繋げたから彼にしてみれば何が起こったかわかんなかったろうなぁ。。まだまだブレてるんだよねぇ（苦笑）前置きが長い？まぁ一瞬で出来るけど、それじゃあ練習にならんでしょ？受けの子にだって感じさせなきゃ学べないし。押し込む事と引き込む事の差。違いはあるんだよ？はい、上４つの抜粋元。二十分の練習風景。完璧じゃなくて結構。発展途上だからね、だからこそ動き大げさにしてるし、そっから学べる事もあるんじゃないかな。　

2021年の目標

荒削りだけど楽しんでるから良いのさ。

まぁこっからあと１５年くらいすりゃ何かモノになってんじゃね？姿勢は関係無い。基本っちゃ基本相手が押し込もう／押し崩そうとする力には。。。剣術の構えにも意味があるノーカット版、指導風景１５分(おっきい子がそれなりに出来るようになる過程をじっくり見てれば何かアルかもねぇ）

アメリカだけじゃないよ

今回の大統領選挙、＿過程＿が色々と注目を集めてますが。。。。。。日本も、あるいはアメリカ以上に＿ローカル自治体レベル＿で同様の状況にあると思って間違いないと断言しましょう。それをどのように感じるか、は人それぞれ。。。。まぁそっちはそっちで頑張ってNE？

ハイブリッド居合刀！

四ヶ月ほど前に「柳葉／牛尾の刀身に日本刀用の装飾品をつけた物があっても良い」んじゃないかと作ろうとして無理って言われた訳ですが。。。。色々と考えてこういうの作ってもらいました。　二尺四寸五分刀身の薙刀に中国刀っぽい形状の柄をくっつけて和式の装飾品で固めたもの。鞘はウェンジで塗りなし。柄は意図的に短めで２０ｃｍ程。幅広の刃の割には先が薄刃になってるので取り回しは普通の居合刀よりも楽。何時も通り刀身は高炭素鋼。重量／バランスは真剣と同じ。使ってる映像はいずれ。

素振り棒とか素振り木刀とか。。。。

「斬る」という観点からだと純粋な鍛錬としては負荷を与える方向が真逆で、斬り込みを弱化させてるんだ。フリ棒が重ければ重い程「斬り込む力」が弱くなるってのが面白い。いや、多方であるなら「引張り負けない体幹造り」、転じて「押しに負けない体造り」という意味では重いフリ棒は正しい。そして大東流でもある意味必須。ただYoutubeとかで剣道とかやってる人の素振り棒の使い方見ると、見当違いな事してね？とは思う。まぁ剣道では斬らないから関係ないんだろうな。八卦大刀で遊んでる奴が何を、と言うかもしれないけど、だからこそ気付けた訳で。そういう意味じゃ二天一流とかの「軽い」木刀ってのはあれはあれで理にかなってんなぁ。。。と。

やっと手に入れたぜ！

バグナグ十代の頃、四十年近く前にある雑誌の片隅で紹介されてたインドの暗器。その頃から手に入れるのを夢見て来たんですが。。。。こんな元は「だまし討ち、要毒、暗殺」後の「賭博武闘で血まみれ死合」なんて用途も超特価した武器、しかもインド辺境、地域限定品となりゃ一般的に出回る訳も無く。。。ネット普及により情報的に世界が狭くなった後でもその希少性は変わらず。。。骨董品を極稀に見かけたものの、全てが粗悪品の上、保存状態が悪く使えそうにない。その上法外な値段がついてる。日本の特殊武器制作専門店で一時期販売されたのだが、これも高価。でも直ぐに売り切れ。日本国内販売限定品だったから入手は困難だったであろうともチャンスすらなかった。しかし！。。。やっと、やっと、パキスタンで制作販売してるのを見つけた。　ダマスカス鋼製で、しかもお値段がなんと！☓☓ドル！(安すぎて言えない）。「欲は満たされるモノ」なのだ！(笑)

はしゃぎたくなる気持ちは理解できるが。。。

やめてくれよぉ〜〜〜〜（笑）うん。合気道で_超_有名な某亡Salt−Strong先生カナダに招待されてセミナーを開催。んで参加者指差して「あの子とあの子、それからあの子（全員ブロンドの十代女性）、あとでフェ◯さっせっから今夜必ず連れてこい」ってさ。主催者に。完全に真顔で。「怒りを一瞬で通り超えて完全に失望したのはあの時だけ」、とおっしゃったのは現在我が身内の方。日本という国や武道ってもんを理想化してた人の幻想を木っ端微塵にぶち壊しやがりました。（それはそれで後々良い結果につながる訳ですが）まぁ当時はネットとかなかったしね、旅の恥はかき捨て、って感じで、後になって話題になるとか考えなかったんだろうなと。日本で立場上抑圧されてて、はっちゃけちゃったのかもしれんけどな。日本の神様も海外に出ちゃうと欲まみれになっちゃうのね。だからコッチじゃネタ神様扱いですわ。つう事で、現存する日本の武道の生き神様達へ、いくら日本でチヤホヤされてても。。。。日本から出たらあんまりはっちゃけないでね？ほんと、個人的に笑い殺されたくないからさ。（なんでコッチに来るとそういう感じではっちゃけちゃう武術の神様って多いんだろうねぇ。。。。生き神様達の奥方様達にもかなりの割合で勘違いされる方が多いのもねぇ。。。。）

嘘式弓術　弓道じゃないよｗｗｗ

ホイ、大東流の練習用です。何故か？知ってる人は見てニヤリ。知らない人はなんじゃコレってね。弓懸はコンナ感じのを使ってます。適当に見つけてきた画像なんで私のじゃないですけどね。こっちじゃ満州式と呼ばれてるけど、日本だとどうなんだろ？

八卦＿大！！＿刀

この時の日記で注文したやつね。八卦大刀　Bagua Da Dao.相変わらずフェイク。適当にやってるだけだから八卦掌真剣にやってる人には怒られてしまうと思うが、まぁ＿嘘式＿という事で。ちなみにサイズはこんな感じ。まぁ、大きいんだな。これが

消える動き

と、まぁ大層なタイトルつけてますが、そんなに凄いことじゃないし、私の最終目的とは真逆。居るはずの所に居らず、気付かない内に入り込んだ。”突然消えた”とは生徒さんの言葉だが、有名な黒田先生みたいに全ての動きを”一(ひとつ)”で終わらせ、動きの軌跡が無い素早さを得た訳じゃない。私にはあの動きは無理。だからー完全に相手に観えている状態でーーゆるりと動いてー外から見てたらなんで避けないんだ。。と思われても仕方ない動きを使い。。。。。。そして剣が交わる直前にスッと抜ける。それなりに体捌きは必要だけど流れの中で行うには難易度が低い。ゆっくり踏み込みも一歩。ただ体捌きで剣の軌道を意識させてから＿その認識を崩す事無く＿、体を変えずに剣の軌道を変える。素早く動き過ぎると相手に反射的に対応させてしまうから、ゆっくり動く。相手に危機感を一切もたせない。全体的にゆっくり動いているようにしか見えないし、剣もさほど速く動いているようには見えない。ある意味それが錯覚なんだけど（笑）。それでもそこに素早さは一切ない。そして力強さもない。でも相手が気づいた時には剣はもう既に入っている。相手には途中の動きが認識できないから、＿消えたように＿感じる。二十年近く前に師の師が行った剣。ずっと観えていたのに、ゆっくりと動いていたのに、何故か斬られた。一度だけしか経験しなかったが、その後ずっと追い求めていた剣。やっとリーチがかかった。（何度目だろうー笑）あとは＿相手の認識を消さず＿にそのまま打ち込むだけ。最初から最後まで＿相手に観えたまま＿で斬り込む事が出来れば完成です。

ぬんちゃく

。。。うん　打っても跳ね返らない、ってのを見せようとしたらパイプ壊しちゃったよ。肉厚の塩ビパイプで15年間、木刀でガンガン打ち込まれても無傷だったんだけどなぁ。。。追記：すっごく呆気なく打ち崩れてるんで、パイプの強度に疑問が残ると思いますので。。。硬度／密度が高い木材で作られた重量級の木製薙刀で打ち付けてもどうにもならないパイプなんです。厚さも写しました。

和装で中華武術やると。。。。

なんか変？（笑）八卦掌双頭槍の型を覚えたんで。しかも相変わらず嘘式だから姿勢とか動きとか完全に和系だしね。生徒さんが来ない日だったんでね、好き勝手に遊んだついでに映像を撮ってみた。

刀では相手にしたくない武器

だいぶ前に​「あいてにしたくないぶき」​でも書きましたが。３）中型シールド＋メイス／ハンマー上手い人相手だと、全くと言っていい程攻撃が通りません。...んでシールドの裏から脚／膝にメイスが叩きつけられる(体験済み）。めっちゃ怖いです。

私が尊敬する方達の内の一人

大東流の修行の一環としてカタナを研ぐ。知る人ぞ知るNYのカスタムナイフメーカーJim Schmidtに師事した方。表舞台に出ないだけでめっちゃ優秀。武術的にも私では絶対に勝てない人。一瞬で破壊される。それだけの技量と体幹の持ち主。彼は大東流では白帯ですけど、総合的に私の数倍は修練を積んでる人。彼と練習する度に多くを学ばせてもらっています。

小笠原系嘘式八卦刀：これが練習風景

前回セルフチェック用に撮った映像で大まかな動きを把握した後，＿何が必要なのか＿を明確にし，今度はそれに準じた動きを作る．前回ゆっくり動いて二分三十秒だったモノを十三分で．ゆっくり動けばそれだけ体中を認識する余裕が生まれるし速さで隠されてしまう空きも見つけやすい．半年程かけて少しずつ速度を上げていく．今回の目標：１）「勢い」を使わない事．２）脚と体を地面に繋げておく事３）姿勢を通じて地面と武器を繋げておく事今後の課題：重心移動時に体内の繋がりを維持する事．

セルフチェック用

一応大まかな動きは覚えたんでチェックする為に動画撮った．大げさな動きや，速い動きは無し．自分が何をやってるか，体が何をしてるか，ってのはー自覚ーしてるモノとはズレがあるからね．その修正の為に客観的に自らを観る動画は必須．もう少し歩幅は抑えても良いかもしれない．